ウマ娘プリティーダービー~青き伝説の物語~   作:ディア

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・マヤノトップガン
≫ナリタブライアンと同じくブライアンズタイム産駒でスペシャルウィークやトウカイテイオーと同じGⅠ競走4勝と名馬と言える存在でしかもそのGⅠ競走は全て戦法(逃げ、先行、差し、追込)が異なる自在脚質の持ち主だが、マヤノトップガンが勝利したそれぞれのGⅠ競走で戦法が異なるのはマヤノトップガンのスタートの位置取り次第で変わってしまう為らしい
≫菊花賞や天皇賞春でレコード勝利したにも関わらず、スペシャルウィーク達よりも評価が低い理由としてナリタブライアンがGⅠ競走5勝かつナリタブライアンに阪神大賞典で敗北したのと、ダービーを勝利していない、勝てるはずだった天皇賞秋で敗北等が挙げられ前述したレコード勝利の評価を帳消しにしてしまったのだと考えられる。
≫ちなみに作者はマヤノトップガン主戦騎手のことをマヤノトップガンを名馬に導いた騎手と認識していたが、トウカイテイオーの有馬記念に騎乗し勝利に導いた騎手だと気づくのに時間を要した……仕方ないやん。
≫マヤノトップガンはフジキセキと同期なのに何故かウマ娘では年齢層が違い、トウカイテイオーと同部屋でそれに合わせる為?

・マーベラスサンデー
≫15戦10勝と公式のウマ娘の中でも勝率が高いがGⅠ競走勝利は宝塚記念のみの勝利であり、サクラローレルに一度も勝利していないことからマヤノトップガンよりも評価が低い。
≫マーベラスサンデー実装したらサクラローレルも許可とって実装してこいや!

・メジロマックイーン
≫ウマ娘のメジロマックイーンはTHEお嬢様だが史実のメジロマックイーンは当初こそ大人しかったがパーソロン系の悲しき運命から逃れられず晩年はマジでゴルシみたいな感じになっていた。むしろゴルシの原型といっても過言ではない。ただしチョロイン要素は孫達に受け継がれなかった模様。最近作者はアプリのマックを星4にした模様。

・ゴールドシップ
≫皆大好きゴルシちゃん。3歳時点の走りはメジロマックイーンというよりはミスターシービーに似ていた(血の繋がりはない)が、メジロマックイーンの血が覚醒したのか徐々に気性が荒くなり皆の知るゴルシに。
≫ちなみに同じ配合(父ステイゴールド、母父メジロマックイーン)であるドリームジャーニーやオルフェーヴルと比べるとステゴ産駒というよりは母父メジロマックイーンの孫と言われた方が違和感がない。
≫なお、ようやく作者は最近ゴルシを無敗で終えることが出来た模様

・フジキセキ
≫タキオンと同じ勝利数のウマ娘が実装ようやくか……ガチャ回すぜぇぇぇっ!
→星3確定演出「よっしゃぁぁぁっ!」→メジロマックイーン(所持済み)「やあ」→「は?ふざけんなゴラぁ!星4にするしか使い道がねえじゃねえか!」→星4化、その後目標未達成
ということがありました。いやフジキセキ以外で星3出るならシンボリルドルフかミホノブルボンにしてほしかった……

・ゴールドシチー
≫有名じゃない方のゴルシ……というかゴルシといえばゴールドシップのことを指すので以下シチー。シチーは栗毛の中でも鬣が金色のことを指す尾花栗毛の競走馬で、このような尾花栗毛の馬はグッドルッキングホースが多くシチーはその中でもかなりの美貌の持ち主だった。(尚、一番のグッドルッキングホースは鹿毛のトウカイテイオーが挙げられるがあれは仕方ない)
≫晩年こそ勝てないレースが続いていたが、若い頃は強く、現在の阪神JFにあたるレースを勝利し、サクラスターオーが勝った皐月賞と菊花賞では2着と健闘していることから実力がないわけでない、前線で活躍していたことが明らかな名馬。
≫アプリではスピード強化であるにも関わらず体力回復イベントが多数ある優秀なサポート役として登場。勿論作者もサポートとして使うので来たら育成は最低限にする予定

前回の粗筋
二代目「出番少なくない?」


第55R 二代目、世界の頂点へ1

 KGⅥ&QESとは英国で開催される欧州最高峰のレースであり英ダービー、凱旋門賞と並んで欧州三冠レースの一つに数えられる。

 

 しかし日本のウマ娘が宝塚記念を捨ててまで参加するかと言われれば否であり、余りにもリスクが高すぎるからだ。

 

 確かに勝利すれば歴史的な快挙を成し遂げたウマ娘としてタマモクロスは名を挙げられるが、高速芝のドバイとは違いこのレースの芝は完全なる洋芝であり全くの別物であり、勝てる見込みがほとんどない。

 

 ドバイシーマで4着程度のウマ娘では余りにも荷が重い。それが現地人の評価であり日本の一部の評論家達の意見でもあった。

 

 それでもタマモクロスは宝塚記念ではなくそれを選択した理由は、出走してきたウマ娘達にあった。

 

『何故このレースを選んだのか解せなかったが、あいつがいるからか?』

 

「せやで。海外遠征する言うていたからな。この欧州最高峰の舞台なら絶対に出てくるはずやと睨んどったが案の定当たりや」

 

 タマモクロスが見た先にいたのはクラシック級ながらにして宝塚記念を勝利した二代目だった。二代目は幾度なく数多くの強豪達を打ち負かしており、シニアのウマ娘達からもライバル扱いされている。それ故にタマモクロスが二代目の出るであろうレースに出走登録していた。

 

 

 

『しかしグリーンがダービーを勝っても宝塚記念に出走するとはな。出来ればホームで決着を着けたかったところだがな……』

 

「それはしゃーない。ダービーの後は普通休むか直接海外遠征に行くかのどっちかしか前例がなかったから予測出来へん」

 

 タマモクロス達の誤算は二代目が宝塚記念に登録したことだ。

 

 そもそもそれまで宝塚記念に出走したクラシック級のウマ娘は不振になるジンクスがあり、全員が不振になっているので非常に無謀としか言い様がない。

 

『向こうのグリーンは事情が違ったからな……向こうはGⅠ競走2勝どころか1勝もしていない一介の重賞馬だった。箔付けさせる為に宝塚記念に出走したんだがな……その理由がなくなってもやることは変わらないってがわかっただけでも収穫だ』

 

 先代が宝塚記念に出走した経緯が賞金を稼ぐ為だけでなく馬主が主要GⅠ勝利という箔付けが欲しかったという理由があり、ダービーを勝てば宝塚記念に出走しないと思っていたのもあり、タマモクロスは前者の理由もあって宝塚記念に登録しなかった。

 

 もし宝塚記念に出走すると読んでいたならタマモクロスはそちらに出走してからこちらのレースに挑んでいた。

 

「かもしれへん。せやけど自分んところのグリーンはこのレースに参加しとらんのやろ? 読みが半分当たったことになるで」

 

『ラムタラの影響もある。ラムタラのいるレースのうち奴が出られるレースは全て出走していた』

 

「ま、何にせよありがたい話や。こうしてリベンジが出来るんやから」

 

 タマモクロスが笑みを浮かべて二代目の方に視線を向けるが目を合わせず集中していた。

 

 

 

 その頃、二代目はタマモクロスと同じく自らの魂である先代と話していた。

 

「先代、前回はどうしたの?」

 

『降着したダービーとは違って前回の俺は真っ向勝負で負けた。奴にあるものは精神力、言ってみれば勝負根性。それに加えて巧みなレースセンスだ。それ以外、特に瞬発力ならお前に分がある』

 

「真っ向勝負で負けたのね」

 

『斤量差*1もあるが、この時ほど奴と俺の実力差が離れていた時期はない』

 

 

 

「そうね……ところでタマモクロス先輩ってこのレースに出ているんだけど先代の世界だとどうなの?」

 

『そもそも海外レースに出ていない。だがウマ娘の中でお前の実力を一番知っているのはあいつだ。お前をマークする可能性は十分にある』

 

「そう、ね。タマモクロス先輩が邪魔にならなければいいけれど」

 

『逆に言えばタマモクロスとラムタラだけに注意すればどうとでもなる。あいつが一番この中で強いからな』

 

「……先代、私勝ってくるよ」

 

 

 

 

 

 同じく、ラムタラは自らのトレーナーから受けたアドバイスを回想していた。

 

「ラムタラ、間違いなくこの中ではお前が一番強い。しかし誰よりも強いからと言って必ず勝てる訳じゃない」

 

「はい」

 

「グリーンは故障しやすい体質だが、素質はお前を除けばこの中で一番高い……それだけに残念だよ。あの時あいつが故障してしまったのがな。もしあいつが故障しないでいたらあいつと共にお前相手に戦えただろう」

 

「それは違う。トレーナー、この場にいられるのは貴方のおかげ。もしあのままだったら私は並みのウマ娘として終わっていた」

 

「かもしれんな。だがこうしてかつて自分が育てたウマ娘が今育てているウマ娘のライバルとして戦えるのはトレーナー冥利に尽きる」

 

「なら良かった。後はあの雑魚を仕留め──」

 

「ラムタラ、今の奴はかつて育てた俺だからこそ言えるが強いぞ。レースセンスに関しては世界でもそういない。少なくとも日本で俺が育てた中では一番、日本のウマ娘全てを含めても無敗三冠のシンボリルドルフくらいでお前とほぼ同等だ。僅かな差で敗北しかねない。だから雑魚などと侮るな」

 

「……うん」

 

「それじゃあ勝ってこい」

 

 気軽にそう言葉をかけるトレーナーの姿はラムタラを完全に信頼している証拠だった。

 

 

 

【KGⅥ&QES、欧州の宝塚記念とも言える大レース。日本の実況は私、赤坂】

 

【解説はシリウスシンボリでお送りします】

 

【それではシリウスシンボリさん、このKGⅥ&QESに出走した経験がありますがやはり洋芝は走り難いものなのでしょうか?】

 

【そうですね。KGⅥ&QESに限らず欧州のレース場の芝は足が取られ、超長距離を走り切るスタミナと洋芝をものともしないパワーを要します。ダートの経験があり昨年の阪神大賞典を勝ち、続く次走天皇賞春でも脅威のスタミナを見せたタマモクロス、そしてトレセン学園ベンチプレス記録者であり、宝塚記念でスタミナによるゴリ押しで勝利したアイグリーンスキーも適性があると思いますよ】

 

【では本命にアイグリーンスキー、対抗にタマモクロスということですか?】

 

【いえ、このレースの本命は英ダービーを勝利したドバイのウマ娘ラムタラですね。私が申し上げた二人についてはあくまでも適性があるというだけで、他の日本のウマ娘よりも惨敗する可能性は低いということです。もっともパワーを必要とする重バ場が得意な私は惨敗しましたが】

 

 

 

 三人の思い、そしてそれをTV越しに見ている者、それは合宿の最中で観戦しているナリタブライアンとビワハヤヒデの姉妹だった。

 

「ブライアン、このレースどう見る?」

 

「あのラムタラは英ダービーを勝ったんだろう? しかし私が出ていれば勝てるというレースだったと聞いたが、それほどまでに低レベルの戦いなんだろう──以前の私ならそう思っていた」

 

「というと?」

 

「ラムタラは英ダービーにおいて死にかける程の体調不良だったと聞いた。いくら低レベルとはいえ英ダービーは欧州最高峰のレース。普通であれば死にかけのウマ娘が獲れるレースじゃない。つまり普通という枠組みから離れたラムタラはこの中で抜けた存在だ」

 

「ラムタラに負けるでも? お前らしくもないな」

 

「姉さんは相変わらず頭でっかちだな。だからグリーンに宝塚記念で負けるんだ」

 

「頭でっかちは余計だ! それに私の顔は小顔だ! 見ろっ! 全ウマ娘の顔の大きさの統計を取って私が平均以下だというデータがここにあるぞ」

 

 ビワハヤヒデが髪から写真を添付した論文を取り出し、ナリタブライアンに見せるが当の本人は無視していた。

 

「そんなことはどうでもいい。何はともあれ宝塚記念で姉さんもわかっただろう。レースを支配するのはあいつだ。大逃げから追込までどの位置からでもレースが出来るからハイペースだろうが、スローペースだろうが関係無いんだ」

 

「あれはもはやペース関係なしのサバイバル──」

 

「だと思うか? 私も最初はそう思ったよ。結果だけ見ればスタミナ切れを起こす直前で逃げ切ったように見えるが実際には違う」

 

「何だと?」

 

「私と同じように、ただ能力に任せてぶっちぎるのであれば姉さんと同じ先行押切でやるべきだったが、グリーンはその能力が明らかにあったにもそうしなかった」

 

「……確かにな。ペースがわからないという訳ではない。あれはヤマトや私以上の頭脳派だ。あの娘がブライアンを差し置いて学力テストでトップであるのが何よりの証拠」

 

「あんなマニアックな問題わかるか! 宇宙の広さとその計算式を書けと言われて書けるあいつがおかしいんだ!」

 

「そうか、お前達の世代は宇宙の広さとその計算式か……私達の世代はフェルマーの最終定理*2を証明しろという問題だし、その前は司法予備試験の問題から選択肢をなくして記述式で解けというものだったからな。まだ難易度は低い方だぞ?」

 

 各世代を通して確実に言えることはトレセン学園のテスト問題で満点を取らせる気がないということが理解出来る。

 

 

 

「そ、それよりも姉さん。グリーンが勝てたのは末脚にある。姉さん達が動いたのは間違いではなく、姉さんのラップタイムは全くと言って良いほど落ちていない。それどころか最後の直線は加速している。でなければ他のウマ娘を千切れるはずがない」

 

「そうだろうな。私は瞬発力がなかったからこそ皐月賞やダービーで敗北したんだ。そして瞬発力を身につけた菊花賞で勝利した……だが、それでも勝てない相手はいる」

 

「グリーンか」

 

「そうだ。お前のいう通り彼女の瞬発力は大したものだ。二の脚の時点でもクラシック級のGⅠ級。そして三の脚で私達を抑え、そしてそれに加えて勝負根性があり、その勝負根性を使えば国内史上最強クラスのウマ娘となる。今の私ではどんな作戦を立てたところで能力不足で勝てない」

 

「今は、か」

 

「理論上、グリーン君はラムタラに勝てるだろう……だが、それは両者の前走時点での話だ。グリーン君が宝塚記念で底を見せたのに対してラムタラはまだ底を見せていない。不安なところがあるとすればその点だけだ」

 

 そしてKGⅥ&QESのゲート入りが始まり、二人がTVに注目する。

 

【KGⅥ&QES、今回は一体誰が勝つのでしょうか? さあいよいよスタートです】

 

 TVにはタマモクロスと二代目、そしてラムタラのアップした映像が写り、ゲートが開いた。

*1
騎手の体重の差の事。凱旋門賞で三歳牝馬が有利と言われるのは最も重い古牡馬に比べ斤量差が大きい為である

*2
フェルマーが出した数学の定理の一つ。この定理は17世紀からあるが20世紀末まで長らくその定理を証明出来ず、証明した数学者ですら8年以上要している




ゴールドシップとフジキセキの禁止されているイタズラリスト9

81.貴殿方が花火を使うことを禁止します。
82.エンターテイメントを名乗り、どこからともなくシルクハットを出したり、そのシルクハットから鳩を出したり等の行為を禁止します
83.エンターテイメントを名乗らなくても同じです
84.ゴールドシチーを身代わりにしてはならない。確かにゴールドシチーもゴルシと省略出来ますがトレセン学園のほぼ全員がゴルシ=ゴールドシップという認識です
85.アグネスデジタルを呼び出し、薄い本を書かせてはならない。勿論健全なものでもです
86.WDTやJC等の表記に不適切なルビを振ってはならない
87.アグネスタキオンの薬で幼児化及び老化を気合いで防ぐこと。セントサイモンやダイヤモンドジュビリーは気合いで打ち消しました
88.セントサイモンの目の前で蝙蝠傘を広げてはならない
89.確かにトレセン学園の宿題の中には日本語や英語で提出しなくても良い物もありますが、それは様々な国籍の留学生達に対する配慮であって、貴殿方がモールス信号で宿題を提出する理由にはなりません。勿論アグネスタキオンのロシア語で提出した宿題に関しても指導しています
90.貴殿方が学園案内をする際に新入生達に楽しめるよう脚色して説明することを禁じます。特に「栗東寮の地下室で某ウマ娘が挽き肉にされた」は明らかに盛りすぎです

この第55Rのお話をお楽しみ頂けた、あるいはこの小説自体をお楽しみ頂けたならお気に入り登録や高評価、感想の方を宜しくお願いいたします。

また感想は感想に、誤字報告は誤字に、その他聞きたいことがあればメッセージボックスにお願いいたします。

他にアンケートを募集しています。見ての通りモブウマ娘の募集ですが自分がウマ娘だったらという想像を参考にして下さい。ちなみに私は差しですね

尚、次回更新は明日です

読者の皆様がウマ娘になったらどうなるか(モブウマ娘募集)

  • 逃げ切りシスターズに加入出来る逃げウマ娘
  • ルドルフを始め王道を突っ走る先行ウマ娘
  • 狙った獲物は絶対殺す差しウマ娘
  • どんなに差をつけても追い越せる追込ウマ娘
  • 何もかも自由!フリーダムな自在脚質ウマ娘
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