戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち   作:桐野 ユウ

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響 命の危機

二課の潜水艦の中、現在集められたのはシンフォギア奏者に弦十郎たちだ・・フィーネこと了子の下にベットルームに寝かせている響以外が集まっている。

 

「了子さん、いったい何があったのですか・・?それに立花は・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

「なぁ奏汰、あんたは知っているんだな?」

 

クリスの問いに奏汰は閉ざしていた口を開いて今起っていることを話す決意を固めた。

 

「響ちゃんをこれ以上戦わせるわけにはいかないってことだよ・・・・」

 

「どういうことデース?」

 

切歌の言葉に全員が反応する中、了子が口を開いて話を進める。

 

「あなたたちはシンフォギアを装着する時はペンダントなど使って装着するわね・・・でも響ちゃんは違うのよ・・・・」

 

「どういうことですか?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

了子はレントゲン写真を出して全員に見せる。そこには心臓付近から何かが伸びており、その異様な診断結果に全員が目を見開いていた。

 

「なによ・・・これ・・・・」

 

「それはガングニールだ・・・かつて起こったコンサート事件の際に奏のガングニールの破片が響ちゃんの胸に刺さった・・心臓近くに刺さっていたからその部分はとることができなかったんだ・・・それが覚醒して彼女のシンフォギアとして機能していたんだ・・・」

 

「まさか・・・このままだと響さんは・・・・」

 

「聖機物が体を蝕んでいくことになるだろうな・・・・厄介なことに・・・な・・・」

 

「「「「・・・・・・・・・・」」」」

 

すると警報が鳴りだした。あおいたちはすぐに司令室へ行き状況を報告する。

 

「これはノイズ反応と・・・なんですかこれは・・・強大な力が発動しております!!」

 

「とりあえず出動だ!!響君以外で頼む!!」

 

全員が出動する中、響は嫌な予感がしていた・・こっそりとベットを抜け出して走っていく。

 

「ん?あれは・・・響ちゃん?」

 

正宗は追いかけたが姿が消えていた。

 

「・・・・まさか・・・・弦十郎!!急いでベットルームを見てくれ!!あぁ・・もしかしたら彼女が出ていったかもしれない!!」

 

通信を切り、正宗は両手を組んでいた。

 

「響ちゃん・・・・君はなぜそこまで戦おうとする・・・・」

 

一方で現場に到着した戦士たちがノイズと戦闘員たちを撃破していると、手を叩く音が聞こえてきた。全員がその方向に注目すると、なんとそこには行方不明になっていた筈のウェル博士が立っていた。

 

「素晴らしい!!さすが仮面ライダーですねーーーでも僕が英雄になるには君は邪魔なんですよ・・・・」

 

「お前は・・・・・・」

 

「なんでてめぇがここにいるんだ!!」

 

「それは簡単ですよ、僕は大ショッカーの化学班ですからね・・・ひっひっひっひ・・さぁ出て来なさい!!僕のネフィリム!!」

 

『ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』

 

「あ・・・あれは!!」

 

「う・・そ・・・・」

 

セレナは真っ青になっている中、奏汰ことディケイドはほーうと言った。

 

「奏汰知っているの?」

 

「あぁ、かつて俺がお前たちと出会う前・・・マリアたちを助けた際に倒した怪物だが・・・まさか再生しているとは思ってもみなかった・・・」

 

「どうだい僕のネフィリムは。さぁネフィリムよ!!戦闘員やノイズを食べるがいい!!」

 

「ぐおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

ネフィリムはその剛腕を使って戦闘員たちをまとめてつかんでそのまま口の中に入れていき食べている。

 

「うぐ・・・・」

 

「気持ち悪いデース・・・」

 

「なんだよあれ・・・・・」

 

「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

「来るぞ!!」

 

ディケイドが声をかけて全員が散開する。ネフィリムはディケイドに対してその剛腕を放ってきた。ディケイドもその剛腕を受けるわけにはいかないので回避してからライドブッカーガンモードにしてトリガーを引く。

 

「は!!」

 

銃口から放たれた弾がネフィリムに当たるが、まるで効いてないようで平然と向かってくる・・ディケイドはさらにカードを装填する。

 

『アタックライド ブラスト!』

 

銃口が増えてネフィリムにより大量の光弾を放って命中させるが、ネフィリムはそのまま咆哮をあげて口から光弾を放ちディケイドを吹き飛ばす。

 

「が!!」

 

「奏汰!!」

 

「くらいやがれ!!」

 

クリスはガトリングを放ちネフィリムに当て・・・そのまま追撃するためにミサイルを放ちネフィリムのボディに命中させる。

 

「ぐおおおおおおおおおおお!!」

 

「だったら!!」

 

ネフィリムがクリスに意識を向けている間に態勢を立て直したディケイドはケータッチ改を出してカードを入れる。

 

『クウガ アギト 龍騎 ファイズ ブレイド 響鬼 カブト 電王 キバ ダブル オーズ フォーゼ ウィザード 鎧武 ドライブ ゴースト エグゼイド ビルド!ファイナルカメンライド ディケイド!!』

 

ディケイドはケータッチを装着して超コンプリートフォームへと変身して構える。

 

『ダブル!カメンライド エクストリーム』

 

隣にダブル サイクロンジョーカーエクストリームが立ちカードを装填する。

 

『ファイナルアタックライド ダダダダブル』

 

「でああああああああああ!!」

 

ディケイドとダブルはプリズムブレイクを繰り出した。斬撃刃が飛びネフィリムに当たるが・・・・ネフィリムには大してダメージになっていない。

 

「・・・・・・効いてない?」

 

「ぐおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

「まずい!!」

 

ネフィリムは上空へ口を向けて、そのまま光弾を放った。打ち上げられた光弾は花火のように拡散して降り注ぎ、全員に命中する。ネフィリムを中心に辺り一面が爆発し、ディケイドたちは倒れてしまうのだった。

 

「ぐ!!」

 

「が・・あ・・・・・」

 

「なによ・・この力・・・・」

 

「く・・・・・・」

 

「ふっはっはっはっは!!どうだい、この力は!!パワーアップしたネフィリムは最強だ!!これで僕も英雄になれるぅ!!フッハッハッハッハッハ!!」

 

恐るべしネフィリムの力。その力に酔いしれたウェル博士の、狂ったような高笑いが響き渡る。全員がダメージを受けてしまい立ちあがることができない。そのとき!!

 

「であああああああああああああ!!」

 

ネフィリムの頭部に蹴りを入れる人物がいた、響だ・・彼女がガングニールを纏い構えていた。

 

「響ちゃん!?」

 

「立花!!」

 

「どうしてここに!!」

 

「ごめんなさい・・・嫌な予感がして・・・居ても立っても居られないんです!!だから!!私は戦います!!はあああああああああああああああ!!」

 

響は接近してネフィリムのボディにラッシュを繰り出しネフィリムを押している。そのまま回し蹴りをしてネフィリムを飛ばす。

 

「ぐるるるる・・・・・・・・・」

 

「今だ!!」

 

響は一気に接近をして左手を繰り出そうとしたとき・・・・ネフィリムの口が空き響の左手を喰いちぎった。左腕から血が噴水のように溢れ出す。

 

「あ・・あああああああああああああああ!!」

 

「立花!!」

 

「ちぃ!!」

 

『ファイズ カメンライド ブラスター ファイナルアタックライド ファファファファイズ!!』

 

「は!!」

 

ディケイドはファイズブラスターフォームを呼び出し、フォトンバスターを放ってネフィリムを吹き飛ばした。全員が響のところへ駆け寄ろうとしたが・・・・・

 

響の様子がおかしかった・・・

 

「ぐるるるる・・・・・ぐうううううううううううううう!!」

 

突然響の体が黒くなっていく。全員が驚いている・・・するとちぎられた左手が再生されて彼女はそのまま立ちあがる。

 

「あおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!」

 

「なんて力だ!!」

 

咆哮をあげた響がネフィリムのところまで一気に接近して頭部を一気に殴りつけ、ネフィリムが吹き飛ぶが、そのまま追撃をするために彼女は一気に距離を詰めてネフィリムを地面にたたきつけ、そこから殴り続けている。ネフィリムは雄たけびをあげようとするも彼女はそれすらさせないかのように攻撃していくが・・・ネフィリムは両手で彼女をつかみ握り潰そうとする・・・・

 

「ぐるるるる・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・があああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

彼女はちからをあげてネフィリムの両手を壊して一気に上空へ上がりそのまま勢いよく蹴りを入れた。ネフィリムはもうボロボロになっている。

 

「ぐるる・・・・・」

 

「ま・・・まずいですね、このままではネフィリムが・・・仕方がないですね・・・・いでよ合体ノイズ!!」

 

ウェルが持っているソロモンの杖から合体ノイズが数体現れて響に襲い掛かる。その隙にネフィリムは回収されてウェル博士も撤退する。

 

響は尚も暴走しており合体ノイズを倒していく・・・・そして全部倒したが、ディケイドたちの方を見る。今度は彼らをターゲットにしたみたいだ。

 

「おい、なんかあたしたちを見てないか?」

 

「・・・えぇ、まるで私たちを倒そうとする敵って感じみたいだわ・・・・」

 

「えーー響さんと戦うのデース?」

 

「があああああああああああああああああああ!!」

 

響は全員に襲い掛かろうとしたが・・・・

 

「「ふん!!」」

 

そこに弦十郎と正宗が現れて、響が放った剛腕を受け止めた後に、正宗が響を蹴りあげてから弦十郎も一緒に飛びあがり、そのままダブルキックを繰り出し響の動きを止める。

 

そのまま彼女は気絶して弦十郎がおんぶしている。

 

「父さん・・・・それに弦十郎おじさんも・・・・」

 

「すまない、彼女がベットルームから出たのを知って追いかけてきたんだ・・・まさかガングニールの浸食がここまでとは・・・・」

 

「今後響君は戦いには出させない方がいいな・・・・」

 

「俺もそれがいいと思う・・・・これ以上は彼女の体が持たない・・・」

 

こうして奏汰達は、響を戦わせないためにも自分たちが響の分まで奮闘しようと誓ったのだった。




次回 リディアン学園では文化祭がおこなわれることとなった、奏汰はマリアたちと一緒に回ることとなりそこではステージではカラオケ大会が行われるそうだ。

次回「リディアン文化祭」
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