INFINITE Be The One!!!   作:テントウムシ!!!

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第2話:記憶喪失な天才物理学者

春万Side

次の日、俺はファルティナさんとこの学園についてなど色々なことを聞いた。勿論俺は昨日と変わらず何も思い出せていない。

記憶はいきなりは蘇らないと言われたから、ゆっくりと思い出していこうと思う。

 

とりあえず今はフルボトルを調べたくて仕方ない。

あれを調べることは俺の記憶に繋がるのではないかと思った。

その事をファルティナさんに言うと

 

「何だか分からないけど、本当に博士みたいね」

 

と言われた。俺は◼️◼️学者だ。何学者だ?

また記憶が蘇りそうで蘇らない。

なんというか気持ち悪い状態だ。本当に最悪だ。

それはそうと布仏さんも夕方になるときた。そこで俺は布仏と色々話した。その時にISについても興味を持った。なんというかフルボトルに活かせそうな技術が山ほどありそうだった。

そう話していると彼女が

「まるで物理学者みたいなことを言うのね」と言われた。

物理学者、そう、それだ!!!

 

「俺は天才物理学者だった!!!」

 

「・・・クス、自分で天才と言いますか?」

 

「悪いか?何せ真実だからな」

 

「どうしてそう言いきれるのですか?」

 

「そりゃこのフルボトルが証明してくれる」

 

「そう、ですか。フフ、貴方って変な人ですね」

 

笑われはしたが間違いない。わた・・俺は天才物理学者だ。

フルボトルを作ったのは間違いなく俺で、今ならどういう風に作ったかも思い出せた。そしてそのフルボトルを使うための『ドライバー』の設計図が記憶の中から蘇ってきた。

俺は彼女にペンと紙に設計図を書き出した。

書いていて分かったが、この設計図も1度どこかで書いたというかなんというか、何故今ここでこの設計図が頭の中で組み上がったのかが謎だ。

しかし、このドライバーは◼️◼️◼️にとって大事なものであり、これは決して兵器では無いということだけが、俺の頭と心が叫んでいるようだ。1度形にしてみないと完全な詳細まで分からないが、この発明は世界に大きな影響を与える。それだけは確信して思える。布仏さんがとても不思議そうに俺の書いている設計図を見ていた。

 

「これは設計図ですか?」

 

「あぁ、これはこの世界を大きく変える大発明さ。」

 

「大発明ですか?よく分かりませんが、とても興味深いですね」

 

「お、これが何か分かるのか?」

 

「いえ、何なのかは分かりません。ですが、私も整備科志望ですので、それとなくは理解できますからね」

 

じっくりと俺の作り上げていく設計図を見て、勉強しているようにも見えた。

なんというか、真面目で熱心な子だなって思う。

 

「へー、そうなの。・・・よし、出来た!!!」

 

「少し見せてもらっても?」

 

「いいよ。どうぞ」

 

布仏に設計図を渡したちょうどその時に、織斑先生?と呼ばれていた威圧感のある女性が入ってきた。

そして脈絡もなく、俺の思考を読み解いてきた。

 

「今失礼なこと考えなかったか?」

 

「いえ、そんなことは、決して」

 

この人、やっぱりどっかであったことがあるような。

見間違いかな?

 

「まぁいい、それよりも動けるか?」

 

「えぇ、1日休んでいたので歩けるくらいには」

 

「ならば学園長室に来い。話がある」

 

「分かりました」

 

そう言われたので頷くしか無かった。

ただ、記憶喪失の俺に身内がいるのかどうかは分からないからどうしようもない。

とりあえず学園長という方がどう判断するかによるが、最悪の場合は今の内に考えておこう。

 

「布仏、お前も来てもらうぞ。どういう状況だったのかは発見者に聞いた方が分かるからな」

 

「分かりました。しかし、織斑先生に報告した通りですがよろしいでしょうか?」

 

「構わん」

 

「それじゃあ私も行かなきゃね。一応現場を見てるから」

 

「もちろんです。ファルティナ先生にも説明をと理事長が仰っていたので」

 

理事長と出た瞬間に、ファルティナさんの表情が如何にも嫌そうなものになった。

嫌いな人なのだろうか。

布仏さんも何かを察したかのような表情をしていたが、本当にどんな人なのだろうか、逆に興味が湧いてきた。

 

「理事長ですかー。説明大変そうですね」

 

「大変ですが仕方ないですよ。あの理事長は女尊男卑の思想がありますから。学園に男を入れたとなると」

 

女尊男卑、ISが世界に広まってから女性至上世界となってしまった為にこれまでの男尊女卑が完全に逆転してしまったようだ。

今の世の中では、男が生きていくのはかなり辛いと考えられるだろう。

 

「危険な状態だったので仕方なかったんですけどね。分かりましたよ」

 

やはり、普通に考えても女子高に男がいるというのは不味いのだろうな。

特にこのご時世、ISによって出来た女尊男卑の風潮がこの学園は特に強いらしい。

まさかの理事長がそうなのだから。さてこれからどうしようかな。

 

「兎野君?」

 

「あぁ、ごめん。よいしょっとっと」

 

「危ない!大丈夫?」

 

「お、おう。大丈夫、大丈夫」

 

やっぱりかなり体力をもっていかれているのか、立とうとしてふらついてしまった。

本音を言えばもう少し休みたいが仕方ない。そう思いつつ力を振り絞ってゆっくりと歩き出した。

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