戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち   作:桐野 ユウ

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前回 フィーネとの戦いでディケイドのカードでエクスドライブモードへと変身をしたシンフォギア奏者と超コンプリートフォームへと変わってフィーネを破りさらにフィーネを助けて一緒に暮らすことになった。


第二章 G編 迫るj大ショッカー地獄の軍団
男と男の決戦 弦十郎対正宗


フィーネが起こしたルナアタックを阻止して数週間がたち、現在奏汰の家には全員が集合していた。

 

「はーい準備が終わりましたよーーーーー」

 

奏汰は料理を作っており、翼とクリス、フィーネこと了子に手伝ってもらい料理を並べている。

 

弦十郎や朔也やあおいや緒川も来ており、全員で過ごしていた。

 

「すみません、私も・・・・」

 

「気にしなくていいぞ未来ちゃん。ほら」

 

「ありがとうございます」

 

奏汰たちは全員が座ってからいただきますをして料理を食べ始めた。色んな料理を自分の皿に乗せたりして食べていると、玄関の方からピンポーンと鳴った。奏汰が扉の方のカメラを見ると父と母が写っていたので、奏汰は玄関の方へと向かっていく。

 

「おう、久しぶりだな我が息子よ!!」

 

「父さん」

 

「ん、奏汰君どうしたって・・・お前は正宗!!生きていたというのは聞いていたが・・・本当だったのか・・・・」

 

「おうよ弦十郎、俺があんなので死ぬと思うな!!」

 

「母さん大丈夫か?」

 

「えぇ・・・・」

 

母である麗奈はおなかに奏汰の妹を妊娠しており、膨らんでいた。

 

「おばさん!!」

 

「クリスちゃん・・・よかったわ・・・無事で・・・」

 

「おばさんも無事・・ってなんかお腹でかくない?」

 

「ふふふ。翼ちゃんも元気そうでよかったわ・・・えぇそうよ。あの子の妹たちがいるのよ・・・」

 

「ん?達って・・・双子!?」

 

「うむ・・俺も驚いている、まさか双子を授かるとは思ってもなかった・・・・さて弦十郎・・・久々にお前と戦いたいと思っているのだが?」

 

「奇遇だな・・・俺もお前と戦いたいと思っているところだ・・・」

 

お互いに覇気を出しており、全員が目を見開いていた。場所はどうするのかということだが、二課は了子さんがガ・ディンギルを地上に出した影響で破壊されているため使用不能となっている。

 

結局どこでやるのかというと、青空家地下の訓練場ということになった。そこで二人の男が構えていた。

 

「さて始めるとするか・・・行くぜ弦十郎・・・・」

 

「おう」

 

正宗が突撃して放った拳を、弦十郎は左手の拳で相殺する。どおおおんという音が響いて全員が驚いている。

 

そのあとも正宗と弦十郎はお互いにラッシュを続けており、奏や翼や響たちは全員が驚いている。

 

「まさか奏汰のお父様がおじさまと互角に戦えるなんて知らなかったわ・・・・」

 

「あぁあたしも。おっさんと互角に戦える人物居るんだなって思ったわ・・・」

 

「ほえーー師匠と互角・・・すごいです!!」

 

響は弦十郎にも弟子入りをしており赤心少林拳以外にも学んでいるようだ。現在弦十郎の蹴りを正宗は受け止めて吹き飛ばされるが、すぐに態勢を立て直して連続した蹴りを入れていく。

 

「さすがだな・・・正宗・・・向こうでも鍛えていたみたいだな・・・・」

 

「ふん、それは俺の台詞だ・・・司令官になっていたと聞いていたが・・・全然衰えてないみたいだな・・・」

 

「それはお互いさまだ・・・さて決めるか!!」

 

「おう!!」

 

お互いに力を込めて一気に駆け寄りお互いの拳がぶつかり合い、そしてクロスカウンターでお互いに倒れてしまう。

 

「わお・・・・父さんと互角だな本当に・・・さーて」

 

奏汰は気絶した二人を抱えて部屋の方へと移動していく。自分より大きな男を二人纏めて平然と運ぶ様子を全員が("゚д゚)ポカーンとした顔で見ていた。

 

「ん、どうした?」

 

「「「「いや何でもない」」」」

 

「変なの」

 

奏汰はそう言いながら扉を開けて部屋へと去っていくのであった。

 

部屋へと戻った奏汰はライドブッカーからカードを出している。エクスドライブモードのカードは、再びブランク態へと戻っていた。

 

「なるほど、奇跡を呼ぶカードってことだから一度使うと再び使用をするには強大なエネルギーが必要ってわけね・・・」

 

エクスドライブのカードをしまい、今度はデュランダルのカードに目を向ける。こちらは普通に色がついている。

 

「こっちは俺がカードに入れたことで何時でも使えるってわけか・・・」

 

奏汰は再びライドブッカーなどをしまった。それからあっという間に時は進んでいく。

 

三か月後となったある日のこと、クリスと響はソロモンの杖の護衛任務についていた・・・・が

 

「(# ゚Д゚)イライラ」

 

クリスはとてつもなくイライラしていた。その理由は零児こと奏汰が翼たちのほうにいるからだ。お陰で彼女の怒りは頂点に達しようとしていた。

 

「えっとクリスちゃん?」

 

「あぁ?なんだよ響・・・・」

 

「いや何でもないけどどうした・・・の?」

 

「あの野郎が・・・あたしの奏汰に手を出しているかと考えているとイライラが止まらないんだよ!!(# ゚Д゚)」

 

「えっとあーうん(-_-;)」

 

「あーーーはやく任務を終えて奏汰のところへ行くぞ!!(# ゚Д゚)」

 

「でもその前にノイズが・・・・」

 

「おらおらおらおらおら!!(# ゚Д゚)」

 

クリスの怒りのガトリングが放たれてノイズたちは倒されていく。

 

「("゚д゚)ポカーン」

 

「おら次だ!!(# ゚Д゚)」

 

「待ってよクリスちゃん!!」

 

響はクリスが先へ急ぐので追いかけていく中、奏汰たちは何をしているかというと・・・

 

「えっと俺たちは合同コンサートをするために来ております」

 

「奏汰、誰に言っているの?」

 

「この小説を見ている人たちにだよ。」

 

「なーるほどな、あたしたちと合同コンサートをするのがマリア・カデンツァヴナ・イヴって奴か・・・・」

 

「・・・そうか、この子だったのか・・・」

 

「奏汰?」

 

「・・・いいや何でもない、二人とも今日は頑張ってくれよ?」

 

「あぁ!!」

 

「もちろん!!」

 

奏汰は二人が出ていったのを確認してから自分も部屋を出て、ステージが見える場所へ移動しようとしたとき・・・誰かに後ろから抱き付かれる。

 

「・・・ん?」

 

「だーれデース」

 

「・・・ふふふ、その声忘れるわけないよ、切歌ちゃんだろ?」

 

「正解でーす!!零児!!」

 

奏汰は後ろを振り返り暁 切歌と再会を喜んでいると、別の子がやって来た。切歌を探しているようだ。

 

「切ちゃんどこ行ったの?」

 

「調!!こっちでーす!!」

 

「どうした・・・零児?」

 

「・・そうか切ちゃんがいたら君もいるんだっけ?調ちゃん」

 

「零児!!」

 

月読 調。彼女もかつて零児こと奏汰によって助けてもらった人物だ。調も彼に抱き付いた。

 

「君も成長しているみたいでよかったよ・・・」

 

「零児・・・会いたかった・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

すると突然爆発が起こり、三人はステージの方へ向かっていく。ステージを見ているとノイズに黒いタイツをきた人物たちが立っていた。彼らの指揮官と思われる男が高らかに宣言した。

 

『きけーい!!愚かな人間ども!!我らは大ショッカー!!私は大ショッカー幹部 地獄大使!!』

 

「大ショッカー・・・・」

 

「零児・・・・・・」

 

「二人はここにいるんだ、いいね?」

 

「零児は・・・どうするの?」

 

「決まっている・・・あいつらを倒す!!」

 

彼はそのまま走りだしてライドブッカーガンモードを放ち戦闘員やノイズたちを倒していく。

 

「皆はやく逃げろ!!」

 

その声で観客の人たちは逃げていき、彼はネオディケイドドライバーを装着する。

 

「貴様は!!」

 

「地獄大使・・・悪いがお前たちの計画は俺が止める・・・変身!!」

 

『カメンライド ディケイド!!』

 

奏汰の姿が変わり仮面ライダーディケイドへと変身する。

 

「貴様・・・生きていたのか!!」

 

「お生憎様、生きていたのさ・・・・」

 

彼はライドブッカーをソードモードにして切りかかる。

 

翼side

 

「奏汰・・・・・」

 

私は奏汰が来てくれたことにほっとしていると・・マリアが涙を流しているのを見た。

 

「れ・・・零児・・・会えた・・・やっと・・・・」

 

「む?」

 

今、何て言った・・・零児と言ったな・・・しかもやっと会えた・・・つまり奏汰は私と会う前にこの女とあっているってことになる・・・いずれにしても後で話は聞くとしよう・・・カメラは緒川さんがやってくれたみたいだな・・・・

 

「姉さん!!」

 

「セレナ!!」

 

「あ・・あの人は!!」

 

「えぇ・・・会えたわよ・・・ついに!!」

 

「うん!!なら私たちも!!」

 

「えぇ見せてあげましょう・・・・彼に!!」

 

二人はペンタンドを構えて歌いだした。これって・・・・私が驚く間に二人はシンフォギアを纏っていく。

 

あれは・・・

 

「あたしのガングニールだと!?」

 

それよりも私たちも参戦しないと!!奏汰が戦っている!!

 

翼side終了

 

ディケイドが地獄大使たちに攻撃しようとしたとき、上から緑の鎌と鋸飛んできてが戦闘員たちを吹き飛ばした。

 

「・・・・?」

 

ディケイドは上空を見ると、先ほど隠れているように言った調と切歌がシンフォギアを纏い、奏汰の前に降り立った。

 

「二人とも・・・その姿は・・・・」

 

「これはあたしのシンフォギア、イガリマでーす!!」

 

「これはシャルシャガナだよ、零児」

 

「OK、なら二人とも一走り付き合ってもらうぞ?変身」

 

『カメンライドドライブ!』

 

ディケイドの姿が変わりディケイドドライブへと変身してハンドル剣を構える。

 

「それじゃあ一っ走り付き合えよ!!」

 

彼は一気に接近してハンドル剣で戦闘員たちを切っていき、切歌たちも彼に続くように攻撃をしていく中、翼、奏、マリア、セレナも戦闘員たちと戦闘を開始をした。すると上空からミサイルが放たれて戦闘員たちを吹き飛ばしていく。

 

「おらあああああああああああ!!奏汰に近づく奴はあたしが全部撃ち貫く!!(# ゚Д゚)」

 

「クリス!?」

 

「どうもー零児さん響です」

 

「知っているよ、二人とも任務はドウシタの!?」

 

「んなもんさっさと終わらせて飛ばしてきたわ(# ゚Д゚)!!」

 

かなりの不機嫌になっているクリスにディケイドドライブも反応に困ってしまうが、彼女の頭を撫でることにした。

 

「な・・なんだよ・・・そ・・そんなんであたしが・・・ふにゅ・・・」

 

(((((((あ、ちょろすぎる)))))))

 

っと全員がおもっている中、ディケイドドライブはフォームカードを出す。

 

『フォームライド ドライブテクニック!!』

 

赤い装甲が緑色の装甲に変わり、タイプテクニックへと変身するとドア銃を構えて連続した射撃が戦闘員たちを撃破していく。

 

「おのれ仮面ライダーにシンフォギアめ!!ここは撤退するとしよう・・・いでよ巨大ノイズ!!」

 

地獄大使の指示で巨大ノイズが現れて、ディケイドドライブはディケイドへと戻るとカードを装填する。

 

『アタックライド デュランダル!!』

 

ベルトから光が発生して手元に収まるとデュランダルが装備される。ディケイドはデュランダルを構える。

 

「さーていくぜ?」

 

ディケイドは一気に接近してデュランダルをふるって巨大ノイズに攻撃していく。ノイズは食らいながらもディケイドへ攻撃しようとするが・・・彼はすぐにカードをネオディケイドドライバーに装填する。

 

『アタックライド インビジブル』

 

ディケイドの姿が消えて、巨大ノイズは辺りを見回して探している。

 

「上だ!!」

 

上空から姿を現した彼はファイナルカードを装填する。

 

『ファイナルアタックライド ディディディディケイド!!』

 

デュランダルにエネルギーが込められ、ディケイドは一気に上空から振り下ろす。頭から両断された巨大ノイズは言葉を発することなく爆散してディケイドは着地した。

 

「ふぃ・・・・・・・」

 

彼は辺りに回りに敵がいないことを確認すると、二人の女性が勢いよく走ってきた。

 

「零児いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」

 

「零児さん!!」

 

「どあ!!」

 

マリアとセレナが彼に勢いよく抱き付いてきた。

 

「零児・・・あぁ零児・・・・」

 

「零児さん・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

奏汰は彼女たちを見て、かつて助けたあの子たちだということがわかった。

 

「マリアちゃんにセレナちゃんかい?」

 

「そうよ!!零児・・・会いたかった・・・・」

 

「はいセレナです!!零児さん!!」

 

二人はもう離さないという思いで彼を更に強く抱き締めているが・・・・

 

(ぐ・・ぐるじい・・・胸が!!大きな胸が俺を苦しめている!?)

 

二人の大きな胸に奏汰は苦しんでいると、翼とクリスに素早く回収されたのであった。

 

「はぁ・・・はぁ・・・・・」

 

「テメェラ・・・・カナタ二ナニヲシテヤガル?」

 

「カナタノテキ・・・・」

 

っと二人は目のハイライトが仕事をしてなかった。

 

「・・・あんたたち・・・・」

 

「邪魔をしないでください・・・・・」

 

四人が火花を散らしている中、奏汰はどうするのかなっと考えるのであった。




次回 奏汰の家に4人が転がり込んできた、それを見てクリス、翼、了子たちが対立をする。

次回「奏太の家対決、女の戦い」

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