ウマ娘プリティーダービー~青き伝説の物語~   作:ディア

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・ウマ娘二次でのディープインパクトの扱い
≫史実では無敗で三冠馬となったディープインパクトだが、オリ主(オリジナルウマ娘主人公の略)の噛ませになることが多くなっている。その背景にはディープインパクトをウマ娘化しなかったからだと考えられ、シンボリルドルフやナリタブライアンと言ったウマ娘化の許可を得た三冠馬は噛ませ扱いされることは少ないことから伺える……というかオリ主でナリタブライアンを噛ませ扱いしているのが作者くらいしかいないことからウマ娘化していないと如何に噛ませ扱いにされるか理解出来る。
≫もちろん噛ませ扱いどころか永遠に追い付けないライバル(あしたのジョーの力石、アニメ二期の菊花賞の時のトウカイテイオー等)のような存在になったりしている場合もあるのでディープインパクト=噛ませと思わない方がいい
≫と言うわけでディープインパクトウマ娘化はよ。でないとウマ娘二次創作物がディープインパクト噛ませ小説ばかりになっちまうぞ?

・流行りそうだったけど予想よりも流行らなかったサニーブライアンおよび成り代わり小説
≫サニーブライアンはサイレンススズカ(以下ススズ)やマチカネフクキタル、タイキシャトル、シーキングザパールといった97世代の競走馬。アニメ一期でススズの強さが強調されたせいでススズが中距離に関しては最強キャラとなったが、実はこのサニーブライアンは皐月賞、日本ダービーを勝っており特にダービーではススズとフクキタルをまとめて倒している。ススズやフクキタルが本格化を迎える前だったというのもあるがそれを考慮しても強く、他のサニーブライアンと同じBT産駒で二冠以上制したのはナリタブライアンのみである
≫そんなサニーブライアンだが経歴が地味ということなのかウマ娘二次創作小説で見かけたのが一つか二つくらいしかなく過疎化。本格化したススズやブラシボー効果全開のフクキタルにすればいいだけの話だろぉっ!?と思うのは作者だけだろうか?

・意外に流行りつつあるテイオー憑依小説
≫アニメ版ウマ娘の二期主人公だからかトウカイテイオー憑依をテーマにした小説が流行りつつある。スペシャルウィークが努力で上がってきた熱血系主人公ならトウカイテイオーは栄光と挫折を繰り返す泥まみれのエリート系主人公。ハーメルンで人気が出るのは妥当なのかもしれない。ちなみに何故かテイオー憑依の小説でチームシリウスの名前は出ない

・作者(ディア)と他の作者様の違い
≫他の作者様は何故かウマ娘化されている競走馬を蹂躙しない傾向にある。作者はそんなことはなく実装云々関係なしにむしろ蹂躙しまくっている

・他の作者様でもよく見かけるタグのウイニングポスト(ウイポ)とは?
≫winning post(ウイニングポスト)シリーズの略でウイポ。分かりやすく説明すると自分が馬主(オーナーブリーダー)になって競走馬を活躍させるシュミレーションゲーム。ダービースタリオンやウマ娘とは違い競走馬の使い回しがなく史実通りに進み、競走馬を引退させた後は条件を満たせば種牡馬や繁殖牝馬として所有することが出来、サイアーラインやファミリーラインの系統確立も可能となる。
≫一年に一度情報が更新されて新しいソフトとして発売される。(例winning post9 2020→winning post9 2021)
≫史実には出て来ないスターホース──所謂強キャラのトウカイテイオー産駒のサードステージがあまりにも有名。現実でトウカイテイオーのラストクロップ(ウイポ8 2017)までは未来IFのシナリオで最初に立ちはだかるライバルとして登場するが、それ以降は史実期間でプレイヤーが種付けをすることで生まれるようになった。
≫またサードステージの系譜としてウインドバレー→ラストステージ→ウイニングポストと名前をつけられるように勧められるが作者は未来スタートでもウイニングポストまでたどり着いたことはなく、かなり長い道のりとなる。

・リトルサクセサー
≫ウイポワールドのトウカイテイオー産駒の架空馬。サードステージがディープインパクト産駒の架空馬オーバーマインドの噛ませ犬になるのを嫌った陣営が苦肉の策で代用としてトウカイテイオー産駒の架空馬──つまりリトルサクセサーを創造したと思われる
≫リトルサクセサーもオーバーマインドに勝てないものの鬼のように強く、オーバーマインドがオペラオーならリトルサクセサーはドトウ。介入なしだと凱旋門賞まで無敗を貫いていた三冠馬オーバーマインドに土をつけた凱旋門賞馬が出走したJCを勝利し、間接的にリベンジを果たすが有馬記念でオーバーマインドがリトルサクセサーを負かして双方ともに種牡馬入りする

・作者がウイポの中で嫌いな競走馬って?
≫史実補正が効きまくった、あるいはその時限定で何故かパワーアップした競走馬。カシマウイング、トウカイテイオー、ライスシャワー、ナリタブライアン、マヤノトップガン、ピルサドスキー等。特にライスシャワー、マヤノトップガン、ピルサドスキーの罪は重い。

・ウイポで史実よりも弱いと感じた競走馬は?
≫前述したミホノブルボン、アグネスタキオン、ディープインパクトくらい
≫アグネスタキオンとディープインパクトは所有すれば強いがCPU保有だと弱体化しまくってSPに見合ない弱さになる。前者はジャンポケとクロフネ、マンカフェに取って喰われる。後者はアドマイヤジャパンに春二冠をとられがちである。ミホノブルボン?高速逃げがない7シリーズはお察しください

・作者がウイポで系統確立した競走馬
≫7シリーズではシンボリルドルフに拘っている為、それ以外意図してやったことがないが何故かメジロマックイーン産駒の馬が系統確立した。その馬がシンキングアルザオのモデルとなった。……ちなみに読者の皆様がウイポで系統確立をするとしたらどんな競走馬にするか気になるが、その答えは感想欄ではなくメッセージボックスまたはいつか更新されるであろうアンケートでお答えください。

・なんで前書きのテーマがウイポ?
≫リトルサクセサーになってしまった女トレーナーの小説を書くモチベーションを上げる為と、本来ならトレーナーの解説をつけようとしたが断念した為


第60R 英国寮編4

 そしてその帰りの道路にて

 

「英国だ。止まれゴラァ!」

 

 その瞬間、釘つきバットから響く鈍い音と共にドアが陥没し、中にいる運転手が目を丸くする。

 

 

 

「どうしてこんなことになっているんだろう……」

 

『流石セントサイモン、としか言い様がねえよ』

 

 二代目と先代の呟きはスルーされた。

 

 

 

 事の経緯は小さなものだった。セントサイモンが偶々目の前を走っていたマフィアを見つけ煽り運転をしたのが原因だった。暴対法で対策された日本のヤクザとは違いマフィアは恐怖の対象であり人を脅かすのは当たり前のことである。

 

 しかしセントサイモンにとってはそんなことは関係ない。彼女からしてみればマフィアという存在そのものが挑発行為そのものでセントサイモンが挑発し返しに煽り運転をするのは無理もなく、マフィアが大人の対応を(無視)するも、激情したセントサイモンが突っかかり現在にいたる。尤もセントサイモンの場合無視せずともそうなったが。

 

 

 

「よくも──」

 

「喧しい、いいから早く止まれゴラァ!」

 

 流石に慌てたマフィアが拳銃を取り出すがダイヤモンドジュビリーが拳銃を持った人物に投石で弾くと二度目のドアの陥没が起こる。二度目のドアの陥没に運転手が慌てて車を脇に止めるとセントサイモンが降りた。

 

「今止まりました」

 

「いいから早く止まれゴラァ!」

 

 セントサイモンが乗り込むのを見て二代目か呟いた。

 

 ──どっちがマフィアかわからない

 

 二代目の呟きの通り、扉の先にいたのはれっきとしたマフィアだがセントサイモンに脅えきっており、その姿は小動物そのものだった。

 

 

 

 そしてマフィア達に待っていたのは地獄だった。何せこれから起こる出来事はセントサイモンとダイヤモンドジュビリー、気性難で知られる英国寮の中でもこの二人は最悪の二人なのだから。

 

「いいから早く止まれゴラァ!」

 

 その口上が気に入ったのか口癖となってしまったその言葉と共にマフィアを半殺しにするセントサイモンとダイヤモンドジュビリー。

 

「あんた達のボスのところに案内しな」

 

「誰が──」

 

「いいから早く止まれゴラァ!」

 

「ぎっ!?」

 

「寮長、そんな物理的に殺してもつまらないでしょう。こうやって社会的かつ精神的に殺すんですよ!」

 

 ダイヤモンドジュビリーがそう笑みを浮かべ、耳打ちすると二代目が目と耳を閉ざす。

 

 

 

「た、助けてくれ!」

 

 二代目に泣きすがるマフィア。先ほどまで大人の対応をした人物とはかけ離れていた。

 

「挑発しておいてセントサイモンさんが許すとでも思いますか?」

 

 二代目は一切関わらないことを決め、そう突き放す。

 

「いやそっちが最初に──ぎゃぁぁぁぁっ!」

 

「まだお仕置きが足りないようだな」

 

 セントサイモンがマフィアを掴んで作業を繰り返す。まさしく悪魔そのものだった。

 

 

 

 それから30分が経過し、ようやく大人しくなったセントサイモンとダイヤモンドジュビリーがマフィア達に脅迫し念書を書かせる。どこからどうみても勧善懲悪ではなく小悪党を食い物にする大悪党と言った様相だった。

 

 

 

「よし、奴らの本拠地に向かうぞ」

 

「え? 何をやるんですか?」

 

「わかりきったことを聞くな。善人ならともかく悪人を駆除しない選択肢なんてあるのか?」

 

「いやいやそのマフィア達の恥ずかしい写真をSNSに載せればいいじゃないですか」

 

「バカだなお前は。それでもニジンスキーの後継者なのか? ニジンスキーはそんな甘くないぞ。SNSに載せたら恥をかかせたとかいって復讐に来るだろ? 殺られる前に殺る。それがセオリーだ」

 

「うわぁ」

 

 二代目が引いているとダイヤモンドジュビリーが口を挟む。

 

 

 

「安心しな、ヘマしない限りサツに追われることはありはしないよ」

 

「違う、そういう問題じゃありません」

 

「英国寮のウマ娘は皆マフィアのところに殴り込みなんてのはやっていることだよ。あのニジンスキーだってね」

 

「嘘だ!」

 

「ほほほほ、嘘と思うならあんたの憧れるニジンスキーだけじゃなく欧州三冠を制したミルリーフ*1、欧州史上最強の末脚の持ち主ダンシングブレーヴ*2にも聞くといいさ。全員が同じ答えを出すけどね」

 

 具体的に名前を連ねたウマ娘達が死んだ目をし、答える姿が想像出来る。断じてやっていない等という答えはいくらニジンスキー信者といえる二代目でもダイヤモンドジュビリーの反応で否定しようがなかった。

 

「……」

 

「まあ客人であるあんたは無理に参加する必要はないさ。参加しないんだったらしないでいいさ。ですよね? 寮長」

 

「構わん。不参加なら俺の楽しみが増えるだけだからな」

 

「それでも参加するのかい?」

 

「いえ、参加は遠慮しておきます」

 

 参加しなくて良いのならしないに決まっている。もしセントサイモンが犯罪者として扱われたら関わりを持っていたと見なされてしまうからだ。

 

「それじゃ決まりだね。寮長、そういう訳ですから私はアイグリーンスキーの送迎の為に帰ります」

 

「おお、帰れ帰れ」

 

「さてタクシーでも拾って帰ろうか」

 

 ダイヤモンドジュビリーがそう言い、タクシーを呼び出し、二人がそれに乗り込む。二代目にとって混沌とした一日だったがダイヤモンドジュビリー達は平然としていた。

 

 

 

 翌日、二代目がTVをつけるとニュースが流れる。

 

【次のニュースです。昨日未明、欧州最大マフィアが正体不明の襲撃者により壊滅しました。警察はその襲撃者の行方を追っています】

 

「んげっ!?」

 

 そのニュースを聞いた二代目が食堂で噎せると慌ててその場を去る。もちろんその先にいたのは英国寮寮長──セントサイモンだった。鼻唄を歌っており、セントサイモンの心の中は快晴模様、昨晩は素敵な暴力に恵まれたと推測出来た。

 

 

 

「おうアイグリーンスキーか!」

 

 その上機嫌な様子から快晴から生まれる日射しが砂漠を生み出すまでの灼熱へと変化していき、二代目がうんざりした声を出した。

 

「セントサイモンさん、今朝のニュース見ましたか? 警察沙汰にならないって嘘じゃないですか」

 

「ああ? あんな物ほっとけ。俺に対する抗議なんて来てないし、すぐに鎮火する」

 

「それはどういう──」

 

 セントサイモンがTVをつけるとそこに写されていたのは先程ニュースを流した英国のTV局の職員が生放送で逮捕されるシーンだった。

 

「一体全体どういうことなの?」

 

「まあ俺の息のかかった奴がいるってことだよ。警察にも手配済みだ。今頃捜査は中止になっている」

 

「そこまでしますか?」

 

「やるからには徹底的にな。それよりもそれだけか? これから俺は趣味の三味線作りに勤しむんだが」

 

「いえ失礼します」

 

 二代目が去ろうと部屋を出るとそこにいたのは二人のウマ娘達だった。

 

 

 

「おや失礼。セントサイモンはここにいるかな?」

 

「いますがどちら様ですか?」

 

「欧州トレセン学園愛国寮寮長、サドラーズウェルズ*3

 

「同じく仏国寮寮長、タンティエーム*4

 

『こりゃまた大物だな』

 

 この二人の名前を聞いて先代がそう呟いた。特に愛国のサドラーズウェルズに関してはあまりにも有名であり、日本を含め世界を席巻した時期もあっただけでなく、ボルトの時代の欧州ではサドラーズウェルズの血を含まない競走馬を探す方が難しくなっている。

 

 

 

「ご挨拶ありがとうございます。私はアイグリーンスキーです」

 

「何? 君がアジア勢初のKGⅥ&QESウマ娘になったアイグリーンスキーか?」

 

「はい。そのアイグリーンスキーで間違いありません」

 

「驚いたなニジンスキーと同じ巨体とはな」

 

「ええ。でも最近また身長が伸びて176cmになりました」

 

「176cmって言ったら約1.925yard*5か」

 

「それだけ大柄なら洋芝が苦手な日本のウマ娘でもKGⅥ&QESを制したのも納得がいく」

 

 二人が納得し腕時計を見るとアイグリーンスキーに頭を下げた。

 

「おっと、呼び止めて申し訳なかった。私達はこれからセントサイモンに用があるんだ」

 

「またの機会に会おう、アイグリーンスキー」

 

 そして二人がその中に入るのを見届けた二代目は逃げ、それと同時に怒号の声が響き渡り、轟音と共に衝撃が来て寮が揺れる。その数時間後、壁と天井に突き刺さっているサドラーズウェルズとタンティエームが目撃された。

*1
英ダービー、KGⅥ&QES、凱旋門賞を史上初めて同年で制覇した競走馬。種牡馬としても優秀でイナリワンやミホノブルボンと言った競走馬の父系の先祖にあたる

*2
欧州の競走馬。英2000ギニー、KGⅥ&QES、凱旋門賞等を勝利した欧州80年代最強馬。特に凱旋門賞ではタイムが出にくい中でラスト1F10秒台という物凄い末脚で勝利しており、現在でも欧州史上最強の追込馬として知られ、Winning Postのナンバーシリーズでは史実馬としてはSP最高値の79を叩き出し、フランケルが現れるまで独占していた。また種牡馬としては自身程の大物こそいなかったが同時の背景を考えれば優秀そのもので欧州ではGⅠ馬を輩出するだけでなく日本でもウマ娘でお馴染みのキングヘイローがダンシングブレーヴの産駒である

*3
愛国の競走馬。愛2000ギニーや愛チャンピオンS等勝利しており一流の名馬と言えるが彼の本領は種牡馬に入ってからで英愛と仏のリーディングサイアーに計17回輝き、サドラーズウェルズ系を確立。主な産駒にガリレオ、モンジュー、オペラハウス等多数

*4
仏国の競走馬。凱旋門賞連覇を果たしただけでなく仏国のリーディングサイアーに2度輝くなど競走馬としても種牡馬としても超一流の名馬。父系の子孫にはメジロデュレンがいる

*5
英国はメートルではなくヤードで測る




IF もしも青き稲妻と同じ時系列だったら

94年宝塚記念モチーフ
【さあ役者は揃ったぞ!昨年の二冠ウマ娘セイザバラット!同じく菊花賞ウマ娘ビワハヤヒデ!今年のダービー2着ウマ娘、アイグリーンスキー!】
「なんだと!?」
「来たね、グリーン!全力で相手になってやる!」
「年上だろうが年下だろうが関係ない。勝つのはこの私だぁーっ」
迫る二代目、二の脚を使い粘るセイザバラットとビワハヤヒデ、勝者は後の三冠ウマ娘の最強のライバルにしてアイグリーンスキーだった


この第60Rのお話をお楽しみ頂けた、あるいはこの小説自体をお楽しみ頂けたならお気に入り登録や高評価、感想の方を宜しくお願いいたします。

また感想は感想に、誤字報告は誤字に、その他聞きたいことがあればメッセージボックスにお願いいたします。

尚、次回更新は未定です

読者の皆様がウマ娘になったらどうなるか(モブウマ娘募集2、第58R後書き参照)

  • 鹿毛
  • 栗毛(栃栗毛、尾花栗毛含む)
  • 黒鹿毛
  • 芦毛
  • 青鹿毛or青毛
  • 白毛
  • 月毛
  • その他
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