ハリー・ポッターと鷲寮の少女   作:有栖川八重

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二話目です。ノエルはそんなに出てこないです。内容のほとんどが原作の内容を要約した感じです。


ホッグズ・ヘッドで

「本当にここでいいのかい? ハーマイオニー。こんなヤギ臭いところ、いったい誰が来るんだよ」

 

 ロンが鼻をつまんだ。

 

「私達が来ます。三本の箒でスリザリンの連中に聞かれるよりもよっぽどいいでしょ」

 

 ハリーとロンとハーマイオニーの三人が一番広いテーブルに腰かけた。

 

「注文は?」

 

 バーテンの爺さんが聞いた。

 

「バタービールを三本」

 

 ハーマイオニーが答えた。バーテンは誇りを被った汚ならしい瓶を三本テーブルに置き、

 

「六シックルだ」

 

と言った。ハリーが三人分を支払った。

 

「それで、今日は誰がここに来るんだい?」

 

「何人か呼んだわ。ジニーとかネビル、ルーナもね。私が直接呼んだのはほとんどあなたと面識がある人だわ」

 

「ほとんどは、と言うと?」

 

 ハリーが聞いた。

 

「そうね。ノエル・ガーネットとかよ。レイブンクローの。古代ルーン文字と数占いで一緒なの」

 

「あの、ノエル・ガーネットかい!?」

 

 ロンがすっとんきょうな声をあげた。

 

「ノエルがどうしたの? そんな変な子かしら?」

 

「あいつの両親はどっちも魔法省で働いてるんだ。母親は神秘部で父親は闇祓いだ。シリウスを一番最初に取り押さえたのはあいつの父親だぞ」

 

「だから何なの? ノエルは関係ないでしょ。

 あっ、来たわ」

 

 ハーマイオニーが言うとバブのドアが開いた。

 

「えーと、ハーマイオニー? 僕は数を数えるのが苦手だからかもしれないけれど、これは何人かというレベルじゃないとおもうよ」

 

 ハリーが言った。ハーマイオニーは嬉しそうな顔をしていた。

 

「えー、皆さん、集まってくれてありがとう。私達がここに来た理由は適切な自己防衛を学ぶためですよね。私達はそれを学ぶ必要があります」

 

 ハーマイオニーは唾を飲み込んだ。

 

「なぜなら、ヴォルデモート卿が戻ってきたからです」

 

 何人かが体をびくつかせた。そして、全員の目線がハリーに注目した。

 

「でもさ、例のあの人が戻ってきた証拠なんてどこにあるんだ?」

 

 ブロンドのハッフルパフのクィディッチの選手が言った。

 

「誰だっけ? 君」

 

 ロンが聞いた。

 

「ザカリアス・スミスだよ。クィディッチに出てるだろ?」

 

「知らないや」

 

「僕は君にその話をするためにここに来たんじゃない。そのために来たなら出て行ってくれる?」

 

 ハリーが言うと黙った。

 

「それで、私達はハリーを先生に防衛術を学びたいと思います」

 

 ハーマイオニーが上ずった声で言った。

 

「ねえ、あなたって有体守護霊を創りだせるって本当?」

 

 ハッフルパフのスーザン・ボーンズが聞いた。

 

「あー、うん」

 

「それに、バジリスクを殺したんだろ?」

 

「一年生の時は言者の石を守ったよ」

 

「ネビル、賢者よ」

 

 ハーマイオニーが言った。

 

「それに、去年はたくさんの課題をやり遂げたわ」

 

 テーブルの周りでみんなが感心してざわめいた。

 

「聞いて、僕は一人でそれを全部こなしたわけじゃないんだ」

 

「でも、僕は……」

 

「じゃあ、皆に聞くわね。ハリーに教えてもらうことに賛成する人」

 

 ハーマイオニーが聞いた。すると全員が手を上げた。

 

「皆、賛成でいいのね。じゃあ、次に何回集まるかを決めましょう。週に一回は集まらないと意味がないと思います」

 

「待って、クィディッチの練習があるわ」

 

 アンジェリーナが言った。すると、他のクィディッチの選手達も頷いた。

 

「きっと、何日か皆の都合の良い日があるはずよ。場所も決まっていないから、一回目の集まりの日時と場所が決まったら皆に伝えるわね。

 あと、この羊皮紙に名前を書いてくれるかしら? ここに名前を書けば、この事を誰にも言わないことを約束したことになるわ」

 

 ハーマイオニーが羊皮紙を鞄から出して、全員が記名した。そして、全員ホッグズ・ヘッドから散っていった。

 

「ハーマイオニー。今日はありがとう」

 

 ノエルがハーマイオニーに近づいた。

 

「ノエル。私も来てくれて嬉しいわ。こっちが、知ってると思うけど、ハリー。それでこっちがロンよ。ロン・ウィーズリー」

 

「はじめまして。私はノエル・ガーネットよ」

 

「君はこういうのに参加しないタイプだと思ってたよ」

 

 ロンが言った。

 

「あら、私、あなたと話したことがあるかしら?」

 

「僕の父は魔法省で働いてるんだ。君のお父さんについてはパパから聞いてるよ。権力に絶対に従うんだろう?」

 

「そうね。私のパパはね。でも、それも賢い生き方だと思うわ」

 

「ロン。やめなさい」

 

「いいのよ。間違っていないもの。でも、例のあの人が戻ってきていても、戻ってきていなくてもこれを習うことは必要だと思うわ。まず、アンブリッチの授業じゃOWLをパス出来ないもの。じゃあ、私はここで」

 

 ノエルはハーマイオニーに手を振って、バブから出ていった。

 

「君に似てるかもね。試験が大好きなところとか」

 

 ハリーが言った。




ノエルの家のガーネット家はは聖28一族に親戚が多く、ブラック家、マルフォイ家、ウィーズリー家とも血縁関係にあります。特に、ブラック家の血は濃く、ノエルはけっこう美人さんです。
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