INFINITE Be The One!!! 作:テントウムシ!!!
「そ、それが貴方の・・・」
「そう、これこそ俺の最大の発明、その名も『仮面ライダービルド』。
作る、形成するっていう意味のビルドだ。以後お見知りおきを。」
「は、はぁ(何なんですかねあれ?)。えっとそれでは試験を始めますね」
「さぁ、ビルドの初陣だ。張り切っきていくぞー!!!」
『それでは始め』
「行きます!!!」
織斑先生の掛け声の元、先生は空を飛んだ。
ここで一つ、ビルドは空を飛べません。
それでは問題です。この状態で俺はこれからどうするでしょうか?
チクタクチクタク、はい終わり。
答えは、左足で思いっきり跳ぶでしたー。
え、何言ってんだバカだって?俺はバカじゃなくて天才物理学者だ!!!そこ間違えない!!!
まぁ見てなって。ビルドの左足、クイックラッシュレッグには強化バネ、ホップスプリンガーが付いておりそのまま、ラビットフルボトルの力を最大限に使用出来る。
その力を使えば、先生が飛んでいる高さなんて一瞬さ!!!それとこの武器があればな!!!
「フフ、『勝利の法則は決まった!!!』」
先生は上空に上がってからラファールの通常兵装であるアサルトライフルを持って狙いを定めている。俺は決めゼリフを言うとその場で思いっきりジャンプし、ベルトから武装『ドリルクラッシャー』を取り出し回転しながら、切りつけに行った。
「へ!」
先生とっさ飛んできた俺に驚いたのか、緊急回避を行い背中を見せるというミスをした。
そのミスを見逃さず、一瞬でブレードモードからガンモードへ切り替え、空を飛ぶためのスラスターを狙って撃ち抜いた。
スラスターを撃ち抜かれたことで上空で体を維持出来なくなっため、やむなく先生は不時着することに。
そう、俺はこのためにISの構造を出来る限り頭に叩き込んだんだ。空を飛ぶ相手にはその空を飛べるスラスターを破壊してしまえば地上に引きずり下ろせるからな。
俺は地上に着地してからもう一度ブレードモードに切り替えて、ベルトにセットしてあるラビットフルボトルを抜き、ドリルクラッシャーに挿した。
【Ready~Go!】
このドリルクラッシャーにフルボトルを挿すことでフルボトルの力を引き出した必殺技を放てる。
その名も・・・。
【ボルテック ・ブレイク!!!】
「これで終わりだ!!!」
「へ、きゃーーー!!!」
俺は一気に先生に迫り思いっきり切りつけた。
ボルテック・ブレイクは綺麗に決まり、ラファールのSEは完全に無くなった。先生は絶対防御が発動したため無事なようだ。
「よっしゃ、実験成功だな!!!」
「ぅぅ、イタタ。SEは全部削らなくてもいいんですよ〜」
「そうでしたね〜。そんなことよりも早くデータを解析して、より完璧なものにしあげないと!!!使ってみて少し手がブレたりしたからな。改良のしがいがあるな。ベルトもよりいいものに仕上げないとな。必殺技もちゃんと放てるように。とりあえず俺は合格ですよね?」
「えぇ?! えっと、た、多分ですが。報告もありますから後日には分かるはずです。それよりもまだそれ、完成してないんですか?」
「えぇ、かなり急造だったので完璧に仕上げる時間もありませんでしたからね。特に問題はなかったみたいだから細かいところをメンテナンスするだけですが。それじゃあお疲れ様でした〜。さぁ、早く改良して再実験しなくちゃな!!!」
そうして俺は開発室にはしってむかうのであった。
あ、途中で布仏も捕まえていった。布仏がいると開発がより早く進むからな!!!彼女は
「私、用事が〜」って言ってたけど、そんなのは後回しにしてくれ。さぁ、実験を始めようか!!!HAHAHA
え?ISの修理をまずしろだって。知らないな。
虚Side
彼はいきなり空を跳んだかと思いきや武装を取り出して攻撃しに行った。
いくら高く跳べるからといってあんな真っ直ぐに攻撃しに行ったら避けられてしまうと思いました。
ですが彼には計算通りだったようです。本宮先生は咄嗟のことで緊急回避したために背中を空けてしまったようです。
彼は落ちていく中で武装をライフルモードへ切り替えISのスラスターを狙って撃ち抜きました。
はぁ、修理が大変なんですけどね。先生は機体を維持できなくなったのでやむなく地上に降りたのですが、彼はそこからまたドリルモードへ切り替えてラビットフルボトルをドリルクラッシャーに挿しました。
一体何をするのかと思いきやそのまま武器が力を解放し、先生に切りつけたところ、一撃で残りのSEを削り切ってしまいました。試験官をたった3分で倒すなんて驚きました。それもISではない兵器でです。
これでこれで彼は試験を合格しましたが、それよりも彼の言っていた通りISに勝ってしまいました。
これが世界に知られれば、本当に世界の情勢が変わってしまいます。その片棒を私が担いでしまいましたが。
なんというか・・・・大変クレイジーですね。何故でしょうか、この胸から込み上げてくる熱いものは。
彼が実験する時にワクワクするように、私もとても興奮してきます。ISの整備だけでは感じられないような面白さを私は感じました。
これが恋なんですね(違います)。
そんなことを思っていたら彼がいきなり私のところに来て、
「さっきの実験データを元に改良するから手伝ってくれ!!!」
「へ?」
私は間抜けな返事してしまいましたが、それよりもいきなり手を引かれて開発室に直行させられました。
あの、私、お嬢様に君の事についての報告しなければならないのですが。それを言ったところで彼は「すぐ終わるから〜(多分)」と言いました。
はぁ、今日も徹夜コースですか。ドライバーを作った際も徹夜させられたのですが・・・。
お嬢様、報告が遅れましたが、彼はただの発明馬鹿です。自称天才物理学者という名のナルシストです。
他に言うことはありませんが、とりあえず彼、兎野春万君は危険人物という訳ではなさそうですよ。それと兎野君、先生のISの整備もしますからね。逃げないでください。