FGO 妖狐殿下支配領域・IN   作:超ローマ人

12 / 14
妖狐殿下支配領域・IN 第12話

「我々は、INで復活した妲己を倒すための最終決戦に入った!!」

「うむ。急に真面目になったな、マスター。」

「そりゃ最終段階だからね。あの化け狐を引きずり下ろして、細切れにしてやる!」

「そなたのは少し過激な物言いだが、余もその気持ちは分かる。前回負けてしまったからな。今度は勝つのだぞ!!」

「当たり前だ。第12話の始まり!」

あらすじ完

「どうした?来ないのか?」

立香は妲己に対して、わざと隙を見せ、向こうが跳びかかった瞬間にカウンターを入れてやろうと、考えていた。

だが、その考えは向こうもあった。

「私が憎いんでしょ?なら、貴方から攻めて来なさい。」

それに対して、彼はしらを切るように話す。

「憎いがどうも、この抑止力モードは脳の回転が良くてな。お前の作戦は筒抜けだ。」

「なら…第二の手で行ってやるぜ!!」

口調は一見ふざけているが、その眼には殺気を確かに感じた。

私はバビロニアや、時間神殿で似た眼を見たことがある。

「完全に人類悪の獣へと、変貌を遂げたか。」

「呪相・玉天崩!!」

妲己は高く跳躍し、こちらに向かって蹴りを繰り出してきた。

「キャス狐の力を使ったか!ならこれだ!」

立香は巨大な岩剣を投影した。そしてそれを使って、逆に妲己のキックを打ち返した。

立香は相手の攻撃を封じたが、敵は吹っ飛ばされても体勢をすぐに、立て直した。

「もう一度、動けなくしてくれる!」

「あぁ、やってみろ。」

私はあえて、自ら妲己に突っ込んだ。

「愚かな。」

ネロが見守るなか、人類代表は魔法陣に気づいていないフリをして妲己に突っ込んだ。そして…

「どこに行った!?」と女狐の焦りを引き出すのに成功した。

魔法陣に引っ掛かるギリギリのところで、彼はマーキング式のワープ魔術を使用していた。マーキングは岩剣にコヤンスカヤが触れた時に付けられた物だ。

「遅い!!」

「しまっ……!!」

「偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)!!」

立香は捻れたような刃を持った剣を矢に変えて放った。

一方で、カルナオルタのところには助っ人が来ていた。

「ランサー!助太刀に来ました!」

「この霊基パターンは!」

「また増えたか。」

「こいつは助かる!だが、あと一騎がいたほうがもっと助かる。そのぐらい、こいつは強ぇ!」

クーフーリンが根を上げるほど強力なカルナオルタ。そこで、カルナオルタの霊基に引っ張られるようにもう一騎のサーヴァントが現れた。

「だからこそ、私が来たぞ!カルナ!」

「来たか、アルジュナ。」

その宿敵の名をカルナオルタは呼んだ。

「楽しそうだな。我も混ぜろ」

「ゴルゴーン、貴様!こちら側ではなかったのか!?」

IN軍の近衛兵は、ゴルゴーンに叫んだ。それに対して罪悪感を感じるどころか、嗤うゴルゴーン。

「そもそも、いつから殷の皇帝の家来になった?」

「妲己様の部下では、なかったのか!?」

「言っておくが、私は認めたマスター以外に召喚されると、その主の手を噛みたくなる質でな。」

と、ゴルゴーンは言って反旗を翻したことを表したのだ。

「もちろん、あの小娘の令呪の接続も切ってやったわ。今は何処かに行ったようだがな。」

どうやら、このゴルゴーンは気に食わないとどのような契約でも自ら切ってしまうようだ。

一方で。

「マスターと沖田オルタ君は、随分と早めの到着のようで何よりだ。」

「アーチャーも助太刀に来たのか?感謝する。」

沖田オルタと李の二人に加勢したのは、白と黒の夫婦剣使い・無銘のアーチャーだ。

そして、コヤンスカヤvs立香の方面は。

「仕留めたのか?」

ネロは自身のマスターに尋ねた。

「いや、まだだ。また、障壁を張りやがった。」

ネロは小さく、おのれと呟いた。

「まあ、悔しがることはない。他にも策はあるしな。」

「貴様ぁぁ…!ただじゃおかねぇ!」

「おお、怖い怖い。」

私は逆上した妲己を軽く煽りながら、ある友のショットガンを投影した。

「ヤガの銃でなにが出来る!?」

妲己はまるで野生の動物のように、私に飛びかかる。

「今度は、バーサーカー気質になったか。いや、怒りのあまりバーサーカー化に頼ったと言ったほうが良いな。」

私は相手の攻撃をかわしながら、弾を詰め込む。

この弾は、ダヴィンチちゃんがサーヴァント用に造った物を抑止の力を纏った立香が触れることによってその力を内包させた物だ。そして、立香は妲己の頭に。

撃った。友への手向け花として、撃ってやったのだ。妲己は痛みのあまりに絶叫したが、彼は躊躇い無く追撃を行った。 

「さらに、花のプレゼントだ。」

ある少女からもらった、黄色い花の投影品を妲己の目に投げてやった。

「ギャァァァ!!」

悶え苦しむ妲己。

「これで、お前の魔術回路は上手く機能しなくなった。いくら人類悪と言えど、その天敵である抑止力の弾丸の前では歯が立たない。」

どうにか怒りを抑えて、コヤンスカヤの捕獲に成功した。そして、コヤンスカヤからキャスターとバーサーカーの玉藻が出てきたのを確認した。

「「ご主人様。申し訳ございません。」」と謝る二人のサーヴァント。

私はただ、「貴女たちは悪くない」とだけ言って彼女らを安心させた。

その様子を見た兵士たちは。           

「!?まさか、妲己様が!?」

「闘いの最中に、主の気遣いとはご苦労なことだな。」

ゴルゴーンは、近衛部隊が動揺した隙をついて特殊な魔力を帯びた眼=魔眼を光らせた。

「しまった!」

ゴルゴーンの魔眼は「石化の魔眼」とも呼ばれており、見たものを石に変えてしまうのだ。

「猛虎硬爬山(もうここうはざん)!!」

李書文はまるで、虎が山をかきむしるような荒々しい動きをした八極拳を動けなくなった兵士に叩きつけた!

カルナオルタvsカルデアサーヴァントのところでは。

「せい!」

「ハァ!!」

「早い!」

「アルジュナさん!」

因縁の兄弟は、他の邪魔は許さないと言わんばかりに早い動きかつ威力が高い攻撃でそれぞれを攻撃していた。

「やはり中々やるな、アルジュナ。だが、こちらは妲己から得て貯蔵した魔力がある!そして、この大地を焼き尽くす太陽へと!俺はなろう!!」

カルナオルタの背中にある、黒い金属の羽が開かれた。

宝具の真名を開放し、放つつもりだ。

「ならばこちらも!!」

二人を取り巻く空気は、さらに重々しいものとなった。そう、まるで二つの大きな空気の流れがぶつかるかのように。

そして…!

「日輪よ、死に随え(ヴァサヴィ・シャクティ)!!」

カルナオルタは宝具を放った!

その一方、アルジュナも宝具を放つと思われたが…!

「マシュ!ガウェイン!作戦通りに!」

「「御意!!」」

「!?」

これにはカルナオルタも、驚きを隠せなかった。

「いまは脆き夢想の城(モールド・キャメロット)!!」

「転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)!!)

マシュがカルナオルタの宝具を不完全な盾で防ぎつつ、ガウェインが同じ太陽の力をカルナオルタの宝具にぶつけて相殺した。

そして、生まれた爆風を利用して接近したアルジュナ。

「この距離なら!鎧を来ても防げないな!!破壊神の手翳(パーシュパタ)!!」

アルジュナは、青い球状のエネルギーをカルナオルタに直接ぶつけた。

カルナオルタは砕けた鎧をまた元に戻そうとしたが、宝具を放った隙をつかれたため、それも間に合わなかった。

そして吹っ飛んだのはカルナオルタだけで、その存在も一瞬のうちに消えた。

私のところに、ダヴィンチちゃんから通信が入る。

「うん、どうにか勝てたね。お疲れさん」

「では、これより捕虜となったコヤンスカヤを引き連れて帰還する。」

そう返事した次の瞬間!

「コヤンスカヤから離れるんだ!」

「ホームズ!?」

突然、ホームズが何かに気づいたように指示してきた。

これにはコヤンスカヤから分離したダブルタマモも驚いたが、キャスターのほうは気づいた。

「た、立った!?」

「立った!倒れていたコヤンスカヤが立った!」

「くっ、遅かったか。先ほど結論が出たんだ。どうして、重症を受けたコヤンスカヤの魔力が、ゆっくりと向上していたのか。最初は、魔力測定器のの故障だと思われたが。。」

すると、コヤンスカヤが説明した。

「魔力を調整してバレないように、増やしたり減らしたりしてましたからねぇ。そして、貴方がたの求めていたものはここにあります。」

コヤンスカヤの懐から、究極の願望機=聖杯が。

「貴様!聖杯でなにをするつもりだ!?」

ネロからの質問にコヤンスカヤは歓喜の声を挙げて答えた。

「聖杯よ!我を、この特異点の太陽に変えよ!そして、世界を闇に葬ってやる!」

「させるか!」

ネロは止めにかかったが、時既に遅し。

コヤンスカヤは紂王とカルナオルタ、そしてその他のヒナコに召喚させた英霊の魂を吸収し、超巨大な妖狐へと変貌した!

「人類悪・妲己/第二形態・完了♥️」

次回、最終回!!

カルデアvs妖狐殿下・妲己!!!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。