吸血鬼の魔導   作:ザラキ大佐

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吾輩の名はアイス・ヴェルガモット。

現在は生徒達が賑わう大広間で朝食をとっている、嫌いなものはニンジンとトマトである、あとピーマンも苦手だ、あとサラダも。

「ねぇアイス、サラダも食べなきゃダメよ!そんなのだと体に悪いわよ!」

…このお節介焼きはハーマイオニー・グレンジャー、不幸なことに彼女に気に入られてしまったようだ。彼女は喋らなければ死んでしまうとでも言うように吾輩へ喋り続けている。吾輩は曖昧な相槌くらいしかうてないというのに物好きなものである。どうかクールに去って主人公達と話してきてほしいものだ。

「アイス!ねぇったら!聞いてる?サラダもほらっ!」

…聞いてない聞いてない

 

入学初日から一夜明け、今日からホグワーズでの授業が始まる。

この迷路の如きホグワーズの通路は吸血鬼たる吾輩であっても思うように進めず非常に腹立たしいのである!

「アイス!急いで!授業に間に合わないわよ!」

むむむ!ハーマイオニーはお節介が過ぎるのである!吾輩は一人で歩けるのである!そう、そうなのだ吾輩は一人で出来るのだ!授業で鼻を明かしてやるのだ!

「アイス!よそ見してると危ないわよ!」

 

 

まず魔法史はひたすら退屈に過ぎるものであったがハーマイオニーはそうでもないようで目をキラキラさせながら随分と楽しそうにしていた。

それを横目に吾輩は教科書を盾に眠る戦法を試しハーマイオニーに怒られた。

夜行性なので仕方ないのだ、眠いのだ。

 

呪文学は魔法界で生きてきた分、吾輩に分があると思ったがリアルチートマイオニーは一度で呪文を成功させていた…吾輩悔しい!教師に褒められ照れているハーマイオニーは「予習してたのよっ!」なんて頬を赤らめていて、カワイイ!クヤシイ!

 

変身術の授業である。吾輩これ得意である。

マッチを針に変身させるなど将来はコウモリに変身する吾輩にとっては正にベイビーサブミッションといえるのだ!どうであろう?凄いであろう?どうだハーマイオニー!…ハーマイオニー?

むむ!ハーマイオニーは誰ぞに教えていてこっちを向かないじゃないか!ハーマイオニー!ハーマイオニー!気づけ!気づけ!

「ミス、ヴェルガモット針を振り回してはいけませんよ」

ぐぬぬ…

 

1日の授業も終わり夕食の席で吾輩は思う。

まぁ吾輩はなかなかだったと思う!誇り高き吾輩ならばホグワーズ1の魔法使いも首席の座もなんとかなるのである!であればと栄養をつけるためとガーリックステーキに食らいつくのだ!

明日は初の飛行訓練の日!吾輩の踏み台になってもらうぞハリーポッター!HAHAHAHッッ!喉ガッ…!

「アイス!大丈夫!?そんなに急いで食べるからよ!ほら水飲んで」

ぐへぇ

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