戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち   作:桐野 ユウ

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前回 零児は翼と戦い、ディケイドブレイドジャックフォームへと変身をしてお互いにの技で引き分けとなる。

そのあと零児はネオマシンディケイダーを走らせて街を見て自分は本当に何者なのか・・・わからなくなってきているのであった。


物語は二年後へ、新たな力!!

零児side

 

俺がこの二課へ来てから、二年がたった・・・その間もノイズたちは出現して、俺は翼や奏と共に今日も出動していた。

 

「はあああああああああああ!!」

 

ライドブッカーガンモードにして二人がうち漏らした敵を撃って援護をする感じとなっている。近づいてきたノイズには蹴りで粉砕玉砕デストロイ!!で倒している。

 

「相変わらずお前、強いな」

 

「別に・・・俺は強くない・・これでもまだまだの方だ・・・」

 

「そうなの?」

 

そう、先輩たちは俺以上に戦い、俺と同じくディケイドに変身している門矢 士もそれ以上の戦いで強敵たちと戦っていたからな・・・

 

俺たちはノイズを倒した後撤退して、俺は自分の部屋で眠ることにした。

 

零児side終了

 

次の日

 

零児はネオマシンディケイダーを飛ばして街へ向かい、辺りをうろちょろしている。

 

(ふーむ、この辺にはノイズが出てきたという連絡は受けたことがないな・・・出てきたとしてもあの学校付近に現れるぐらいだ・・・いったい奴らは何が目的で動いているのかわからないな・・・ん?)

 

零児は木がごそごそと動いてるのを見て、何かがいるのか?と思ってみていると女の子が落ちてきたのでダッシュして受け止める。

 

「うわあああああああああ!!」

 

「よっと」

 

零児は彼女をお姫様抱っこでキャッチをしてからゆっくりと降ろしてやる。

 

「大丈夫か?」

 

「えっとはい、大丈夫です・・・ありがとうございます・・・」

 

「なぜ君は・・・「ニャー」ん?」

 

零児が彼女の手を見ているとその中には子猫がいた。どうやら彼女は子猫が木から降りれなくなったので助けようとして動いたら、木が折れと落ちてしまったようだ。

 

「そういうことか・・・だが君の格好・・・いいのかい?」

 

「え?」

 

零児がスマホの時間を見せると彼女の顔は真っ青になっている。

 

「あーーーまずい!!遅刻だ!!」

 

「・・・仕方がない、ほれ」

 

零児はヘルメットを渡してネオマシンディケイダーに乗りなといい、彼女を後ろへ乗せてリディアン学園へと送る。

 

「そうか・・君はここの学園の生徒なんだね?」

 

「はい」

 

「それじゃあ・・・「待ってください!!」ん?」

 

「あの私は立花 響です!!あなたは!!」

 

「・・俺は・・・」

 

零児は一瞬だけ考えた・・・だが今の自分の名前は・・・

 

「門矢・・・門矢 零児だ。覚えておけ」

 

零児はネオマシンディケイダーを起動させて走らせていく、だが彼の心はもやもやしている・・・

 

(なんだろう、門矢 零児と名乗っただけでこんなにもやもやしたのははじめてだ・・・だがなぜ?)

 

零児はそう思いながらも二課基地へと戻り、司令室に到着する。

 

「どうした奏汰?」

 

「弦十郎さんか・・・って奏汰呼びですか・・・俺は・・・俺は?」

 

「奏汰?」

 

「・・・・・いや何でもない、少しだけトレーニングルームにいる・・用があったら呼んでくれ」

 

零児は司令室を後にして、トレーニングルームへと入りディケイドへと変身して、しばらく身体を動かした。数時間がたち、彼は変身を解除をして司令室へ行くと、中では職員達があわただしく動いていた。

 

「奏汰!!どうして緊急コールがなっていたのに来ないの!!」

 

「え?緊急コール・・・・・あ」

 

奏汰は自身のスマホを見る。そこには緊急コールがついていたが、どうやら訓練に集中していたので気づかなったみたいだ。

 

「す・・すまない」

 

「まぁまぁ翼。それでおっさん、あたしたちを集合させたのは理由があるんだな?」

 

「うむ。先ほどノイズが現れたので全員に出動をしてもら・・・」

 

「こ・・これは!!」

 

「どうした!!」

 

「まさこれって・・・アウフヴァッヘン波形?」

 

そして画面にはガングニールと書かれていた。

 

「ガングニールだと!?」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「なんだよ・・」

 

「確かガングニールはお前のだったな?」

 

「あぁだが・・・なぜだ、ガングニールはここにあるのに・・・」

 

「現場に直行だな・・・・いくぞ」

 

零児は行こうとしたが・・・突然止まったので後ろにいた翼は激突してしまう。

 

「あう!!」

 

「おいおいどうしたんだよ」

 

「・・・・現場はどこだ?場所を知らないのに行こうとした俺がいたわ」

 

「うううーーーー私はぶつかり損だ!!」

 

「いいからお前らさっさと行かんか!!」

 

「「「了解!!」」」

 

三人は出動をして翼は愛用のバイクに、奏はというと。

 

「よいしょ」

 

「っておいなに俺のネオマシンディケイダーに乗っているんだよ」

 

「いいじゃねーか!!ほら行くぞ!!」

 

「全く・・・ほらヘルメットだ」

 

そういって奏は零児に抱き付くようにしがみつくので彼女の大きな胸が彼の背中に当たっている。

 

(・・・でかい)

 

彼も男の子だ。顔には出さないが冷静になりながら運転して現場へと向かっていく。だが一人の女性は嫉妬をしている。翼だ。彼女は頬を膨らませながら運転しており、この怒りをノイズにぶつけようと決めるのであった。

 

???side

 

「え・ええええええええええ!!」

 

私 立花 響は今どういう状況かと言いますとですね!!ノイズに突然襲われました。そこに女の子がいたので一緒に逃げていましたが、追い詰められた時に私は歌を歌いますとこの姿に大変身ですよ!!

 

とりあえず私は構えている・・・

 

「はああああああ・・・・せい!!は!!とう!!」

 

かつて学んでいた赤心少林拳・・・まさかここで使うことになるなんて・・・

 

「であ!!とう!!」

 

私は回し蹴りをしてノイズたちを倒していく、でもやはり・・・

 

「数が多い・・・・・」

 

女の子を守りながらだからきつい、どうしたらと考えていたとき。

 

『アタックライド ブラスト!』

 

光弾が飛んできてノイズたちが倒されていく。光弾が飛んできた方向を見るとバイクがこっちに向かって走ってきていた。するとバイクから槍が飛んできて私は回避するとノイズに命中をした。

 

「おっしゃ!!」

 

「馬鹿野郎、いきなり槍を投げるバカがどこにいる、大丈夫か?」

 

「えっとはい」

 

もう一人の人が剣を構えてノイズに攻撃する…あれは翼さんだ!!それにもう一人はよーく見たら奏さん!?

 

「あなたはその子を守ってなさい!!」

 

「いくぞ?」

 

三人は戦いに向かっていった、とりあえずこの子を守らないと・・・

 

響side終了

 

奏がその槍を振り回してノイズたちを撃破していく中、ディケイドはライドブッカーからカードを出してほかのライダーに変身しようとしたとき、カードが光りだした。

 

「ん?」

 

ディケイドがカードをとると、それに描かれていたのはよく知る二人だった。。

 

「天羽 奏に風鳴 翼・・・」

 

「どうしたの奏汰って私たち!?」

 

「・・・なるほどな二年も一緒に戦ってきたからな・・・さて」

 

まずは天羽 奏のカードをバックルに装填する。

 

『シンフォギアライド 天羽 奏!!』

 

奏のガングニールの歌が流れるとディケイドの姿が天羽 奏の姿へと変わる。

 

「ん・・・・・」

 

確認をしてから槍を装備をして構えている。

 

「すっげーーーあたしじゃん!!」

 

「まさか奏の姿になるなんて・・・・」

 

「まぁそうみたいだなってどうやら声まで一緒になるみたいだな・・・」

 

冷静に奏の姿で言っているので二人は驚いている。

 

「はああああああああああああ!!」

 

ディケイド奏の槍がノイズたちを次々に撃破していき、ライドブッカーからカード出す。

 

『ファイナルアタックライド カカカカナデ!!』

 

「であ!!」

 

ディケイド奏が槍を投げると、たくさんの槍に分身し、ノイズたちに命中して爆散させていく。その後もう一枚のシンフォギアカードを装填する。

 

『シンフォギアライド 風鳴 翼!!』

 

ガングニール奏の姿から青い髪の翼へと変身して構えている。

 

「悪くないな・・・・・」

 

「なら私も一緒に構えるわ・・・・」

 

二人は同じ顔となっているので、お互いに見ている。

 

「「さぁ防人の剣に切られるのはどこのどいつかしら?」」

 

ディケイド翼と翼の二人の剣が大きくなり、ディケイド翼はカードを出して装填する。

 

『ファイナルアタックライド ツツツツバサ!!』

 

「「はあああああああああああああ!!」」

 

ダブル蒼ノ一閃が決まりノイズたちは撃破されて行き、ディケイド翼はハイタッチしようと手を上げた。

 

「いえーい!!」

 

「えっといえーい」

 

自分と同じ姿をした相手に動揺しながらも、翼も手を上げハイタッチした。

 

「しかしまぁ、びっくりだぜ?あたしや翼のカードで変身までするなんてな」

 

「俺もだ。だが新しい力と思っても正解かな?」

 

そういってディケイドへと戻ると二つのカードをライドブッカーへとしまって彼女のところへと向かう。

 

「大丈夫かい?」

 

「えっとはい・・・・あなたは?」

 

「通りすがりの仮面ライダー「おいおい何やってるんだよ」台詞をかぶらせてくるな奏」

 

ディケイドは奏に台詞をかぶらされたため、不機嫌になっていた。

 

「まぁまぁ奏汰」

 

「翼まで・・・言っておくが俺は奏汰じゃない、門矢・・・零児でいいと思う」

 

「「「?」」」

 

(うーん最近零児でいいのかわからなくなってきたな・・それにしてもこの子・・・確かあの時奏のガングニールの欠片が刺さった子だよな・・・)

 

零児は冷静にその子を見て、コンサート会場にいた子で間違いないなと思った。彼は今も記憶のところがザーッと流れてきている、最近は声も聞こえやすくなっていた。

 

『・・ぇ、奏汰』

 

『・・だい?』

 

『・・・し・・すき!!』

 

「ん・・・・今の夢はいったい・・・それに好きって・・・駄目だな・・・・思い出せない・・・」

 

零児たちは響を連れて二課へと連れていくことになった。彼はネオマシンディケイダーで彼女たちの後ろから追いかけていきリディアン学園へと入っていき地下へとつながっているエレベーターに乗る。

 

「しっかりとつかまっていてくださいね?」

 

「それってどういううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!」

 

勢いよく降りたので彼女はびっくりするが、零児たちはいつも通りなので気にせずに司令室の扉を開くと、ぱーんとクラッカーの音が響いた。

 

「「「ようこそ災害対策本部二課へ」」」

 

っと弦十郎から挨拶されて響の体にあるものを調べてから後日またここに来てもらうことにした。




次回 新たな仲間響を加えた二課、そして警報が流れて彼ら四人は出動をするとそこにはかつて実験で盗まれたネフシュタンの鎧を装着をした女の子がいた、彼女は零児をみて目を見開いていた・・・

「奏汰・・・奏汰!!」

「あぐああああああああああああああああ!!」

そして・・・・・・・・・

次回「記憶のピースの埋め込み」

「・・俺は・・・俺は!!」

さて今作のビッキーの特徴

・赤心少林拳を使えるため格闘力は強い、師匠は沖和也こと仮面ライダースーパー1、必殺技も彼が使っているスーパーライダー〇〇キックを使う。

シンフォギアカード

ディケイドの新たな力で、姿はネオディケイドドライバーを装備したシンフォギア装者となっており、武器も出すことが可能。

ファイナルアタックライドで展開した武器の技を使うことが出来る。

次回もお楽しみに

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