「さあ、予言を渡すのだ」
ルシウス・マルフォイは片手を突きだし手のひらを広げ、息子と似た気取った声で言った。
「シリウスはどこにいるんだ?」
ハリーが聞いた。すると死喰い人たちが笑い始めた。
「シリウスはどこなんだ!」
ハリーが叫んだ。すると、黒髪の女性が出てきた。
「ベラトリックス・レストレンジだ」
ネビルが囁いた。
「ちいちゃな赤ちゃんは夢を本物だと思いまちた」
ベラトリックスは赤ちゃん声で言った。
「何だって?」
ハリーが言った。
「もう現実と夢との違いがわかってもよい歳だろうな、ポッター」
マルフォイが言った。
「予言を渡せ。さもないと杖を使うことになるぞ」
マルフォイが言うのと同時に死喰い人もハリーたちも杖を構えた。
『アクシオ 予……』
『プロテゴ!』
ベラトリックスが呪文を言い終わらないうちに叫んだ。
「やめろ! あれを壊すな!」
マルフォイが言った。
「なら、あの小娘を拷問するのを見せたら渡すだろうね。一番小さいのを捕まえな」
ベラトリックスが言った。すると、みんなはジニーの周りを守るように固めた。
「もし、僕らのうちの誰かを襲えば、これは粉々になるぞ。ご主人様はあまり喜ばないだろ?」
ハリーが言った。ベラトリックスはただ、ハリーを睨み付けた。
「それで、これは何の予言なんだ? どうしてヴォルデモートがこれを欲しがるんだ?」
ハリーが言った。すると、ベラトリックスは鬼のような形相をした。
「お前の汚らわしい唇であの方の名を呼ぶな! 『ステューピファイ!』」
ベラトリックスの呪文は棚に直撃した。マルフォイが予言に当たりそうだったのを屈折させたのだ。
「私たちに小細工は通じないぞ。ダンブルドアはお前がその傷痕を持つ理由が神秘部にあると教えていないわけがなかろう」
マルフォイが言った。ハリーは眉をひそめた。そして、口を動かさないようにして、合図をしたら棚を壊すように言った。
「なるほど、だからお前はもっと早く来なかったのか」
「つまり、あいつは僕にそれを取りに来てほしかったんだ。どうして自分の手で取りに来ないんだ?」
「闇祓いの前に自ら闇の帝王の姿を見せる?」
ベラトリックスが言った。そのあと、ルシウスが話始めた。そして、ハリーは
「いまだ!」
と叫んだ。
『レダクト!』
六つの呪文がそれぞれの方向に飛んでいった。
「逃げろ!」
ハリーが叫んだ。棚などが頭上に落ちてきた。逃げ続け、みんなは九十七列目まで来た。そして、無我夢中で走った。そして、ノエル、ロン、ジニー、ルーナは別の部屋に死喰い人に追い込まれた。四人はとりあえず、隠れることにした。
「この部屋は何かしら……? 星?」
ジニーが言った。
「ええ、惑星よ。私のママ、五年くらい前はこの部屋で働いていたの。ほら、木星が見えるわ」
ノエルが言った。
「あ! やめて! やめてよ!」
いきなりジニーが叫んだ。死喰い人の一人がジニーの足を捕まえたようだった。
『レダクト!』
ルーナはその死喰い人の目の前で冥王星を粉々にした。死喰い人は倒れたがジニーの足から『ポキッ』と音がした。
「ジニー! 私に捕まって。……ロン? どうしたの?」
ノエルがジニーを引き寄せながら言った。ロンは木星を眺めていた。
「『臭い星』だ」
「は? 『ステューピファイ!』 どうしたのよ」
ノエルは残りの死喰い人に攻撃をしながら言った。
「『モー・クセー』だ」
ロンが言った。
「変な呪文がかけられてるんだと思うよ」
ルーナが言った。
「大丈夫かしら……。とりあえずこの部屋を出ましょう。こんな暗闇で攻撃されたらたまったもんじゃないわ。ルーナはロンを引っ張って来て」
ノエルはジニーを背負い、ルーナはロンを引っ張りながら部屋を出た。すると、出た先にはハリーとハーマイオニーとネビルがいた。ハーマイオニーとネビルはもう、大怪我をしていた。ネビルはまだ動けていたが、ハーマイオニーはもう、動けないようだった。
次こそずっと書きたかった話を絶対書きたいです。絶対書きます。