戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち 作:桐野 ユウ
その中で奏汰はかつて助けたマリアたちと再会、そして女同士の戦いが今始まろうとしている。
奏汰side
「・・・・・・・・・・・・・・・」
どうも、青空 奏汰です・・・今俺は悪寒が全然とまりません・・・なぜか?それはですね・・・・
「「「「「「・・・・・・・・・・」」」」」」
目の前で今戦いが起ろうとしているからなんだよ。どうしてこうなった・・・話は数十分前に戻ります。
俺はネオマシンディケイダーを飛ばして家へと戻った。家では母さんたちが買い物に出ているので、代わりにクリスと翼が留守番をしているはずなんだが・・・
俺が家へ入ると声が聞こえてきた。
「なんでテメェラまで奏汰の家にいるんだよ!!」
「クリス?」
俺は声をした方へと行き、ドアを開けるとそこでは翼とクリス、マリアとセレナと調と切歌がいた。彼女たちはお互いに睨んでおりどうしてお前らがいるんだという顔をしている。
「あら、私は義母様たちに許可を得て住んでいもいいと言われたのよ?」
「そうです!!」
「あなたたちはどうして零児の家にいるの?」
「そうデース!!」
「私たちは奏汰に許可を得て住んでいるだけだ!!」
「そうだ!!てか零児って言うな!!あいつは奏汰だ!!」
「おい・・・・・」
俺はいつもよりも低い声が出てしまっていた。その声に6人がびくっとなっているのを見て俺は面白くなっているがいかんいかん、と笑いそうになるのをこらえて俺は先ほどの声で彼女たちと話をすることにした。
「なんか帰ったらうるさいし、なーにしているんだテメェラ・・・・・」
「か・・奏汰・・・お・・怒ってる?」
「あーー怒っているよ。人の家でよー喧嘩ができるなっと思っていてな・・・お前ら・・・出ていく覚悟はできているのかな?(なーんてな)」
っと心の中で思っていると全員の目が一瞬だけ怖かったのは事実だったが・・・いきなり全員が抱き付いてきた。
「ごめんなさい!!(´;ω;`)」
「もう喧嘩はしないデースから追い出さないで!!(;O;)」
「ごめん・・・なさい(;_;)」
「(;_:)」
「奏汰ああああああああああ!!あたしを追い出さないで!!お願いお願いお願いお願い(´;ω;`)」
「奏汰・・・わたじ・・・わだじは!!(´;ω;`)」
(ええええええええ!?泣くほどなのか!?てか全員号泣って!?)
おれはさすがにやり過ぎたなと思い反省する。
「あーその、今のは冗談だから真に受けるなよ?」
全員がぴたっと涙を止めていたが・・・ホッとしているのを見て・・あ、マジで真に受けていたんだ。
っと俺は思いながらお風呂の方へ行き入ろうとする。現在家は改良しておりお風呂場が広くなっている。
「ふぅ・・・・・」
『零児お湯加減はいかがかしら?』
「あぁ最高だぜ?」
『そう・・・・・・」
ん、マリアの声だが・・・洗面所から聞こえてきたが・・・脱いでないってでかいでかいじゃなくて・・・俺は体を洗おうとしているとドアが開いた。
「お邪魔しまーす・・・・」
「ふぁ!?」
後ろを振り返るとマリアがバスタオル一枚を纏ってお風呂場にやってきた。
「お・・お体を洗わせていただきます。」
「お、おう・・・・・・」
奏汰side終了
マリアside
私は思いっきり彼が入っているお風呂場へと突撃した。タオルを巻いているけど、彼は顔を真っ赤にしている・・・ふふふ、私のこと女性として見てくれているっと思うとうれしくなる・・・私はタオルを使い彼の背中を洗おうとする・・・本当に彼は鍛えているなっと思う・・・
私が彼のことを好きになったのは・・・あの時だなと思っている・・・妹であるセレナを助けてくれた時の彼の姿を見て・・・そして立ち去る時の姿が・・・私の乙女心にばきゅんと受けたわ・・・私たちはあの後必死になって彼を探し続けて、彼が日本にいることを突き止めた。
日本ではルナアタック事件が起きたことも知っている。そしてディケイドとシンフォギア奏者たちの活躍で阻止されたといわれている。
「・・・・・・どうかしら?」
「あぁ、いい力かげんだ・・・」
私は背中の洗った後は前も洗おうとしたけど・・・彼に阻止された。むーーいいじゃない・・・まぁ彼には私の体を見てもらうとしましょうかな・・・ふふふふふふ。
マリアside終了
奏汰はマリアに体を洗ってもらった後はお風呂へと入り、マリアもタオルをとり裸を彼に見せるようにして一緒に入る。
(やばいやばいやばいやばい、冷静になるんだ俺・・・冷静になれ・・・)
彼はマリアの全部を見てしまったため、男としての本能を抑えるために冷静に振る舞うことにした。
「・・・・きれいになったな・・・マリア・・・・」
「その・・・ありがとう零児・・・・」
「奏汰」
「え?」
「零児じゃなくて奏汰と呼んでほしい、こっちが俺の本当の名前だから・・・」
「本当の・・・名前・・・・」
「そう、青空 奏汰。今まで俺は記憶を失っていたんだ・・・・ルナアタックの時に記憶を取り戻したからね・・・門矢 零児としての記憶もある・・・」
彼はマリアの頭を撫でている。
「もう零児・・・・・」
「本当に・・・よく頑張ったなマリア・・・あの子たちの世話を見つつお姉さんとして本当によく成長したな・・・・」
「れ・・・零児・・・零児!!」
マリアは彼に抱き付いた。彼女のでかい胸がダイレクトに当たっているため彼は理性を飛ばしかけたが・・・・
「おーーい奏汰一緒にお風呂・・・はい・・ろう・・・・」
だがそこへクリスが全裸になってお風呂の扉を開けた。タイミングが悪いことに彼女はマリアが奏汰に抱き付いているところを見てしまった。
「て・・・てめぇ!!何やっているんだ!!」
「どうした雪音!!」
「なんの声デース?」
「どうした・・・の・・・・」
「・・・・・・姉さん、何やってるの?」
全員の目から光がなくなっているのを彼は見逃してなかった。
「何って・・・ご奉公?」
「き・・・貴様!!」
「何やっているんだ!!」
「ずるいデース、マリア!!」
「そうだよ!!零児と一緒にお風呂はいるなんて!!」
「姉さんの裏切り者!!」
「・・・・・あの俺は?」
彼は抱き付かれたままだったので・・・まずとりあえず。
「まず翼たちは出ていけ、お風呂のお湯が冷めるから、クリスは一緒に入ってやるから入ってこい」
「うん!!」
「「「「・・・・・・・・・」」」」
「明日な?ここは3人が限度なのを知っているだろ・・・」
そういって四人はしぶしぶとお風呂場を後にした。
クリスも湯船に入り右側にクリス・・・左側にマリアと爆乳コンビの胸が当たっている状況となった。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「どうだあたしの胸はいいだろ?」
「なーに言っているのかしら小娘、奏汰は私の胸の方がいいのよ。」
お互いに火花を散らして睨んでいた。彼は上がろうとしたが・・・
「「駄目!!」」
「(´・ω・`)」
お風呂から上がれなかった。数分一緒に入ってからようやく上がるとご飯ができていた。
「あら奏汰ご飯ならできているわよ」
「母さん身重なのに無理をしないでくれよ・・・・あと何か月なんだ?」
「えっとね、こっちに帰ってきたのは産むためだからね・・・えっと1か月だったかな後・・・・」
「まじかよ・・・・・」
「だが奏汰の妹か・・・しかも双子とは・・・・」
「いいデースね・・・」
「うんうん」
全員が座ったのを確認をして手を合わせる。
「「「「「「「いただきます!!」」」」」」
了子は研究しているため現在は二課の仮基地になっている潜水艦の方へといる。
「そう言えば翼」
「なに?」
「リディアン卒業後はどうするんだ?」
「・・・・・リディアン卒業後か・・・・」
「クリスは来年だし、おそらく調や切歌もそこに通わせると思うしな・・・」
「なーるほどなそうしたらあたしたちの後輩ってわけか」
「学校デスか・・・・」
「リディアン音楽学校だからな。ここはその近くに立っているから寮に住んでもいいしここから通ってもいいぜ?」
「もちろんここから通うデース!!」
「うん!!」
「クリスはここからだもんな?」
「いいじゃねーか・・・・」
「まぁまだ将来は長いからな・・・」
「奏汰は・・・・」
「ん?」
「奏汰はどうするの?」
「・・・俺か・・・さぁな・・・俺には夢はないからな・・・将来の夢は・・・あいつらにつかまって記憶を失って・・・門矢 零児として世界を渡っていたからな・・・・」
「そうだったんだ・・・・」
「あぁ、とりあえず明日は潜水艦へと行くぞ?そこで会議を行うそうだ。」
晩御飯を食べ終わり、全員が眠ったのを確認するとライドブッカーからカードが五枚現れた。
「よっと、マリアのフォームカード?」
フォームカードにはアガートラームと書かれていた。色も今の黒素体じゃなくて明るい色になっている。
「いずれにしても、改良型ってことになるのか・・・あの姿は・・・しかし大ショッカーか・・・なぜノイズを奴らが操っているんだ・・あれはソロモンの杖がないと操れないはずだ・・・なにか嫌な予感がするな・・・・」
彼はカードを再び閉まってから、ライドブッカーを戻して眠ることにした。
次の日
奏汰はネオマシンディケイダーに搭乗し、ほかのメンバーは二課が迎えだしてくれた黒い車に乗り込んで潜水艦へと乗り込む。
「待っていたぞ皆」
「父さん!?」
「「「「「「義お父様!?」」」」」」
「あっはっはっはっはっは、かわいい娘が増えたのものだ!!おう奏汰、いったい誰をお嫁さんにするんだ?」
「お嫁さんね、父さん・・・俺はまだ未成年だぞ?」
「なーにもし全員としたいというなら父さんに任せろ!!俺の弟子たちが国会議員に総理だから頼んでやるよ」
「お前・・・そういえばそうだったな、お前の弟子たちはなんでか総理大臣とかになっているからな・・・・」
「おうよ、だからシンフォギアだけは提示させてディケイドに関しては何も提示させていなかっただろ?」
「そう言うことだったか・・・さて今回集まってもらったのはほかでもない、あのコンサート会場に現れた敵についてだが・・・奏汰、知っているのなら教えてくれ・・・」
「了解した。」
奏汰は弦十郎の近くに立ち説明を始める。
「奴らの名前は大ショッカー。かつて仮面ライダーたちによって倒された敵たちが結成した組織・・・それが大ショッカーだ。」
「大ショッカー・・・・・」
「奴らの特徴は改造人間、つまり元を言えば人間だ・・・奴らは犯罪者だった人間を捕まえて合成怪人として改造し、自分達の戦力にしている。」
「そ・・そんな・・・あの人たちを説得なんてことは・・・・」
「無理だな・・・・響ちゃん、気持ちはわかるが・・・だが今話したのは昔の話だ。当時仮面ライダー1号たちから話を聞いたからな・・・・」
「じゃああの現れた怪人たちは別で生まれたってことかしら?」
「そういうことだマリア。おそらく改造プラントでもあるのだろう。それによって生み出された敵ってことだ。」
「なるほど・・・・だが問題は奴らが世界征服する宣言をしたこと、さらにはノイズを操っていたことだな・・・・」
「二人とも。あの時ソロモンの杖は誰が持っていたんだい?」
「確かウェル博士だったよねクリスちゃん」
「・・・・・・まさか!!あの野郎が!!」
「え!?」
「・・・そういうことか、ウェル博士は大ショッカーの協力者ってことになる・・・ソロモンの杖も奴らが持っていることになるな・・・・」
彼らはこれから起ころうとする戦いが苦しいものになると思いつつも、大ショッカーたちを倒すために戦う決意を固めるのであった。
次回 警報が鳴り大ショッカーたちが暴れているという連絡を受けて出動をする奏汰達、そこではノイズを指揮をしている怪人サボテグロンが暴れていた。
奏汰はディケイドに、シンフォギア奏者たちも纏いサボテグロンに攻撃をするが、サボテグロンはメキシコ爆弾を使って攻撃をしてきた。
次回「サボテグロンの逆襲」