吸血鬼の魔導   作:ザラキ大佐

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今日は待ちに待った飛行訓練の日である…が、吾輩は医務室で天井を見上げていた。どうやら貧血らしい。

フフフ今宵の吾輩は血に飢えておるわ…。

マダム・ポンフリーに強制的に寝かされてから一時間たつが許可がでない。残念ながら飛行訓練には間に合わないようだ。

…命拾いしたなポッター!シーカーの座はくれてやろう!だが来年は吾輩がシーカーの座を頂くからな!HAHAHAHA!

 

 

 

飛行訓練で哀れにも手首を折ったネビルと入れ代わるように復帰した吾輩はハーマイオニーのお怒りの言葉を聞かされていた。

 

「ああ!アイス心配したわよ!もう大丈夫なのよね?今にも死にそうな顔してて心配したのよ!いい?もっと沢山食べなきゃダメよ!だから貧血になるのよ!それとね!聞いてよアイス。ハリーったら箒に乗ったこともないっていうのに無謀にも飛び出してネビルの二の舞になるところだったわ!それによ!運良く、本当に運良くクィディッチの選手に選ばれたって喜んじゃって!本当に気がしれないわ!」

 

「…そうだねハーマイオニー」

 

「そうよアイス!それにマルフォイの挑発に乗って夜に抜け出して決闘だなんて言ってるのよ!夜に抜け出すなんていくつ点が引かれるか!男の子って皆んなこうなのかしら!信じられない!信じられないわ!」

 

「………」吾輩は思う…貰ったことはないが吠えメールとは今のハーマイオニーみたいなものだろうかなと。

 

 

 

 

午後は闇の呪文に対する防衛術である。クィレル先生の教室はニンニクの匂いで満たされていて吾輩大ピンチ!と思うだろうが全く心配無用である!そう、吾輩は高貴な吸血鬼の一族なのだ!ニンニクの匂いなど克服しておるのだ!それどころか好物でもある!

 

「オェッ!ひどい匂いだ、こんな匂いを振りまくなんてクィレルの奴は鼻がトロールみたくなってるに違いないよ」などとロン・ウィーズリーが言う

「そうだねロン、どうかしてるよ…」ハリーポッター…お前もか…

 

フフフ…俗世の人間と感覚が違うのも当然か…食欲そそるよい匂いだと思うのだがな…そうだろう?ハーマイオニー?

「そうね…鼻が曲がりそうなくらい臭いわね…」

 

「………」

明日からニンニクは避けよう。

 

 

 

 

 

窓から月光が射しこむ部屋で、そろそろ寝ようかとベッドに入ったところで同室のハーマイオニーが少し用事があるからって出て行ってしまった。

夜間の外出は禁じられているというのに、どこに行くのだろう?

むむ…なんだろう?…何か忘れてる気がするけど眠くて仕方ないので早く寝よう。

 

 

 

 

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