戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち   作:桐野 ユウ

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第9章 異世界再び
異世界へ


奏汰side

 

今俺達はあっちの世界へ行くための準備をしていた。俺自身も服や必要なものをキャリーバックの中にいれて準備を完了させていた。

 

なお今回は俺だけじゃない、翼やクリス、切歌に調が共に行くことになり彼女たちも準備をしているところだ。

 

「シャドウ。」

 

俺は影の中にいるシャドウに話しかける。彼はオレをガードをするために影の中に潜んでもらっている。

 

「何でしょうか?」

 

「今回の異世界・・・・・・つまりお前たちの故郷についてだ。もしまた魔族と人間が戦ったらどっちが勝つ?」

 

「・・・・・・どうでしょうか、奏汰殿も魔族の方もダメージは与えられていますが、人間の方もダメージは大きいでしょう。だからどちらが勝つ負けるか言われましたらわかりません。」

 

シャドウの言葉を聞いて俺は目を閉じた。やはり奴の仕業で間違いないなと確信を得ている。魔導士ギラセイナ・・・・・・奴が魔族に攻撃をするように言った可能性があるな。

 

「四人とも準備は?」

 

「あたしはできたぜ?」

 

「私もだ。」

 

「こっちも。」

 

「大丈夫デース!!」

 

彼女たちの準備が終わったので俺達はSONG基地へと向かった、そこではカナリアたちが待っていた。メイルは変身して俺の肩にとまっている。

 

ウルフやリュージンは元の姿になっており、アルフェンヌ、セイラ、マレルース、ガーラも武器を持ち。アステラとメイナも久々に帰れるなと考えていた。

 

「皆さまお待ちしておりました、それでは今から転移魔法を発動させます。」

 

「奏汰、気を付けていけよ?」

 

「わかっているよ父さん、それじゃあアオナ・・・・・・マリアたちとこっちの世界は任せたよ?」

 

「えぇ奏汰も。」

 

「わかっているさ。」

 

カナリアが発生させた魔法陣に俺達は乗りこんでいき魔法陣が光りだして俺達は目を閉じてしまう。

 

「「「「う!!」」」」

 

四人も目を閉じている。俺も久々の魔法陣に乗ったため目を閉じてしまった。

 

「奏汰さん、目を開けてください到着をしましたよ?」

 

セレーナの声を聞いて俺は目を開ける、そこは見たことがある場所だ。かつて俺とアオナが倒れていた場所で間違いない。

 

「覚えていますか?」

 

「あぁもちろんだ、ここは俺とアオナが次元でゲンムを倒した後にこの世界へ最初に着た場所だ・・・・・・まさかここに到着をするとはな・・・・・・」

 

クリスたちもこのあたりをみて驚いている、本当に異世界へきたんだと言っているからな。

 

「とりあえず城の方へむか・・・・・・」

 

俺が言おうとしたとき爆発をする音が聞こえてきた、あの方角は!!

 

「城の方です!!」

 

「セレーナ!!魔法陣で白の方へ転移をするぞ!!」

 

「わかりました!!」

 

彼女の魔法陣に乗りこみ俺達は転移魔法で城の方へ到着をした、俺はすぐにネオディケイドドライバーに装着をして変身をした。

 

「変身!!」

 

『カメンライド ディケイド。』

 

ディケイドに変身をした俺はライドブッカーを外さずにそのまま拳で襲い掛かってきた魔族に攻撃をする。

 

「あれは!!ディケイド!!」

 

「クリス!!翼!!敵は追い払うだけにしてくれ!!」

 

「わかった!!」

 

「難しい質問だがやってみるぜ!!おらおらおら!!」

 

クリスは当たらないようにガトリングを放っている、翼は剣を構えてみねうちをして相手の戦闘力を落としている。

 

『ルナ!トリガー!』

 

ダブルモードになった二人はルナトリガーになりトリガーマグナムから複雑な光弾が飛ばされて魔族たちに命中をする。

 

「くそ撤退だ!!ひけええええええええええええええええ!!」

 

魔族たちは撤退をしたのを見て俺達はその様子を見ながら城を見ていた、爆発をして一部が吹き飛んでいる以外は城の形を保っている。

 

(だがいったい誰が・・・・・・国王さまと話をする必要があるようだな。)

 

セレーナが城の中から出てきた。

 

「奏汰さま、父がお話がしたいそうです。どうぞ。」

 

俺達は城の中へ入っていく、兵士たちは負傷をしている者たちが降り、魔導士たちが回復させていた。その様子を見ながら俺達は国王の間に到着をした。扉が開いて中へ入る。

 

「おーこれは奏汰さまお久しぶりでございます。」

 

「お久しぶりです国王さま、いったいこれだどういうことか説明をしてくれますね?」

 

「えぇ説明させてもらいます。実は・・・・・・」

 

国王の話を詳しく聞かせてもらった俺達、どうやらある日魔族と人間たちでパーティーを開いていた、ところが突然の爆発が発生をして魔族及び人間たちが死亡をした、魔族たちは人間たちが我々を殺すために仕掛けた罠だといい戦争になったそうだ。

 

「そんなことが・・・・・・」

 

「カナリア殿申し訳ない、我々はそんなことをするつもりは一つもありませぬ・・・・・・だがなぜあそこで爆発などが・・・・・・」

 

「いるじゃないか。」

 

「奏汰?」

 

「魔族と人間が戦うことを喜ぶ人物を俺達は知っています。」

 

俺の言葉を聞いてセレーヌはわかったみたいだな?クリスももしやと俺の方を向いたので答えを言うことにした。

 

「ギラセイナですよ国王さま。」

 

「なんじゃと!?ギラセイナがやったというのか・・・・・・確かにあやつは魔族を嫌っておったからの・・・・・・」

 

「奴は俺達の世界にダークドラゴンを持ってきました。」

 

「なに、ダークドラゴンをですか!?」

 

「それは俺達が倒したのはいいが、封印をしているものをわざわざあっちの世界へ持ってきたのは邪魔な俺を殺すためでしょう、それでかつて俺が苦戦をしたダークドラゴンをあちらの世界へ持ってきて俺を殺そうとした。そうすればあなたに報告ができると思ったのでしょうね。ところでギラセイナは?」

 

「奴は今はおりませぬ、奴を慕っていた魔導士たちを連れて今は影達に彼らの行方を追わせております。」

 

「いずれにしてもこれは長い旅になりそうだな、念のためにもってきてよかったかもしれないな。」

 

『アタックライド 次元ホール』

 

俺の隣に穴が空いた、この次元ホールの中に荷物などをしまっておくことにした。俺達は城で一泊した後は魔王がいる城の方へ向かうことにした。まずは誤解を解かなければならない。再び大きな戦争へと発展してしまう前に行かないとな。




次回 次の日 奏汰達は魔王の城を目的に出発をすることにした。一方でギラセイナは奏汰達がこの世界へ来たと聞いて憎しみを持ち彼を殺す決意を固める。

次回「新たな旅たち、目標魔王の城へ。」

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