INFINITE Be The One!!!   作:テントウムシ!!!

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仮面ライダービルドであり、天っ才物理学者の兎野春万は、前回、スマッシュの中から出てきたラウラ・ボーデヴィッヒを救出したのであった。そのボーデヴィッヒはまさかまさかの織斑先生の元教え子であったのだった。
なんか色々とあったけど、今回はゆっくり休める回だゾ!!!
とりあえず、第17話どうぞ!!!

「もはや適当ですね」「仕方ねぇよ、作者何も考えてないし」

作者はもっとしっかりしろよ。
うるせぇーーーー!!!Byテントウムシ!!!




第17話:いつもの日常回

春万Side

あの一件から数日、いつも通り朝ごはんを食べていた。だが今日は何故か色々な人にチラチラと見られる。好感を持った視線と興味あり気な視線等など、正直気が散って仕方がない。ゆっくりとご飯食べさせてくださいな。俺に一体何が起きたのだろうか、全く分からない。

そうしていると、布仏とダリルが俺の座っていた席に着いた。

 

「おはようございます。今日は早いですね」

 

「おはよう。徹夜明けだ」

 

「また、徹夜明けかよ。毎度毎度よくやるよな」

 

「悪いか?ビルドドライバーのメンテに、前に使った武器のメンテ、フルボトルの破損がないかとか色々やってたらね」

 

「ホントに研究バカだな」

 

「馬鹿じゃない、天っ才だ!!!」

 

「「はぁ」」

 

「なんだよ、2人して」

 

「そういえば、さっきからチラチラめっちゃ見られてるな。お前何した?」

 

「俺がした前提か!!!」

 

「もしかしたら、これが原因かもしれませんよ」

 

そう言い、布仏がスマホの画面を見せてきた。そこには最新トピックスとして、ビルドの姿が写っていた。いつの間にか写真を撮られていたようだ。

内容としては『謎の覆面戦士登場!!!暴走ISを押し留める。』と書いてあった。謎の覆面戦士って・・・。その下には『・・・この事件による死者は0人であり、怪我人も軽傷のよう・・・』と書いてあった。怪我人も軽傷だったようで少しホッとしつつ、仮面ライダーが多くの人々を救えたことに、俺は嬉しくなった。

 

「嬉しそうですね」

 

「ん?だって、死者はゼロ、怪我人も軽傷で済んだって、それが嬉しいんだよ。へへへ」

 

「・・・・・」

 

「あー、これお前か。すげぇことしたんだな。・・・ん?虚?」

 

「・・・へ、あ、はい、どうしたのですか?」

 

「・・・ふーん。そういうことな。ハハ、面白くなってきた」

 

2人で何かしらコソコソ話し始めた。布仏がいきなり顔真っ赤になっていたが、風邪か?まぁいいや、今日はなんかいい日だな。この調子でフルボトルも出来ないかな〜。

そう思っていた直後、突然頭痛がした。すると、ぼんやりと何かを思い出した。

 

『に◾️さん!!!』

 

黒い髪の少女にそう呼ばれた。顔にはモヤがかかっていて分からなかったが、何故、突然こんな記憶が蘇ったのか。それを知ることは出来ないようだ。

 

「兎野君?どうしたのですか?頭が痛いのですか?」

 

「ちゃんと寝ないからだ、バーカwww」

 

「・・・」

 

しかし、この少女は俺の事を知っている。ならばこの少女に会えば、何か思い出せるのではないか?だがこれだけでは誰なのかが分からない。せめてもう少し見れたらいいのだが・・・。

 

「あの、兎野君?本当に大丈夫ですか?」

 

「・・へ?あ、大丈夫だ。ちょっとクラっとしただけ。貧血かな?」

 

「ちゃんと寝ないからです。今日はちゃんと寝てくださいね。明日もそんな調子でしたら、キザみますからね」

 

「りょ、了解です」

 

布仏は怒らせると怖いです。そういえば、一度本気で固め技喰らって落とされた時があったな。思い出したら震えが・・・、今日はなるべく早く寝ようと思いました。

 

それから放課後、いつも通り開発室で今日はISの整備の手伝いと布仏の考えた武装の試作の手伝いをしている。ココ最近、布仏にはかなり手伝いをして貰っていた為、今日はその反対に俺が布仏の手伝いをすることにした。

彼女の考えた武装はどれも、通常のISに使うような武装ではなく、状況を選んだ武装であったり、破壊力がかなり大きくなったりとボツ案になりそうなのではあるが、先輩達の方がサイコな武器を作っていたりと、何が普通なのかが分からなくなってきた。

 

「兎野君、これはどうですか?」

 

「ん?・・・ハンマーと磁石?」

 

「はい、コンセプトとして、ハンマーで攻撃し当てることによってマークをつけ、その後ハンマー内部で磁力を発生させ、相手を常に逃がすことなく攻撃できるというものです」

 

このように中々ハードな武器をよく作っている。これでも先輩達曰く、可愛い部類だそうだ。今まで一体どんな武器を作ってきたのだろうと疑問に思う。

 

「兎野君?聞いていますか?」

 

「ん、あぁ」チン!

 

そうしていると、フルボトル生成マシンからフルボトルが出来上がる音がした。俺の頭の寝癖が立ち、急いでフルボトルを取り出しに向かった。

 

「おお!出来た出来た。えーと今回はなーんだ?」

 

「・・・はぁ。ホントにもう」

 

「おお?またボトルが出来たのかい?ちょいちょい先輩達に見せてみ。」

 

「これは〜、パンダ〜?」

 

「みねっち、そっち行かないでよ、まだ整備終わってないんだからー」

 

「あぁ〜、ごめんごめん〜」

 

この何ともおっとりした先輩は峯田千春先輩。2年生の開発部時期部長候補である。かなりおっとりしているが、整備技術はかなり高い人だ。

それはそうと、新しく出来たパンダフルボトルの能力は一体何なのかを調べてみないといけなくなってしまった。うん、仕方ないことだ。

早速、ベストマッチ探しだな。

 

「兎野君、今日はこっちの手伝いですよね。また落としますよ」

 

「え!いやー、フルボトル出来たし・・・」

 

「・・・」

 

「の、布仏さん!そんなゴミを見る目で俺を見ないでください!!!というか、落とすって・・・。」

 

「ハハ、布仏ちゃんには逆らえないねー。さ、整備の続きしないと、明日までに終わらないわー」

 

「ほら、早くしてください。まだまだ今日は付き合ってもらいますからね。もう遠慮はしませんから、覚悟してください。フフフ」

 

こ、怖っ!!!というか先輩達が全員裏切った。せっかくフルボトルが出来たのにー。

 

「何か、失礼なこと、考えました?」

 

「い、いえ。はぁ最っ悪だ」

 

今日も今日とて平和でした。

 

 

 


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