戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち   作:桐野 ユウ

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セレーヌの城へ結果報告

奏汰side

 

俺はギラセイナとの決着をつけてバールス城へと戻ってきた。魔王ゼルフィスと共にな・・・・・・城の物は俺達が魔王ゼルフィスを連れて帰ってきたので驚いているが入り口ではバールス王が待っていた。

 

「奏汰殿お待ちしておりました。ゼルフィス殿・・・・・・」

 

「バールス王・・・・・・」

 

まぁしょうがないか・・・・・・ギラセイナの罠とはいえ二度戦ってしまったのだからな・・・・・・俺の背中にはレイガバーンを背負っており帰投をした。王の間にてゼルフィスとバールス王は話をしている。

 

俺達はこの中に入るわけにはいかないので外で待機をしている。

 

「ねぇ奏汰どうなるのかな?」

 

「さぁな、そこから先は俺たちの出番じゃない・・・・・・所詮俺達は行世界の人物・・・・・・この世界は彼らが発展をしていくべきってことだ。」

 

「だな。いいじゃねーか犠牲は出さずに勝てたんだからよ!!だろ!!」

 

「そうデース!!今日はパーティーになるデース!!」

 

「もう切ちゃんったら。」

 

「「「「「はははははははははははは!!」」」」」

 

俺達は笑って外を見ていると扉が開いて二人が出てきた。

 

「おーー奏汰殿・・・・・・本当にあなたには感謝をしております・・・・・・」

 

「そうだな。青空 奏汰・・・・・・お前がいなかったら俺達は余計な犠牲者を出してしまっていただろう・・・・・・感謝をする。」

 

二人が俺に頭を下げていた。ギラセイナの奴がやってしまったことは過去になるからな・・・・・・

 

「気にするなってお前たちが亡くなったらセレーヌやカナリアが悲しむからな・・・・・・それに俺はお前たちが戦う理由なんてないと思っていたからな・・・・・・これからも共存の道を進めてほしいそれが俺の願いだ。」

 

「わかっております。これからはゼルフィス殿と協力をしていく所存です。」

 

「そうだな・・・・・・再び人と歩んでいくのも悪くない・・・・・・バールス王よ。」

 

お互いに握手をして俺達のこの世界での戦いは終わった。カナリアたちはこの世界でしばらくは残り戦いの後の戦後処理をしてから俺たちの世界へ戻ってくることになり先に俺や翼たちは先に元の世界へ戻ることになった。

 

「奏汰・・・・・・私たちも戦後処理は終わりましたらそちらの世界に戻ります。」

 

「わかった。ウルフ、リュージンたちもその間はこの世界の復興を手伝ってやってくれ。」

 

「わかりました!!」

 

「了解だ。」

 

『あたしはマスターについていくけどね?』

 

肩にはメイルが鳥形態で止まっており一緒に世界を飛ぶみたいだな・・・・・・仕方がないな・・・・・・セレーヌとカナリアが呪文を呼んでいると魔法陣が光りだしていく。

 

「じゃあバールス王、ゼルフィスお達者で。」

 

「えぇ奏汰殿も頑張ってください。」

 

「また来てくれ。今度は平和な世界に招待をする。」

 

「あぁ!!」

 

魔法陣が光りだして俺達は光に包まれて行く。再びあちらの世界からこっちの世界へと飛んで行くのを感じる。

 

そして魔法陣が光りだして俺達は転移魔法が発動をして世界を後にした。

 

奏汰side終了

 

一方でSONG本部ではアオナはジオウドライバーなどをチェックをしていると何かを感じたのか外へ行く。

 

「アオナちゃん?」

 

それを響達が見つけて走りだす。彼女たちはアオナの後をついていき止まった場所へ到着をすると魔法陣が発生をしている。

 

「もしかして・・・・・・」

 

「えぇ我が魔王さまたちのお帰りになります!!」

 

「やっと帰ってくるワケダ。」

 

「まぁいいじゃないか・・・・・・」

 

「そうねーーー」

 

サンジェルマンたちやオートスコアラーたちもその様子を見ていると魔法陣が強く輝きだしてきた。そしてその光が収まると5人の人物が現れた。

 

「「「「「ただいま!!」」」」」

 

「「「「「「おかえりなさい!!」」」」」」」

 

「よく戻ってきた奏汰!!」

 

「ただいま父さん。弦十郎おじさん。」

 

「我が魔王さまよくご無事で。」

 

「アオナも久々だな・・・・・・」

 

すると奏汰の背中のレイガバーンが光りだして人の姿に戻った。彼女は辺りをキョロキョロしていた。

 

「あの零児さんその人は?」

 

「レイガバーンと呼ばれる伝説の剣らしい・・・・・・人の姿を得てからはあの城に閉じ込められていたみたいだがな・・・・・・」

 

「奏汰・・・・・・ここがあなたの世界で間違いないのですか?」

 

「そうだ。ここが俺の生まれ故郷になる。」

 

ほかのメンバーたちも再会をしたので喜んでおり奏汰もこの世界へ戻ってきたんだなと空を見上げていた。

 

奏汰side

 

帰ってきた俺は家に戻り優奈と花菜の二人の御守りをしていた。だが疲れていたのですぐにガリィたちに任せて部屋に戻る。レイガバーンはこの世界のことを調べるといいSONG基地のほうへと残っていた。

 

翼たちも部屋に戻っており疲れているのかすぐに眠りについたみたいだな。俺は腰のライドブッカーから一つのカードを出していた。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

フォームカード『ディケイドナイト』のカードだ。あの戦いの後にカードの色が変わったので何だろうと思ったらフォームカードだった。

 

それがディケイドナイトというカードだった。だがこの世界へ戻ってきてから響たちから話を聞いているとノイズなどはいないが・・・・・・アルカ・ノイズがたまに出てきたという。アダムを倒してからアルカ・ノイズを使っている組織がいるのかと俺は考えていた。

 

「また戦いが始まろうとしているのか・・・・・・それとも・・・・・・」




次回 オリジナルXD編黒きディケイド編

ある日司令室にて奏汰達は集合をしていた。それはギャランホルンが起動をしていることの連絡だった。

キャロル曰く別世界でなにかがあったんだろうと・・・・・・別世界ってこともあり奏汰は行くことにした。奏汰以外だと翼 響 未来 アオナだった。

奏汰は彼女たちと一緒にギャランホルンの中に入るのであった。

次回「ギャランホルンの中へ」

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