戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち   作:桐野 ユウ

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響の師匠 沖 一也推参!!

響は今一人で走っていた。大ショッカーが親友である未来をさらい、自分が行けば彼女を返してやると囁いたのだ・・・例え罠だとしても行かなければならない。だからこそ彼女は今一人で指定された場所へと向かっていた。

 

誰にも報告をせずに、一人で向かっていた。

 

一方で二課では・・・・

 

「響ちゃんが!?」

 

緒川からの連絡を受けていた二課。彼も弦十郎の命令で響を見張っていたが・・突然現れた大ショッカーに襲われて響を見失ってしまったのだ。

 

「だがどうして彼女が・・・・・」

 

「ふーむ・・・・・・・・・・」

 

弦十郎と正宗は考えるが見当がつかない。一方でシンフォギア奏者と奏汰は響の捜索をしていた。奏汰はマリアと一緒に探していた。

 

「零児いた?」

 

「いいや駄目だ、どこにもいない・・・一体どこに行ったんだ・・・響ちゃん・・・・」

 

ほかのみんなとも合流して一旦戻ろうとしたときに、光弾が飛んできた。

 

「は!!」

 

奏汰はライドブッカーガンモードで光弾を相殺し、そのまま構えている。

 

「誰だ!!」

 

ほかのシンフォギア奏者も変身しており、奏汰もネオディケイドへと変身した。彼の呼び掛けに応えるように現れたのは、全身を銀色の装甲で包み、ディケイドと同じ緑の目をもつライダーのような人物だった。

 

「ほう・・私のシャドービームを相殺するとは、さすが世界の破壊者の力を受け継いだだけはあるということか・・・・」

 

「てめぇは何者だ!!」

 

「おー銀ピカデース!!」

 

「うん切ちゃん、今そんなことはいいからさ・・・確かに銀ピカだけど・・・」

 

クリスがいの一番に吠えるように問いかけ、調と切歌が銀ピカと言っている中、現れた人物は堂々と自身の名前を告げた。

 

「私は創生王 シャドームーン・・・大ショッカー総帥をしているものだ・・・」

 

「へっ!!代表自らとはな・・・くらいやがれ!!」

 

クリスは先手必勝と言わんばかりにたくさんの小型のミサイルをシャドームーンめがけて放つ。

 

「・・・・シャドーセイバー!!」

 

シャドームーンは二つの剣、シャドーセイバーを出して構え、斬撃刃を飛ばしてクリスが放ったミサイルを撃破した。

 

「嘘だろ!!」

 

ミサイルを撃破したシャドームーンはそのまま接近してディケイドに攻撃するが、奏とマリアのダブルガングニールの槍がシャドーセイバーを受け止める。

 

「させるかよ!!」

 

「はあああああああああああ!!」

 

「ほう・・・」

 

「くらうがいい!!」

 

翼は上空から千ノ落涙を放ち、シャドームーンを怯ませる。

 

「ぬ!!」

 

「であ!!」

 

その隙にディケイドがライドブッカーソードモードでシャドームーンのボディを切りつけていく。だが、シャドームーンは後退こそしたものの手傷を負った様子はない。

 

「せい!!」

 

「ほう・・・やるじゃないか、今日はあいさつ程度・・・まだ本気を出しているわけじゃない・・・ではな」

 

そういってシャドームーンはオーラを発動させて撤退した。奏汰は先ほどの本気を出していないという発言から、奴が仄めかしていることがだいたいわかった。お前たちをいつでも倒せるから覚悟しておくのだなと・・・

 

「・・・本気を出してない・・・か・・・」

 

「零児?」

 

「どうしたのですか・・・・」

 

「あぁ・・奴の言葉が気になってな・・・おそらく奴は本気を出してないと思う・・・からだ・・」

 

「いずれにしても立花の捜索もありますが・・・・」

 

(いったい響ちゃんはどこにいったんだ!!)

 

一方でその響は

 

「!!」

 

突然のビーム攻撃が彼女の前に降りそそいできた。回避して身構えたが・・・その人物を見て目を見開いていた・・・

 

「未来・・・・・どうして・・・」

 

「がああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

彼女は雄たけびをあげながら響に接近をしてきた。彼女はすぐに回避体勢をとる・・・なぜ彼女がシンフォギアを纏っているのか・・・

 

「まさか・・・大ショッカーが未来を・・・」

 

響はシンフォギアを纏った未来を止めるには、自分もシンフォギアを纏うしかないとおもっていた。もし今の自分が使えば・・ガングニールの侵食で死ぬ可能性がある・・・だが!!

 

「未来を・・・友達を止めるために!!私は歌う!!Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

彼女の体が光りだしてガングニールが装着されるが、体の何割かが浸食されており彼女はその力を制御しずらくなっていた。

 

「はぁ・・・はぁ・・・・」

 

「がああああああああああああああああ!!」

 

すると神獣鏡から鏡が射出され、扇を開いてビームが放たれて響を襲う。彼女は回避するが、そこに背中の鞭を響の足に絡ませて転倒させる。

 

「が!!」

 

勢いよくたたきつけられた響はなんとか脚部のブースターを起動させて引っ張ってから未来を蹴ろうとしたが・・・

 

「・・・ぐ!!」

 

「でああああああああああああああああああ!!」

 

「が!!」

 

未来の容赦ない攻撃が響を追い込んでいく。響はなんとか立とうとしたが・・・ガングニールの侵食に伴う苦痛でそれすらままならなくなっていた。

 

「未来・・・お願い・・・もう・・・やめて!!」

 

「がああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

未来は響に接近して扇を叩きつけようとする。響は両手を前にクロスしてガードしようとした・・・だが攻撃は彼女には届かなかった・・・彼女はどうして攻撃が届いてないのだろうと目を開けると・・・・

 

「え?」

 

一人の男性が、未来が振るおうとしていた扇を片手で受け止めていた。彼は響を見て安心していた。

 

「どうやら間に合ったみたいだ・・・・」

 

「あ・・・あなたは!!」

 

「やめるんだ・・・君だってそんなことはしたくないはずだ!!」

 

彼は未来に向かって言うが・・彼女はそのまま襲い掛かってきた。

 

「やむを得まい、赤心少林拳・・・・雨の舞!!」

 

未来の攻撃を滑らかに回避していき、そのまま蹴りを入れていく。

 

「間違いない・・・私に赤心少林拳を教えてくれた人・・・沖 一也師匠!!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

一也は未来を見て生身では止めることが難しいと判断した。出来れば彼は響の前で変身するわけにはいかない・・だが未来が響の親友と見た彼は決意を固めた。

 

「響・・・よーく見ておくんだ・・・・」

 

「師匠?」

 

「これが俺のもう一つの姿だ!!」

 

彼は構えてから両手を前につきだしていき・・・・・

 

「変身!!」

 

彼の体が光りだして響や未来は目を閉じてしまう。光が収まったのを確認して目を開けると・・・そこ立っていたのは銀色の仮面に加え、腕には銀色の手袋にじゃらじゃらした袖を身に付けた戦士だった。

 

「仮面ライダースーパー1!!」

 

彼こそ昭和ライダー9番目の戦士、仮面ライダースーパー1だ!!

 

「し・・・師匠が・・仮面ライダー!?」

 

「いくぞ!!」

 

未来はスーパー1に対してビームを放つが、彼はジャンプでかわしてから一気に接近する。未来は鞭を使って彼の両手を絡ませる・・・だが彼は冷静だった。

 

「チェーンジパワーハンド!!」

 

彼の両手が赤いパワーハンドへと変わり彼女が巻き付けていた鞭を引きちぎった。

 

「!!」

 

未来もそれは予想外のため、一旦離れて脚部の鏡を展開して強大なレーザーを放った。

 

「師匠!!」

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

スーパー1は強大なレーザーに呑み込まれ、爆発が起こる。響は師匠が死んだと思ってしまい涙を流してしまうが・・・・

 

「・・・どうした・・・俺はまだ生きているぞ!!」

 

「え?」

 

「!!」

 

そこには無傷のスーパー1が立っていた。彼は精神を統一し、その一点にパワーを集中することで強大なレーザーの一点をガードし直撃を免れていたのだ。周りを見ると彼が立っている辺りが爆発で焦げていた。

 

「があああああああああああああああ!!」

 

「仕方がない!!」

 

スーパー1は必殺技を使うために飛ぼうとしたが・・・・

 

「未来!!」

 

「響!!」

 

響は未来に飛び付いて抱きしめたがそのビームが放たれるとお互いに光に包まれていく!!

 

「!!」

 

スーパー1はその光に目を閉じてしまうが、その光を見ていたのは彼だけじゃなかった。

 

「見て!!」

 

ガングニールが起動したのを確認をして全員がその現場へと向かっていたところなのだ。

 

「とにかく急ごう!!」

 

「あぁ!!」

 

全員が急いで走っていきその場所へ到着すると、別の人物がいた。

 

「あなたは・・・・スーパー1・・・どうして?」

 

「・・・・あれは!!」

 

「響と未来って子だ・・・」

 

そこには全裸になっていた二人が倒れていた。奏者たちは彼女たちを回収し、スーパー1こと沖 一也も二課の潜水艦へと一緒についていくことにした。

 

「君が・・・響君に・・・・」

 

「俺は沖 一也・・・またの名を仮面ライダースーパー1です。」

 

「そうか・・・教えてくれ奴らは・・・・」

 

「奴らは大ショッカー・・・奏汰君すまない・・・俺たちがもう少し早く駆けつければ君の記憶を失わずに済んだのに・・・・」

 

「いいえ気にしておりません。確かに記憶を失ったことはつらかったです・・・でも今はこうして元に戻りました・・・」

 

「そうか・・・・奴らはこの世界を征服するために別次元からやってきたのです・・・」

 

「なるほど・・・・・」

 

「俺たちライダーたちもこの世界にやってきて奴らの侵略を止めるために全国に飛んでいます。俺はライダー1号の指示を受けて日本へ戻ってきたのです。」

 

一也が話をしている一方、了子は響のレントゲン写真をとっていた・・・そこにはガングニールの破片がなくなっており、健康そのものとなった彼女の身体が写し出されていた。

 

だが奏汰はその手にあるものを見ていた。それは響が使っているガングニールの破片だ。響と未来が倒れていた場所の近くで彼が拾ったものだ。

 

(おそらく神獣鏡のシンフォギア消失の際にガングニールが響ちゃんの中から出てきたんだろうな・・・さてどうするかな・・・・)

 

彼はそれを懐に閉まって、結果を聞くことにした。




次回 響はガングニールが消失をしたことで奏者として戦うことができなくなっていた、一方で大ショッカーはフロンティアを浮上させてるためにネフィリムを使った計画へと実行を移す作戦を決行をする。

「これよりフロンティア作戦を決行をする!!」

そして浮上をしたフロンティアを破壊するためにシンフォギア奏者たちと奏汰はフロンティアへと向かっていく!!

次回「フロンティア浮上」
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