戦争が終わり早数日。
王都は一時の平和を享受していた。
いつ寝ているのかわからないほど動き回っているリリアーナが主導で王都復興を行う中、地球人組は各自戦争での傷を癒していた。
初めての大規模な戦争。それは戦後半世紀以降生まれの現代人である地球人たちに多大な精神的負担を強いていた。
特に親友だった中村恵里に裏切られた鈴。同じく悪友であった檜山の豹変を目の当たりにした小悪党3人。彼らの衝撃は大きかったらしく、現在王宮にある自身の部屋で物思いにふけっていることが多い。
その中でも比較的にダメージが少なかった勇者天之河光輝や坂上龍太郎は、積極的にリリアーナ達の王都復興に力を貸しながら立ち直るために療養していた。
彼らが考えることは多い。
今回の戦い。光輝達ができたことなどほんの少しだけであることは、各地で行われていた戦いの全貌が見えてくることで思い知らされることになった。
王都に現れた神獣ジャバウォック。襲い来る神の刺客。そして王都を丸ごと飲み込もうとしていた黒い巨人。
はっきり言ってどれ一つとしてクラスメイト達で対応できる存在はいなかった。
彼らは神山付近での蓮弥とフレイヤの戦闘を知っている。知っているが、あんなことは早々起こらないと大多数の人が無意識的に思っていた。
だってそうだろう。もしあんなレベルの戦いがそこら中に繰り広げられているのなら、この世界の戦力水準はもっと高いか、或いはとっくに巻き込まれて滅びていなければおかしいのだ。
だが現実は容赦なく襲ってくる。自分達の力が全く及ばない存在。そんな存在に対して自分は何もできないのに、ハジメや蓮弥が真っ向から戦えることに対して光輝は嫉妬せざるを得ない。
光輝やムードメーカーの鈴がこんな調子なので、クラスメイト達の様子は暗い。戦闘に参加できない分、精力的にフォローに回っている愛子の存在が唯一の癒しだった。
そして、今の光輝には気になることがもう一つある。
「お疲れ様でした。光輝さん」
光輝が訓練兵の模擬戦と自主訓練を終え練兵場の端で汗を拭っていると、そんな労いの言葉が響いた。光輝がそちらに視線を向けると、リリアーナが微笑みながらやって来るところだった。
「いや、これくらいどうってことないよ。……リリィの方こそ、ここ最近ほとんど寝てないんじゃないか? ほんとにお疲れ様だよ」
光輝が苦笑いで返すとリリアーナもまた苦笑いを浮かべた。お互い、ここ数日、碌に眠る時間が取れていないのだ。もっとも、睡眠時間が削れている理由は、二人では全く違うのだが。
「今は、寝ている暇なんてありませんからね。……死傷者、遺族への対応、倒壊した建物の処理、行方不明者の確認、外壁と大結界の補修、各方面への連絡と対応、周辺の調査と兵の配備、再編成……大変ですが、やらねばならないことばかりです。泣き言を言っても仕方ありません。お母様や家臣の方達も分担して下さってますし、まだまだ大丈夫ですよ。……本当に辛いのは大切な人や財産を失った民なのですから……」
「そうか……」
光輝はつい先月父親を失ったリリアーナを慮る言葉を掛けようとして、以前目撃した蓮弥とリリア―ナの密会を思い出し、口が止まる。
「……雫の容態はどうですか?」
「……傷自体は治ったと香織から聞いてるけど……まだ熱が引かないみたいだ」
そう、光輝にとっての心配事は雫のことだった。
王都での戦争が終わった日、ほとんどのクラスメイトが一か所に集まっている状況で最後に集合した蓮弥と雫だったが、その姿は必死の形相を帯びていた。
すぐに治癒師である香織に雫を診てもらうよう申告する蓮弥に対し、自分も疲れているだろうに香織は雫の容態を見て即座に治療に乗り出した。
結果的に香織の治療の甲斐もあって、傷自体はすぐに回復したのだが、その後雫が熱を出して倒れてしまったのだ。香織からしても原因がよくわからないということで解熱と安静にすることで容態を見ている状態だった。
「きっと大丈夫ですよ。雫は強い人です」
「そうだね」
それはよく知っている。雫が強いことなど。
「それに蓮弥さんもおそらく付きっきりで診ているでしょうしね」
「……そうだね」
そう、雫の側には蓮弥が常に寄り添っている。というより雫が蓮弥に側にいてほしいと頼んできたのだ。
だから蓮弥は雫の側にいる。自分と違って……
幼馴染である雫が傷ついて運び込まれた時、光輝は蓮弥に突っかかろうとした。結果的に聖約によって阻まれたが光輝は内心思っていた。
どうして雫が傷つかなければならないんだ。藤澤は側にいた癖に何をやっていたんだ。どうして、どうして……
どうして自分は何もできないのか。
光輝は思う。自分は側にいることすらできなかったと。治療も香織に任せるだけでできることはない。そして何より……自分には雫を守れるだけの力がない。
(もし、もし俺が藤澤の……ユナの力を手に入れていれば……絶対に何に変えても雫を守ったのに!)
蓮弥の力は今回の戦争でも圧倒的だった。神の使徒の軍団を全滅させ、空間を斬り裂き、そして黒い巨人を打倒したと光輝は聞いている。
それだけの力があるのに、蓮弥は積極的にこの世界の人を救おうとしないし、敵を何の良心の呵責もなくあっさり殺す。あそこまで桁違いの力があるのなら、魔人族を殺さずに降伏させることも不可能ではないはずなのに。少なくとも光輝は自分なら人を殺すのではなく、救うために使う、そう思っている。
(ユナだってきっと人を殺すことなんて望んでいない)
雫が寝ている病室を訪ねた際に、蓮弥の側に寄り添うユナの姿を見た。以前ベッドに眠っていた時に見た以来だが、目覚めたユナは光輝の想像以上に美しい少女だった。見た目だけではない。魂から他とは違うと感じる静謐さ。あの綺麗な少女が人殺しを望むわけがないと誰でもわかるはずなのに。
自分なら。そう思わずにはいられない。光輝の嫉妬はどんどん深みに嵌っていく。
本人だけがそれに気づかぬままに。
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そして蓮弥もまた、光輝と同じく歯痒い思いを隠せなかった。
あの日、王都での襲撃が終息に向かい、王都内がようやく内の被害状況を確認する余裕が出てき始めた頃、雫は突如、熱を出して倒れたのだ。
それからすぐに香織が雫の治療に乗り出したのだが、雫の容体は未だに回復してはいなかった。
「やっぱり、何かおかしい」
王宮の雫の部屋にて、ベットで横になって苦しげに眠っている雫の容体を伺っていた香織がポツリと漏らす。
「何がおかしいんだ、白崎?」
「傷はとっくに治ってる。なのに熱と痛みが引かないなんて……一体何が原因かわからないの」
白崎香織の治癒の腕を疑うものはここにはいない。一応この世界特有の病の可能性も考慮して、忙しい合間を縫って王宮の医療院の医者とも相談したが、原因は不明のままだ。
もしこのまま容体が悪化し続けるなら雫はどうなるのか。蓮弥が不安と焦りを覚え始める中、ユナが冷静に香織に一つずつ確認していく。
「香織……雫の体内に存在していた汚染された魔素は取り除いたのですよね?」
「うん。時間が掛かったけど魔力を循環させて汚染された魔素は除去済みだよ」
「
「あれから、雫ちゃんの体内をずっと観察してたけど、内気の流れも悪くないみたい」
香織の言葉を聞き、ユナは考え始める。初めは汚染された魔素が魂を侵食しているのかと思っていたが、そうではないことは香織が証明した。ならば何が原因なのか。レギオンの特性を思い出しつつ、ユナはある結論を出す。
「……どうやら魂の不足が原因のようですね」
「魂?」
蓮弥の疑問にユナは丁寧に説明を始める。
「はい、雫はあの傷によって血液以上に大切な物、魂の一部を失ってしまった。意外かもしれませんが、物質である肉体より魂の方が脆いのです。そして肉体は魂に引き摺られる。今の雫は魂の不足が肉体の不調として現れているのだと思います」
魂……それは現状の香織でも干渉できない分野の話だった。人の魂とはそれだけデリケートな物であり、肉体が無事でも魂が傷つけばその人は死ぬ。そして肉体は治すのも強くするのも容易いが、魂はそう簡単に治したりも強くしたりもできない。蓮弥も魂を扱う都合上理解しているつもりだが、その本質を完全に把握しているわけではなかった。
「なら、香織が魂魄魔法を手に入れたら問題は解決するかもしれねぇってことか」
雫の部屋に買い物に出ていたハジメが帰ってくる。
ハジメも当初は意識不明だったユエのこともあり中々不安定だったのだが、ユエは半日も経たずに目覚め、健康無事であることがわかったので、今は破損した装備や体力の回復、そしてバーン大迷宮攻略に向けての準備を行っているところだった。
「それでもいいかもしれませんが……魂が問題なのであればこちらにもできることがあります。これは本来悪魔に取りつかれた者を癒すために使う儀式なのですが、それを流用したら雫を治せると思います」
だから大丈夫だとユナが蓮弥の手をそっと握ってくる。どうやらユナには蓮弥の心などお見通しらしい。その温かい手が不安に包まれていた蓮弥の心にぬくもりを与えていく。
「ユナ、それは時間がかかるものなのか?」
「そうですね。準備に少しだけ時間が欲しいです。……この儀式を行うにあたって雫にも動けるようになってもらわなければならないので、その応急処置も含めて……夜には準備を終わらせます」
ここで蓮弥達は二手に分かれることになる。
一つはユナと雫。熱はあるものの意識はある雫と共にユナは儀式というものの準備を行う。そしてもう一つはそれが不発に終わった場合に備えて魂魄魔法習得に動くハジメ達だ。
そのため、蓮弥はステータスプレートに刻まれた資格を使ってハジメ達と共に、神山の下層にある禁忌庫、その中に存在する試しの門の前に来ていた。
「じゃあ、ハジメ。もう一度バーン大迷宮のおさらいをしておくぞ」
「ああ、よろしく頼む」
蓮弥は自分の実体験を加えて話す。
複数の扉を自分で選びながら進んでいく方式。
同じ扉を潜ったからといって同じ先に出るとは限らないこと。
そして……この仕掛けが全て魂のスキャンを行うために存在し、その副作用として魂に狂気を植え付けられるということ。
「少なくとも俺達の時は戦闘らしい戦闘はなかった。意志の試練の名が示す通り、ここは精神力を計るための試練だと思っていいだろうな」
「狂気……」
「なんだか……メルジーネ大迷宮のアレを思い出しますぅ」
ユエとシアが狂ったように笑いながら周囲の人を殺していく人々の姿を思い出して鳥肌が立つ。メイル・メルジーネは忠告していた。狂気に飲まれることの恐ろしさを。メルジーネ大迷宮は狂気を客観的に体感させるものだったが、バーン大迷宮は主観的に体感させるものだと言っていい。
「ビビらせるつもりはないけど。一応俺の時はどうだったのかを話しておく」
最初はなんて事のない質問だったこと。
扉を潜るたびに中の部屋がだんだんと異常さを浮き立たせたこと。
徐々に現れる同行者である雫の歪な変化。
おかしいことをおかしいと思えなくなってくる精神。
そして……笑顔を浮かべながら首を掻き斬り自殺した雫と、雫の身体から吹き出す血を弄び高笑いを浮かべる自分。
「……あの時一瞬正気に戻れなかったら二度と現実には帰れなかったと思う。一生狂気の中をさまようかあるいは発狂死するか……」
「聞けば聞くほど難儀な試練じゃのぉ、今までの大迷宮と同じと考えぬほうが良さそうじゃ」
ティオの言う通り、今までの大迷宮とは気色が違うのは間違いない。今までの大迷宮はなんだかんだ武力があれば乗り越えられた部分は多い。だがこの大迷宮において武力はあまり意味を持たない。例え力が強くても、心が弱ければ容易く飲み込まれてしまう。
「だからお前達は扉を潜るたびにパーティーメンバーの様子に注意すること。ほんの少しでも仲間の挙動がおかしいと感じたらすぐに対処したほうがいい。……幸いお前達は精神の摩耗を回復させることのできる再生魔法を所持しているから俺達より攻略は楽かもな」
「一応再生魔法を付与したアーティファクトは全員に配ってるしな。それで魂への侵食をどこまで防げるかわからねぇが、ないよりはマシだと思うぞ」
そういう意味で言えばメルジーネ大迷宮の後に攻略するのが正しいのかと思った蓮弥だったが、よく考えてみればメルジーネ大迷宮に出てきた幽霊は魂魄魔法が有効だったことを考えると二つは相互補完の大迷宮なのかもしれない。どちらか一方をクリアーできたらどちらかの大迷宮攻略がやり易くなる。
「後はユエ、これをユナから預かっている」
ユエに手渡したのは薄く光を放った石。
「この大迷宮はユエの体質だと不利に働くかもしれないからお守りだそうだ」
「うん……ありがとう」
これで大体の説明はできたので、蓮弥は試しの門に進むハジメ達を見送る。
「最後に白崎。雫の方はこっちで絶対なんとかするから、焦らず慎重に攻略しろよ」
「うん。藤澤君……雫ちゃんをお願いね」
最後に雫の治療を目的に気を張りそうな香織に激励した後、彼らは試しの門の向こうへと消えていった。
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そして夜が訪れる。
蓮弥はユナからこれから行うことを聞いた上で準備を済ませ、雫の部屋に向かっていた。
「雫……入るぞ」
「うん……いいわよ」
その言葉を聞き、扉のノブに手を掛けながら蓮弥はこれから行うことを、ユナから言われた言葉を思い出す。
『今から行う儀式は元々魂ではなく悪魔に精力を奪われたものに精力を補充する儀式なのです。今回はその儀式を蓮弥の魂の一部を魂が不足している雫に注ぐ術式として流用しました。言ってみれば魂の輸血でしょうか。そしてこの儀式を完遂するには……かつて私とパスを結んだのと同じ手順を踏むだけでいい。……単刀直入に言います。蓮弥……雫を抱いてください』
王宮に割り当てられた雫の部屋に入るとそこは薄く光る魔法陣が床に広がっている空間に改造されていた。どことなく甘い匂いが漂ってくるのは何か香でも焚いているのかもしれない。
そして雫はナイトガウンを羽織った状態で、ベッドの端に座っていた。
「……身体は平気なのか?」
「うん……ユナが魂魄魔法で一時的に苦痛を和らげてくれてるから。……大丈夫だと思う」
「そうか……」
雫の体調が懸念だったが、どうやら大丈夫らしい。よく観察すると雫の熱は下がっているのか顔色が良くなっているように感じる。
蓮弥は雫の横に腰掛ける。
沈黙が空間を支配する中、雫の様子を伺えばこれから何をしなければならないのかユナから聞いていることは明白だった。
「蓮弥……その……ユナは?」
「今は聖遺物の奥に潜っててもらってる。何か異常が起きない限りは儀式が終わるまで出てこないそうだ」
「そう……」
「……悪いな。こんな形になっちまって。本当はもっとシチュエーションとか整えたかったんだけどな」
蓮弥と雫は恋人同士だ。つまりこういうことを行うこと自体に問題があるわけではないが、その行為が愛の営みというだけでなく治療という余計な意味までついてしまっている。そう考えるとユナとの一夜もパスを繋ぐと言う意味もあったから同じかもしれないが、見た目よりロマンチストな雫が望むような状況を作りたかったとも思う。
「……私はそんなに悪いシチュエーションじゃないと思うわよ」
雫は蓮弥に向けて蕩けるような笑顔を向ける。
「ここは王宮の一室だけあって素敵な部屋だし、月明かりは綺麗だし……」
確かに、ちょうど満月を迎えた月が部屋に月光を注ぎ、部屋の明かりは少ないにも関わらず結構明るい。加えてここは高い場所にあるので誰かに見られることもない。
「それに……蓮弥と結ばれるなら……私は何でも嬉しいわ。だから……」
雫は立ち上がり蓮弥の真正面に来る。そしてナイトガウンを手に取り、滑らせるようにして脱ぎ捨てた。
「雫……」
月光に照らされた雫は上下お揃いの下着以外何も身に着けてはいなかった。浮かび上がってくるのは子供の頃とは違う一人前の女性の身体。恋人となった幼馴染の煽情的な姿に、蓮弥の中の男も自然と昂ってくる。
「雫……俺は、お前が欲しい」
「うん。蓮弥……」
蓮弥は立ち上がり、雫の肩に手を置くとそっとキスを行う。
それはこれから始まる行為とは裏腹に、かつて夕日の浮かぶ海辺でしたような優しい口付けだった。
そして……
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「八重樫雫……か」
彼女はモニターの中で始まった蓮弥と雫の情事を観察しながらそう一人愚痴る。モニターの右上にはRECという赤い文字が浮かんでおり、それが記録されていることを意味していた。
「そもそも彼女は私にとってイレギュラーなのよね。いつの間にか蓮弥の側にいるようになったし」
彼女の中で雫はなんだかんだ勇者の嫁になると予想していただけに、いつの間にか蓮弥と深い仲になっていることに驚きを覚えていた。
彼女は思う。何か意思とも呼べないものが関わっているような感覚。
「まあ、いいでしょう。それで物語が楽しくなるならそれも一興。……蓮弥はわかっているのかしらね。自分の魂の一部をあの子の中に注ぐということは、間接的に私の
それが何を意味するのか。それは彼女にもわからない。
だが何となく楽しいことになると思った彼女は、無事治療と愛の好意が終わり、同じベッドの中で眠る二人を思いのほか優しい眼で見つめるのだった。
おまけ
その頃のハジメ達
シア「………………いあいあ」
香織「ダメ、戻ってきてシアッ」
ユエ「…………ふふ、ふふふふ」
ティオ「耐えるのじゃユエッ。もうすぐ蓮弥が言っておった休憩ポイントに着くのでな」
ハジメ「うわぁぁぁぁぁァァァァァァッッ!!」
【メッセージ】
【R-18】雫01 繋がる想い
このシーンをスキップしますか?
スキップしても本編には支障はありません。
Yes ←ピッ No
>魂について
神座万象シリーズの世界観では魂よりも物質の方が遥かに強固であり、肉体を不老不死にすることは容易でも魂が死にたがるので結局いつかは滅びを迎えるとされている。要するに「肉体は滅びても魂は不滅」な型月なんかとは逆と考えれば良いです。もちろん魂の強度の違いによっては寿命は変わりますが。
そして今回のイベントシーンは雫の魂の強化。作者が思い描く雫の最終形態に必要なイベントになります。
次回は蓮弥と雫の姫始めとハジメのバーン大迷宮攻略編を同時に更新します。
では良いお年を。