戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち   作:桐野 ユウ

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前回 響は大ショッカーに言われた場所へ向かっていると突然攻撃を受ける、それは神獣鏡を装着をした未来だった、彼女は響に襲い掛かってきてガングニールを纏うが・・すでに限界状態なっていた彼女は苦戦をする。

現れた男性はかつて響に赤心少林拳を教えた人物 沖 一也だった、彼は救うためにもう一つの姿仮面ライダースーパー1へと変身をする。


フロンティア浮上

奏汰side

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

俺は夜空を見ていた。きれいな星空だ・・・ついこの間まで記憶がなかった俺としては久々にこの空を見た感じだ・・・昔翼と一緒に見たりクリスと南米で見たのを思い出した。

 

「奏汰・・・・・・」

 

「翼か・・・どうした?」

 

俺が後ろを振り返ると翼がいた。彼女はサイドテールをほどいており俺の近くに座っている。

 

「きれいな空だね・・・・」

 

「あぁ・・小さいとき一緒に家を抜け出してよく怒られていたな(笑)」

 

「だったね(笑)・・・本当に・・よかった・・・」

 

他愛ない話で笑い合う中、翼は俺に抱き付いてきた。成長している翼の・・その・・胸が俺に当たっているのだが・・・

 

「あはははは・・・・・・」

 

俺は苦笑いをしているが・・・ぬお!?なんだこの黒いオーラは・・・どす黒いのだが・・・いったい何が!!

 

奏汰side終了

 

奏汰が感じていたのは彼のことを好きになっている乙女たちの殺気だ。マリアやクリスは特に大きな黒いオーラを纏っていた。

 

「あの野郎・・・あたしの奏汰に抱き付きやがって・・・・」

 

「えぇ許せないわ・・・私の零児に・・・・」

 

「デスデスデスデスデスデス」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「ふっふっふっふっふっふっふ」

 

マリア、クリス、調、切歌、セレナの目からハイライトが消えておりブツブツと言っているが、翼は気づいておりニヤリとしていた。

 

(奏汰は絶対に渡さない・・・彼は私のだから)

 

彼女の目からもハイライトが消えており、その様子を弦十郎と正宗は見ていた。

 

「なぁ弦十郎・・・・・」

 

「なんだ?」

 

「・・・俺はお前のことなんて呼べばいいのか・・・」

 

「は?」

 

「だってあんなにあの子に嫁さんができるのだぞ!!孫がたくさんできるのかと考えたら・・・あーーどうしたらいいんだ!!\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?」

 

「落ち着け!!」

 

弦十郎は暴走している親友を止めるためにあたふたすることとなった。そりゃあ息子があんなにモテモテで結婚をしたいかと聞いたら即答ではい!!っと答えられたので・・・正宗もどうしたらいいのか考えてしまうのであった。

 

さて話は戻って、大ショッカーたちはフロンティアの最終チェックをしていた。

 

「どうだ?」

 

「シャドームーンさま、フロンティアの調整は間もなく完了いたします・・・」

 

「そうか、ならば準備を早めに進めてくれ」

 

「了解です・・・」

 

「シャドームーン殿」

 

「ウェル博士、ネフィリムはどうだ?」

 

「はは!!ネフィリムはすでに治っておりいつでも!!」

 

「うむ・・・・では明日の明朝・・・・フロンティアを浮上させる!!」

 

「「「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」

 

そんなことは知らない奏汰達は潜水艦の中で待機していると、突然大きな地震が発生した。

 

「これは!!」

 

沖 一也は急いで外へ出ていき全員もついていくと何かが浮上しているのが見えた。ナスターシャはその浮上した建造物の名前を呟いた。

 

「フロンティア・・・・」

 

「ナスターシャさん何かを知っているのですね?」

 

「えぇ、以前私たちが考えていたことですが・・・フロンティアを使って月の軌道を変える計画を立ち上げていました・・・月は動いてなかったのでフロンティア計画は白紙となりまして・・・まさか・・・・奴らが使うとは・・・・」

 

「弦十郎さん・・・行きましょう・・・・」

 

「奏汰・・・・・・」

 

「俺たちが止めないといけない・・・あんな兵器を使わせたら地球は終わりだ!!」

 

「・・・わかった、二課はこれよりフロンティアを操っているとみられる大ショッカーの企みを阻止する!!」

 

「「「「「「了解!!」」」」」」」

 

そして全員が出動する中響は何もできない自分に悔しい思いをしていた。

 

(ガングニールがなくなってしまって・・・私は何もできないの・・・・)

 

「響」

 

「師匠・・・・・」

 

響が後ろを振り返ると沖 一也がいた。彼は彼女に声をかける。

 

「君は戦えないと思っているのかい?」

 

「はい・・・だってガングニールは消滅してしまったんですよ・・・私は・・・・」

 

「君は一人で戦ってきたわけじゃない・・・それに君にしかできないことも必ずある・・・これを受け取ってくれ」

 

彼は奏汰からもらったガングニールの破片を出していた。

 

「これは・・・ガングニールの・・・・」

 

「奏汰君から渡されてね。それを君が持っているといい・・・・」

 

「師匠は・・・・師匠はどうするのですか!!」

 

「・・・俺は大ショッカーと戦うさ。それが俺の使命だからね・・・・」

 

「師匠・・・・・・」

 

響はもらったガングニールの破片をみて強く握りしめていた。一方で中へと突入したシンフォギア奏者たちと奏汰ことネオディケイド。

 

中では戦闘員たちが待っていたかのようにたくさん現れた。

 

「わおお出迎えありがとう・・・でもな・・・・」

 

『アタックライド ブラスト』

 

「退場願うぜ!!」

 

ネオディケイドはディケイドブラストを放ち、戦闘員たちは慌てて道を開ける。

 

「突破だ!!」

 

中へと突入していくが・・・そこにビームが飛びネオディケイドが吹き飛ぶ。

 

「奏汰!!」

 

「誰だ!!」

 

「よく来たな・・・シンフォギア奏者ども・・・そして仮面ライダー」

 

「シャドームーン・・・・・・」

 

そこには大幹部たちが立っていた。

 

「アポロガイスト!!」

 

「カニレーザー」

 

「ジェネラルシャドウ」

 

「ジャーク将軍」

 

「サタンスネーク」

 

「カイザークロウ」

 

大ショッカーの幹部たちが現れていた。さらにネフイリムが後ろに待機しており全員が構えてる。

 

「まじかよ・・・・大ショッカー幹部たちもか!!」

 

全員が構えているが、さすがにこの人数を相手に戦うのは厳しい・・・だがそれでも・・・

 

「あたしたちはあきらめないぜ!!」

 

「そうだ!!響が戦えない今!!あたしたちが戦う!!」

 

「そうよ!!あなたたちの思い通りにはならないわ!!」

 

「勝つデース!!」

 

「皆!!」

 

「ふん、ならば・・お前たちを倒してこの世界を我が大ショッカーのものにするだけだ!!ゆくぞ!!」

 

幹部たちが降り立とうとしたとき、オーラが発生した。

 

「「「「!!」」」」」

 

「「とう!!」」

 

二人の声が聞こえて着地する。一人は銀の仮面に銀色の手、もう一人はそれが赤い手になっている戦士だ。

 

「貴様たちは!!」

 

「仮面ライダー1号!!」

 

「仮面ライダー2号!!」

 

そう、伝説のダブルライダーがシンフォギア世界へとやってきたのだ。

 

「まさか貴様たちがやってくるとはな・・だが貴様たち二人で何ができる!!」

 

「ライダーが先輩だけだと思ったら大間違いだ!!」

 

「貴様は仮面ラ―――イダーーV3!!」

 

「仮面ライダーV3!!」

 

「ライダーマン!!」

 

「仮面ライダーX!!」

 

「仮面ライダーアマゾン!!」

 

「仮面ライダーストロンガー!!」

 

伝説の7人ライダーが集結した。だが、駆けつけたのは彼らだけではない。

 

「スカイライダー!!」

 

「仮面ライダーZX!!」

 

「シャドームーン・・・・またお前と戦うのか・・・・」

 

「やはり貴様も来たか・・・ブラックサン・・・いいやRX!!」

 

ここに10人の昭和ライダーが集結した。RXはディケイドたちの方へ向いていた。

 

「ここは俺たちが引きうける、君達はフロンティアの中へ入るんだ!!」

 

「わかりました!!」

 

大幹部達を昭和ライダーに任せ、奏汰達は中へと急いで向かっていくのだった。




次回 シャドームーンたちの前に昭和ライダーたちが駆けつけた、ネオディケイドたちはフロンティア内部へと入りネフィリムを倒すために向かっていく中 ブルーバージョンに乗ったスーパー1の後ろに響が乗っていた、彼女も戦うという・・・だが今の彼女に葉と思ったとき、ライドブッカーからカードが

次回「新たな力」

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