成果
ダブりメギド3名。
新入メギド2名
SSRオーブ1つ……
今回の分合わせてガチャ産メギド20位しか居ないんだけどな……
今回は難産。
にわか故口調が難しい。
故に短い。
故に筆が乗らない。
故に書きたいとこまで行かねぇ!!
「グレモリー先輩、ここですオレん家。ありがとうございます。運んでもらって」
「いいわよ別に。それじゃあ入りましょ?」
「や、やっぱまじで泊まるんですか?」
「当たり前よ!あんなネズミと出会った後よ?むしろ余計に警戒するわよ!」
「俺としてはグレモリー先輩にあんなネズミの相手させて自分だけ安全圏に逃げようとしてるみたいで気がひけるんですけどね?」
オレの家の前でグレモリー先輩とオレはそんなことを言い合っていた。
あの後グレモリー先輩の羽を使ってオレごと飛んでネズミを撒いたのは良かったが、その事で逆にグレモリー先輩のやる気を引き上げてしまった。
こりゃ絶対に今日以降も止まる可能性が上がったな。
そしてそんな心境のまま、オレは家の鍵を開けて家に入り、グレモリー先輩も後に続く。
「あら?あなた親は家にいないの?」
グレモリー先輩は玄関に置いてある靴がオレの分しかないのを見てオレに問いかける。この質問に対して、オレはどう説明したもんかと頭を悩ませる。説明できないこともないが、空気が悪くなること必至だ。
「あー、2人とも共働きでいっつも帰るのが稀なんですよ。今日も一週間以上は家開けるって言ってましたし」
「あらそうなの?ふふ、有希くんの彼女と言って驚かせたかったのに残念だわ?」
「んなこと有り得ないって両親は考えるから驚かないんで大丈夫です。グレモリー先輩こっちですよ。今日泊まる部屋」
グレモリー先輩のシャレにオレは対応しながら、グレモリー先輩の泊まる部屋に案内する。
と言っても俺の部屋なのだが。
「んじゃ今日泊まる部屋ココでいいですか?ちょっと散らかってますけど」
「止まるのとは少し違うのだけれどね?」
「そんじゃあグレモリー先輩が寝んのがベットで俺が敷き布……」
オレはグレモリーの話を半ば無視して話を進めるが友野は言い終わる途中で考える。
『ひょっとして男子高校生が使い古したベットにグレモリー先輩を寝かせる事の方がむしろ失礼なのではないか』と、『異性が使ったベットで寝るよりも別の部屋で敷布団を敷いてそこで寝かした方が良いものではないか』と。
むしろそっちの方が正解である可能性が高い。
「グレモリー先輩。敷布団とオレの使い込んでるベット。どっちが良いですか?」
オレはグレモリー先輩に問いかける。
女性がそう簡単に男の使い込んでるベッドを使うのは違和感がすごいかもしれない。
オレも枕が変わると寝付き悪いタチだからな。
前に兵藤の家泊まった時一緒にいた元浜が大分被害を受けたらしいし。
なんか首を執拗に蹴られて寝違えが起こり帰ったその日は一日中首が動けなくなったらしい。オレはそれを聞いて本浜に湿布を奢った。
「そうね、じゃああなたと一緒に同じベットで寝るわ」
「話聞いてました?」
「あなたこそ私の今日の話聞いてた?」
あの時のグレモリー先輩は笑顔だったけど静かにキレてる様に見えてなんかヤバイ気がした。
見事に言い返されてオレは抵抗をやめた。
ーーーーーーーーーー
「先輩なんか食べられないものとかあります?好き嫌いって意味じゃなくて」
「そうねー、特にないわ。それより料理を任せても良かったの?手伝うけど?」
そして今、友野はカウンターキッチンの台所で食材を出しながらリビングにいるグレモリーと会話をしていた。
グレモリーはリビングのソファに腰掛けながら窓を眺めて友野に声をかける。
「一応客人なんですし飯くらい出しますよ。むしろここ最近一人で飯食う機会しかなかったですし、むしろ食ってってください」
「じゃあ遠慮はしないわ」
「つっても簡単なもんとデザートぐらいしか作れないっすけど」
「へぇ、そんなのができるの?」
「ええ、最近は凝り始めて宮廷に出てくる様なデザートとか山積みのパンケーキとかにも挑戦しましたしね」
「美味しそうねー、私にも作ってくれないかしら?」
「いいっすよ。今は材料がないんで作れないっすけど、ちょっと他の人の意見も聞いて見たかったんで」
いつのまにか友野とグレモリーはお互いの顔を見ずに話を弾ませていた。
友野は包丁で野菜をカットしながら。グレモリー先輩は窓からの景色を眺めながら話している。
先程まで巨大なネズミに追われていたとは思えない様な落ち着きっぷりである。
そして数分後…
「いやーいい食いっぷりでしたねー、グレモリー先輩」
「ちょっと、女の子にその表現はどうなの?」
「美味しそうに食べてるのが似合ってるってことですよ。料理作った身としては嬉しいですから」
「……そう、思ってた答えと違うけどいいわ…」
「……なんかすいません」
「謝らなくていいから、私が虚しくなるわ」
食事を終えて二人は団欒を楽しんでいた。しかしグレモリーは終始チラチラとあたりに目をやる。警備ということを忘れてはいないらしい。
「さてと、それじゃあ有希君。これからどうするのかしら?」
「まぁ今日は風呂入れてそのまま就寝ですけど?あ、風呂は先入ります?あと入ります?それとも他人の家の風呂入らない主義ですか?」
「お風呂は一緒に入るとして、就寝となると隙が大きいわね……」
「今サラッとケッコーやばい発言しませんでした?」
二人は和気藹々と話を進めていく。
そして風呂場やベットなどで一悶着あったのだが、それは完全な蛇足であった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「うーん、やっぱり無いなぁ、あの指輪に関する本……」
真夜中の駒王学園の図書室にて、駒王学園高等部二年男子生徒、木場はスタンドライトの明かりのみをつけたまま本を漁っていた。薄暗い夜中に、照明をつけずに本を読んでいる姿は芸術的と言うべきか、不気味と言うべきか、側から見ると中々に独特な雰囲気であった。
そんな中で木場は黙々と本を漁っていた。
「あれだけ部長が重要視する指輪なら過去に何かあったはずだと思ったけど…重要事項すぎて、抹消されたのかな?」
木場は椅子の背もたれに倒れ込みながら今日の出来事を思い返す。
リアス・グレモリーの話した、長年連れ添った自分たちですら知らなかった事実。それを自分らではなく、今日初めて悪魔を知ったという友野に話すと言うことが、木場の中で一種の嫉妬を抱かせ、木場の興味を惹かせ図書室に足を運ばせていた。
しかし、木場を動かしていたのはそれだけではない。
「……どうして…どうして友野くんがあの指輪を……」
『よし、これで完了だ。研究が完成するまでにこの《指輪》の適合者を見つけられればよかったのだが、流石に高望みが過ぎるか。フォトンを操作できれば、私の悲願は私の思い描く以上のものになるはずなのだが……あの男のいう事だ、ある事は間違いない。早く見つけなければ』
木場の運命を変えたあの日に見た、聞いた事を木場は思い返す。
幼かった頃の自分が必死に建物の外から部屋の様子を慎重に覗き見た先に男が持っていた、友野が嵌めていた指輪と全く同じ指輪。部室に入った時には、一目見て息が上がったが、その後うまく誤魔化し、指輪をなるべく見ないように紅茶を飲んだりしてやり過ごすのに苦労をした。
木場はそれから部活が解散の流れになると急いで図書室に向かった。駒王学園の図書室は悪魔側の関係者が運営しているため、悪魔の世界の文献が集まりやすく、悪魔の木場が使う場合は多少の融通が利きやすいからだ。しかし数時間経過しても調べつくそうとしたが、木場が欲している情報は何も無かった。
「本当は見間違えなのかな?いや、あれは絶対に一緒だった。あの指輪…一体なんなんだ?どうして…」
「木場先輩?」
「うわぁ!?」
「にゃ!」
思考の海へと落ち掛けた木場であったが、ここで横槍が入る。
突然のことに驚きつつも木場は声のした方へと顔を向ける。
するとそこには、驚いて目をパチクリさせて尻餅をついた態勢の塔城がいた。
「ああ!ゴメンね小猫ちゃん!驚かせちゃったね?」
「いえ、心配要りませんこれくらい。それより先輩、この本の山…」
「ああ、実は今日の話を聞いてたら、少し気になっちゃってね。個人的にあの指輪がなんなのか調べてただけさ」
「……そうですか、それじゃあ帰りましょう。もう夜も遅いです」
「そっか、もうそんなに時間が…あれ?じゃあ小猫ちゃんはどうしてここに?」
「部長から借りていた本を返すのを忘れたので、部室に置いていこうとしたら図書室の明かりがついていたのが見えたんです」
「本?」
木場は子猫の発言に少しばかり不思議なモノを聞いたかの様に反応した。
普段のグレモリーは本を読む様な質ではなく、そんな彼女から借りた本に興味があったからだ。
「はい、部長がいつも読んでいる本で私も初めて読みましたけど、面白かったです。明日次巻を借りる予定だったので忘れない内に返しておこうかと」
「へぇ、子猫ちゃんがそんなに面白いっていうなんて、今度借りてみようかな?」
「はい、お勧めします」
この時木場はミスを犯した。
少なくともこの時小猫が持っていた本が、自分の欲しい情報が多少でも記されているかも知れないと考えられなかったのだ。
その本の名は……
『我々ソロモン72柱の始まり 祖たる悪魔達の歩み』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ようやく日本に着いたのです。やはりアーシアさんといるといつも以上に上手くいくのです」
「ありがとうございます皆さん。ここまでお見送りしてもらって、本当に感謝します」
「なぁに、これぐらいお安い御用さ。アンタ等には向こうで世話になったからな。これぐらいの送迎が出来ねぇと立つ瀬がねぇぜ」
「「「ありがとうごぜぇやした!姐さん!!」」」
同時刻、某空港にて。
可愛らしい少女2人と黒服づくめの厳つい男達を引き連れた高級な見た目をした毛皮のコートを羽織ったサングラスの男が向かい合っていた。
それだけでも怪しいのに、更に怪しいのがサングラスの男が引き連れている黒服全員が少女達に対して平身低頭で向き合っていることであった。
「構わないのです。奇跡の子は皆を救うべき存在なのです。それはどこへ行こうとも変わらないのです」
「へ、流石だね嬢ちゃん。最初にあった頃とまるで変わってねぇ。その揺るぎなさは見習いたいもんだ」
少女のうちの一人、マラカスを持った紫の髪の少女は両手のマラカスを振りながらなんて事はないとサングラスの男に告げる。それを見ると男は満足気にニヤリと笑った。
「しかし良いのかい?ここまででよ?なんだったらウチの組総出で目的地まで送ってやるのも訳ないぜ?」
「大丈夫です。最後くらいは自分たちの手で行きたいので」
「ま、そういうと思ったぜ。アンタらが決めたことなんだったら、これ以上は野暮ってもんだな。だが困ったらすぐにオレらを頼りな。手ェ貸してやるからよ。アーシアの姉御」
「も、もう!からかわないでください!さ、早く行きましょう!」
「あ〜れ〜」
男はもう一人、お尻にかかるほどに長い金髪を持つベールを被った修道女の服を着た少女、アーシアにも目を向ける。
アーシアも先ほどの少女と同様に助け入らないと断り、からかわれ照れている事を隠す様に隣にいたマラカスの少女を引きながら空港を出て行く。
「アーシアさん。まだ他の皆さんとの挨拶が済んでいないのです。止まって欲しいのです」
「ダメです!ここまで来たら後少しなんですから、早く行きましょう!」
「むう…わかったのです。それでは皆さんさようならなのです」
アーシアに引かれる少女は引かれていない方の手でマラカスを振りながら男達に別れを告げる。
マラカスの音と共に、男達のすすり泣く声が出始める。しかしアーシアは一度も振り向かずに空港を出て行った。
そして空港を出て少しした後にアーシアはピタリと止まった。
「さあ、ここからまた私達二人での旅のスタートです!また一から頑張りましょう!」
そう言い、アーシアは笑いながらマラカス少女の方を向く。
その顔にマラカスの少女は表情を変えずにこくりと頷く。
「ようやくアーシアの顔から別れのさびしさがでなくなったのです。奇跡の子の先輩として鼻が高い限りなのです」
「は、はい!もう泣きません!私は成長したんです!」
アーシアは、両手で握りこぶしを作り鼻息荒く宣言する。
その姿は非常に微笑ましいものであった。
「それでは行きましょう。レイナーレさんが待つと言っていた『駒王町』へ!」
「はい!急ぎましょう!クロケルちゃん!」
マラカスの少女、クロケルはマラカスを振り上げ、アーシアは握りこぶしを高く上げる。
彼女らの旅は再び始まった。
それにしても夜中の都心部で少女二人が和気藹々としているにもかかわらず誰も不思議がらないのはいったい何故だろうか?
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