総数417票が集まりました。内訳は以下の通りです。
18階層での殺人事件を書いた方が良いか
当たり前… 61
レイピア折れてないし書かなくていい… 70
ベルくんも連れていこう… 237
別にどちらでもいい… 49
という事でベルくんも連れていくことになりました。本当にありがとうございました。
原作と多少日数がズレていますが辻褄合わせだったりするので目を瞑っていただければ
「へぇ! バベルにこんなところがあったんですね!」
ダンジョンの上にそびえるバベル。
神様とリヴェリアさんは、僕の身体が完治してから装備を新調させる方向で合意し、あれから四日後の今日、リヴェリアさんとバベルに来ていた。
ケースに飾られている武器や防具の数々に目を輝かせているとリヴェリアさんが苦笑しながら僕の頭を撫でる。
「喜んでいるところ悪いが今日用があるのはもう少し上の階だ」
それに値段は見たかと言われて、値札を見てみれば0が片手の指では足りないほど並んでおり、僕はケースから飛び上がるように離れた。
「ほら、行くぞ」
そう言って昇降機の方へ歩いていくリヴェリアさんを僕は慌てて追いかける。
昇降機でさらに上の階へ行くと、そこにも沢山の武器や防具が並んでいる場所だった。
値段も7400ヴァリスなど僕でも手が届きそうなものばかりだ。
「私は今日はただの付き添いだ。防具はベル自身が選べ」
「はい!」
片目を瞑りながらそう言ってくるリヴェリアさんに笑顔で答えてから、僕はお店の奥へと繰り出していく。
全身を覆うような
中身は白を基調にした
「ヴェルフ・クロッゾ、かな?」
胸当ての裏に刻まれていた名前を覚えると、箱ごと持って店員さんの元に向かう。
「すいません! これください!!」
「はいはーい! あれ、君は!」
僕よりも身長が低いその女性は、頭の両側で結んだ髪を揺らしながら僕を見ると、表情をパッと明るくさせる。
「はい?」
「君、この前の怪物祭でモンスターを倒してくれた冒険者だろ? その白い髪が印象に残っててね」
そう言って「ありがとう」と手を差し出してくる女性に、僕ははにかみながらその手を握った。
「僕は神ヘスティア。君は?」
「僕はベル・クラネルです」
「へえ、ベル君か。……ところでさ、ベル君。君うちのファミリアに入ったりはしないかい?」
耳打ちするように聞いてくるヘスティア様に、僕はドギマギしながら「すでに神様がいるので」と答えると、
「だよねぇ。君みたいな優秀な子を他の神がほっとく訳ないし、そもそもモンスターを倒してる時点でどこかのファミリアに入っているのに……」
と言って項垂れてしまった。
「ああ! ごめんよ無茶なこと言って、それでその防具を買うのかい? なら9900ヴァリスだね」
しかしすぐに頭を振って笑顔に戻るヘスティア様に、僕は慌ててヴァリスを数えると机に出す。
「ありがとうございます。見つかるといいですね! ヘスティア様の家族になってくれる子が!」
「ああ! 君みたいなかわいい子を見つけてみせるよ!」
笑顔で手を振ってくれるヘスティア様に手を振り返しながら、僕はリヴェリアさんの元に走って行く。
「ん? それでいいのか?」
「はい!!」
僕が満面の笑みで言うとリヴェリアさんは僕の頭をポンポンと叩くと、「なら行くぞ」と言って歩き出す。
僕は防具の入った木箱を抱えながらリヴェリアさんの後をついていくのだった。