INFINITE Be The One!!!   作:テントウムシ!!!

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仮面ライダービルドであり、天才物理学者の兎野春万は前回、
「あー、前回はただのお前らのイチャイチャだったから大して話すことないだろ!!!まぁ、今回はオレが主役の回だ!!!春万、覚悟しておけよコラっ!!!」
あっそう。まぁ今回も俺が天才的にダリルをボコボコにするから、尺が足りるか心配だなぁ。
「言いますね。私もダリルの専用機に手を加えているのですよ。そう簡単にはやられませんし、ましては貴方を倒してしまうかも知れませんよ?フフ、覚悟しておいて下さいね?」
・・・・・・もしかして、今回、やばい?
「それは本編を見れば分かりますよ。それでは、第29話をどうぞ!!!」
「ちゃっかり春万のセリフ取っていく虚は流石だわ」
もう、何も言うまい・・・・。


第29話:始動せし地獄の咆哮

虚Side

昨日風邪をひいた為に今日の放課後に昨日の補習を行うことになってしまい、ダリルとの模擬戦は延期になってしまいました。

ダリルは残念そうにしていたのですが、私が整備を出来なかったこともあり、週末に日程を合わせるということで納得してもらいました。

折角ですから整備科の方に依頼すれば良いのでは、と告げたのですが、整備科の方々には他のIS等の調整などで忙しい様で、予約を行っても来週以降になってしまうようです。

加えて、ダリルは私の方が安心して頼めると笑顔で言ってくれました。

そのように頼られては断ることなど出来ませんし、更にアメリカの新型専用機を弄らせて貰えるということに、とても魅力を感じてしまいました。

風邪の件もあり、ダリルには誠心誠意、全力で整備して、模擬戦の時には120%まで引き出せる様に頑張りたいと思っています。

兎野君には悪いですが、今回は完全にダリル側に回ってしまいました。

明日からまた働き詰めですね。

 

「布仏、この問題を答えてみろ」

 

「・・はい。7/5Xです」

 

「正解だ」

 

いけませんね。少し集中が欠けてしまいました。

隣の兎野君は相変わらず別のことを考えていますね。

今回はダリルとの戦略を考えているのでしょうか。

 

「今日はここまでだ。課題を出しておくから、それをやって補習は終わりだ。明日までに提出しろ」

 

「「ありがとうございました」」

 

そういえば、風邪のことで思い出しました。

 

「ところで兎野君、私と話した時に、眠る前に私の名前を言いませんでしたか?」

 

「え!今それ!!!」

 

驚きつつも、頬を紅くしていました。

兎野君もそのような顔をするのですね。一つ発見です。

虚Sideout

 

春万Side

 

「ところで兎野君、私と話した時に、眠る前に私の名前を言いませんでしたか?」

 

唐突の出来事に俺は驚いた。

布仏はあの時、未だ意識があったようだ。

 

「え!今それ!!!」

 

「その反応を見るに、やはり言ってたのですね」

 

「カマかけたのか?」

 

布仏はイタズラに成功したようなニヤリとした表情をしていた。

 

「いえ、そのような気がしただけです。女の勘といったものですね」

 

「女の勘って恐い」

 

布仏はその後何かを考える様に仕草をし、少し顔を紅く染めながらこう切り出した。

 

「せ、折角ですし、そろそろ名前で呼び合いませんか?そ、その、ダリルとは会った時から名前で呼んでいましたし、皇先輩とか生徒会長なども名前で呼んでいますし、私だけ仲間外れのような感じなので・・・・・・どう、ですか?」

 

どうですか、じゃない。

そんな上目遣いで肩を竦めながら見られたら断ることなど出来ないだろう。

 

「まぁ、今更感凄いけどな。虚、これでいいか?」

 

「はい。えっと、春万君」

 

「「・・・・・・ぷっ」」

 

お互い見詰めながらそう言うことに、可笑しさを感じ、二人して吹き出してしまった。

なんと言えばいいか、これが平和ということなのだろう。

こんな何気無い日常を守ることもビルドとして戦うことの意味でもあるのだろう。

 

「フフ、それでは。また明日」

 

「あぁ、また明日な。体調にはくれぐれも気を付けろよ」

 

「分かっています。それでは」

 

そう言い部屋に戻る虚の背中を見つつ、俺は開発室に向かうのであった。

 

 

 

週末、

今日はダリルとの模擬戦を行う日である。

前日に確りと準備もしてきた為に、準備は万端だ。

ただ、ダリルの使う専用機は、機体名は『ヘル・ハウンド』。

第2.5世代型のアメリカの最新機のようだが、概要は全くと言っていい程に分からない。

未だに戦闘を行った実績は無いようで、今回が初の実戦ということだろう。

新型だからといっても、相手はあのダリルだ。

ビルドとも戦闘経験があり、更にその隣には虚もいる。

最もビルドに携わってきた虚ならば、ビルドのウィークポイントを探り当てて来るだろう。

ビルドは各フォームごとに尽く変化させることで、ハザードレベルでは測れない強さを持つが、その分、フォームチェンジを封じられれば、力負けしてしまう。

前回、模擬戦でスカイナ生徒会長に負けたことによって、俺はISの底力というのを身をもって体感している。

無理に攻めるのではなく、相手を見極め、勝利の法則を導き出すことが俺の、ビルドの戦い方だ。

もしかしたら、今回の模擬戦でビルドに何か役立つことが見つけられるかもしれない。

そういう面でも、相手のISを確りと研究していこう。

 

「さぁ、実験を始めようか!」

 

【タカ】

 

【ガトリング】

 

【BEST MATCH!!!】

 

【Are you ready?】

 

「変身」

 

【天空の暴れん坊=ホークガトリング!!!】

 

俺はホークガトリングフォームとなり、アリーナに出撃し、颯爽と上空へ舞い上がった。

遅れてダリルもアリーナに出て来た。

その格好に俺は度肝を抜いた。

 

「両肩にイヌ?なぁにそれ?」

 

「どうよ、カッコイイだろう。オレの専用機!!!」

 

ダリルのヘル・ハウンドはフルフェイス型に近い造形であり、かつ装甲もかなり厚い。カラーも漆黒と言える様なダークグレーであり、犬はイヌでも、地獄の番犬=ケルベロスのように獰猛な姿であった。

 

「中々に面白いなりしてるな。それじゃあ、始めるぞ!!!」

 

俺は拡張領域からホークガトリンガーを取り出し、ダリルに向けて数発打った。

しかしダリルは弾丸をいとも簡単に避けてた。

その直後、ダリルの両肩に備えてあった犬の様な顔をした砲門をこちらに向けると、口が開きそこから火球を打ってきた。

しかしその弾速はアサルトライフルと変わらないレベルのスピードであった。

 

「うおっ、危な」

 

「まだまだ行くぞコラ」

 

ダリル自身から放たれる威圧も相当なものだ。

アメリカに戻ってから何かあったのだろう。明らかに以前戦った時よりも強くなっている。

技術もスピードも桁違いに上がっている。

ヘル・ハウンドとの相性が良いのか、戦局もやや押され始めてきた。

ダリルは加えて、瞬時加速を使い接近戦に持ち込んできた。

負けじと左手で振り抜いたが、簡単に捕まれ、逆にヘル・ハウンドの一撃をモロに喰らった。

 

「グハッ!!!」

 

「パワーもラファールなんかと比べ物にもならねぇぞ。にしてもしぶといな。ならこいつはどうだ?」

 

そう言うと、掴んでいたビルドの左手を手首辺りから確りとつかみ直すと、そのまま一気に急降下し、地面に俺を叩き付けた。

 

「グッ!」

 

地面に叩き付けた俺は、クレーターが出来るほどの威力であった為に危うく意識を飛ばしかけた。

未だSEは149と耐えきれていたが、それでも俺への肉体ダメージは半端なものではなく、立った時には足がふらついてしまうほどであった。

 

「へぇ!やっぱり未だ立てるよな。それじゃ今度はコイツだ。喰らえ《ヘル・ファイア》」

 

何かを切り替えるような音がなり、今度は両肩の砲門から火球ではなく、火炎放射をしてきた。

俺は咄嗟に拡張領域から消防車フルボトルとラビットフルボトルを取り出した。

 

【ラビット】

 

【消防車】

 

【Are you ready?】

 

「っ、ビルドアップ」

 

トライアルフォーム=ラビット消防車にビルドアップし、左腕のマルチデリュージガンから消火剤を放出し、火炎放射をを打ち消しながら、左足のホップスプリンガーをバネのように伸縮させ、緊急回避を行った。

一気に壁際まで跳び上がり、火炎放射から逃れると、一箇所に固定しないように、ひたすら跳び回った。

 

「ちょこまかと、それならコイツだ。《ヘル・ハウリング》」

 

またしても何かが切り替わる音が鳴ると、ヘル・ハウンドの砲門から火炎放射ではなく、超音波を発し始めた。

 

「う、うるせぇ。たく、音量調整しろぉー」

 

ダリルは悪態を吐きながらもアリーナ全体に響き渡る《地獄の咆哮=ヘル・ハウリング》を放っていた。

その圧倒的不快音に俺の足も止まってしまった。

 

「へへ、足が止まったな。んじゃもういっちょ!!!」

 

もう一度、瞬時加速を行い右腕を振りかぶってきた。

俺はダリルが動く前に危険を察知し、もう一度拡張領域からフルボトルを取り出し、ドライバーに挿し込んだ。

 

【忍者】

 

【コミック】

 

【BEST MATCH!!!】

 

【Are you ready?】

 

「ビルドアップ!!!」

 

【忍びのエンターテイナー=ニンニンコミック】

 

ニンニンコミックにビルドアップすると同時に、拡張領域から4コマ忍法刀を取り出した。

 

【分身の術】

 

4人に分身し、後ろに跳び上がる。

跳び上がった場所に丁度ダリルが右腕を振り抜き、クレーターを作っていた。

今回、アリーナにクレーターばっか作ってしまっている。

 

「だぁー、避けんなコラ」

 

「「「「避けるに決まってるだろ!!!」」」」

 

【【【【火遁の術=火炎斬り】】】】

 

「「「「はぁ!!!」」」」

 

4人で一斉に火炎斬りを行った。

しかし、ダリルはその場で回転し始めた。

 

「洒落せぇ!《ヘル・バーン》」

 

その場で回転しながら、両肩から火球を連続して放射してきた。

4人の俺達は全員火球を喰らってしまった。その為に分身は全て消されてしまった。

 

「たく、やってくれるな本当に」

 

「おぅ、どうだオレの『ヘル・ハウンド』はよ。虚の整備もあってか、めちゃくちゃ調子がイイんだぜ」

 

「はぁ。虚は敵だと厄介極まりないな」

 

「それじゃ、そろそろお前も見せろよ。ちゃんと用意してるんだろ?」

 

「おうとも。ヘル・ハウンドのことはだいたい分かった。さぁ、本日2回目の実験を始めようか!」

 

俺は拡張領域から新たに水色と緑のフルボトルを取り出した。

 

「昨日出来上がった新作だ」

 

いつもの様にフルボトルを振り、その効果を高めていく。

ダリルは律儀に待っていてくれるようだ。

ならば、誠心誠意、応えねばならない。

フルボトルを振り終え、ビルドドライバーに挿しこみ、レバーを思いっきり回し、実験場を作り上げる。

 

【海賊】

 

【電車】

 

【BEST MATCH!!!】

 

【Are you ready?】

 

「ビルドアップ!!!」

 

【定刻の反逆者=海賊レッシャー!!!イェイ!!!】

 

右肩には船の様な形を模したものから漆黒のマントをたなびかせ、左腕には電車のレールと信号を模した様な黄緑色の腕を露出させながら、髑髏の瞳が地獄の番犬を見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 




キャラ設定集にヘル・ハウンドの大まかなことを載せておきました!!!
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