異世界シヴィライゼーション ~長命種だからデキる未来にきらめく文明改革~ 作:さきばめ
この項は世界観の補完や、あのキャラ誰だっけ? というのを簡易に振り返る為のものです。
読まなくても問題ありませんので、飛ばして頂いても構わないです。
以前のモノと重複箇所があるかも知れません。
※先に読むとネタバレの可能性あり。適時更新予定。砕けた文章もあるのでご注意ください。
キャラは
◆"空前"のベイリル
本作の主人公、帝国出身。黒灰銀の髪と碧眼のハーフエルフ。現代日本からの転生者。
飛行・機動力と隠密・火力を備えている。魔術レパートリーが多く、暗殺・白兵・砲撃いずれも概ねこなせる"修練せし才人"。
篭手に仕込んだグラップリングワイヤーブレードと、リボルバーによる二挺拳銃が主な武装。ただし使用頻度は低く、徒手空拳が多い。
基本的に冷静を
◆"見えざる
ベイリルの幼馴染、帝国出身。青みがかった銀髪に薄紫の瞳を持つ、ハーフヴァンパイアもといダンピール。
重力・引力・斥力を魔術として使い、一応飛行も可能。戦闘強度はベイリルと並んでべらぼうに高い。
元々は名字を持っていたが、両親が死んだ日より名乗るのはやめている。
両親を喪失したトラウマから、マイペースながらも自分の周囲の大切な人の為なら命を惜しまない。
◆"命の福音"のハルミア
魔領出身のダークエルフ。薄紫の髪色と小さい角が両こめかみから生える医療術士。
ベイリルに
魔術によって形成する執刀用の赤いレーザーメスを戦闘にも応用し、生物の呼吸や心理を読み取ったりと戦闘能力も低くはない。
慈悲深く愛情深いが医者としての側面も持っているので、
◆"雷音"のキャシー
連邦東部の農村出身、赤い長髪の獅人族。帯電すると髪が逆立つ。
かなり珍しい雷属魔術の使い手で、雷爪・雷牙・雷獣・雷哮の四つで戦闘を展開する。
直情的で思考を放棄しがちなだけで頭が悪いというわけではなく、勘は良いし空気も読む。
フラウとは境遇が
◆ヘッセン
皇国出身。カエジウス
巨熊に襲われ全滅したパーティで、間一髪でベイリルに助けられて生き残った男。実力も経験もそれなり。
◆"微動せぬ天秤"ニア・ディミウム
共和国出身。暗い金髪の人族。ディミウム商会をNo.1にする夢を持つ秀才。
カエジウス特区のワーム街の商業権に当選し、自分の店を出してノウハウを積んでいた。
ベイリルらの依頼を受けたおかげで、カエジウスに睨まれたりと面倒な立場に晒される。
その後はインメル領会戦で、後方の兵站の一部を担っていた。本業そっちのけで輸送・管理の実地経験ばかりが積み上がっていく。
自らの家を大商家としてのし上げたいが、度重なる経験を積まされて頭角を現すと同時に、ずるずるとシップスクラーク財団に取り込まれている。
◆"白き流星の剣虎"バルゥ
騎獣の民出身の虎人族。大柄で洗練された筋骨を持つ、絆の戦士。
王国軍との衝突の際に、相棒獣を失いながらも奮戦して死体の山を積み上げる。
その強さを買われて王国の闘技奴隷として破竹の活躍、そこから無敗のまま解放された。その後は世界を巡る旅に出る。
ひたすらに孤高を貫いていたが、ワーム迷宮でベイリルらとパーティを共にし、絆を思い出して新たに生きる道を見出す。
◆ヘルムート
元インメル辺境伯。不幸が重なって領地を失いかけていたが、シップスクラーク商会に利用されると同時に救済される。
領民の為にその身を犠牲にして汚名を被り、現在は自由騎士団に所属している。
◆"無二たる"カエジウス
五英傑と呼ばれる一人。単一個人で帝国に特区を持ち、そこでワームの半死生体を利用したダンジョンを自作している。
踏破した者の願いを三つだけ、可能な限りで叶える。自分の価値基準を至上とし、ルールに従わない者は奴隷にして働かせる。
大昔にワームをぶっ殺したので、現在も五英傑に数えられる。人族ではあるが、数百年を生きるらしい長寿。
◆黄龍
"七色竜"と呼ばれる、最古創世神話の時代より生きる竜族の内の一柱であり人語を解し人語を喋ることができる。
雷を
狭いエリアで不意討ちをかました上で勝てただけで、本来ならば上空から圧倒的な雷撃の雨あられ。
全力は未知数。長生きすぎて昔の記憶は大半は忘却の彼方。
◆"風聞一過"テューレ
ツバメの鳥人族。群青色の髪を二つ結びにしたシップスクラーク商会の情報員。
空属魔術の力量も高く、風を自在に使いこなす。特に翼も併用した飛行・旋回・巡航能力が非常に高い。
料理道を歩むことにしたクロアーネの代わりとして、情報部の多くを受け継いでいる。
◆アッシュ
ダンジョン制覇特典の報酬で貰った死卵を、トロル細胞と4人の連係蘇生によって孵化した灰竜。
カエジウス
触れたモノを風化させ灰にする
◆"素銅"のカプラン
三巨頭の一人。共和国出身の人族。くすんだ茶髪のパッと見は冴えないおじさま。
シールフとは別口で、技術として相手の心理を読むことに長けた商会における
他にも商会内における多種多様な実務・雑務もこなしていて、記憶力もずば抜けている。
ボードゲームも好きで、インメル領会戦を経て戦略・戦術にも興味を持つ。
◆"
王国出身の茶髪の犬耳な元メイド。料理に生きる人生であり、栄養学などにも詳しい。
元情報部の統括・管理も
かつては汚い仕事をやる部隊に所属していて、潜入や情報収集を得意としている。
◆"黄金"ゲイル・オーラム
三巨頭の一人の金髪七三分けなおっさんで、金糸を自在に武器にする商会最強の暴力装置でもある"天与の越人"。
ムラッけが強く、ワガママな部分があるが、身内に対しては面倒臭がっていても割と人がいいおっさん。
元はマフィア組織の長であり、裏事情や仕事に詳しく人脈も多く持っている。
商会における表も裏も事実上の顔役であり、ゲイルと元組織があったらこそ商会は短期間で大きくなった。
◆プラタ・インメル
三代神王ディアマを信仰する"イアモン
ゲイルとシールフとカプランら三巨頭の手によって育てられ、あらゆる環境から学びを得て現在は生徒会長目指して、ケイやカッファと学園生をやっている。
師匠が凄いので、弟子も自然と凄くなる。元々実験体として諸々リセットが掛かっていたのか、なんにでも楽しみを見出し、好奇心も強く人懐っこく、吸収率が半端ない。
本来は戸籍が存在しなかったものの、インメル領主の落とし子として姓を得たとで、正式にすげ変わっている。
◆エルメル・アルトマー
共和国でアルトマー商会を手掛けるやり手の大商人。
かつてゲイル・オーラム、オラーフ・ノイエンドルフ、ファウスティナ、ガスパールの支援をし、制覇特典によるカエジウス特区の永久商業権を得た。
インメル領会戦では、自由騎士団との渡りをつけて依頼料もすべて支払い、オーラムへの借りを解消した。
様々な
◆"運び屋"
死すら運び届けるという風聞の、薄布で顔を隠した女性。
エルメル・アルトマーを商会の会議場所まで往復運搬していた、何もかも素性わからぬ謎の人。
◆"荒れ果てる黒熊"バリス
騎獣民族の長たる熊人族。大柄で筋骨隆々、黒い髪と髭を生やす豪快な男。
野蛮ではあるが計算高く、狩猟と勝利が好きで、本当に無謀な戦闘であれば突貫しない。
かつてバルゥとは共に育った仲であり、今もなお時を越えた友情をお互いに持っている。
バルゥ同様、完全な"獣身変化"もできるが、騎獣できなくなるので半身半獣に留めるのを好む。
◆ポーラ
バリスの娘の一人で、長槍を操る猫人族。バルゥとベイリルらに最初に応対し叩き伏せられた。
努力は欠かしたことがないものの、超人級と比べるて才能の無さに劣等感を抱いている。
インメル領会戦後はバリスら大陸縦断組についていくことなく、戦災復興の為に残ることにした。
◆"嵐の踊り子"ソディア・ナトゥール
ワーム海賊を率いる、年若き乙女。戦略・戦術眼に秀でていて、理屈も重んじる。
祖父母の代から、母と叔父の時代より付き添ってくれている海賊達を手足に、ワーム海における海戦では無敵を誇る。
ワーム海限定だが嵐を引き起こして、海模様を計算した上で戦術に組み込むことすら可能。
現状からの脱却を望んでいて、"文明回華"の同道者として適した性格をしている。
◆"燻銀"シールフ・アルグロス
三巨頭の一人で王国出身、神族大隔世により先祖返りした人族。"読心の魔導"を使う独身。年齢は秘密。
記憶のエキスパートであり、そこから
なんなら他人から読み取った魔術も使いこなす。ベイリルの記憶から、地球とその知識を共有する最大の理解者。
長年生きていて戦争は好まないが、必要とあらば我慢して戦うくらいはする。
◆リーベ・セイラー
フリーマギエンスの
架空の人物であり、表向き存在するお飾りの
商会の知識と運営をよくよく知り、音圧操作で声を変えられるベイリルが振る舞うことが多い。
◆"剛壮剣"フランツ・ベルクマン
元帝国陸軍の中将で、自由騎士団の序列三位の老人。
インメル領会戦では相対的に
◆"筆頭魔剣士"テオドール
王国は円卓の魔術士の第二席。"モンド流魔剣術"の使い手で、魔力の力場を
門弟が30人いたが全員をケイ・ボルドに斬殺され、本人もベイリルと交戦の末に灰と散った。
◆"双術士"
王国は円卓の魔術士の第十席、双子を活かして同じ色の魔力を親和させる"双成魔術"を使う。
片方が死んでからは"二重詠唱"を使った。かたや心臓を貫かれ、かたや宇宙へ追放された。
◆"岩徹"のゴダール
帝国インメル領侵攻遠征軍の総大将。守戦を得意とする地属魔術士。
岩鎧を
実直な軍人然とした軍人であり、部下からの信頼も非常に厚い。インメル領会戦では生存。
◆"火葬士"
王国の魔術士隊隊長。王国フォルス公爵家の傍流の血であり、二つ名の通り火属を得意とする。
恵まれた人生であったが、戦争の悦楽と狂気に魅入られた歴戦の魔術士。インメル領会戦では生存。
◆魔術騎士隊"大隊長"
帝国インメル領侵攻遠征軍の魔術騎士隊の大隊長。
魔術騎士隊は、"双成魔術"を参考にした似て非なる"共鳴魔術"を使う部隊。
シールフと交戦し、記憶のオーバーフローによって安らかに逝った。
◆"王立魔法研究員"フェルナン
帝国インメル領侵攻遠征軍、実験魔術具隊を率いていた。王立魔法研究所員であり、そこそこに歪んだ性格をしている。
実地試験も大切にするタイプだったが、相手が悪かった。キャシーと交戦し、超電流を浴びて蒸発。
◆ベルナール卿
帝国と王国の国境をまたいでインメル領のお隣の土地。そこの領主。
インメル領会戦にも参加していたが、本編では直接にはまだ未登場。
◆"揺るぎなき灯火"リン・フォルス
王国公爵家出身の三女で人族。明るめのオレンジ色のショートボブ。
お嬢様として育てられたハズなのに、何かと自由人な気質。一族固有の四つの火属魔術を使いこなす。
聡明な大姉と、芸術肌の小姉がいる。インメル領会戦では家柄を利用して様々な渡りをつけたり、情報操作を
◆ケイ・ボルド
連邦東部の都市国家長の娘、深い青色の髪を持つ人族で"天与の越人"。親の教育方針で田舎で幼少期を過ごした。
引っ込み思案な面もあるが感情的で、思い込みが激しい。都会も田舎も両方好き。
魔鋼剣を二刀流にて扱う。刃が届く範囲では無類の強度を誇り、テオドールの門弟部隊を一蹴した。
◆カッファ
連邦東部の田舎出身、人族。ケイとは幼馴染で何かあったら止める役を自称している。
後先考えない、良い意味でお馬鹿でさっぱりな性格をしている。
ケイの相手をするのはもっぱらカッファなので、相応の実力を備えている。
◆"折れぬ鋼の"
五英傑と呼ばれる1人。番外聖騎士という立場にあり、己の絶対的信条に従って悲劇に立ち向かう"規格外の頂人"。
国家や軍団だろうが構わず相手にし、一方的な戦争にも介入してくるある意味で非常に厄介で面倒な存在。
人助けを重ね続けた結果、五英傑に数えられ
◆"戦帝"バルドゥル・レーヴェンタール
最強の軍事力を持つ帝国の頂点、戦争狂の帝王。黒髪長髪で、大剣と大爪篭手を武器とする。
定向進化の集大成とも言える戦闘強度を持ち、非常に珍しい爆発魔術を白兵戦でも使いこなせる。
自分自身が伝家の宝刀にして王冠でもあるので、自軍にとっても敵軍にとっても恐ろしく
◆シュルツ
帝国軍の若き上級大将。戦帝バルドゥルの補佐を務めていた人族。
本人も帝国軍人らしい気質を持っているが、ちゃんと場をわきまえるだけの理性も備えている。
◆ヴァルター・レーヴェンタール
帝王の血族で第八子の四男。
◆ヘレナ
ヴァルターの近衛騎士。由緒ある家の出であり幼い頃から付き従っている。
◆スィリクス
学園生時代の生徒会長の神族とエルフ種のハーフであるハイエルフ。
およそ人型の種族としては最高峰であり、本人も基本的には優秀。ただなにかと不遇。
副会長であったルテシアに見捨てられ、ベイリルの口車に乗せられてモーガニト領主代行となる。
◆アレクシス・レーヴェンタール
帝王の血族で第三子の次男。帝国東部総督の補佐を務める。近衛騎士は未登場。
性格は居丈高で権威主義的な側面が強く、差別が少ない帝国でも差別意識が強いタイプ。
◆モライヴ
帝王の血族で第七子の三男、本名はモーリッツ・レーヴェンタール。近衛騎士は不明。
学園生時代では戦技部兵術科で、ジェーンとリンとキャシーと共に学んでいた。
特に戦術面において才能を発揮し、遠征戦でも手腕を振るっていた常識人枠。
他よりも早めに卒業し、以後は商会とも連絡をほとんど取っていなかった。真意は本人しか知らない。
◆フリーダ・ユーバシャール
帝国東部総督、人族の婆さん。老いも若きも帝国に心血を注いできた、海千山千の人。
現場から退いてそれなりに長いが、若い者には負けない。実務経験も豊富で中央からの信頼も厚い。
◆"結唱氷姫"ジェーン
はじまりの四人の一人。そこそこ珍しい氷属魔術の使い手で、歌唱が得意で大好き。
かつての境遇から皇国で孤児を囲っていった結果、"結唱会"という形となって新たな人生の目標に生きている。
◆ウルバノ
皇国の聖騎士、名前だけ登場。長年連れ添った妻と、子と孫にも恵まれている人格者。
あまりに過酷な環境にある孤児を救うセーフティーネットが、自身のライフワーク。
◆"
学園時代のフリーマギエンス創立メンバーの一人。男女両方の感性を持つ中性的な魔族の男で
あらゆる芸術に通じるが特に絵画方面を得意としていて、現在はサイジック領都のデザインを
◆アマーリ
名前だけ登場、二児の母。曽祖父が帝国法務官の最高位にあったことから、幼少期から教育を受け、自らも法書の
家そのものは没落していて、愛する家族と日々を平穏幸せに暮らしているが、子供の将来を考えると先立つモノが必要。
◆エウロ
名前だけ登場、連邦西部の豪商の五男で経済や財務に強い。学園生であったが、当時は陰が薄くモブだった。
フリーマギエンスからシップスクラーク商会へと就職し、経験を積んだことで才能開花したところをカプランに目をつけられた。
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◆ワーム
地上および地中のみならず空中にまで全長を伸ばせる極大災厄。超長期間を掛けて際限なく成長し続ける。
大昔に山脈を喰らい、大陸の一部を掘り進んで海のような巨大湖を作った正真正銘の化物。
ある時期に"無二たる"カエジウスに討伐されて
アバンである第0話でも登場、実際のところは星を喰らう外来宇宙生物。
◆七色竜
創世神話における神族と竜族の大戦争から、現代まで生存し続けている原種ドラゴン。
赤竜、青竜、黄竜、緑竜、紫竜、白竜、黒竜の7柱が存在する。竜教団にも色で派閥が分かれていたりする。
例外なく翼によって飛行し、無尽蔵の災害をもたらすことが可能な最強種の
◆魔獣メキリヴナ
ワーム海の
数十年に一度ほど揚陸しては被害をもたらす災害。後々の危険を考慮されゲイルとベイリルの手により無事討伐され、生物資源となる。
■二つ名
名は体を表す、二つ名・異名・あだ名はその人物の気質そのものをよくよく指し示すもの。
世界中で慣習として色濃く残っている文化であり、自称・他称問わず利用される。
特に根なし草のような連中にとっては、二つ名を持って初めて一人前である。
■姓 / 名字
何がしかを統括・運営などをするだけの立場や職責を得た者が、国家その他所属に対して名字を登録し管理される。
名付ける際におけるの規定については、どの国でもおおむね自由である。基本的にミドルネームはない。
貴族の立場から一平民に身をやつしても、登録を解除されなければ名乗っていても構わない国もある。
公文書類や公式の場などでは、しっかりと明記したり名乗らないと罰則が生じるケースがある。
■伝家の宝刀
商会内では
その戦闘強度はまさに戦術級であり、たった一人で戦局を
そういった人材の喪失は国家の軍事力にも直接的に関わるので、お互いに抑止力として温存しておくのが戦時慣習であり暗黙の了解。
■騎獣民族
大陸中にいくつか拠点を持ちながら放浪し、獣と共に在る遊牧民族。
その気性の荒さと戦闘強度と何より機動力から、地上最強の陸軍とも噂される。
独自の文化を持っていて、その中に教育制度もあるので知的水準も実はかなり高い。
世界を駆け巡っているのでそれなりに情報通でもあり、普通は戦争に利用できるような集団ではない。
■ワーム海賊
ワームが大地を掘り食って作った湖、実際には海のようなワーム海で海賊業を営む者達。
浮遊石を含んだ
ソディア率いるナトゥール海賊団だけでなく、他にも大小様々な海賊陣営が存在する。
インメル領会戦の報酬で、帝国領海における私掠船免状を正式に頂戴した。
■自由騎士団
共和国に拠点を置く傭兵集団。他国のワケ有りなどが多くいるので、人脈や情報にも優れている。
そうした性質上、騎士団内には鉄の規律が存在し、それを破れば厳罰かあるいは極刑もありえる。
競争の為に序列が存在していて、試合や貢献度などで定期的に上下する。
■円卓の魔術士
王国が
席次については特に関係なく、単に入れ替わった時のままであり上下関係は存在しない。
特別な貴族位でもあるので、自身が支配・統治する街を持っている者もいる。
各種特権の代償として
インメル領会戦にて2席と10席が新たに空席となった。
■魔術騎士
国王と王都が
統一された戦闘教練によって、同じイメージを持たせて発動する共鳴魔術が使える。
インメル領会戦にて隊長他多くの死傷者を出した。
■五英傑
単一個人でありながら国家すら手を出せない、天頂に位置する英雄。
人類史でも圧倒的な戦果を挙げた当代の者が、自然と呼ばれるようになる。
ベイリルが現在出会っているのは"無二たる"カエジウスと、"折れぬ鋼の"。
■帝王の血族
帝国は実力主義を
しかしながら初代帝王から連綿と続く一族は、1度として玉座と冠を奪わせることはなかった。
それは定向進化と
また帝王とならずとも、一族の多くが帝国の要職で実力を発揮するのでより盤石になるスパイラルを生んでいる。
■近衛騎士
帝王の一族にそれぞれ専属に配されるのが近衛騎士。多くは幼少期から付き従う。
例外なく優秀であり、しっかりとした出自や経歴を必要とする。また職務上武力以外にも補佐をする者も数多くいる。
■黒騎士
帝都を中心として特別執行権を持つ、集団戦闘に
フットワークが軽く、軍事行動のみならず災害指定生物の討伐や、犯罪者の征討なども
統一された黒色は敵への威圧と、味方との連係の為であり、近衛騎士ともまた立ち位置の違う騎士。
■特装騎士
帝国工房が有する特殊な騎士で、帝国の様々な兵器運用を
■竜騎士
世界最強の空軍と名高い、飛竜とそれを駆る騎士によって構成された集団。
唯一人類と交流を持つ"赤竜"を頂点に、その
神王湖に面する世界第二位の山とその周辺を"赤竜特区"ないし"竜騎士特区"とし、縄張りにして住処にしている。
■双成魔術 / 共鳴魔術
円卓10席である"双術士"が使う独自の魔術、同じ環境で育った才能ある双子だから為せる術法。
同質の魔力と同イメージを魔術を掛け合わせることで、何倍にも威力と精度を引き出すことができる。
魔術騎士"共鳴魔術"はその劣化
ただしバラバラに魔術を使うよりは、一定水準で運用できるので軍事行動においては有用。
■魔術力場
魔力それ自体を力場として直接的に
範囲や密度も自在なので、極めていけば大概の攻撃は理論上防げるし、様々な装甲をぶち抜ける。
ただし魔力を純粋にエネルギーとして扱うので、比して魔力を湯水のように消費していく。
放射することも可能だが、威力を確保しにくくコスパはさらに悪い。
■魔鋼
魔力をよく
純度や比率の差で性能も大きく変化し、同時に成形もしなくてはならないので作成難度は高い。
専門の職人も数少なく存在し、元の材料費は安いが技術が貴重なので、市場に出回ると高値になる。
微量ながら魔力を貯留し、品質が高いほど多くの化学変化を拒絶するので、メンテナンスが少なく済む利点を持つ。
■科学魔術具
魔術を道具として扱えるようにした魔術具に、科学的理論と設計を加えて実用化した物。
潜在的にいくつか存在してはいるが、基本的にはシップスクラーク商会で製造された物を呼んでいる。
商会製のカノン砲などもこれに該当する。
■誓約
地球でいうところの結婚に
関する法律や形式は国家や文化・風俗によって様々で、中には契約魔術具を使う場合もある。
■浮遊石
ワーム由来の物質。
その正体はワームの排泄物の一部で、宇宙に存在する未知の重元素をワームは体内で生成することができた。
超高圧・超高密・超高温で爆縮することで核分裂反応を引き起こすことに気付き、ベイリルが
主にワーム内部やカエジウス特区の土地の一部や、ワーム海にも海賊達が住んでいる島に含有される形で存在している。
ワームの行動範囲が広かったゆえにそれなりの量が存在しているが、精錬難度が高く一般人は既に浮いている物を利用する程度。
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▲帝国における特区
大陸で最も
特区は種族差や文化など、どうしても生じてしまう生活環境や感情の
それらは単に
獣人特区、亜人特区、魔族特区、赤竜特区、
五英傑の1人である"カエジウス特区"だけは例外であり、無税かつ帝国から要求も一切しない。
ただ五英傑という存在がいるだけで、外交および被侵攻に際して有利に働く為である。
問題は帝国側から干渉することもできないので、事実上の空白地帯でもある。
新たに"サイジック領"と"モーガニト領"も特区として指定された。
▲帝国総督府
総督府は帝都の中央政府とは別に、東西南北に分けてそれぞれ統括する為に設けられた制度。
任ぜられた総督を中心として、強固な中央集権体制を実現しつつ地方自治も兼ねている。
帝国法に基づいた独自の裁量権を持っていて、各総督は実務上では宰相より下だが、実質的には帝王に次ぐ権力と武力を持っている。
▲サイジック領
疫病と魔薬と戦災によって疲弊した旧インメル領を、シップスクラーク商会が新たに名称変更してもらった土地。
表向きは復興に際して負のイメージを脱却する意味合いという建前だが、本来の思惑は後の独立・建国の為の土地。
央都ゲアッセブルク(予定)を中心に、インメル市、ルクソン市、タキオン市、ブラディオ市、ディラート市と役割を持った大きな都市がある。
▲モーガニト領
円卓の魔術士を打倒したベイリルが、同じくフラウの報酬も含めて
元々住んでいた亜人特区の故郷を含む、帝国直轄であった領地からの