異世界渡り(ワールドウォーカー)の異世界探検記   作:清一

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第2話 迷宮探検そして、告白

結局、春奈に晋一が初心者用ダンジョンを探索する合間に、都合が合う日に稽古を

つける事になった翌日から初心者用ダンジョンに挑む事になる。さらに学校の授業でいつもパーティーを組む相楽紀之と前嶋健太に智章から連絡を入れて四人で挑むことにする。

 晋一は今、初心者用ダンジョンの入り口にいる。智章との待ち合わせ時間にはまだ少し間がある。しばらくすると智章が相楽紀之と前嶋健太がやってくる。

「やぁ晋一待たせたね、それじゃあ始めようか!」

そう言うとダンジョンの入り口にあるプレートにギルドカードをかざし 承認されたことを確認しダンジョンに入っていく。

ダンジョンには初心者用ダンジョンだけでなく全てのダンジョンの入り口に承認用のプレートがあり、そこにギルドカードをかざし承認されないと、入り口に張ってある結界に阻まれダンジョンに入れないようになっている。四人は授業で第五層までクリアしているため、ダンジョンの入り口にある転移魔方陣に立つと第六層目に転移する。しばらく進むとオークが五匹あらわれる。

 「オークがあらわれたか、みんな!いつもどうり落ち着いて闘えば大丈夫だ、いくぞ」

 そして、いつものように戦闘を行いオークは四人の連携プレーで倒していく。この階層にはオーク、ブラックウルフ、ポイズンスライムだが、厄介なのはポイズンスライムの毒による攻撃だけであり、それさえ気をつけておけばいいので順調に攻略していく。

 そして、第七層からいよいよ難易度が難しくなっていく。魔法を使ったり特殊な能力を持った魔物やトラップ、隠し扉などが現れるようになるためだ。 さらに、約束どうりダンジョンに挑んでいく合間に浅香さんに稽古をつける。

 「浅香さん、まずは体内の魔力を感じる訓練から始めようか?」

 「それじゃあ、まず目を閉じて体中を血液が循環しているところをイメージしてみて。」

 僕がそう言うと彼女は言われたとおり目を閉じる。しばらくすると

 「高杉君、言われたとおり感じたよこれが魔力なんだ!」

 「浅香さん、すごいね!そんなにすぐ魔力を感じ取れるなんて魔法の才能があるのかもね!」

 こうして浅香さんの稽古は順調に進んでいったのである。だが、そんな二人に思いもよらないことがおこることになる。その日も浅香さんに稽古をつけるため待ち合わせていた。そして浅香さんに稽古をつけようと声をかける。

 「浅香さん、それじゃあ今日もがんばろう。」

 「高杉君、その前に私の事名前で呼んでくれないかな?私も晋一君て呼ぶから。」

 「ちょ、ちょっと浅香さん?」

 「浅香さん?」

 「春奈さん。」

 「何?晋一君。」

 「ちょっと聞きたかったんだけど、春奈さんはなぜ異世界渡り(ワールドウォーカー)になりたいの?」

 「晋一君が異世界渡り(ワールドウォーカー)になりたいって言ってたからよ。異世界渡り(ワールドウォーカー)になって晋一君と一緒に異世界を旅したいの。」

 春奈はそう言うとさらに続ける。

 「晋一君」真剣な顔でついに決定的な言葉を口にする。

 「あなたのこと好きです。もちろん同級生としてや友達としてだけじゃなく、1人の男の人としてよ。」

 「春奈さん、どうして幼馴染で女の子にももてる神城君じゃなく、僕なの?」

 「晋一君、君は君と私が初めて会ったのは中学三年生に同じクラスになったときだと思っているでしょ?」

「うんっ、そうだと思っていたけど。」

「やっぱり、実は初めて会ったのはその4ヶ月前に街中に突然ゴブリンが現れたことがあったでしょ、その時襲われそうになった所を晋一君が助けてくれたのよ。」

 その話を聞いた晋一は、やっとその時の事を思い出した。

 「あの時の三人組の女の子、1人は春奈さんだったんだ。」

 「やっと思い出した、そうだよあの時君に助けてもらった時から多分、晋一君の事が好きになっていたの。自覚したのはしばらくたってからだけど。」

 晋一は春奈の告白に戸惑っていた。すると

 「突然そう言われてもすぐに返事できないよね?返事はしばらく、じっくり考えてくれてからでいいから。」

 結局、その日は訓練にならなさそうなので、そのまま帰ることになる。

 そして、その翌日ダンジョンに入ってはみたものの、前日の春奈の告白の為、集中力が散漫になり、時折ミスをしてしまう。そんな僕に智章は心配そうに声をかけてきた。

 「晋一大丈夫か?体調でも悪いのか?」

 「大丈夫だよ、心配かけてごめん。この階層をクリアしてしまおう!」

 そう言って先に進みだす。今思えばここで一旦引き上げて心の整理をつけてから、あらためてダンジョン探索を続けるべきだった、

だがそうしなかった結果それはおこった。

それは探索中ある部屋に入ったときだった。

 足元に突然魔法陣が現れるとまばゆい光に包まれる。そして、気が付くと僕だけ別の部屋に跳ばされていた。すると、晋一前方に魔法陣が現れドラゴンが出現する。

「くそっ、転移トラップか!?しかもかなり下層に転移されたみたいだな、しかもよりにもよってドラゴンとは!?」

 どうやら、ファイアードラゴンのようである。しかも倒さなければ部屋からは出られない。晋一の今のレベルではとても太刀打ちできる相手ではない。だが、絶望的状況でもただで死ぬわけにはいかない。剣を抜くと切りかかるが、硬い鱗に阻まれ傷つけられない。

 「くそっ、ウォーターランス!」

 魔法を放つがやはり傷つけられない。

 すると、ファイアドラゴンがブレスを放つ

とっさに魔法で結界を張るが魔法スキルのレベルが低いため、すぐ結界か消滅する。そして、晋一はブレスの直撃をうけたのだった。

 

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