とある外道の引き金世界(仮)   作:カツヲ武士

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上等の料理(原作)にハチミツ(オリ設定)を
ぶちまけるがごとき投稿ッ!

何を言ってるかわからねぇ?

ならば見ろッ!その結果がコレだッ!




第12話

木虎視点。

 

「え、え~っと?」

 

催眠術を使った集合と離散?

正直よくわからないんだけど、

そんなに危険なの?

 

「・・・恐ろしいことを考えるモノだな」

 

「隊長?」

 

隊長はわかってるのかしら?

 

「木虎はわからんか。そうだな。核となる

トリオン体を分割した上で意識を宿すって

のは、たとえるならば自分の精神を石の中に

閉じ込めるようなもんだ」

 

石?あぁ、石を投げてその石が目的地に

着いたら、その石を核にして周囲から

トリオンを集めてトリオン体を形成するのね。

 

すごい技術だとは思いますけど。

 

「石に意思を込める・・・」

 

オヤジギャグかっ!

 

「そうだ」

 

え?真顔で肯定するの?!

意図せぬオヤジギャグなんて

一番恥ずかしいヤツじゃない!

もしかして、気付いてない?!

 

「木虎。身動きが一切できない石の中に

自分が閉じ込められることを想像してみろ」

 

え?いしのなかにいるって・・・

いや、それはsYレにならんでしょ?!

 

「それは・・・」

 

「しかも解除は自分の意思じゃ出来ん。

外道魔王に、つまりは他人に全てを

託すんだぞ?」

 

・・・なるほど。

石の中に閉じ込められるのも、他人に

全てを託すのも、常軌を逸してる。

 

外道魔王の人間性だけじゃない。

技術が少しでも足りなければ

そのまま廃人じゃない。

それを自分から望んで?!

 

一体どれだけの地獄を見れば

そんな事が出来るのよ?!

 

「・・・外道八号にはそれだけの

覚悟をする理由があるんですね?」

 

「あぁ。恐らくは妹を守るためだな」

 

「妹さんが・・・」

 

そうか、唯我さんより実力が上なら

普通にA級にふさわしい力があるはず。

それなのにわざわざ危険な試験小隊に

居るのは、危険手当込みのお給料を

貰うためか。

 

・・・きっと前回の大侵攻で親御さんを亡くしたのね。

 

「外道八号さんは15歳でしたね。

妹さんはお幾つなんです?」

 

「外道八号【さん】?まぁ良いが。

確か学年は二つ下で、13か14だったはずだ」

 

「13歳・・・」

 

15歳のお兄さんが、親御さんを亡くして

13歳の妹を養う為に外道に堕ちるなんて

・・・私たちは戦争をしてるのね。

 

「あぁ、明るい良い子でな。

よく鬼怒田さんと野菜を食べてるよ」

 

・・・そう、鬼怒田さんに亡くなった

親御さんを重ねてるのね。

 

「ボーダーに入りたいらしい。

入ってきたら教えるから、

まぁ優しくしてやってくれ」

 

「はいっ!」

 

不器用なお兄さんにかわって

私が優しくしてあげなきゃ!

 

 

――――――――――――――――

 

外道八号視点。

 

 

いや、なんか凄い恥ずかしい誤解を受けてる気がするんだが、なんだこれ?

 

「いつものことだろう?」

 

いや、恥ずかしいのはあんましないんですけどね。

 

「・・・読まれる事を前提に思考する

八幡がすげぇよ」

 

もぉ諦めましたよ。

 

「寺島さん、切り替えの良さもハチの長所ですよ」

 

そうしないと、黒歴史に潰されちゃいますからね!

 

「あ~うん。それはいいや。で、八幡よ。

さっきのヤツの後遺症とか、そう言うのはあるか?」

 

「いぇ、特には無いですね」

 

「ほほう。流石の完成度だな」

 

本当にな。この人じゃなかったら

この技を試そうなんて思わんぞ。

 

「HAHAHA、この捻デレめ」

 

いや、実際この人の幻術「催眠術だ」

・・・催眠術がなかったら次の外道働き

だって出来ないし。

 

「うむ、次の最終戦。外道の名に恥じぬ

外道っぷりを望まれてるわけだからな」

 

いやアレをやるなら、末長く外道と

呼ばれることでしょうね。それはそうと。

 

「寺島さん?」

 

「あぁ、とりあえず玉狛には土が

付着した大根と、取れたてトマト。

あとはマンゴーとナスを送っといたぞ」

 

あざっす。

 

「うむ、何も知らなかったら、大根は

洗うし他は冷蔵庫に入れてしまうな」

 

烏丸はともかく、小南さんと

陽太郎はそうだな。

よかれと思ってヤるだろうから、

木崎さんも叱れまい。

 

「挑発と個人情報の漏洩について玉狛への

報復はコレでよかろう。あとは東さん

一味だ。なにせ寺島さんのオーダーもある」

 

角刈りか虎刈り。

後頭部にアートですよね?

 

「そうだ。残る懸念はお前の完成度

なんだが、微調整は可能か?」

 

う~ん。アレはなぁ。

 

「まだ微調整までは難しいですね。

恐らく後頭部アートはできません」

 

出来ないことは正直に申告しないとな。

実戦で失敗したら意味無いし。

 

「そうかそれは仕方がないか。しかし

俺が全部ヤるのも良いが、ハチにも

活躍の場をやらんといかんよな」

 

え?別にいらなくないですか?

目立ちたくないし。

 

「そうだな。最近は忍田さんや唐沢さんまで

八幡をA級小隊に入れたらどうかって、

言ってるらしいからな」

 

「マジですか?!」

 

A級ってランク戦とか防衛任務とか、

遅番とか早番あるんだろ?!

 

「まぁ9時~17時や17~20の固定ではないな」

 

ふざけんなっ!家で小町ちゃんが待ってるんだよっ!

 

「いや、ご両親とネコも待ってるだろう?」

 

両親?まぁ小町のついでですな。

カマクラに至っては待ってすら

居ねぇっすよ。

 

「あぁ、そういや小町ちゃんな。

最近は本部で、鬼怒田さんや

城戸司令に野菜ジュース作ってるぞ」

 

何やってんの?!

 

「いずれボーダーに入りたいらしくてな、

色々話を聞いてるらしい」

 

聞く相手がおかしいでしょ?!

それにそんな危ないことさせません!

 

「ハチがそんな調子だから司令や

鬼怒田さんに聞きにいくんだろうが」

 

いや、ですけどね?

 

「ハチは危ないと言うがな?今のままだと

襲われたときに何の抵抗も出来んのだぞ?

それならボーダーに入隊して、さっさと

B級になってもらって、トリガーを持たせて

やった方がいざというとき安全じゃないか?」

 

「抵抗の手段と考えれば確かにそうですけど」

 

時間稼ぎくらいは出来た方が良いよな。

 

「それに小町ちゃんがボーダーに

入れば、八幡の目も届くじゃないか」

 

むぅ。それはでかいな。

 

「だな。もしも危なくなったら

俺が送ってやれると言うのは

今回の実験でわかったし」

 

「確かに・・・」

 

あの緊急出撃があれば、直ぐに助けにいけるよな。

 

「小町ちゃんも安全で、お前も助かるし

鬼怒田さんも野菜を取れる上に機嫌が良い」

 

鬼怒田さん、あのくらいの娘さんが

居るんだもんなぁ。

 

「それにだ。今のところ、鬼怒田さんが

八幡を試験小隊から動かす気がないから

こうしてここで働けてるが、小町ちゃんが

いなかったら放逐されるかも知れんぞ?」

 

え。俺って小町ちゃんが居ないと

A級小隊に入れられてたの?!

 

「入れられてって・・・普通ならA級小隊に

行きたい!とか言って騒ぐもんだが・・・」

 

「ハチがそんな性格してたら、ステルスなんて

開発できてませんよ」

 

いや、アンタ普通に出来てたよね?

 

「あぁステルスと言えば、まだ試合があったな。

次はソナーとステルスも禁止されるはずだが、

それはどうする?」

 

「いやぁ。ソナーとステルス禁止って言われましても」

 

アレ、トリガーじゃねぇし。サイドエフェクト禁止って言ってるようなもんだよ?

 

「とりあえず、全員を一ヶ所に集めて

一度に片付けますよ」

 

「・・・チュウ、まさかアレをやる気か?」

 

アレかぁ。確かに今までの四戦で十分

追い込んだからな。

 

「えぇ、寺島さんのリクエストにも

しっかりお応えしますよ」

 

「ふっ、信じているぞ」

 

何だかんだで寺島さんが諸悪の

根源なんじゃねぇか?

 

「否定はせん」

 

だから、アンタも頭の中を読むなよ!

 

「寺島さんの性格はともかくとして、ハチには

最後の微調整のときに催眠を掛けて操る

事になる。一応外からはわからんはずだ」

 

それは大事だ。俺は移籍なんか

絶対にせんぞ!

 

「うっす。よろしくお願いします」

 

「さぁ、観客の皆さんにも外道アートを

見せつけてやろうじゃないか」

 

田んぼアート見たいに言うのは

どうかと思うけどなぁ

 

「なんだ?ハチも後頭部に刻むか?」

 

絶対に嫌です!

 

 

―――――――――――――――――

 

東視点。

 

宇佐美っ!コレ以上ヤツらを挑発すんじゃねーよ!次は最終戦なんだぞ!

 

「しかし、見事に裏をかかれましたね」

 

全くだ。まさかステルスを

進化させてるなんてな。

 

更にソナーと併用して、瞬間移動染みた

真似までしてくるなんざ、正気の沙汰じゃねぇよ。

 

「ですがあの技術があればっ・・・!」

 

シュウジ・・・

 

「三輪くん。今回はあの技術が

見られて良かったとしましょう?」

 

「加古さん・・・」

 

『そうよ、何か副作用とかあるかも

知れないし、まずは技術の正式な

公開を待ちましょう』

 

「だな」

 

なにせ催眠術で思考を完全に

支配される事を前提とした技だ。

女性陣には抵抗もあるだろうし。

 

「ヤツらは俺を優先的に狙ってますが、

やはり外道八号のトリオン量の関係

ですかね?」

 

「だろうな」

 

何だかんだでニノは奴等と正面から戦える

存在だからな。

 

・・・あとは寺島のリクエストとかありそうだが、そっちは知らん。

 

『次の最終戦は二人が外道の限りを

尽くすんですよね?真っ先に二宮さんが?』

 

「「「・・・」」」

 

「いや、そうとも限らん」

 

なんたって連中は外道。思い込みは禁物だ。

 

「そうね、下手な思い込みは頭を無くすわ」

 

汚ねぇ花火を咲かせてな。

 

「・・・バラけますか?集まりますか?」

 

さすがのシュウジもあの状況で一人あそこに

残されるのはプレッシャーが凄かったようだ。

 

未だに震えてやがるぜ。

 

「俺も外道二人に襲われたら即座に自害しますよ?」

 

ニノにはコレ以上の下は無いと

思うんだが・・・

 

『はぁ。私はオペレーターとして、何も出来てませんね』

 

そりゃな。ヤツら相手に戦術の読み合いとか

無理だから。

 

「月見。それを言ったら、自分の役割を

果たしてるヤツなんか居ないだろ?」

 

俺を含めて、全員が狩人の獲物だよ

 

「とりあえずの事実として、ヤツらと

向き合って戦えるのはニノだけだ」

 

俺は見つかったらアウト。

加古と三輪は、外道八号ならともかく、

外道魔王と向き合えば瞬時に刻まれる。

外道魔王相手に少しでも時間を稼げるのは

ニノしか居ねぇ

 

『なら二宮さんを囮に?』

 

違う。

 

「俺たちが囮になって、ニノに仕留めて貰う」

 

コレしかない。

コレ以外は恐らく地獄を見るっ。

 

「なるほど、確かにそれしかなさそうね」

 

加古は気付いたな。

 

「確かに、ソレ以外はありませんか」

 

三輪も良し。

流石にA級の隊長をしてるだけの事はある

 

「・・・まさか」

 

ニノ、納得してもらわんと困るぞ。

 

「わかったな?出現位置にもよるが

出来るだけ素早い合流が必要だ」

 

「東さん!それだと!」

 

コレしかねぇんだよ!

 

『二宮さん?何か問題でも?』

 

「問題しかないだろう!気付いてないのか?」

 

月見はわかってないのか。

今まで戦術を教えて来たはずだが、

やはり現場の視点は無いようだな

 

『えっと、皆が囮になって二宮さんが

攻撃する隙を作るんですよね?』

 

そうだ!その通りだ!

 

「月見、お前は一度戦闘訓練を受けろ。

そうじゃないと、この作戦の真の意味を

理解出来ん」

 

そうだな。それには賛成だが

今回はもうどうしようもない。

 

『真の意味?』

 

「二宮くん、任せたわよ?」

「よろしくお願いします」

 

「ニノ、覚悟を決めろ。

俺たちは決めたぞ?」

 

「東さん!こんなのズルいですよ!」

 

「わかってる。お前には辛い思いを

させるが、俺たちにだって意地がある」

 

『ま、まさか東さん?!』

 

気付いたか。まったく遅いぞ?

 

「俺にだって有りますよ!」

 

安心しろ。お前の尊厳はもうゼロだ。

 

「さあ、最終戦だ!逝くぞっ!」

 

「「はいっ!」」

 

『「・・・」』

 

 

ニノ、すまんな。今回は諦めてくれ。

 

 

 




外道八号の家族?
普通に生きてますねってお話

こんな作品の誤字訂正、
ありがとうございます。
ですが『sYレにならなんでしょ』は
コレで正解なんです。
偉大なる騎士の言葉なのです!
まぁ著作権的なのでダメかも
知れませんが、

チラ裏だから仕方ないね
と言う寛容の心で見逃してやってください
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