戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち 作:桐野 ユウ
映画はまだ見に行ってないですが・・・良太郎が出ているって・・まじですか・・佐藤健君電王はさらば電王以来じゃないですか!!
いやーいいですね、は!!いかんいかん話がそれてきた。
ではとりあえずスタート!!
燃え盛る研究所にて
アメリカにある研究所、ここは米研究所FISと呼ばれる場所。今一人の少女が歌おうとしている・・・
「セレナ!!やめて!!」
「・・・姉さん・・・・」
セレナと呼ばれる少女はアガートラームと呼ばれる聖遺物を纏い、彼女は今暴走している完全聖遺物ネフィリムを止めるべく、エネルギーベクトルを操作する絶唱を放つために歌っている。
燃え盛る研究所・・彼女にとっても時間がないのはわかる・・・その後ろでは自身の姉、マリア・カデンツァヴナ・イヴとナスターシャの二人が彼女を止めるために叫ぶ。
「セレナ・・・セレナ!待って!!」
「姉さん・・・ネフィリムを止められるのは私と私のシンフォギアだけ・・・だから私は行くよ・・・姉さんとマムは生き残っている人たちを救うために・・・」
「セレナ!!」
だが燃え盛る炎がマリアの行く手を阻んでしまい、セレナの元へ行くことができない状態になってしまった。
「セレナああああああああああああああああああああああああ!!」
セレナside
姉さん、ごめんなさい・・・止めるためとはいえ・・私は絶唱を使わないといけない・・・だからどうか姉さんは生きてください・・・私の分まで・・・
私は目の前にいるネフィリムを見て・・怖くなってきた・・・
「・・・・・・・・・・」
それでも私は覚悟を決めて絶唱を歌おうとする時・・・ネフィリムが私に攻撃をしてきた。
「!!」
私は絶唱をするために動けない状態になっていた・・・
「いや・・・嫌だよ・・・死にたくない・・・よ・・姉さんたちとまだ・・・・いたいのに・・・・誰か・・・・」
誰でもいい・・・助けてほしい・・・・お願い・・・
「助けて!!」
私は目を閉じてしまう・・・だけど攻撃は来ない・・・なんで?私は目を恐る恐る開けると銀色のオーロラがネフィリムの攻撃をふさいでいた。
「・・・大丈夫か?」
「え?」
私は男性の声が聞こえたのでその方をみる。そこに立っていたのは黒い服を着た男性だった。
「・・・・なるほど、だいたいわかった。あいつを倒せばいいんだな?」
「待ってください!!あれはシンフォギアじゃないと倒せません!!それにあなたは生身の人ですよ!!逃げてください!!」
私は彼に逃げろというけど、その人は何かを出して腰にセットした。
「なんですかそれは・・・・・」
「これか・・・・これは俺の力だ・・・」
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「うるさい化け物だ・・・・」
彼は腰についているブッカーでいいのかな、それからカードを抜いてバックルを操作して構えている。
「悪いが、時間をかけるつもりはないからな・・・変身!!」
『カメンライド ディケイド』
彼の体に装甲がついて、姿が変わった・・・それが、私が彼と出会った時だった・・・
セレナside終了
ディケイドへと変身した零児はネフィリムに顔を向けている。燃え盛る研究所で戦うには一気にけりをつけないといけないからだ。
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
ネフィリムは雄たけびをあげてディケイドに向かって拳をふるってきた。
「危ない!!」
セレナは声をあげるが、彼は動かないでバシッと左手でネフィリムが放った拳を受け止めた。
「ぐお・・・おおおおおお!?」
「・・・・・・ふん!!」
ディケイドはそのまま腰のライドブッカーを抜いてガンモードへと変えて、ネフィリムに向かって光弾を放つ。
「ぐおおおおおお!!」
顔面に受けたネフィリムにそのまま追撃をするためにライドブッカーをソードモードへと変えてネフィリムのボディへと切りつけていく。
「であ!!は!!」
連続した斬撃がネフィリムのボディを切りつけていく、セレナはその戦いを見てすごいと思った・・・
「おら!!」
ネフィリムの頭部に強烈な蹴りを入れて、ネフィリムは後ろに倒れるが、ディケイドはそのままバックルを開いて、カードを出すが・・先ほど出したカードとは違い黄色いカードディケイドのマークが入ったのをネオディケイドドライバーにセットをする。
『ファイナルアタックライド ディディディディケイド!!』
ネフィリムが起き上がったときにはディケイドは上空へと飛んでおり、エネルギー状のカードの中を通っていた。
「おりゃあああああああああああああああああ!!」
ディケイドの必殺技、ディメンションキックがネフィリムの胴体に命中してネフィリムはそのまま倒れて爆散した。
「・・・・・・悪いが時間をかけるつもりはないと言ったはずだ・・・」
ディケイドはそのままセレナのところへと戻り、彼女をお姫様抱っこしてマリアのところへ連れていった。
「マリア!!」
そこには黒い髪をした女の子と黄色髪をした女の子たちが走ってきており、彼はそのまま振り返り立ち去ろうとする。
「ま・・・待ってください!!」
「・・・・・・・・・・・・・」
「あなたは・・・あなたの名前だけでも教えてください!!私は・・・私はセレナ・カデンツァヴナ・イヴです!!」
「・・・・・ディケイド、門矢 零児だ覚えておけ」
彼はそのまま銀色のオーロラカーテンを通り姿を消した。
「門矢・・・零児・・・・」
セレナは救ってもらった人物の名前を言うのであった。それがのちに再会をすることになるとは思ってもなかったけど・・・
零児side
「やれやれ・・・疲れるな・・・・」
『全くだ、君はいつもそうだからな・・・・』
「悪かったって、カナ」
俺は持っているスマホを出している。カナとはこのスマホ型サポートシステムの愛称であり、俺の頼れる相棒だ・・・
『さて今ここがどこだかわかるかい相棒』
「知らない、ここどこだ?」
『日本だよ、お前がオーロラカーテンを開いて通ったら日本に到着をしたってわけだ』
「日本か・・・・・」
俺にとって故郷?になるかもしれないが・・・なんで故郷?となっているのかというと、俺には記憶がないんだ・・・この門矢 零児という名前も俺を助けてくれた門矢 士という人に付けてもらった名前だ・・・だから俺にはこの門矢 零児という名前が付けられてからの記憶しかない・・・
だからこそこの世界も俺の世界なのか・・・わからないからな・・・とりあえず俺はこの地域を歩いていると、ポスターがあるのを見る。
「ツヴァイウイング・・・風鳴 翼・・・・うぐ!?」
『相棒!?どうしたんだ!!』
「・・・いや何でもない・・・(なんだ一瞬だけ記憶が・・・途切れたのは・・・なぜ風鳴 翼の名前を見ただけなのに・・・これはいったい・・・・)」
俺はそう思いながら歩いていき、コンサート会場近くに到着した、ここはツヴァイウイングがコンサートをしている場所だな・・・
俺は入るためのチケットがないからな・・・俺はこっそりとネオディケイドドライバーを装着してディケイドに変身して、飛んで上から覗くことにした。
「さてどのような歌なのかじっくり見物させてもらうとするかな?」
俺はコンサート会場の上から覗く形となるが、見物させてもらうことにした。
次回 「コンサート会場事件」