INFINITE Be The One!!! 作:テントウムシ!!!
「そこに触れたらおしまいですよ」
何が終わるの!!!っとそんなことよりも、第11話どうぞ!!!
春万Side
はぁ、今日はかなり憂鬱だ。今日一日は文化祭ということで実験は行えず、終わったら掃除と明日の二日目の準備の手伝いとで全然研究できない。しかも俺は文化祭に参加するのではなく、俺が入学する条件でもある学園の警備に当たらなければならない。
万一にも来場者がISに乗って暴走しないようにする為にも警備に当たって欲しいという学園長のお達しだ。
というか、たかだか学生の祭り程度でこんな警備いるのかって思ったのだが、本宮先生曰く、
「IS学園は世界で最も有名な高校でもあり、倍率も物凄く高いんです。というわけで入りたい学生さんも世界規模でいるので、学園では通常、生徒及び先生方の招待状がないと入れないようになっています。それでも企業の人やジャーナリストなどもいるので、かなり大規模になってしまうんですよ。ですから警備もなるべく多くしているんです。だから頑張って下さい」
と言われてしまった。世界規模ってどんな高校だよって思うが、唯一ISを授業で使える学校なんてここ以外はないらしい。結構特別な学校だということは、授業でもよく分かる。まぁ、ISの授業なんて出ても、俺IS動かせないし、関係ないと思うんだけど、学園のルール上、俺のライダーシステムは専用機扱いらしい。よく分からん。
兎に角だ、今日は気が乗らないが、唯一の楽しみは布仏が持ってきてくれるらしい甘いもので手を打つとしよう。
こうして見るとIS学園の広さは桁違いなようだ。クラスは4クラス3学年しかないはずなのだが、アリーナは第6まであり、部活棟なども含めてかなりの大きさだ。海の上を埋め立てて作った為に、島のようになっている。本島に戻るにも専用のモノレール以外だと外に出られないようだ。かなり厳重に警備もされている。今日は例外ではあるが。人もかなりの人数だ。世界規模というのは伊達ではないようだ。
これだけの人数(推定1000人程)で招待された人の多さだ。多分これでも一部なのだろう。本当に人気なんだな。男は余りにも少ないが。居てお父さんか兄弟だろう。
さっきから多少目立つ。そう思い人気の少ないところに巡回に来たのだが、何か嫌な予感というか、悪寒というか、そんな感覚が頭をよぎった。すると・・・。
突然地面を突き破り、巨体が目の前に現れた。
『ギギ◼️◼️ギ!!!』
「なんだこいつは?IS?いや、それにしては所々機械っぽくない所もある。すると俺に向かい、突然襲ってきた」
『ギギガー!!!』
「うわっ、あぶね。お前誰だ?」
『グギ、ゴガ』
変な鳴き声を上げながら不可思議な怪物は俺に向かい両手を下手くそに使い攻撃してきた。
「だからあぶねって。反応なしか。たく、なんかよくわからないが、倒してもいいってことだよな!!!」
そうして俺はドライバーを腰に巻き、
【ラビット】
【タンク】
【ベストマッチ!!!】
【Are you ready?】
「変身!!!」
【鋼のムーンサルト=ラビットタンク!!!イェーイ!!!】
俺は臨戦態勢としてビルドに変身した。
「いきなり襲ってきた奴にはちゃんと正当防衛が発生するよな。とりあえずこれでも食らっとけ!!!」
『ギゴ!!!』
俺はドリルクラッシャーをガンモードにし、距離を取りつつ攻撃する。見たところ相手は巨大な腕を用いて戦ってくる。
未だISなのかはわからない相手ではあるが、知性が低いのか突撃しかして来ない。それだけならばビルドの相手ではない。
とりあえず早く倒さないと騒ぎになる。ここは冷静にサクッと決めていこう。俺はハリネズミフルボトルを挿し、
【Ready〜Go!】
【ボルテックブレイク!!!】
「ギギ、ゴガ!!!」
「っと、まだ足りないならもういっちょ。」
俺はドライバーのレバーを回し、ベストマッチの持つ必殺技を放つ。
【Ready〜Go!】
「ちょーと待っててね」
「ギガ?」
俺は後ろに走り出し、地面をタンクの足で突き破り、頭の中で式を立てる。そして一気に地上に上がり・・・、
【ボルテック・フィニッシュ!!!】
「くらえー!!!」
『ギッ!!!ガー!!!』
「ふぅ...」
かなりあっさり倒してしまった。すると目の前で武装が外れたのか、そこから出てきたのは、『銀髪の少女』であった。
「おーい、大丈夫か?」
続いてみたのだが、少女には反応がなかった。
「・・・」
「んー、気を失っているみたいだな。よし、とりあえず布仏に連絡しよう。保健室に運ばないと」
『オット、そうはさせないぜ。ほれ、こいつもだ』
すると、どこからともなく、不気味な声が聞こえてきた。
「ん?ってなんだ!!!もう一体いるのか!!!」
すると今度も地面から2体目のIS擬きが現れた。
ゲームの雑魚キャラじゃないんだから、そんな量産しないで欲しいのですが・・・。
それよりも学園の警備はどうなってるんだ?何故こんな簡単に敵が入ってきているのかが分からない。それ故にかなりまずい。未知なる敵からの強襲を現在受けているのである。
そんなことを考えていたが、今の優先を考え、目の前の敵に一度集中した。
今度の奴は先程の敵とは少しだけ違うようだ。さっきよりも明らかに好戦的で、形も多少スマートで速そうだ。とりあえず応援を呼ぼうと思ったのだが、ビルドフォンで連絡しようとすると、そこには圏外と書かれていた。
「圏外!!!何故?」
『あぁ、今この学園の通信機能はジャミングしていて使えなくしているぞ。さぁゲームの始まりだ。精々オレを楽しませてくれよ!!!』
「なっ!!!というか、何処から声がしてんだ?」
周りを見てみたが誰もいなく、目の前の化け物のみだった。
「・・・・」
さっきの巨体とは違い、やはり先程のよりも速く動く。それに知性もあるようだ。
「ちっ、仕方ない。一人でやるしかないか。あんまちょこまかするなよ。さっさと終わらせてもらうぞ」
「・・・・」
するとIS擬きは突如として体を分裂ならぬ分身したのだった。
「増えるのな!!!これは一体一体やってたらキリがないな。それならこいつだ」
俺はドライバーの拡張領域からオレンジ色と灰色のフルボトルを出し、3〜4回ほど振り、ビルドドライバーに挿した。
【タカ】
【ガトリング】
【ベストマッチ!!!】
【Are you ready?】
「ビルドアップ!!!」
【天空の暴れん坊=ホークガトリング!!!イェイ!!!】
「勝利の法則は決まった!!!来い、『ホークガトリンガー』」
同じく拡張領域から武器を取り出した。
これこそ、俺と布仏の二人で作り上げた、
最強の武器『ホークガトリンガー』である。
なんとこれは、ガトリングフルボトルの性能を活かしつつ、超広範囲での攻撃が可能な武器なのである。これで、一気に叩く。
『ホゥ、中々面白そうじゃないか。HAZARDLv3.6といったとこか。まだまだ成長しそうだな』
そう答えるのは姿を見せずにいた不気味な『赤黒いコブラ』であった。