普段より少し短めですが、ご了承ください。
「今日から私がッ、神、エヒトルジュエだ!!」
巨大な神の力を纏いながら神父ダニエル・アルベルトはそう宣言する。
周りは糸が切れたように微動だにしない神の使徒で囲われており、いかにも神の力を簒奪した裏切り者に相応しい光景だった。
「神の力の簒奪。それがあんたの目的か、神父さん」
「いかにも。このために私は膨大な時間を費やしました」
光輝の姿をし、神エヒトの力を纏う神父は蓮弥にそう告げる。その目には今まで対峙していたエヒトの周囲を蔑むような目でも光輝のような正義に燃える目でもない、どこか達観したような輝きが存在していた。
神父がエヒトの力を簒奪したことは蓮弥達にとっては朗報に当たるだろう。なぜならこの世界で最大の敵になるであろうと予想されていた神エヒトが臣下の反乱によって再起不能になったのだから。こんな結末になってしまって唯一ミレディだけは複雑なのかもしれないが蓮弥達には考慮できないことだ。
だからこそ、問題は神父が神エヒトの力を簒奪した方法ではなく……
なぜ神の力を簒奪したかだ。
「……あんたは神の力を手に入れて、エヒトの代わりにこの世界を支配しよう……なんて考える人種には見えない。たしか千年だったか。それほど長い年月かけて準備してきて、一体何を始めるつもりだ?」
神エヒトに千年仕えてきたという言葉が事実だとしたら、驚愕の話だ。
基本的に魂は種族の寿命を超える年月を生きられない。蓮弥の認識ではよっぽどの例外でもない限り百年から三百年が限界で、逆にそれ以上生きている人間がいるとしたらよほど強い魂を持っていることの証明になる。
強い魂を持つということは強い渇望を持つと言うこと。つまり神父の望みはそうまでして叶えたいものだという証左。
「警戒するのは尤もですがね。存外大した願いではないのですよ。誰しも一度くらいは考えたことがある。そんな願いでしかない。さて、ここで相談なのですが……ここで私を見逃す気はありませんか?」
「何?」
「ごらんのように神エヒトは無力化されました。これで世界の危機は去ったと言ってもいいでしょう。そして私は神の力を用いてこの世界をどうこうしようとも思ってませんし、あなた達と敵対するつもりもない。このまま私を放置していただけるとありがたいのですがねぇ」
「そんなことッ……」
「認めるわけないじゃない!」
蓮弥の言葉を遮るように雫が側に降り立った。蓮弥は雫が大した傷を負っているようには見えないことに安堵する。
「大事なことを忘れているわ。今あなたが使っている身体は光輝の物よ。あなたの望みが何かは知らないけど。今すぐその身体を返しなさい!」
「おや、返すとは一体誰に? 光輝さんはもうどこにもいませんよ」
「光輝は生きてるわ。私にはわかる!」
「もういい雫。こいつと話すと碌なことがない。そいういう訳だ神父さん。あんたの望みが何かは知らないが、あんたをそのまま野放しにする理由はこちらにはない!」
蓮弥達の目的は地球に全員無事に帰還することだが、トータスの危機をそのまま放置する気もない。神父の言うことが信じられるかなど論外だ。なにより……神の力がまだある限り、蓮弥の闘志は微塵も衰えることはない。
「そうですか……残念です。では、全面戦争するしかありませんね」
まるで残念だと言わんばかりの態度を取る神父は、真上に掲げた指を鳴らす。
そして……すぐそばに現れる転移門。
「なになに、ようやく出番? 僕もう待ちくたびれたよぉ」
まず現れたのは黒と赤で彩られたゴシックドレスを着た恵里。その顔にはこれから始まる宴への期待からか禍々しい魔力を全身から漲らせていた。
「…………」
そして恵里の隣のゲートから無言で現れたのは、全身黒コートの怪人。
全身くまなく黒いコートで覆われているゆえに顔すら碌に見えないが、おそらく檜山だと蓮弥は判断する。
断言できないのはひとえに、檜山の身に纏う魔力があまりにも異質化しているゆえに。
「おお、ついにお呼びがかかったか。神の使徒の代表としていかなる命令でも聞く所存」
次に現れたのは魔人族のリーダーであるフリードだ。神父は当初から神エヒトを裏切るつもりで動いていた。そんな神父が手駒である魔人族のリーダーに何も手を加えないわけがない。とっくに手を回している。
そして……
「驚いた。本当にあいつの力を奪い取るなんて……正直無理だと思ってたわ」
最後のゲートから現れたのは堕天使フレイヤだ。姿が変わり、身に覚えのありすぎる魔力を身に纏う神父に軽く驚愕しているようだ。
「恵里ッ」
そして同時に蓮弥と雫以外のメンバーが鈴の空間転移にてこの場に戻ってきたことで、一同は相対することになった。
特にようやく視界に親友を捉えることになった鈴は揺るぎない眼差しを恵里に向けている。だが対する恵里は未だに鈴を見ようとはしていない。
場の緊張が高まる中、神となった神父が口を開く。
「さて、では始めましょうか。この世界の命運を分ける。戦いというものを!」
今までの神父では考えられないような力強い声と共に、神父はその力を発揮する。
「再起動──神の使徒」
神言を利用して神父が再び神の使徒を再起動させる。まるで人形に電源が入ったように意識を取り戻した神の使徒は皆神父に跪く。
「ご命令を、我が主」
「エーアストが指揮を執り、
「はい……」
虚ろな目をしたエーアストを筆頭に、どこに隠れていたのか空中に神の使徒がわらわらと集まってくる。金色の翼を持つ神の使徒は全て今までの神の使徒より強大な力を纏っており、それが集団で囲っているという事実に、神特攻を持っていないメンバーは流石に警戒せざるを得ない。
「さて、長々待たされたんだから、これからは好きに暴れてもいいのよね!」
「後一度、あなたに命令することになりますが、それ以外は好きにしても構いませんよ」
「僕も好きにしていいよね?」
「もちろん。存分に己の望みを叶えるといい。この世界の神はもはや何も出来なないのだから止める者などいません。もちろん、檜山さんやフリード将軍もですよ」
さらに神父の魔力が高まり、同時にフレイヤや恵里達が各々戦闘態勢に入る。
「恵里……私は、あなたを止める!」
「俺も……もう後悔はしねぇ。光輝は取り戻す!」
そして、鈴や龍太郎がそれぞれ目標を定め……
「神エヒトはあっけない最後じゃったが……人の身でその力は持ってはならぬじゃろう。ここで止まらぬと言うのなら……妾達の敵じゃ」
「これで最後。なら、全員ぶっ潰して、ハジメさんとユエを迎えに行きましょう!」
「そうだね。ここで……全部終わらせよう!」
ティオとシア、香織が気勢を上げる。
ここで全面対決が始まる。蓮弥もその機運を感じ取り、自らの創造を展開し直す。
相手はここまでその知略に嵌り、劣勢に立たされ続けてきた神父だ。その神父が神の力を手に入れ、到達者である堕天使フレイヤを伴い、戦意を高める状態では油断などできるはずがない。ユナも既に準備を行っており、蓮弥の横で雫が静かに剣気を研ぎ澄ます。
そして、膨大な魔力を発していた神父が何らかの魔法を発動したことを境に……
──この世界の命運をかけた、最後の戦いが……
「”大天在”」
──始まらなかった。
まさに一瞬の出来事。
一瞬神父の周囲が光り輝いたと思ったその瞬間……
──神父達は一人残らず、その場から消えていた。
「……なっ!?」
誰もがワンテンポ遅れて、今の事態に気付く。
「ッッ、どこに隠れやがった!!」
「そんな……私の目には何も!?」
「今のは……空間転移の類じゃな。この期に及んで小癪な真似を!」
龍太郎が周囲を血走った目で見まわし、シアが未来視に映らなかった光景に驚愕する。
そして、ティオが発した言葉によって、蓮弥はまたしても神父に嵌められたことに気付く。
「ッ、クソッ、全部ブラフか!?」
蓮弥とて神父の行動には気を付けていた。相手の表情や声色、仕草、そして何より魂を直接視認することによって、神父の行動を読もうとしていた。
だが、神父の行動は蓮弥達の警戒のさらにその上を行った。
フレイヤ達の戦意は本物だったし、神父自身にも魂レベルで闘志がはっきり見えていた。それにも関わらず結果、最後の戦いは始まらず蓮弥達だけが残されることになった。
つまり神父は魂レベルで虚偽を行ったか、あるいは本当に何の前触れもなく盲打ちが如く直前に行動を変えたのか。どちらだとしても、相手の虚を突く完璧なやり口だと認めざるを得ない。
「ユナ、奴らの居場所はわからないか?」
『すみません。転移先を追っていたのですが、途中で気づかれて干渉を遮断されました。どうやら最初から逃げる算段は付いていたようです』
神父は完全に行方をくらました。羅針盤で追うにしても身代わりの人形のように対策されている可能性は高い。
「じゃあ、あの神父を追うことはもうできないってことか?」
「いいえ、ひとつだけ手掛かりが残されています」
焦る蓮弥の内心を悟り、自らを形成したユナが神父を追う手掛かりを指し示す。そこにあったのは、神エヒトにより刺殺された神父本来の遺体だった。
ユナの持つ霊的感応能力はもちろん遺体にも有効だ。ユナがいれば殺人事件を推理して解決する必要などない。文字通り身体から直接聞けばいいからだ。
「私があの遺体から神父ダニエル・アルベルトのことを探ってみます。もしかしたら神父の行先だけでなく、彼の目的もわかるかもしれません」
「ああ、頼む!」
後はユナの調査結果を待つだけ、そう思っていた蓮弥達の元に、真央からの通信が入る。
『巨大な魔力反応が移動したみたいだけどみんな大丈夫!? もし今行動できるならすぐにフェルニルに戻ってきて!』
「真央、私達は平気よ。それよりそっちで何かあったの?」
『言葉で説明するより直接見てもらった方が早い。とにかく戻ってきて! 世界で今とんでもないことが起きてる!』
その言葉で、蓮弥達は一旦フェルニルに帰還することになるが……
そこで蓮弥達は、これからの戦いが全面戦争だと神父が言った意味がようやくわかることになる。
「なんだよ、これ……」
フェルニルに戻り、一行を待ち受けていたのは、血のように赤黒く染まった空に亀裂が入る光景。恐怖心を煽るような酷く不気味で生理的な嫌悪感を抱かずにはいられない光景は、例えるまでもなく世界の終わりを意味していた。
そこに見えるのは黒い雨と白い雨。それを注視してみればそれが魔物と神の使徒の軍団だとわかるだろう。亀裂の大きさは世界全てを覆う規模を誇り、どこを見ても魔物と神の使徒が空を覆う地獄のような光景。
「これって神域が開いたんだよね。夢で見たのは神山上空だけだったけど、あれってどこにでも出せるの!?」
「そうみたいね。もっとも、流石に範囲が広いせいか、敵の密度は神山に集中するより薄いみたいだけど」
雫と優花が邯鄲にて経験した神話大戦は、神山上空に神域の門が開くことによって出現した数千万体の魔物と神の使徒の軍勢が押し寄せることで始まった。雫達の知識と違う点は、門はトータスの上空を覆うように出現していること。それゆえに被害規模が世界全域に広がっていることだろう。ひとつだけ幸いなのは、範囲が広くなった分、敵の密度が薄くなったこと。悪いことは範囲が広すぎてまとめて殲滅することは不可能であることだろうか。
「吉野、避難所の結界はどうなってる?」
「今のところ問題なく機能しているわ。神の使徒の分解対策も十分だからそう簡単に破れないわよ」
この状況を見て蓮弥が真っ先に危惧したのは、戦いに備えて世界各地に作られた結界だ。非戦闘員はほぼ全員がどこかしかの結界の内側に籠っているので世界規模で魔物と神の使徒の軍勢が押し寄せてもそう簡単には崩れない。だが、それだけでは大変なことが起きているとは真央も言わないだろう。
「ただ……先ほど、今出現している魔力反応とは比べ物にならない大きい魔力の反応が世界各地で出現したわ。間違いなく放置しちゃ駄目な類のね」
そう言った真央はフェルニルのコンソールを操作し、蓮弥達の前に立体映像を映し出す。
それは平原の中央に現れた不死者の狂騒。
帝国を中心とした部隊が迎撃を行っているが、不死身の軍隊はいくら攻撃しても平然と歩いてくる。アーティファクトで守られてはいるが、その守りが物量で押しつぶされるのは時間の問題だ。
それは、北の地域に出現した魔人族の集団。
主に魔王城に付いてこなかった竜人族が戦っているが、強化された魔物や魔人族。なにより神より力を与えられたフリードと更なる進化を遂げた白神竜ウラヌスによって劣勢に立たされ始めている。
それは、西の海に現れた異形。
ここではなぜか形容しがたい巨大な何かと神の使徒が戦闘を行っていた。神の使徒が分解砲撃や各種魔法、大剣による攻撃を行っているが分解を超える再生により攻撃は通じず、逆に異形の攻撃を受けて次々と撃墜され、捕食されている。
敵味方関係なく捕食するその狂気に巻き込まれないように、海人族の戦士は遠巻きに異形から分かたれた魔物と戦うしかない。
それは、東の森に現れた天使の軍団。
他の量産型の神の使徒とは別枠に位置するナンバーを与えられた特別な使徒が森に向けて攻撃を放つ。覚醒したウーア・アルトの加護を得た亜人族が抵抗しているが、徐々に戦線を後退させられている。唯一戦いになっているのは闘気と神代魔法を手に入れたことで他の亜人族とは一線を画する力を手に入れたハウリア族だけだ。
「時間がない! 俺達はこれから各地に飛んで奴等を止めるぞ。このままだと大勢の被害が出る」
おそらく神父の狙いは蓮弥達の、正確には蓮弥の足止めだ。
世界各地に戦火を広げることで時間を稼ぎ、己の目的を遂げようとしている。
「なら役割分担が必要ね。藤澤君は一番あの神父に警戒されているから、足止めなんて喰らってる場合じゃない。ユナさんの解析が終わり次第すぐに神父を追って。他は……」
「私は……恵里のところに行きたい」
コンソールに何かを打ち込む真央に対して、鈴が己の想いを告げる。
「今度こそ、今度こそ恵里を捕まえたい。多分ここしかチャンスがないと思う。だからお願い、皆!」
鈴とて自分が私情で動いているのはわかっている。もしかしたら自分じゃなくて他の人が行った方が効率がいいのかもしれない。だが、鈴とてここは譲れない。ここで行けなくてはなんのために力を付けたのかわからないから。
「わかったわ。恵里は鈴に任せるから。その代わり少しだけ私に時間をちょうだい。鈴に伝えなきゃいけないことがあるから」
鈴の意思を雫が飲み、鈴に恵里のことについて自分の知り得ることを全て伝えようとする。
「なら、私は海の方かな。…………ここで私も終わらせないと」
そして鈴につられて、香織がそう宣言した。海に待つのはおそらく檜山大介だろう。香織としても色々な因縁がある彼との関係をここで清算しておきたい。
「なら妾は北の方に向かうとするかの。シアお主は?」
「私は森に向かいます。家族を放ってはおけませんから」
ティオとシアも行先を決める。
この場で蓮弥達がバラバラになるのもおそらく神父の計画の内だろう。だが、そうしなければ多くの犠牲が出るのも確か。完全に神父の思惑通りだが、それを覆すことのできる要因もある。
「蓮弥……感応終了しました。神父の行先は……神山です」
ユナの言葉を持って、蓮弥達の決戦の舞台は決まった。
~~~~~~~~~~
そして蓮弥達が各々戦地へ向けて準備を済ませる中、一人仲間と離れて行動しているハジメは、ミシェールの先導にて一級危険地帯を歩いていた。
「一体何だ此処は? そこら中に存在する底なし沼と有毒ガスの噴出口。霧で視界は悪い上に魔物も奈落級。大迷宮以外にもこんな場所があったのか」
「…………ここは紺碧の大地。かつて存在した我が国の防波堤となっていた場所です」
「我が国の、ねぇ」
ハジメは前を歩く妙齢の美女ミシェールを見る。
ハジメは蓮弥に渡していたクロスビットによって、蓮弥達に何が起きたのか正確に把握していた。
そして、起きた事象を考察して、改めて目の前の女の正体を考えた時、浮かんできた答えは一つだった。
「つまりユエは強制的に里帰りさせられたわけだ。なぁそうだろ? 吸血鬼」
ハジメはミシェールのことを吸血鬼だと断じる。
「冷静に考えれば意外でもなんでもねぇ。五百年前に滅びたとされている竜人族だって生き残ってたんだ。なら三百年前に滅びたはずの吸血鬼の生き残りがいてもおかしくねぇからな」
ミシェールが吸血鬼だとしたら、少なくともユエを連れ去ったのが神エヒトの意思ではないとわかる。もし魔王が雫の知識通りに神の眷属であるアルヴに取りつかれているのなら吸血鬼ではなく神の使徒を使うだろうから。
「つまり、魔王ってのはユエの……」
「無駄な話はここまでに致しましょう。もうすぐ……到着します」
幾度か空間転移した感覚があったので正確な距離を掴めずにいたハジメだが、羅針盤を見て本当に目的地に到着したことを知る。
そう、ユエにとっての……大切な場所へと。
「ここに純粋な人間を招くのは、おそらく解放者の時代以来でしょう。ようこそ……」
──鬼神の国、アヴァタール王国へ
>逃亡する神父
神の力を手に入れても神父は神父。神殺しと真っ向勝負するほど驕ってはいません。そして神父の手により、戦火はトータス全土に渡ることになります。
あとがき
これにて、第1章、エヒトの神話大戦は終了しました。予想していた人もいるかもしれませんが、神父の目的の一つは神の力の簒奪です。
大災害の封印を解いたのもその封印の仕組みを知ることが目的であり、これから神父が願いを叶えるための神話大戦が始まります。
そして8章にて作者を悩ませていた登場人物多すぎて進め辛い問題と蓮弥が強すぎて扱い辛い問題を解決するため、しばらくオムニバス形式での話が続きます。
各地方に因縁の相手との戦いが用意されているので、同時系列による戦いが展開される予定です。なお執筆は順不同。
>鈴VS恵里
ようやく相まみえる二人。鈴はやる気十分ですが、本作の恵里は未だに裏切ってから鈴への反応が希薄。なのでまずは真っ向勝負で振り向かせないといけません。龍太郎も一緒についてきているので死兵対策もばっちり。果たして鈴は恵里を救うことができるのか。
>香織VS檜山
ある意味因縁の組み合わせ。檜山にとって聖遺物の影響もあり香織への執着は原作より深いですし、香織にとっては檜山の行動でハジメへのフラグが折れたようなもの。自分の怠慢もあったとはいえ色々複雑な想いを抱えているのでここらで決着を付けます。
単純な戦闘力では原作より弱体化している香織と原作より強化されている檜山。意外といい勝負になるかもしれません。
>ティオVSフリード
原作と同じ組み合わせ。原作との差異をどう出すかが鍵かな。
>シアVSエーアスト+神の使徒
こちらもティオ同様の組み合わせですが、こちらは色々差異が出てくる予定。ただ一人最後の大迷宮を攻略できなかったシアの葛藤。そして無理やり神父に従えさせられているエーアスト。これらがどんな化学反応を起こすのか。
それと東の地域だけ戦力差が大きいので助っ人を派遣する予定。
遠藤「俺だよ」
>ハジメVS????
ユエの祖国を訪れたハジメを待っていたのは、原作とは違う真の魔王。果たしてハジメは最愛を取り戻せるか。そしてお義叔父さんにユエとの結婚を認めてもらえるのか。
>神父を追う蓮弥
蓮弥と雫は神父を追うことになります。果たして神父の目的とは。その目的を知った時、蓮弥はどうするのか。もちろん堕天使も登場します。
>その他
優花や他のクラスメイト達の戦いも書けたらいいなと考えています。
さあ、ここから頑張って更新頻度を多くしたいなぁ(願望)
では、次回。