戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち   作:桐野 ユウ

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旅たちの目標 魔王城へ

奏汰side

 

俺達はセレーナの城で一泊をしていた。現在は部屋の方に全員が集まっており相談をしていた。

 

「奏汰これからどうするの?」

 

「あぁ目的場所は決まっている、この地図を見てくれ。」

 

俺が出した地図を見て遠因が確認をしている、俺はある場所に指をさした。それはかつて俺達が向かった場所を指している。

 

「ここが俺達が向かう場所だ。」

 

「そこはいったいなにがあるんだ?」

 

「魔王の城だ、ここにかつて俺が倒そうとしていた魔王がいる場所でもありカナリアの父親がいる場所でもある。」

 

「ここに・・・・・・でもかなり遠いね?」

 

「あぁ、この場所は遠いからおそらくカナリアたちの転移魔法でもいけるとは思えない。だから移動にはダブルのカードの力を使う。」

 

「ダブルのカード?」

 

「それは明日になってのお楽しみだ。」

 

メイルやシャドウ、ウルフたちメイナたちも明日はついてくるからな、あのメンバーに翼たちも加わっており人数は前よりも増えていたな。

 

そして俺達は眠って体力などを回復させてから移動をするためにマシンディケイダーを変形させるとしようかな?

 

俺はネオディケイドドライバーを装着してカードを出す。

 

『アタックライド リボルギャリー!!』

 

マシンディケイダーはダブルのリボルギャリーへと変身をして俺達全員が乗りこんでいき目的地を魔王の城に設定をして出発するのであった。

 

奏汰side終了

 

一方でギラセイナ達過激派は計画が成功していたのを喜んでいた。

 

「ギラセイナ殿、魔王たちが攻撃を開始しましたね?」

 

「あぁ、すべてうまく言っているさ。このまま戦い続けてくれれば「大変です!!」どうした?」

 

ギラセイナ達は突然慌てて入ってきた魔導士を見ていた。

 

「申し上げます!!青空 奏汰達が帰ってきました!!」

 

「「「なんだと!?」」」

 

奏汰という名前が出てきたので全員が驚いている。奴が戻ってきたのかとざわざわとしてきた。全員が慌てているとギラセイナは喝を入れる。

 

「落ち着け!!奴が戻ってくるとは予想をしていなかったが・・・・・・だが奴に止められると思うか?戦争になっている今の状態をな!!奴が死ねばそれこそ我々が別の世界を支配することが可能となる!!ふっはっはっはっはっはっは!!」

 

ギラセイナは笑い奏汰が死ぬことを祈るのであった。一方でリボルギャリーに乗りながら魔王の城を目指している奏汰達一行は順調に進んでいた。

 

「速いですねこの車は。」

 

「てか前の時にどうして出さなかったんだ?」

 

「マシンディケイダーを置いてきたから。今回はこんなことになると思っていたから持ってきた。」

 

「「「なるほど。」」」

 

全員が納得をしていると突然リボルギャリーが揺れだした。

 

「なんだなんだ!?」

 

奏汰はリボルギャリーのモニターを起動させて何があったのかを見ていると外から攻撃を受けていた。ゴーレムがリボルギャリーに攻撃をしていた。

 

「ゴーレム!?」

 

「まずい、リボルギャリーをひっくり返そうとしているし!!」

 

奏汰はネオディケイドドライバーを装着してディケイドに変身し、ゴーレムにブラストを放つ。

 

『ぐおおおおおおおお!!』

 

「ブラックゴーレム!!」

 

アステラは相棒のブラックゴーレムを召還してゴーレムたちに攻撃していく、翼たちもシンフォギアを纏いゴーレムたちに攻撃していく。

 

「くらえ!!テンペストストーム!!」

 

角から発生した竜巻でゴーレムたちを吹き飛ばす。アルフェンヌたちも武器を持ちゴーレムたちの弱点を狙い撃破していく。

 

「変身!!」

 

『カメンライド オーズ!!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!』

 

ディケイドオーズへと変身してメダジャリバーを出してゴーレムを次々に撃破していく、彼らはゴーレムたちを倒したのを見ていた。

 

「いったい誰がゴーレムを送ってきた?カナリアがいることを知りながら魔王たちが攻撃をしてきたのか?」

 

ディケイドは魔王たちが本当に人間たちを滅ぼそうとしているのか、話が通じるのかわからないと思った。いずれにしても話しをするためにも魔王の城へ行かなければ意味がない。

 

「お父さん・・・・・・嘘だろ・・・・・・」

 

「カナリア・・・・・・・・・」

 

カナリアは父親が自分たちを倒そうとしているのにショックを受けていた、セレーナが彼女のそばに行き励ましていた。

 

「奏汰・・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・今はセレーナに任せよう、リボルギャリーを起こして魔王の城へ向かおう。」

 

彼らは倒れているリボルギャリーを起こしてエンジンをふかし、再び搭乗して魔王の城へと向かうのであった。




次回 魔王の城へ向かっている奏汰達、カナリアはやはり父親のことでショックを受けていたままだ、そして彼らの前に突然として現れたのは謎の機械だった。

次回「襲い掛かる機械。」

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