戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち   作:桐野 ユウ

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街へ

奏汰side

 

武瑠や万丈たちが元の世界へ戻っていってから数日が立った。街の被害も回復したので、俺はネオマシンディケイダーに乗り街へとやってきた。翼やマリアたちは仕事、クリスたちは学校に行っているため久々に一人で行動している。

 

ぶううううううううん!!ネオマシンディケイダーの調子も良いのでかっ飛ばしている。この街で色んな戦いをしてきたんだなと思いつつ、俺は街の外へと出ていく。いつもの場所へと俺はやってきた。

 

「やはりここからなら街がよく見えるな・・・・・・この世界へ帰ってきてから門矢零児としてここへ来た時もあったな。あの時は記憶が途切れ途切れだったけど、わずかに覚えていたかもしれない。翼と一緒にいたときの記憶がな…あの時公園で俺と別れる時に行ってくれた言葉は、「大好き」だったな・・・・・・あれは異性として言ったことなのかな(笑)」

 

っとなったら待ってくれ、翼は小さいときから俺のことが好きだってことだよね?だが俺のことが好きって奴は翼だけじゃないよね?クリスやマリア、セレナに切歌に調もだったな?

 

「はぁ・・・・・・・・・」

 

俺は街を見渡してからネオマシンディケイダーに乗りSONG基地の方へと帰った。司令室へ行くとセレーヌとカナリアの二人がいた。

 

「二人とも帰っていたのか?」

 

「奏汰・・・・・・えぇ戻ってきたわ。」

 

「・・・・・・・・・・・・奏汰にもう一度頼むのはちょっとね。」

 

「だが奏汰が行けば解決してくれるだろ?」

 

「そうね・・・・・・」

 

二人が話をしている、俺は気になるが一体何があったんだ?シャドウ。

 

「は、お呼びですか奏汰さま。」

 

「向こうで何があった?」

 

「・・・・・・それは・・・・・・」

 

シャドウでも話すことができないことか、ということはかなり向こうの世界はやばい感じになっているみたいだな。

 

弦十郎おじさんは話を聞いているのか難しい顔をしている、判断するのが難しい感じだな?

 

俺はセレーナたちのところへ行き話を聞くことにした。

 

「セレーナ、何があったか話してもらうぞ?向こうの世界のことなら関係ないとは言わせないぞ?」

 

「・・・・・・・・・」

 

「セレーナ、話したほうがいいと思うぜ?」

 

「ですけど・・・・・・わかりました。奏汰さま・・・・・・お話をいたします。」

 

奏汰side終了

 

セレーナの話によると、向こうの世界ではなんと人間と魔族の戦いが再び行われようとしているそうだ。その理由は一人の魔導士ギラセイナが吹っ掛けたことが原因ということがわかった。

 

「・・・・・・あいつか。」

 

奏汰は両手を組んで難しい顔をしている。ギラセイナ・・・・・・奏汰ことディケイドの存在が邪魔で魔族との共同を反対していた人物だ。

 

「セレーナ、今すぐにでもそっちの世界に行けないか?」

 

「奏汰さま!?」

 

「もし魔族と人間が再び戦うことになれば、大きな犠牲が出てしまう。その前に何としてでも止めなければならない!!」

 

「「・・・・・・・・・・・・・・・」」

 

二人が考えていると。

 

「いいじゃないの?」

 

「そうですよ、二人とも奏汰さまはこういう方ってことは知っていますでしょ?」

 

「メイーナにアステラ・・・・・・ですけど!!」

 

「セレーナ、諦めようぜ?」

 

「・・・・・・カナリア!!」

 

「奏汰はそういっていつもあたしたちを助けてくれたじゃねーか!!それに今回は奏汰の力も必要になると思うぜ?」

 

カナリアの言葉にセレーナは少し考えていた。確かに彼の力が必要になるけど彼を連れていっても大丈夫なのかなと思う。

 

セレーナは翼たちのことを考えているのだ。奏汰もそれを察して彼女たちの用事が終わり次第改めて話をすることにした。

 

仕事や学校などを終えて翼たちと合流した奏汰達はカナリアの話をする。

 

「ふざけるな!!奏汰を異世界に行かせるなんてあたしは反対だ!!」

 

「すまない・・・・・・だが私も雪音と同じ意見だ、奏汰とまた別れるのは嫌なんだ・・・・・・」

 

奏汰は黙っていたがセレーナに話をする。

 

「セレーナ、こちらに何人か連れていくことができないか?」

 

「それは可能ですけど・・・・・・」

 

「そうだ、何人か連れていく。アオナには、悪いがこちらに残ってもらうことになるが・・・・・・」

 

「ってことはあたしたちの中から決めないといけないわけか・・・・・・」

 

「そうね・・・・・・」

 

っと9人のシンフォギア奏者たちはじゃんけんで決めることにした。

 

「奏汰ちなみに何人だ?」

 

「あぁせめて四人がいいな。」

 

「というわけだ全員覚悟は言いな?」

 

「おうよ!!」

 

「負けない!!」

 

「デース!!」

 

「じゃあいくぜ!!」

 

「「「「「「「「最初はグー!!じゃんけん!!ポン!!」」」」」」」」」

 

9人もいるためなかなか決着がつかなかったが・・・・じゃんけんを初めて数十分後連れていく奏者が決まった。

 

「私が負けることはない。」

 

「よっしゃ!!」

 

「やったデース!!」

 

「勝った・・・・・・」

 

動向が決まったのは翼、クリス、調、切歌の四人となった。奏汰は準備などをして30分後に出発すると伝え、四人は準備するのであった。




次回 魔法陣を通って奏汰達は異世界へと飛ぶ。

次回「異世界へ。」

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