≫作者が思う史上最強の二冠馬。皐月賞ではドリフトをかまし僅差どころか一馬身差をつけて勝利、ダービーではレコード、そしてキタサンブラックに先着を許していない、落鉄した状態でKGⅥ&QES馬に迫る等、普通に最強馬候補に挙がる
≫またキタサンブラックに先着を許していないことからキタサンブラックのライバルとしても有名で、マキバオーでいうならカスケードのようなポジションにあたる
≫GⅠ馬の産駒が出ていないが仕方ないことでむしろ初年度産駒で結果を出したマルゼン、ルドルフ、TB、BT、SS、ステゴ、ギム、キンカメ、ディープ、オルフェ、ゴルシが異常なだけである。父キンカメ、母父SS、母母父TBという血統面から配合し難いことを考えても滑り出しは良い方といえる
≫しかし、2021年8月31日に死亡してしまいその声が惜しまれる……早すぎやろ
≫追記。産駒のタイトルホルダーが菊花賞を勝利し、こいつも異常だと判明。何も事故がなければタイトルホルダーは種牡馬入り確定するだろう。頼む、そうであってくれ!
・皐月賞
≫アプリ版ゴルシが「4月に行われるのに何故皐月賞なんだ」という理由で憤慨し、卯月賞に改名しようとしているが、皐月賞と名付けられた当初は5月の初旬に行われていた為で、改名しようとしても上記の理由と歴史がありすぎるので無駄に終わる可能性が高い
・VSダークライ
≫他の方の小説を読んでいたら感想で見かけたので解説。ダークライメインの映画でとある事件が発生しその容疑者にダークライが挙がったが実はダークライは関係なく、ディアルガとパルキアが原因だった。それを切欠に無関係なのに巻き込まれる代名詞として知られるようになった
≫ポケモン対戦では害悪ポケモンとして知られ特に第6世代以前ではダークライの専用技ダークホールの命中率が80%であったことから採用率がほぼ100%で対策必須であり、しかもダブルバトルやトリプルバトルでは全員が対象なので更にその強さが強調されていた。逆に言えば最初にダークホールしか打たないBotとなるのでダークライよりも速く動けるポケモンにちょうはつを搭載するか、特性で眠らないポケモンを採用すればなんとかなった。とはいえCもSも高く高速特殊アタッカーの一面を忘れてはならずダークホールの命中率が50%に低下した近年ではわるだくみを積んで全滅させる型が増加している。しかし剣盾では出禁をくらっている為今ではUSUM以前の環境にしか存在しない
≫ちなみにディープインパクトを国内で唯一破ったハーツクライはダークライと名前は似ているが関係ない。VSダークライならぬVSハーツクライが流行ってもいいかもしれない
・ハーツクライ
≫ダービーで2着、大阪杯で2着、宝塚記念で2着、JCでも2着と惜しいレースが続き、05年の有馬記念では善戦マン扱いで、無敗の三冠馬ディープインパクト、昨年秋古馬三冠を制し年度代表馬になったゼンノロブロイ、同じく昨年の菊花賞馬デルタブルースに次ぐ4番人気だったが、ディープインパクトがどう勝つかという行方を追っていたこともあって完全にノーマーク状態だった。そんな状況でハーツクライが勝利した為ディープインパクトファンは唖然としてしまった。ハーツクライはその後、ドバイシーマCで逃げ切り勝利を納め世界に名前を轟かせた。
≫尚、その息子ジャスタウェイも似たような経緯で天皇賞秋で牝馬三冠馬ジェンティルドンナを破り、ドバイターフで世界一の競走馬になり父子揃って世界に名前を轟かせる。ちなみにジャスタウェイ(Just a Way)が名前の由来と思われるのだが馬主が銀魂の関係者ということもあり、銀魂に出てくるジャスタウェイが本当の由来としている説もある。それ以上でもそれ以外でもねえ!
・武田ハル
≫【青き稲妻の物語】の主人公の調教師の武田晴則がモチーフのチームトゥバン所属女トレーナー。武田晴則の名前の由来は武田晴信こと武田信玄公。
・非公式のウマ娘含むアニメ化したら絶対話題になるウマ娘リスト。いずれも初見だと感動のあまり泣いてしまうレベルの実話ストーリー
≫オグリキャップ。公式かつ育成サポートでも実装済みで、現在はシンデレラグレイで漫画化されているが一競馬ファンとして紹介する
≫オルフェーヴル。これは馬主が「めっ!」した為に非公式のウマ娘となったが、ディープインパクト以来の三冠馬であり下の世代のジェンティルドンナ、ゴールドシップらとの激戦は胸を熱くさせるだろう。もしウマ娘を通してオルフェーヴルの生涯が語られたら引くまで泣くことになるだろう。主に作者が
≫シンボリクリスエス。タニノギムレットやタップダンスシチーといった数々のライバルと激戦を繰り広げる姿はスペシャルウィークを彷彿させ、ラストランはマキバオーの有馬記念を思い出させる……誰も書かないのなら作者が書こうかなと思えるくらいには主人公している。ちなみに競走馬の彼は外国産馬であり、ウマ娘化したら留学生となる
・泣くは泣くでもバッドエンド系で史実を知っている方はお察し下さい
≫ライスシャワー。公式ウマ娘の中で一番悲劇的な最期を迎えた。ウイポ7シリーズで散々妨害された為にライスシャワーが嫌いになったはずの作者がプロットを書こうとしたら涙が止まらず、書くのを断念した。そのくらいのバッドエンド。
≫シルクジャスティス。同父同厩のエリモダンディーと真逆の性格なのに仲が良いことで知られている。15戦中5敗しかしていないマーベラスサンデーや天皇賞秋を制したエアグルーヴを3歳(旧4歳)ながらにして有馬記念の舞台で打ち負かした名馬であり、期待されていたが……とある事件を境に落ちぶれてしまう。おそらくこの事件が一番の悲劇と言えるだろう
・タニノギムレット
≫分かりやすくいうとウオッカの父親。通称ギム。取ったGⅠ競走は日本ダービー1勝のみだが素質のみならナリタブライアン以上の持ち主であり、マイルだと分が悪いが中距離ならウオッカ相手に勝ててしまうんじゃね?と思わせるくらいには強い……あんなスプリンターみたいな馬体の癖に
≫調教師はダイワスカーレットと同じで馬主はウオッカと同じでありウマ娘化の許可が取れそうな競走馬である
≫何故ウオッカは冠名の【タニノ】がつかなかったのかというとシンボリ軍団のマティリアルと同じでウオッカがかなり期待されていた為。その予想は正しくタニノギムレットを大きく超える成績で繁殖入りし、息子タニノフランケルがその血統の良さから種牡馬入りし、その血筋を残した。
≫ちなみに現在では柵をぶっ壊しまくったりと気性の荒い面が目立ち【破壊王】を渾名を貰っている。シャカールの二の舞にならないといいのですが
・現時点で21世紀を代表する種牡馬は?
≫現時点で決めるとしても21世紀になってから20年しか経っていない為に非常に難しい問題である。とりあえず21世紀の欧州、米国、日本でそれぞれ一頭挙げるとしたら欧州ではガリレオ、米国だとアンブライドルズソング、日本だとディープインパクト。
≫理由は三頭ともにリーディングサイアー経験有かつ産駒、または子孫の世代が他の国で活躍した例がある為で、この意見に納得出来ない等の意見があるなら小説と無関係な為メッセージボックスへどうぞ。
・アオハル杯感想
≫難易度爆上がり過ぎ問題。PreOPでも普通に負けてしまう有り様で初心者には難しい仕様となっているが上手くいけばAランク生産も容易くなり、サポートのお陰でマチカネフクキタルを切っ掛けにAランク大量生産に成功した。特にオグリキャップやエアグルーヴなどマイル路線でも活躍するウマ娘が強くなりやすい
・ウマ娘アプリでやって貰いたいこと
≫クレーンゲームをいつでもやれるようにしたい。一日一回の制限の代わりに取った人形のピースにすれば神仕様になる
≫他には温泉や針等の未確定イベントが確定イベントになるチケットの販売とか?
【KGⅥ&QESを制したのは何とアイグリーンスキー! 2着にラムタラです。ニジンスキーの後継者対決はアイグリーンスキーに分配が上がりました!】
「つ、遂にやった……ウマ娘の名門、シンボリ家、メジロ家ですら成し遂げられなかった欧州主要レース制覇をグリーンがやったか」
滅多なことでは感情を顕にしないシンボリルドルフが涙を流し、それを拭う。
「ルドルフちゃん、そんなに嬉しい?」
「当たり前だマルゼンスキー。全日本のウマ娘の悲願を達成したんだ……そういうお前は嬉しくはないのか?」
「勿論嬉しいわ。妹分が快挙を成し遂げたのよ? 嫉妬もあるけど、それ以上に嬉しいわ」
「そういえばグリーンはお前のことを姉さん呼びしていたんだったな……」
そして次の瞬間、その場に泣き声が響いた。
「ヴぉぉぉぉぉんっ! 感動じだぁぁぁっ!」
ウイニングチケットの泣き声がトレセン学園中に響き、近くにいたナリタタイシンが耳を抑え「うるさいバカ!」と一言放つとともに蹴りを入れると更に悪化する。
「まあ今日はチケゾーちゃんに限らず騒いでも文句は言われないわ。よっこいしょういち」
「どこにいくんだ?」
「チケゾーちゃんの介護よ」
「会合に遅れるからな。私も介護しよう」
「あら? 会合なんてあったかしら?」
「会合と介護を掛け合わせた駄洒落なのだが……」
シンボリルドルフの駄洒落にマルゼンスキーは気づかず、シンボリルドルフが肩を落とす。
ウイニングチケットがマルゼンスキーによって慰められている一方、オグリキャップが食事の手を止め、スーパークリークが感心した声を出した。
「流石、宝塚記念で私達を負かしただけあって強かったですね。私も頑張らないと」
「ああ……そうだな」
「それとオグリキャップさん、今回の彼女の走りを見てどう思いました?」
「末脚が武器のはずのタマや2着のウマ娘──ラムタラを差し置いてあの末脚だ。世界最速なのかもしれない」
「そうですね~。もし彼女とまた戦うことになりましたらどうします?」
「対策の取り様が自身の力の底上げしかない……だが彼女は──」
「もっと成長すると?」
「そうだ。体格を見た限り宝塚記念の頃よりもガッチリとしているがまだ不完全な部分もある。成長する要素しかない。クリーク、彼女はどのくらい成長すると思う?」
「そうですね……シニア級の秋になってもまだ成長期が続いているでしょう」
「なんだと?」
「私もウマ娘の中では大柄な方で、成長期も遅かったんですけどアイグリーンスキーさんはそれ以上……菊花賞の時期あたりからもっと強くなります」
「そうか、そこまでいうのか。だが逆に言えば仕留められるのはクラシック級の今しかないということか」
「そうとも言えますね~でもオグリキャップさん。私は負けませんよ」
「そうだったなクリーク。あいつとの戦いの前に天皇賞秋で決着を着けよう」
「受けて立ちますオグリキャップさん」
その頃、英国にて。
KGⅥ&QESを勝利しインタビューを終えた二代目に話しかけてきたのは意外な人物だった。
「ようグリーン、KGⅥ&QES制覇おめでとさん」
それは二代目の元トレーナーであり、ラムタラを初めとした欧州のウマ娘達のトレーナーリーダーであった。
このトレーナーリーダーはウマ娘の体調を顧みない鬼畜さを持ち追放されたが、その後ドバイ国籍を初めとしたウマ娘達を次々と育て上げると言った追放物の物語の主人公の如く活躍している。もしこのKGⅥ&QESで二代目がラムタラに敗北していたら世界一のトレーナーとして名を更に轟かせただろう。
「元トレーナー……」
「ところでニジンスキーの奴とは会ったのか?」
「いえ、まだです」
「そうか、なら会いに行くか? 勿論時間があればの話だが」
「同伴しているトレーナーと相談してみますよ」
通常であれば即座に断ったが、二代目がニジンスキーのファンということもありそれが出来ず、海外遠征の付き添いのトレーナーの武田ハルに相談することにした。
「同伴しているトレーナーというと確か武田ハルだったな?」
「ご存知で?」
トレーナーリーダーが二代目の今のトレーナーのことを知っていたのが気になりそれを尋ねると快く答えた。
「当たり前だ。俺は勝つ為なら何でもする。ウマ娘の情報は勿論、トレーナーの癖までも掌握するのが俺のやり方だ」
『やはりこの男は優秀な奴だ。それを口に出すのは簡単だがそれを実行しているのは極僅かで難しく有益なものだ。俺達の世界の調教師でも果たしてそこまで出来た奴がいたかどうか……』
先代が口を出し、トレーナーリーダーを評価する。それを不満に思った二代目がつい口を挟む。
「ウマ娘のケアはしなかったくせに?」
「ウマ娘のケアはウマ娘自身でやらせる。それが出来ないってことは自己管理が出来ない奴だ。自己管理も出来ないウマ娘を育てたところでいずれ落ちぶれる。そうならないように俺はそうしてきた」
「……それであのスパルタ?」
「スパルタとは失礼な。スパルタとは英国寮の奴らがトレーニングのことを言うんだ。俺のトレーニング如きを耐えれない奴は自己管理が出来てない。ましてや1ヶ月に1回の土日の2日間休んだ後についてこれないようじゃ話にならん」
「まさか、貴方がスパルタなのはその英国寮のトレーニングを参考にしたから?」
「スパルタじゃない。ちょっと他のところよりもキツい練習を出しているだけだ。そのお陰で奴らは重賞やGⅠ競走において前線で活躍したんだ。俺はな、命をかけてでも活躍したい、そういった思いを持って移籍した奴もいたしそういうウマ娘の希望を叶えた……それだけのことだ。お前も活躍したいからギエナに所属したんだろう?」
「確かに先輩達の活躍を見てチームギエナに所属を決めました。ですが私は貴方に捨てられた。いくら素質があってもスパルタに耐えられないからと言う理由でね」
「それはそうだ自己管理がなっていないんだからな。自己管理が出来ていればそうはならない」
「無茶苦茶だこの人……」
「無茶苦茶? 俺は故障をリスクを見越してでも強くなりたいウマ娘の意見を尊重したんだ。感謝こそされど文句を言われる筋合いはねえ。それに俺はレースで故障することはあれどトレーニング中の事故で死なせたことはない」
「こちらの時間で午後19時に向かう。それまでに返事を用意しておけよ」
「……はい」
その後、二代目は武田ハルに許可を貰ったものの武田ハルもついていくという条件付きでニジンスキーの元にいくことになる。
「キャンピングカー……」
「10万ユーロで雇った運転手付きなだけ我慢しろ。本来ならリムジンにしたかったが今からあいつの元に行っても日を越えてしまうからな。寝泊まり出来るように配慮した結果がこれだ。さあ寝ている間につくぞ」
キャンピングカーで寝泊まりし、朝を迎えるとキャンピングカーが止まるとトレーナーリーダーが口を開きながら降りる。
「ついたぞ」
武田ハルと二代目が見たものは日本のトレセン学園よりも遥かに巨大な敷地と建築物が存在していた。
「ここは、もしかして欧州のトレセン学園なのか?」
「その通りだ。立派なものだろう? だが光あるところに影あり。あのデカイ建物──というか高級マンションそのものが英国のウマ娘が下宿する英国寮なのに対してその両隣の小さめのマンションが仏国寮、愛国寮だ」
英国寮に比べたら劣るものの、仏国寮、愛国寮ともに日本の二つの寮に比べたら高級マンションといえるもので設備が無駄に整っていた。
「もしかして所属する国によって待遇が違うの?」
「欧州のほとんどの主要レースがこの三国だからな。当たり前といえば当たり前だ。英国には英ダービーとKGⅥ&QESが、愛国には愛ダービーが、仏国には仏ダービーと凱旋門賞がある。いずれもクラシック級の主要レースでこの三国は欠かせない存在だ。伊国なんかはグレードが下がった*1せいか酷いもんだ」
トレーナーリーダーがそう指差した先を二代目達が見つめると伊国の寮が三国に比べ明らかに格が落とされており、日本の美浦寮とほぼ同じものであった。
「それじゃドバイは? ドバイにはドバイWCとか、シーマとか、ターフとかあるでしょう? クラシック級ではないとはいえ春のシニア級世界最強を決めるレースじゃない?」
「ドバイのレースは最近になってからだ。それを証拠に未だにUAEダービーはまだGⅡ競走。だからドバイのウマ娘の活躍次第でドバイのウマ娘の扱われ方が変わる……俺に変わってから活躍してくれたお陰で三国とまではいかずとも他の寮以上の扱いだ。尤も面子を潰された英国寮の寮長様はこのペンタイアに激おこだろうがな」
ペンタイアを見ると顔を青ざめるだけでなく震え、ぶつぶつと呟いている。トラウマを刺激されたのだろうかと思いながら二代目が声をかけようとした瞬間、バカデカイ声が響き渡った。
「英国寮点呼ぉぉぉっ!」
「な、何……今の?」
「今のは英国寮の名物、英国寮長点呼だな」
「そう、私はあれに出なくていい、いいはずなんだ。出たら反省に、巻き込まれる」
「どっち道4着なんだから反省だと思うぞ。むしろお前が帰って来なかった事に英国寮のウマ娘達は連帯責任を負わされるだろうな」
「ピエン」
トレーナーリーダーの宣告にペンタイアが泣き顔になり、涙を流す。とてもラムタラに突っかかってきたウマ娘とは思えない程脅えていた。
「なんて残酷な……ところで英国寮の寮長とは一体誰だ?」
「英国出身でかつ全ウマ娘を代表する気性難といったら?」
「気性難……まさか!」
「ウマ娘史上最悪の気性難、セントサイモン。英国寮の寮長にして欧州ウマ娘の教官を勤めている所謂幹部の一人だ」
「なんでそんな気性難のウマ娘が幹部なんて勤めているの?」
「気性に問題があるが実力は確かだからな。日本でも樫本が幹部やれているのと同じだ」
「いや樫本って誰?」
「お前達の世代は知らないのか? 樫本理子、現トレセン学園理事。素質のみなら俺や東条を上回ると評判のトレーナーだったが、その素質を開花させる前にウマ娘を故障させていまい、徹底的な管理主義に走ってしまったせいで上の下止まりになってしまった哀れな奴だよ」
「でも幹部なんですよね?」
「まあな。ウマ娘を指導する実力はそこそこあるからな。そのお陰で幹部の椅子に座ることが出来ているが、東条以上に管理主義なせいで限界を超えることが出来ない……つまり一定の基準まで育てることが出来てもそれ以上が出来ないってことだ。あいつがラムタラを育て上げたらお前に食らい付くどころか、ペンタイアに負けていただろうよ」
「ボロクソにいいますね」
「言うとも。限界を超えるにはリスクが必要だ。奴はそれをわかっていない。俺なんかはそれをしょっちゅうやっていたから対立していた」
「貴方のはやり過ぎだ! だから追放されたんだ」
武田ハルが怒鳴るがこのトレーナーには蛙の面に小便であり、まるで効果がなく冷静に返す。
「何とでも言え。問題を起こそうが追放されようが気性難のウマ娘だろうが実力があれば認められる。それが欧州トレセン学園の完全実力主義だ」
「な、何をっ!?」
「そもそもの話、トレーナーの試験で面接を行う日本のトレセン学園なんか時代錯誤にも程がある」
「面接を行うのが時代錯誤?」
「面接で性格がわかるなんていうがあくまでもあれでわかるのは表面上取り繕うのが上手いかどうかであって、実力がわかる訳じゃない。統計でも優秀かどうかの比例関係はないと研究結果が出ているんだ」
「ええ……」
「こっちのトレーナー試験は合格率3%の筆記試験と面接の代わりに実技試験だ」
「実技試験?」
「実技試験は至って単純で1ヶ月の間にトレセン学園外の31名以上のウマ娘を担当してある程度の水準まで満たす、または受験者上位10名のうち1名以上がその水準を満たさない場合は上位10名とする」
「つまりその水準を100人の受験者が満たしていたら100人が合格ってこと?」
「そうだな。だから受験者同時で互いに協力しあって合格する奴の方が多いが、その後の教育がキツイせいもあって辞めていく。俺は推薦があったから筆記試験や教育は免れたが実技試験をやる事になったが、基準を満たしたから合格してトレーナーリーダーになった。当然と言えば当然だがな」
「よく追放されてからの短期間でそんなに出世出来ましたね」
「それだけ俺が優秀ってことだよ。だがセントサイモンには流石に負けるがな」
『あれは仕方ないだろう。セントサイモンと言えば、種牡馬としての方が遥かに有名だ。18世紀のエクリプス*2、19世紀のセントサイモン、20世紀のノーザンダンサー──つまり1000年に一度の大種牡馬だ。そんな奴がウマ娘になったんだぞ。指導力も超一流になるのは無理もない……しかしそれと比較出来るこいつは一体何者なんだ?』
セントサイモンと比較させられる指導者はこの世界で何人いるのだろうか。基本的にトレーナーは騎手や調教師がその世界における役職になっている場合が多く、二代目のトレーナーである武田ハルもその一人で先代の騎手であった武田晴則が女体化した姿とも言えた。
しかしこのトレーナーリーダーは先代からしても見覚えがなく、そういったエピソードの持ち主の人間を聞いたことがなかった。
故に先代が疑問視し、二代目がそのトレーナーの正体について探るがどうか葛藤することになる。
「トレーナーリーダーなのに負けるの?」
「それは紛れもない事実だ。向こうは欧州の舞台を知り尽くしている。それにドバイのウマ娘がいくら優秀でも数が少ないからな。どうしても取った重賞の数は劣る。俺がトレーナーリーダーたる所以は他のトレーナーを指導出来る立場だからだ」
「新人なのに指導出来るとか意味がわからない」
「いっただろう。この欧州トレセン学園は実力主義だと。日本みたいに年功序列制度や面接制度なんてものは時代遅れってことだ」
「確かに言えてますが……」
「とりまこいつを返すついでに英国寮に行ってみるか? 一応英国寮長の許可は貰っているしな」
逃げようとしたペンタイアを捕まえ、そう告げるとペンタイアが二代目に視線を合わせると「絶対行くな!」と殺気つきの念を込めると二代目が躊躇ってしまう。
「ニジンスキーもそこにいるぞ」
「行きます!」
「Noooo!」
ニジンスキーという単語に惹かれた二代目が即答し、ペンタイアの悲鳴がその場に響き渡った。
マック「あの、スペシャルウィークさん。いつもの禁止事項は?」
スペ「……ません」
マック「え?」
スペ「(諸事情につき英国寮編の間は)ありません!!」
マック「よよよ~」
この第57Rのお話をお楽しみ頂けた、あるいはこの小説自体をお楽しみ頂けたならお気に入り登録や高評価、感想の方を宜しくお願いいたします。
また感想は感想に、誤字報告は誤字に、その他聞きたいことがあればメッセージボックスにお願いいたします。
尚、次回更新は未定です
読者の皆様がウマ娘になったらどうなるか(モブウマ娘募集)
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逃げ切りシスターズに加入出来る逃げウマ娘
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ルドルフを始め王道を突っ走る先行ウマ娘
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狙った獲物は絶対殺す差しウマ娘
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どんなに差をつけても追い越せる追込ウマ娘
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何もかも自由!フリーダムな自在脚質ウマ娘