INFINITE Be The One!!!   作:テントウムシ!!!

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仮面ライダービルドであり、天っ才物理学者の兎野春万はバトルガールことダリル・ケイシーとの模擬戦で大勝利を収め、現在新たなフルボトル:ガトリングフルボトルに合う武器とベストマッチを捜索していた。
「ホントにコイツは頭が固いなーwww。もうちょっと柔らかくなれよ頭でっかち!!!」
うるっさいよ!!!今、大事なあらすじ紹介してるでしょうが!!!
「何処にそんな要素があるのですか?」
ちょっと布仏もかよ!!!もう、第10話どうぞ!!!



第10話:バトルガールのセンス

虚Side

おはようございます皆さん。布仏虚です。

唐突ですが眠いです。昨日から兎野君の新武器の構想を練っていたのですが、少し調子に乗り過ぎてしまい3時を過ぎてしまいました。流石に起きすぎました。え?早い?そんな貴方は今すぐ寝なさい。私からの忠告です。身体壊しますよ。ダリルなんて帰って直ぐに寝てしまいましたから、とても気持ちよくお休みしてましたよ。朝なんて「虚が珍しく夜更かししたんだ。目、全然開いてないゾwww」って言われました。

そういえば私、誰に話しかけているのでしょうか。それはそうと、昨日考えた案を兎野君に伝えないといけませんね。ですがまだ完璧に仕上がっていないので、そこはフルボトルとのベストマッチが見つかってからの方がいいと思います。

 

「布仏、おはようさん」

 

「おはようございます、兎野君。昨日はちゃんと寝ましたか?」

 

「おお、寝たよ。・・・5時に」

 

「やはりですか。5時って私より酷いじゃないですか。ちゃんと寝ないと授業中に寝てしまいますよ」

 

「そんなことよりもガトリングの性能に合う武器考えてたら全然寝れなかったんだよ」

 

彼はうまい具合に誤魔化しました。もし寝たら殴って起こしましょうか。

 

「そうは私も考えてましたよ。後で設計図を渡しますから、後は兎野君が考えた構想と組み合わせた方がよろしいかと。」

 

「おお!サンキュー。って布仏も考えてくれたんだな。やっぱ誰かいると早く進むな!!!」

 

「初めて設計をしてみましたが、色々と抜けてるところもあるとは思います。ですが、とても楽しかったですよ。いずれはISの武器開発にも役に立つと思いますからね」

 

「そっか。それはそうと最初の授業はなんだっけ?」

 

「最初は数学ですよ。まぁ貴方はよく別のことをしてますけど・・・。」

 

「それは・・・ハハハ」

 

「誤魔化しましたね」

 

「おはようございます、皆さん。朝のHRを始めますから席に着いてくださいね」

 

「「「おはようございます!!!」」」

 

「はい。それでは今日は初めに文化祭についてを・・・」

 

文化祭ですか、そういえばもうそんな時期でした。高校生初の文化祭ですから、何か楽しめたらいいですね。隣の兎野君は興味無さげですが。

 

「なぁ、文化祭ってなんだ?」

 

「文化祭知らないんですか?」

 

「おい、俺は記憶喪失なんだぞ。知るわけないだろ」

 

「そうでしたね(普通の学生なら知っていますけどね)」

 

「なんか忘れられてるんだけど!ちょっと布仏さん、そこは1番大切な所な」

 

「文化祭というのはですね、」

 

「うわっ、無視られた」

 

「文化祭というのはこの学園を2日間開放して、学園の紹介や、催し物を行うような、学校のお祭りのようなものです。」

 

「ふーん、催し物ね。それって楽しいの?」

 

「どうでしょうかね。一年生は今年初なのでよくは分かりませんが、去年見て楽しそうでしたよ」

 

「そっかー、まぁ俺は開発室に篭ってるからどうでもいいけど」

 

彼はいかにも気だるそうにサボりを決め込もうとしていました。実際に当日フルボトルの研究をしていそうです。学生としてこのようなお祭りには参加した方が楽しいと私は思います。

 

「流石にそれはダメですよ。一応、学校行事ですからちゃんと出てもらわないと」

 

「えぇー、マジかよ。そんな二日あればフルボトルの研究も少しは進むのに。よし、サボる」

 

「はぁー、駄目ですよ。サボらせませんからね」

 

そう言って当日は無理矢理にでも参加させようと思っていたところ、先生から思わぬ事を言われました。

 

「あぁ、兎野君。君は学園の警備担当になるから不参加という学園長からのお達しよ」

 

「警備?何故?たかだか学校の祭りなんかで」

 

「忘れたの?ここは普通の学校じゃなくてISを扱う学校なんですよ。警備もしっかりしないといけませんからね。今回は君も公の仕事として頑張って下さい」

 

一理ありますが、学生になった彼にそのようなことをやらせる学園はどうなのかと思いました。

 

「そうだったな。了解でーす(はぁ、最悪だ)」

 

「一応、ビルドはこういう時にこそでしたね。頑張って下さい」

 

「仕方ないさぁ。とりあえず布仏は楽しんでくれよ」

 

「えぇ、出来たら休憩時間に何か買ってきますよ?」

 

「本当か?それじゃ甘いのを・・・ある?」

 

「えぇ、多分あると思いますよ」

 

「そっか、それじゃよろしく」

 

「分かりました」

 

彼は文化祭を楽しむことがあまり出来そうにないので、せめて美味しいものを渡したいと思いました。

 

放課後、

私たちは開発室でガトリングフルボトルに合うフルボトルを探していました。ついさっき私たちの考えたガトリング案を形にしてみたのですが、やはり何かが不足しているよう形になってしまいました。完璧に仕上げる為にもベストマッチを探すことにしました。

今日だけでフルボトルが3個も出来てしまい、彼は

 

「ヒャッホーー、夜は焼き肉っしょ!!!」

 

とか言っていました。何故?

そうテンション高く言ったものの後で困り果てていましたね。

 

「ベストマッチってどれだ?これかな、あぁそれともこれか?」

 

と、今も騒いでます。すると突然の訪問者が来ました。

 

「おーす、ここに居るって聞いたんだけど?」

 

「ダリル、どうしたんですか?」

 

「おー虚、お前もいたのか。ってかここほんとに開発室なのか?なんか色々と変わってるんだけど・・・」

 

「そうですね、彼が夏休み中にここを改造してましたから。一応、ここでもISの開発、整備は出来ますよ。むしろ、こっちの方が細かい整備が出来ますから開発部の先輩もちょくちょく来ますよ」

 

「へー、それじゃあ、本国から専用機が来たらこっちで整備してもらうか。それよりも何してるんだ?」

 

「んー、今は、このフルボトルの組み合わせを探しているんだよ。はぁやっぱこのハリネズミかな?でも忍者っていうことも、いややっぱライオンか?」

 

忍者は流石にないと思いますが、ベストマッチは本当によくわかりませんね。

 

「ほーん、なんか面白そうだな。それじゃオレも、こいつはどうだこのオレンジのはどうだ?」

 

「あのな、そんな簡単じゃないのよ。ベストマッチを探すってのは。色々論理的にだな・・・」

 

【タカ】

 

【ガトリング】

 

【ベストマッチ!!!】

 

「ベストマッチ、しちゃいましたね」

 

「うそーん」

 

「どーよ、オレのセンスは!!!」

 

「ちょ、ちょっと。タカか、タカね。うんうん、そうなるとやっぱタカガトリンガー?ホークガトリンガー?うん『ホークガトリンガー』にしよう。うんそうしよう」

 

「うわっ無視られた」

 

「都合が悪くなるとすぐこうですね」

 

「ほら布仏、さっさとやるよ!完成させて明日には実験だ!!!ケイシー、明日模擬戦な!」

 

「お!いいぜ。そうだ、オレのことはダリルでいいぞ。オレも春万って言うから」

 

「あー、別いいぞ。んじゃよろしくなダリル!!!」

 

「オケオケ。模擬戦ならバッチコイ。次こそ勝ってやるからな。ところで見ていていいか?」

 

「別にいいと思うわ。ただ、分かるの?」

 

「いや、サッパリ。でもなんか面白そうだからな!!!」

 

「フフ、そう。それじゃあ始めましょうか」

 

今日も今日とて平和に研究して、開発してを繰り返しています。こうして考えると、兎野君の発明は面白いものが多くて、彼と会ってから

学生生活がより楽しいです。

フフ、本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

この時はまだ知りませんでした。この学園に、脅威が迫っていることに・・・。それがこの物語を大きく変えることになることも。

 

 

 

 


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