とある外道の引き金世界(仮)   作:カツヲ武士

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やりたい放題?!

更新こそ正義?!

そうだ!ソレがチラ裏だッッ!

オリ設定!

オリ設定だぞ?!


第4話

木虎視点。

 

『おーっと目出し帽?をした二人組が現れたー。この二人が試験小隊なのかぁぁ?!』

 

宇佐美さんのテンションが変なことになってるけど、それに関しては後よ。

 

いや、ナニよあの目出し帽?は!

なんか黒いし、目の部分が十字になってて

モノアイ見たくなってるじゃない!

 

しかも何故か口元は見えないのに目は見えるし!

その見えてるその目がもう腐ってるじゃない!

 

あれ、絶対怪しい儀式とかしてるわよ?!

 

「木虎、落ち着け」

 

「は、はい!」

 

そうよね。落ち着いて観察しなきゃ!

 

身長は二人とも170~180くらいで細身よね。

 

8って書いてるのが外道八号だと思うけど、

油断は出来ないわ。

なんてったって相手は外道ですもの。

実は8って書いてる方が魔王の

可能性もあるわよね!

 

だけど、なんで目出し帽なのかしら?

 

「あの、隊長?」

 

「ん、どうした?」

 

あれ?隊長は目出し帽を疑問に思ってない?

 

「いや、なんで目出し帽なのかなーって不思議に思いまして」

 

そして何で皆さんが、アレを当たり前に

受け入れてるのかも不思議でなりません。

 

「あぁ、あれな。外道魔王はそうでも無いんだが、八号の方がな」

 

「八号に何か問題でも?」

 

今さらなんですが、一号~七号は?

 

「目立つのが嫌いなヤツでな。

顔を出したがらないんだ」

 

「・・・そうですか」

 

機密とかだと思ったら、ただの気持ちの

問題でしたか。そーですか。

 

「まぁ、機密情報も扱ってるからな。

顔を隠すのは当然だよ」

 

え?口に出してた?!

 

「な、なんだ?いきなりそんな驚いた顔して」

 

「あぁ、いえ、そうですよね!

最新情報とか有りますもんね!」

 

大丈夫!セーフよ藍!

 

「あ、東さん達も来ましたね!」

 

「あ、あぁそうだな?」

 

よし、このまま押し流すのよ!

 

「えっと、これから転送されて試合ですけど、

注意するべきところは、どこでしょうか?」

 

外道に注意するのは当然だけど、東さんたちの動きも要注意よね?

 

「そうだな。さっきレイジさんと忍田本部長

も言っていたが、初動でしくじれば

一発で終わるのが外道戦だ」

 

外道戦って凄い言葉よね。

あの二人組を見たら納得出来るけど・・・

 

「最初は両手シールドとか?」

 

防御に全振りしないとキツいってこと?

 

「そうだ。ヤツは開幕に必ず新技を使うからな。耐えるためには小細工じゃなく、防御を固める必要がある」

 

なるほど。何をされるかわからないし

向こうのトリオン量も多いから、防御に

専念しないと終わるのね・・・

 

「だけど、距離を考えれば、いきなり全滅とかは有り得ませんよね?外道魔王は狙撃手なんですか?」

 

渾名もゴ○ゴみたいだし、有り得るわよね。

 

「本人はコマンドーとか言ってるがな」

 

「何ですかそれは?」

 

コマンドー?筋肉ムキムキな大佐?

 

「うん。素手でも、銃でも、トラップでも、

戦車でもヘリでも戦闘機でも使えて、

場合によっては艦隊だって沈黙させる。

そんなしがないコックを目指してるらしい」

 

「そーですか・・・」

 

最終的に目指してるのは料理人なんですね?

 

「深く考えたら負けだ。それすら外道の手口なんだからな」

 

もうやだ。さっさと防衛任務行きましょうよー。その方が絶対マシですって。

 

そう思っていた時期が私にも有りました。

 

「・・・木虎」

 

「はい?」

 

なんか隊長が真剣な顔をしてるけど、正直

ツッコミに疲れたわ。もう良いよね?

 

「良く見ておけ。ヤツがやるのは、

これから俺たちが戦う近界民が使って

来るかもしれない技術と戦術だ」

 

?!

 

「知らない戦術だから負けました。

卑怯なことをされたから負けました。

俺たちにそんな言い訳は許されん。

俺たちが負けたら、市民の皆さんが

危険に晒されるんだぞ」

 

「隊長・・・そうですよね」

 

敵が外道と呼ばれる相手だからこそ、その手法を学ばなきゃ駄目なのよね!

 

「すみません隊長。確かに腑抜けてました!」

 

「いや、わかれば言い。気を抜かずに観ろ。観察を怠るな!」

 

「はい!」

 

 

だらけていた自分に活を入れてモニターに目を向けると、そこでは・・・

 

『~♪』

 

「「・・・・・・」」

 

あれ?隊長?気のせいでしょうか?

魔王、指パッチンして踊ってませんか?

 

 

―――――――――――――――――――――

 

木崎視点。

 

『おぉっと?!転送されたと同時に

外道魔王が踊り始めましたぁぁ?!

・・・忍田本部長アレは一体?』

 

「わからん。わからんがヤツは無駄なことは

一切しない男だ。レイジ。トリオン情報は

どうなっている?」

 

これは・・・なるほど。あいつめ

まさかアレを実用化したのか。

 

『レイジさーん?』

 

「ん、あぁすまん。何か?」

 

『トリオン情報の解析してましたよね?』

 

「その、結果が聞きたくてな」

 

あぁ、なるほど。はたから見たら外道魔王が

指パッチンして踊ってるだけだからな。

 

「すぐに結果が出ますからネタバレは

後にしましょう。

とりあえず、いま言えるのは

俺たちは完全に外道魔王に

してやられましたってことですね」

 

『レイジさんソレはどういう?』

 

「直ぐわかる。まぁ見ていろ」

 

『???』

 

そろそろだな。おそらく最初は三輪だろう

 

「そろそろです」

 

『「レイジ(さん)?」』

 

宇佐美や忍田さんが俺を凝視するが、良いのか?向こうを見ていなくて。

 

 

『えっ?あ?あ~っと!痺れを切らして

シールドを解除した三輪隊長の首が・・・

飛ばされて分割されたぁ~?!』

 

―――――――――――――

 

唯我視点。

 

「あ、あれは?!」

 

「「知っているのか唯我?!」」

 

思わず声をあげてしまった僕に周囲の視線が集まる。特に太刀川さんは真剣そのものだけど、今はそれどころじゃない!

 

「え、えぇアレは外道魔王の新技!『素晴らしき蹂躙劇』です」

 

まさか最初にアレを使うとはっ?!

 

「唯我、その『素晴らしき蹂躙劇』ってのは?」

 

「太刀川さん・・・木崎さんの解説の前に僕が言っても良いんですかね?」

 

ネタバレがどうこう言ってましたよ?

 

「かまわん。どーせ喋るなら、今聞いても同じだろ?」

 

そうなのかなぁ。まぁいいや()

 

「外道魔王の素晴らしき蹂躙劇は、

一言で言えば・・・鋼糸の結界です」

 

「「鋼糸?」」

 

「はい」

 

恐ろしい。アレじゃあ東さんたちは手も足も出ずに負けてしまうぞ。

 

――――――――――――――――――

 

木崎視点。

 

『「鋼糸?」』

 

「そうだ」

 

呼び名は違うかも知れんがな。

 

『えっと、それってゲームとかアニメで

強キャラが使う、あの斬れる糸ですよね?』

 

分かりやすいところだとそれだよな。

 

「そうだ。俺たち玉狛も実用化しようとは

したんだが、様々な問題が解決できず

最終的に断念した技術だ」

 

それをまさか外道魔王が実用化に成功していたとはな・・・

 

「レイジ、様々な問題とは?」

 

「はい、まずは使用するトリガーです。

基本的なことを言えば、スパイダー

だけでは糸は出ても切れ味が出ませんよね?」

 

『そ。そうですね!でも細くて頑丈なら

敵が動けば斬れるんじゃないですか?』

 

「そうだな。あぁ、だが相手が来なければ

意味が無いのか?」

 

そうなんだよ。忍田さんが言うように、鋼糸に

求められるのは受動的な罠に用いられる切れ味

ではなく、能動的な攻撃性なんだ。

 

その上で最大の問題は、強度と切れ味の両立だった。

 

「そうです。自発的に斬る為には、

どうしてもトリオンを流して糸に

切れ味を含ませる必要があります」

 

『考えるだけで膨大なトリオン量が

必要になりますし、更にその糸を

操るとなると・・・』

 

「あぁ。かなりのトリオンコントロールを必要とする。それこそ、普通に処理をしようとしたら頭が焼ききれてもおかしくないレベルで、な」

 

烏丸の技量でも無理だったからな。

 

「ふむ確かに、膨大なトリオンと卓抜した

技術が必要になるのはわかった。

だが、あそこの魔王はそれを躍りながら

こなしてるように見えるが?」

 

それがわからん。

 

「何か理由があるのかもしれませんが、

俺にもわからないですね」

 

普通なら糸の制御に全力を傾けねば

ならんだろう。更に三輪との距離も

三百メートルはあったから尚更だ。

 

それなのに、何故踊る余裕がある?

と言うか何故踊る??

 

『おっとぉ?!疑問がなにも解決

しないまま、状況は動いてるぞ?!

シールドを張って何もしていないはずの

加古隊長の様子が?

・・・あぁっシールドが、破壊されましたっ!

そしてそのまま断頭ぉぉ!加古さん相手に

容赦なし!エグい!エグいぞ外道魔王っ』

 

うわぁ。首を飛ばしただけで良いだろうに、しっかりと四分割にしやがるとか、アイツは本当に人間か?

 

―――――――――――――――――

 

東視点。

 

「加古っ!」

 

シュウジに続いて加古も落ちただと?

くそっなんだ?何が起こってる?!

 

『東さんっ!』

 

「どうした月見!」

 

八号が動いたか?!

 

『今、解説が入りました!糸です!

スパイダーで作られた糸が、皆の

周囲に張られてます!』

 

「「糸?!」」

 

いつの間にっ?!

 

『あの指パッチンの度に、各方向へ糸が

張られていました!』

 

いや、各方向って距離が・・・!

 

「東さん。ヤツの射程は13でしたね・・・」

 

ニノからの通信で、俺は公開されている

外道魔王のステータスを思い出す。

 

確かにアイツはオール13と公開していたが、

ネタかと思ったら事実かよ?!

本当なら、ヤツの射程は1300を越えるぞ!

 

「月見っ!俺とニノの周囲にも糸はあるんだな?!」

 

『はいっ!どんどん増えてます!』

 

「捕捉されてる?いや、すでに捕縛されているのか?!」

 

ニノが叫び声をあげるが、そりゃそうだ。

バックワームも何も使わず、初期配置から

動かないでシールド張ってるヤツらなんか

狙い放題じゃねぇか?!

 

「くそっ?完全に戦術で負けたな」

 

先入観を利用され、掌の上で踊らされたか。

 

「東さん・・・」

 

『・・・新技は確かに使って来ました。

ソレがシールドで耐える類いの技で

なかったと言うだけで』

 

してやられた。考えてみれば、当然だ。

 

思考の穴と言えばいいのか

どうかはわからんが、

思い込みを利用されて罠に嵌められた。

向こうにしたら楽なもんだったろうな。

 

「スマン。俺が甘かった」

 

『いえ、東さんだけではありません』

 

「そうですね。今回はやられましたが、次は勝ちましょう」

 

 

ニノ、月見。加古も三輪もすまんな。

 

「・・・東隊、投了だ」

 

戦いは始まる前に終わっている、か。

やってくれたな外道魔王っ!

 

―――――――――――――――――

 

木虎視点。

 

・・・あのA級の精鋭を集めたバグ小隊が、

何もできずに投了って。

初動で失敗したからこその敗北、か。

 

「わかったか?奴らは別に反則はしちゃいない。

それどころか一戦目は必ず新技を使うって

言う、所謂お約束までしっかり守った上で、

俺たち全員の思考の穴を突いたんだ」

 

「そうですね」

 

確かにそうよ。結局私たちにわかったのは

向こうが膨大なトリオンを使うことと

どうやって操作してるのかが謎って事。

最後まで踊る理由がわからなかったけどね。

 

とにかく、彼らは正面から罠を張って、

あの東さんたちを一蹴してみせた。

 

なんと言うか釈然としないモノはある。

だけど勝ってる。アレを、一言で言うなら

 

「・・・なるほど、外道ですね」

 

常道から外れると言う意味の外道。

確かに陰口ではないわね。

 

「だろう?学ぶところはいくらでもある。

次もしっかり見ておけよ」

 

「はいっ」

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

唯割視点。

 

「唯我~!次は俺と忍田さんなんだぞ?!

後で知ってる事はちゃんと教えろよ!

絶対だぞ?!」

 

太刀川さん・・・

 

「いや、アレはエグいな。名前と踊りの

意味はわからねぇが確かに蹂躙だ。

あれじゃ最初にシールド張った時点で

負けじゃん?」

 

シールドを張らなければそのまま

糸で刻まれますしね。

 

「そうですね。外道魔王に読み合いで

勝つのは相当厳しいですよ?」

 

「だな。とは言っても、次はアレ禁止だろ?」

 

「そうですね」

 

何せ使ったトリガーは再使用禁止のルール。

残る四戦、今回使った『二つ』は使用禁止。

 

さて、あのお二人はどうするのやら・・・

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――

 

 

 

 

『さて、これより第二戦を、開始します。

そしてエキジビションルールにより、

試験小隊は第一戦で使用したトリガーを

禁止されることとなります!

禁止されるのは・・・えぇ?!』

 

「どうした宇佐見?」

 

『あ、し、失礼しました!第二戦以降禁止されるトリガーは・・・スパイダーとスコーピオンです』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「・・・はぁ?」」」」」

 

 

 

 




スコーピオンとスパイダーで鋼糸。
誰だって連想しますよね?ってお話

細かい解説は次回、
公園最強の漢がしてくれるッッ!
・・・といいなぁ。

次回っ!

解説してやろうか?
ただし真っ二つだぞ?
・・・の巻!

屁のつっぱりはいらんですよ!
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