ELSWORD ~過ちを繰り返さない~   作:Surf

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自己設定が多少入ってます^^;初めての作品のため
※色々とおかしい部分があるかも
※漢字間違えてるかも
※表現がうまくできないかも

温かい目で見守ってくれるとうれしいです

レイヴン:RF レナ:GA エルス:LK アイシャ:EM ラシェ:IP イヴ:CN


機械の力

キングナソードを死闘の末破壊した俺達はペイター地域へと向かう馬車に揺られていた

ペイターは今魔族との戦争によりいたる所が崩壊し、道が荒れていた

キングとの戦いの後すぐに 魔族との戦争で戦力が不足しているので援軍を頼みたいと 言う依頼が俺達の元に来たので休息はまったく取っていない。

馬車に揺られて数時間エルスは壁に寄り掛かり眠っていた、アイシャもまたエルスの方に寄り掛かり眠っている、そんな様子を眺めた後手元にある文献に視線を移す、文献にはナソードの歴史やペイターの歴史などが書かれていた。

ナソードの歴史と言っても詳しく書かれている訳ではない大半がペイターの歴史だった

ナソード…彼らはキングナソードを中心とした組織、親友に裏切られ左腕を無くし瀕死の状態の俺をナソードと人間の融合実験の実験体にするために回収したのだ。改造された俺は空賊として街や村を破壊し虐奪を繰り返しながら定期的にキングに情報を送っていた、そんな俺を止めるためにエルス達が船に乗り込んだのだ、エルス達に敗れた俺は自我を取り戻し「罪の清算」をするためにエルス達に同行した、このボロボロの体でどこまでできるかわからない、それでも生きている限りは罪滅ぼしとして彼らを守りたい、俺の様に歪んでほしくないから

だが、ナソードハンドは確実に俺の自我を蝕んでいる、自我を失ったとき俺は俺ではなくなる破壊衝動のままに破壊し続けるだろう・・・

そんなこと考えながら左腕を見る

「ねぇ、レイヴン」

不意に声を掛けられ顔を上げるとレナが心配そうな顔していた

「どうした?」

返事を返すとレナは少し戸惑った後に

「何かあったら相談して、いつでも力になるから」

どうやら不安が顔に出ていたらしい、俺もまだまだ未熟だな

「いや、大丈夫だ」

彼女は微笑みながら わかったわ と言った後俺の前に座り壁に寄り掛かりながら目を閉じた

彼女も疲れているのだろう休む暇もなくこの長旅だ

再び左腕を見る黒と赤の棘が生え触れるもの全てを無差別に傷付てしまう機械の腕・・・

もしも、俺が暴走したら・・・そこまで考えて俺は不安を振り払うように頭を左右に振る

後数時間で先に着いてるであろう二人の仲間がいる宿に着くはずだ・・・俺は文献に没頭した

 

エルスとアイシャは壁に寄り掛かりながら寝ている、それにしてもさり気なくアイシャも積極的ね

ふと左を見ると左腕を眺めているレイヴンがいたその顔はなんだか不安と苦しさが混じったそんな顔だった

自然と私はレイヴンに声を掛けていた

「どうした?」

彼は私を見上げる言う内容を考えずに声を掛けてしまったので最初は謝ろうと思ったけど言葉はすぐに見つかった

そんな哀しい顔しないで 言おうと思ったけど言えなかった何故かはわからない、代わりに出てきた言葉は

「何かあったら相談して、いつでも力になるから」

でも、返ってくる言葉は分かっていたこんな事言えば彼は必ず

「いや、大丈夫だ」

自分の不安を隠そうとする彼は優しすぎるのだ、回りに迷惑を掛けないために嘘をつく

だから、私も彼の言葉に騙された振りをする わかったわ 微笑みながら私は彼の前に座り目を閉じる

閉じると言っても少しだけ瞼を開いている 薄目と言う奴だ

目の前の彼は再び左腕を見た後頭を左右に振って本に集中し始める

いつか、いつか私に相談してほしいな

そう想いながら私は瞼を閉じ意識を手放した

 

一つの宿に馬車は止まった俺は左で寝ているエルスとアイシャを揺すって起こす次に目の前のレナを起こした

宿の扉が開き金色の長髪の青年と銀髪の少女がこちらも髪が長い

「皆様お疲れ様です!」

青年、ラシェは元気よく言った、それに続き銀髪の少女、イヴも短く お疲れ様 と言った何故か少し不満そうだ

「このぉ!バカエルス!」

「ぎゃぁぁ!いきなり火の玉をぶつけるんじゃねぇ!馬車が燃えたらどうするんだよ!てか、死ぬ!」

俺が何をしたんだよ!といいながらエルスは馬車から飛び出し走っていく後を追うようにアイシャも飛び出しエルスを追撃するその様子をレナは微笑ましそうに見ていた エルスよ、いくら寝ていたとは言え女性の胸を触るのはよくないぞ。レナが降りたので俺も続いて降りるとラシェとイヴが部屋の位置を教えてくれた、しばらくするとアイシャが黒焦げのエルスを連れて帰って来た少しやり過ぎたらしく慌ててレナが用意した薬をエルスに飲ましていた少しは手加減しようなアイシャ

一通りの騒動が収まった後夕食になった今晩の担当はレナとアイシャだ、晩飯ができるまで男性陣はその間にお湯で濡らしたタオルで体を拭いていたこの宿には一度燃やされていて風呂はまだ修理ができていないらしい戦争中なのに俺たちのために宿を修理してくれたのだそこは我慢しよう

イヴは電気で汚れを飛ばしていたどういう原理でやっているのだろうか?ナソードならできるのか?        

しばらくするとレナとアイシャが宿の食堂に料理を運んで来たエルスが待ちきれないと言わんばかりにフォークとナイフを持って立ち上がっていたその様子を見ていたイヴが非難の目でエルスを見ながら 少しは落ち着けないんですか? と注意をしていた

それぞれが自分の席に着き食事をした、うん、今日もいい味だ

次は女性陣が体を拭くのでエルス、ラシェの順に二階に上がっていく最後に俺二階に上がろうとして階段に足をかけた時レナがアイシャに近くに水辺があるんだけど~と言っていた気がした、まさか水浴びをしに行く気か?結構寒いぞ

ラシェに言われた部屋に入り上着を近くの服掛けに投げる、今日は疲れた、距離があり過ぎる上に休暇がないのはさすがに堪える崩れるようにベッドに倒れこむとすぐに眠気が襲ってくる俺はそのまま眠りに落ちていった。

 

 

宿の一階から血の臭いがする、左手を構えながらそっと階段を下り扉を開け中を覗き込む

床一面に血溜まりができている、飛び散った血が壁を赤く染めている。

エルス、アイシャ、ラシェ、イヴが床に倒れ血を流している

血溜まりの中央に立っている影が右手でレナの首を締め上げている、影は左腕の義手でレナの腹部を貫いた

ズシャリッ!と音を立て血が噴出す、影は義手を抜くとレナを床に叩きつけた

影は俺の方を向く、その顔は俺だった

「しっかりしろ、兄貴!!」

「っ!?」

俺はエルスに揺さぶられ飛び起きる、あれは夢だったのか・・・現実を認識しようと周りを見回すさっき寝付いた部屋だ、額を伝う汗を右手で拭うい呼吸を整える、突然右手を掴まれ反射的に右を向く

「兄貴・・・なん・・で・・・」

手を掴んでいたのは血だらけのエルスだった

視界が一瞬歪み場所が影が立っていた部屋になった俺は血溜まりの中央に立っていた、周りには仲間達が倒れている。

「あに・・・き・・・」

エルスは右手を掴みながら苦しそうに言った、俺の左腕も血がベッタリと付いていた

「兄貴ならナソードに勝てるって信じていたのに・・・」

エルスから力が抜け血溜まりに倒れる血が辺りに飛ぶ

前を向くとレナが倒れている腹部に穴が開いているのが一目で分かる

レナは虚ろな目で俺を見上げる、そしてゆっくりと唇が動いた

 

裏切り者

 

「うわぁぁぁ!!」

俺は叫びながら起き上がる

影が仲間を襲ったのが現実か?

俺が仲間を襲ったのが現実か?

何も起きていないのが現実か?

何が現実だ?何が夢だ?ここは何処だ?

尋常じゃない量の汗が全身から吹き出る、震える両肩を抱く、落ち着け、落ち着くんだ!何度も深呼吸を必死に繰り返し落ち着こうとする、影は間違いなく暴走した俺に間違いない

・・・何分足っただろうか?いや、何十分かもしれない

臭いを嗅ぐ、血の臭いはしない。左腕を触る、血は付いていない。ここは俺の寝ていた部屋だ。

大分落ち着いてきたが、もう寝付ける気分じゃない

散歩にでも行って気分転換でもしよう、上着を着てその上に黒のコートを羽織る、思った以上に寒かったからだ

 

ペイター村の灯りは全部消えていた、魔族に位置がばれないようにする為だ、俺のナソードの目でもこの暗さでは灯りがないと見えないのだが月明かりが思った以上に灯りの役割をしてくれた

宿を出て道を歩く、しばらくすると湖の近くの道まで来た歩いていると湖の方から音が聞こえる、何かが水の中を走っているような音だ、俺はそっと茂みから湖に近づく

もしも、この音の正体が魔族なら急いで対処しなければならない水辺まで来ると誰かがいるのが分かる

茂みから目を凝らす、月明かりが湖を照らす青緑色の髪が見えた・・・待て、あの後姿はレナではないか?

どうやら水浴びをしているらしい、と言うかこの寒さで水浴びをするか!?

魔族ではないということがわかったのでそっと茂みから元の道に戻ろうと後ずさりした帰ったら温かい飲み物でもレナに出してやろうそう考えていると、バキリッ!と乾いた木が折れる音がした、しまったと思った時にはもう遅かった

「誰!」

レナの鋭い声が茂みに向かって放たれる、このまま隠れていたら魔法が飛んできそうな雰囲気があったので茂みから両手を上げながらレナの前に出る

「れ、レイヴン!?」

レナもかなり動揺していた、まぁ、当たり前だろう魔族か何かと思って叫んだのだろう。

「その、なんだ、散歩をしていたら音が聞こえてな、魔族だとまずいので様子を見に来たんだ」

俺は理由を説明し、レナを見ないように注意しながら言った、いや、な、察してくれ

レナはそのまま話し続ける

「貴方がこんな時間に散歩するなんて珍しいわね。なにかあったの?」

勘がいいな、素直にそう思った。

だが、やはり、気付いていないようなので言った方がいいな

「れ、レナ、その、服を着てくれないか?」

レナは一瞬固まり自分の姿を見た後耳まで顔を赤くし首まで水に沈み茂みまで泳いで行く

多分、あっちに服があるのだろう。水温は高いのだろうか?首まで沈んで泳ぐレナを見て心配した

俺は近く木が倒れていたのでそこに座って待つことにした。しばらくすると、レナが服を着て茂みから出てきた、まだ顔が赤い

レナは俺の左側に座ったので右手でレナの手を握る、思った通りかなり冷えている

レナはさらに顔を赤くしていた

「レナ、水浴びをする時は水温も考えろ。風邪を引いてしまっては元も子もないだろ?」

俺は着ていたコートをレナに掛けた ありがと とレナは言った

「それで、レイヴンは何かあったの?」

再びレナは俺に聞いてきた、言おうか少し考えたが結局言うことにした

夢を見たんだ、俺がナソードの力を抑えることができず、お前達を殺してしまうそんな内容だった、俺は恐くなってな、いつかあのようになってしまうのではないかと考えると

「俺がもしも、暴走してしまったら・・・」

その時は と言い掛けた時、レナが俺の左手を取る

レナと俺の目が合う青緑の髪が月明かりに照らされて輝く

「大丈夫、私が貴方の止める」

レナは俺の目を見て言った

「だから、もう哀しい顔をしないで、不安な顔をしないで。もっと私達を、私を頼って」

俺は胸が暖かなるのを感じた、この感じは昔感じた事がある

ナソードと人間との融合の実験台にされた時にこの感情はどこかへ消えていたんだ

「ありがとう、レナ」

俺は顔を伏せながら言った、顔が赤くなるのを感じたからだ。

そんな俺をレナはやさしく抱きしめてくれた。

 

レナは何か思いついたように俺の左腕に抱きつく

「なっ!やめろ!怪我するぞ!」

俺は左腕を引こうとしたが予想以上に力を込めて抱きついているのでなかなか引っ込めない、無理に引こうとすればレナが怪我をしてしまう

「大丈夫よ、貴方は左腕に敏感になりすぎよ?それとも右腕の方が良かったかしら?」

と、レナ悪戯な笑みを浮かべた。どっちを選んでもダメじゃないか・・・

とは言え、やられっぱなしは性に合わないので

「そうだな、左よりは右の方が安全だからな」

レナは少し顔を赤くしながら、右腕に移った。離れると言う選択肢はないらしい

「ねぇ、レイヴン」

右を向くとレナが俺を見上げていた、立ち止まり どうした? と聞くとレナは右腕から離れた

「相談してくれて、ありがと」

彼女は俺の目を見ながら言った

「礼を言うのは俺の方だろ?」

俺が不思議そうに言うとレナは首を横に振った

「ううん、私に相談してくれてありがとって意味よ」

レナは俺の左手を取る

「さぁ、明日は早いわ。帰りましょ」

レナは俺を引っ張りながら歩き出す。

俺はそんな後姿を見て、彼女を守りたいと強く思った

END

------------おまけ--------------

それは、宿に着いてレナとアイシャが料理をしている時だった

レナは皿を用意しているアイシャを見てふと疑問になった事を聞いた

「ねぇ?アイシャ最近エルスとはうまく言ってるの?」

レナの発言にアイシャは固まった後顔真っ赤した

「ななな、なんで、そそそ、そんなこと聞くの!?」

アイシャはかなり動揺しながら反応する

「う~ん?ほら、さっきもエルスの事真っ黒焦げにしていたでしょ?」

「うっ・・・」

アイシャは俯いてしまう

「アイシャもう少し素直に接してみたらどう?」

レナはアイシャの頭を撫でながら言った

「でも・・・」

アイシャが顔を上げるとレナはニコニコしながら見ている。ある意味恐ろしい

「アイシャはテレポート使えるわよね?エルスの部屋に忍び込んで強硬手段に出てみたら?」

 

その晩、エルスがアイシャの抱き枕になっていたのは翌朝エルスから語られたのだった

「あ、兄貴・・・俺はどうしたらいい・・・」

「頑張れ。お前はまだ若い」

 




いかがでしたでしょうか?
次の投稿はいつになるか分かりませんが、頑張って行きたいと思います!
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