戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち   作:桐野 ユウ

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前回 シャドームーンとRXの一騎打ちはRXのリボルクラッシュでシャドームーンを倒す、ネフィリムもエクスドライブモードと超コンプリートフォームへ変身をしたディケイドたちの攻撃によって倒される。

そして数か月後、新たな命が産まれた。花菜と優香という女の子の二人・・・


第3章GX編 
襲い掛かってきた謎の人形


奏汰side

 

大ショッカーが起こしたフロンティア事件から一年が経った。翼はリディアン学園を卒業して、新たに切歌ちゃんと調ちゃんがリディアン学園へと入学となった。

 

クリスは三年生となり、響ちゃんと未来ちゃんは二年生へと進級をした・・・そしてツヴァイウイングは海外へと進出することとなり、翼も海外へ行くことになったのだが・・・

 

「なんで?」

 

現在俺がやってきたのはイギリス・・・どうしてかというと?緒川さんが風邪を引いてしまい急遽俺がイギリスへ飛ぶこととなり、翼たちと一緒にイギリスへやってきていた。

 

「わーい・・・まさかのイギリスかーい・・・」

 

「大丈夫か零児?」

 

「大丈夫だ問題ない・・・といいたいが・・・まさかいきなり拉致されてツヴァイウイングとマリアの護衛プラスマネージャーとして動けといわれるとは思ってもなかったわ・・・とほほほほ」

 

俺は苦笑いをしながらも、セレナと一緒に三人の食事の管理などをすることとなった、とりあえず翼・・・

 

「こぼさないようにな」

 

「なんで私だけ!?」

 

「そうだぞ翼、お前しょっちゅうこぼすだろうが・・・気づいたらあたしのパンツが濡れている時だってあるしよ」

 

奏の言葉に翼は何も言えなくなってしまう・・・はぁやれやれ掃除や料理などはできるようになったが、まだまだってところか・・・

 

「あははは零児さんも大変なんですね?」

 

セレナちゃんが聞いてきた。まぁ最初に比べたらましになったなと思う。

 

「まぁいきなり帰ったらクリスがいたことには驚いたがな(苦笑)」

 

「「・・・・・・」」

 

「あれ?マリアちゃんに翼・・・いったいどうしたの?」

 

二人から黒いオーラが出ている。セレナちゃんもなんか変な気がするのだが・・・俺なにかまずいこと言った?

 

「ねぇ奏汰・・・・・雪音が家に勝手にいたと言ったが・・・どういうことだ?」

 

「あーそれはなクリスに発信機を付けられていたんだよ・・それでどうやら俺の家にいつの間にかいたってわけ」

 

「へーーーそうなのねーーーふーーーん」

 

「ふふふふクリスさん・・・そんなことしたんだ・・・へえーー私たちが零児さんを探すのに苦労をしていたのに・・あの人は簡単に零児さんの家に入っていたんだ・・・」

 

「「「ふふふふふふふふふふふ」」」

 

「あちゃー・・・またこの状態になっちゃったよ・・・お前も罪深いね・・・」

 

「え?俺のせいなの・・・・」

 

何もしてないのにあーーんまりーーだーーーーー(´;ω;`)

 

奏汰side終了

 

日本、ここはSONG基地の食堂

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

雪音 クリスはイライラしていた。その理由は青空 奏汰のことだ。彼は現在ツヴァイウイングとマリアとセレナと共にイギリスにいるからだ。

 

「あいつら・・・奏汰に何かしてみろ・・・絶対に許さねぇからな・・・・」

 

一人でぶつぶつ呟きながら座っているクリスの身体からはどす黒いオーラが溢れていた。それを少し離れた場所から見ている響、未来、調、切歌の4人。ちなみに未来は神獣鏡の奏者としてSONGに配属となっている。そこへ司令がクリスになにがあったのか尋ねてきた。

 

「あぁそれはですね・・・零児さんのことなんです・・・・」

 

「あーーそういうことか・・・・」

 

響はいつも通りなのかと思い、司令はそういうことかと言った。

 

「響、クリスがイライラしている理由知っているの?」

 

「うん、おそらく零児さんだよ・・・クリスちゃん・・零児さんのこと好き・・・ぐええええええええええええ!!」

 

好きと言った瞬間クリスのドロップキックが命中して響は吹き飛ばされて壁に激突した。

 

「「「響(さん)!?」」」

 

「きゅーーーーーーーーーー」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

クリスは無言でまた元の場所へ座っていく。切歌と調は苦笑いをしており未来はオロオロしている。

 

「あははは零児さんのことになると変わるクリスちゃんだった・・・がく」

 

「響いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」

 

そんなことが日本で起っていることなど知らない海外では・・・奏汰は一人で外にいた。

 

「・・・いるんだろ?出て来いよ・・・さっきから感じていたんだ・・・」

 

奏汰がそう言うと一人の女性が現れる。彼女は持っている剣を奏汰に向けていた。

 

「なるほどさすが仮面ライダーってところですね?」

 

「お前は人じゃないな・・・まるで人形と言っておくか・・・変身」

 

『カメンライド ディケイド』

 

ネオディケイドへと変身した奏汰はライドブッカーを構える。彼女は持っている大剣を振るってディケイドを襲うが、すぐに回避して切りかかる。

 

「は!!」

 

「・・・私のソードブレイカーが発動しない?」

 

「なーるほど、お前は武器と思ったものを壊すみたいだな・・・だが俺にはそんな効力は効かないってことだ!!は!!」

 

「さすがですディケイド・・ならこいつなら」

 

彼女は持っている石を投げつけるとノイズに似たものが現れた。ディケイドはそれに驚くが・・すぐに構えてカードを出す。

 

「変身」

 

『カメンライド エグゼイド!マイティジャンプ マイティキック!マイティマイティアクションX!!』

 

ディケイドエグゼイドへと変身して、ガシャコンブレイカーとライドブッカーソードモードの二刀流で謎のノイズに攻撃していく。

 

「とう!!」

 

ハンマーモードのガシャコンブレイカーをノイズに似たものに叩きつけていき地面に衝撃を走らせる。

 

「奏汰!!」

 

そこに翼たちも駆けつけてきた。彼女は来たなという顔でニヤリと笑っている。

 

「どうやら来ましたね、シンフォギア奏者・・・・」

 

「お前は誰だ!!」

 

「始めまして、私はファラ・スユーフと申します・・・」

 

「四人とも気を付けろ!!このノイズは通常とは違うぞ!!」

 

ディケイドエグゼイドはそのままファラに攻撃する中、シンフォギア奏者たちもノイズと戦い始めた。ところが、翼と戦っていた武士型のノイズが胸元の赤いコンバーターに触れた瞬間、突然ギアが解除されたのだ。

 

「な!!」

 

「い!!」

 

ディケイドエグゼイドは翼の裸を見てしまい、仮面の奥で顔を真っ赤にしてすぐに顔をそらしたが・・、その結果ファラに隙を見せてしまい蹴りを受けてしまう。

 

「いってええええええ!!こうなったら!!」

 

ディケイドエグゼイドが散らばっているチョコブロックを壊すとメダルが出てきた。

 

「一気に決める!!」

 

『高速化!!』

 

素早くなったディケイドエグゼイドはそのままノイズに似た者たちを撃破していき、武士型ノイズは撤退する。

 

「どうやらここまでみたいですね・・・ではごきげんよう!!」

 

「この野郎!!」

 

奏たちも逃げられてしまい、合流する。

 

「まさかアメノハバキリを解除するなんてな・・・ファラか・・・・」

 

ディケイドたちは日本へもどることを伝え、次の日にイギリスを出発して日本へ戻ってきた。

 

空港に到着した彼らを迎えてくれたのは響達だった。

 

「零児さん!!そっちにも現れたんですね!!」

 

「そっちにも?ってことは日本でもノイズに似たものが現れたってことかい?」

 

「デース・・・それでクリス先輩のイチイバルが・・・」

 

「なんてこったい・・・」

 

調たちの方ではレイアという人形が現れて、クリスたちは保護したエルフナインを守るために戦うが、クリスがレイアが放ったノイズによって、イチイバルを突然解除されたということらしい。

 

「なるほど・・翼と同じってことか・・・・しかし奴らは一体何者なんだろうか・・・人間じゃないってのはわかっているが・・・・」

 

それから基地への方へ戻り、奏汰達も何があったのかを説明する・・・

 

「おそらくそれはオートスコアラーとアルカ・ノイズです・・・・」

 

「君は?」

 

「僕はエルフナインといいます・・・・奴らに対抗する方法はあります!!それは・・・イグナイトモジュールを使うことです!!」

 

これが新たな戦いの幕開けとなった・・・戦士たちは新たな戦いへと突入するのだった。




次回 LINNKEがないため、マリアたちが戦うことができない・・・そのため戦えるのは奏汰ことディケイドと響だけだった、そんな二人の前に現れたのはエルフナインそっくりな子だった。

彼女は突然現れた人物にディケイドは変身をして戦う。

次回「現れた謎の人物」

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