正気かキサマらァ!!
全チラ裏を敵に回して(俺が)生きていけると思うなよォ!!
オリ設定だぁぁぁぁぁぁ!!!!
東視点。
狙撃銃でビリヤードかスナイパーとしては
確かにそそられる技術だ。
ってゆーか、普通に試したい。
「リフレクターショットに曲射ですか。
ハウンドを使う俺には、使う側としては
あまり意味を感じませんが、受けることを
考えたら角度や射線を無視して狙撃
出来るってのは恐ろしい技術ですね」
ニノの言う通りだ。これはコンビプレイでも
使えるから、今後はトラッパーも重要になるな。
「本当ね。しかもピンボールしながらよ?」
『韋駄天もですよ。今ごろ緑川くんと
双葉ちゃんは新しい戦闘機動を
考えてるんじゃないかしら?』
あぁ、新しくA級になったヤツらに
刺激を与えるって意味もあるのか。
そう言えば木虎はスパイダー使うしな。
なんだかんだで面倒見が良い奴なんだが、
どうしても他の隊員との間に距離が
出来てしまうんだよな。
日頃の行いか?
いや普段の奴は別に何か悪いことをしてる訳じゃないし、戦い方は外道だが、ズルはしていない。
そもそも日頃の行いなんて言ったら、迅の
セクハラは普通に犯罪だし。
影浦だって理由はともかく、素行は悪い。
うーむ。きちんと礼儀を守るいい奴なんだが、
やはり何故か圧力を感じるのが問題なのか?
「東さん?」
「あ、あぁどうしたニノ?」
隠してたネギが爆発したか?
「いえ、次の試合についての会話に
参加せず、深く考えて込んでいた
みたいなので」
あぁそうか。そうだな。
今は試合に専念しないとな!
「すまんな、さっきのビリヤードが
狙撃手として興味深くて、つい
頭の中で再生してたんだ」
これも嘘ではないぞ?
『なるほど、その気持ちは確かにわかります。
後でログの確認だけでも出来ないか
問い合わせてみますね』
「「「やめておけ」」」
『えぇっ?!三輪君まで?!』
いや、お前とニノはマジでやめとけ。
「それで、次の試合は外道八号がメインになる予定よね?」
うむ。こう言うときには普段から空気を読まない加古の存在がありがたい。
俺も乗るぜ!
「そうだな。さっきも宇佐美がしっかり
挑発してくれたから、次は八号が何か
仕掛けてくるのは確実だろう」
余計なことを・・・とも言えんか。
「しかし、実際アイツって、何が出来るんですかね?」
そうなんだよなぁ。実は俺たちって、
シュウジが言うように八号が何を
出来るのかってのを知らないんだよな。
「うーん。前回は寺島さんの援護を受けての
狙撃だとか、外道魔王の周りで流れ弾を
防ぐとかしかしてませんよね?」
「だな」
『・・・それと狙撃の連射です』
「そうだな。狙撃手トリガーを使った
三段打ちを応用した弾幕も使ってきたな」
まさかイーグレット二つと
ライトニング二つを装備して
防御も隠蔽もすっ飛ばして、
ひたすら休みなく撃ちまくるなんてな。
狙撃手として見れば外道の極みだが、銃を
使った戦法と考えれば無しではない。
それどころか満点ともいえる。
なにせ寺島と外道魔王の防御壁を馬防柵と
するなら、正しく長篠の戦いに於ける銃の
活用方法の踏襲だからな。
小隊同士のランキング戦では使えないかも
知れないが、近界民との戦争を考えたなら
あれこそが正しい運用方法とも言える。
・・・俺たちが戦争を前提に考えられた
技術に及ばないのは当然なのかも知れん。
しかしただでは負けんぞ!彼を知り、己を知らば百戦危うからずってな。
外道魔王はともかく、八号にまで負けてやる気は無い!
『技術的には普通にビリヤードも
出来るって唯我君は言ってますね』
前回とあわせて考えれば、狙撃手が本領かと
思えるんだが、単純には言い切れんのよな。
「けど、縦横無尽に周囲を飛び回る
外道魔王が放つ速度8の弾丸を
捌くのよね?」
そうなんだよ。加古が言うように、少なくとも
新聞の記事を読みながらそれが出来る腕は
有ると思っても良いだろう。
だがなぁ。
「加古。たぶん外道八号にそこまでの腕はないぞ」
「えっ?けど唯我君が・・・まさか彼の
解説もブラフですか?」
いや、そうじゃなくてだな。
「加古さん。速度8の弾丸を捌くのと、
縦横無尽に撃たれた弾丸を捌くのは
別問題ですよ」
「あ、あぁ!言われてみればそうね」
『確かにそうですね。その際の弾速は別に話してません』
「わかったか?つまり唯我は悪意も何もなく、周囲にブラフを仕掛けてるってことだ」
ここまで外道魔王の仕込みだな。
「さすがは外道の弟子ね」
「あぁ。だが過小評価するよりはましだな。
それに、最終的に何が出来て何が出来無い
のかはわからんが、恐らく弧月は使って
来るだろうさ」
『わざわざ会話に出してきたくらいですからね』
だな。宇佐美のファインプレイと思おうか。
「あぁ、俺も二宮さんも加古さんも、射撃が
基本ですからね。
弧月で捌くってことでしょうか?」
「可能性は高いだろう」
八号の場合は、新技を試すと言うよりは、
自分も試験小隊に居るだけの力が有るって
ことを城戸さんや鬼怒田さんに見せる場だ。
目立つのが嫌いだから、他のA級小隊に
なんか絶対に行きたくないだろうし、
自分の技量をしっかりと見せるだろうよ。
『では一先ずおさらいしましょうか。
さっきの試合で使われたのが
グラスホッパー
韋駄天
テレポーター
アイビス
シールド
ビリヤード
です』
「そうだな。それにこれまで
メテオラ
スコーピオン
スパイダー
を使ってるから、これらが使用不可だな」
で、外道八号が次回使う予定なのが孤月。
「ふむ。移動用のトリガーが無いな?」
間合いを詰めてくる方法が無いが、さて
どうするつもりだ?
「そうですね。ただ近接戦闘を行う際に
移動に特殊な技を使うかどうかと
言われれば微妙ではありますけど」
普通の孤月使いは普通に移動してるからな。
八号はバッグワームが必要ないから、その
点は有利ではある、か。
『あとは射撃トリガーですね』
「そうだな。向こうはまだネ・・・メテオラしか使ってないからな」
危ねぇ危ねぇ。ついついニノの言葉に反応するところだったぜ。
「そ、そうなると予想されるのは弧月と
射撃のオールラウンダー戦法ですね」
シュウジ。すまん。
『普通なら二宮さんの餌食ですね』
普通ならな。
「月見。外道相手に普通が通用すると思うな。
俺は容赦も油断もせんぞ」
した結果がネギオラだからな。
『八号を倒しても外道魔王が残って
ますから、その辺も注意が必要ですね』
そうだな。ならば・・・
「とりあえず三輪と加古は、ほどよく隠れて外道魔王を見張れ」
「・・・なるほど。では俺が八号を抑えて
東さんが狙撃ですね?」
「そうだ。正面切って戦えば八号とニノなら
ニノが勝つ。問題は絡め手だが、それを使う
前に俺がぶち抜く。オーソドックスな手だが
ヤツら相手だと最終的に基本が一番強い」
反撃も一番普通な反撃が来るから、直ぐに死ねるしな!
『それでは私は八号を見つけたら、
あとは外道魔王が罠を張らないか
どうかの確認ですか?』
「そうだ。罠を張ってるかどうかは
判別が難しいかもしれんが、
何か特殊な動きをしたら知らせてくれ」
『はい』
こんなもんか?とは外道魔王がどこまで
八号のサポートをするか、ってところなん
だが、これはやってみんことには分からん
からなぁ。
・・・考え過ぎてもしょうがない。
「よし、行くぞ!」
『「「「はいっ」」」』
さて、八号よ。さっきは自爆だったが、
次は俺たちが自力で沈めてやるぞ!
ーーーーーーーーーーーーーーー
木虎視点。
怒濤の三戦からついに第四戦。
今回は主に外道八号がやるらしいわね。
「それで隊長、外道八号はどんなタイプの
使い手なんですか?」
公表されてるステータスが全部8って
言うのが何とも言えないところよね。
「さっき話にもあったが、あいつは狙撃も
ビリヤードが出来る程度にはできるし、
近接も銃撃を孤月で捌けるほどの実力が
ある・・・らしいな」
ん?
「らしい。と言うのは?」
詳しくは知らないってことかしら?
「あいつが戦ったのは前回のエキシビジョン
だけだしな。そのとき俺らが見たのは、
射撃と防御だけだ。あとは全部唯我からの
情報でしかない」
「では唯我さんがブラフを?」
さすが外道魔王の弟子ね。
場外戦まで一流の外道とは・・・
「唯我も気付いていない可能性が
高いがな。ありえんかもしれんが
そこまで仕込むのが外道魔王だ」
想像の斜め上を行ってた!
確かに本人に嘘をついていると
言う認識がなければ、いくら唯我
さんを疑っても騙されるわね。
「とりあえず八号は外道魔王ほど
度が外れた外道じゃない。
一人で居たらただの技巧派の外道だよ」
ただの技巧派の・・・外道?
う、裏をかくのが上手いってことよね?
「えっと、それではその技術を見習えと?」
技巧派だもんね!
「そうだ。技術も心理戦もエグさも、
唯我の二段階は上に居るのが外道八号だ」
・・・唯我さん、相当エグいって
評判なんですがソレは。
「さらに言えば寺島さんがいないのも問題だ」
寺島さん・・・チーフエンジニアに転向
する前はアタッカーとしてかなり
評価されてた人よね。
「ちなみに寺島さんが居ないとどうなるんです?」
戦力が減った分だけ余裕が無くなるから、
危険な攻撃もしてくるとかかしら?
「常識が無くなる」
戦力よりヤバイのが無くなってる?!
「せ、戦力ダウンとかじゃないんですか?!」
だって、ソレはなくしちゃダメでしょ?
「戦力?元々一人でも戦力過剰と言われる
のが外道魔王だぞ?
八号と寺島さんはツッコミとストッパー
を兼ねたチームメイト。特に寺島さんは
先輩で隊長だったからな。あの人がいなく
なったら、暴走が加速するに決まってる」
決まってるの?!
「さらに八号は外道魔王の弟子だからな。
魔王に『やれ』と言われれば逆えん」
「はぁ」
ツッコミはできるのに?・・・妙な力関係があるのね
「ついでに言えば、その暴走が新しい技術に
繋がる閃きと判別がつかんから、司令も
鬼怒田さんも止められんというのが現状だ」
なるほどなー。
「確かに、天才の閃きは常人からしたら
暴走ですからね。確かに判別は
難しいかもしれませんが・・・」
なんとも言えないわね。
「さらに挑発されたからな」
挑発?あぁ、もしかして。
「さっきの宇佐美さんですか?
けどあれって挑発になるんですか?」
そもそも外道ってそんな簡単に挑発に乗る?
・・・なんか笑って
「ふっ、小娘がぬかしよる」
とか言ってそうだけど?
「この場合は挑発じゃなくて前フリだ」
納得しました。
「フリには全力で答えそうですよね」
「そうだ。たとえ外道八号が嫌でも、
外道魔王が全力で答えさせるだろう」
「なんかわかります」
うん。正面から受け止めた上で
倍返し。新・風車の理論。絶対好きそう
「だから今回は技巧派の全力になるだろう。
色々と参考になるだろうから、しっかり
見ておくことだ」
「はいっ!」
何だかんだ言ってもこれまでの三戦は
全部参考になるものばかりですものね!
しっかり見させて貰うわよ!って、あれ?
「えっと隊長。私の目が腐ってなければなんですが・・・」
「あぁ、外道魔王のヤツ・・・」
「「指パッチンしながらお茶飲んでやがる」」
そろそろ普通に戦いなさいよ!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
木崎視点。
なんだ?いきなり外道魔王が茶を出してきて
どこからともなく出した椅子に座って
茶を飲み出したぞ?
あれはどういう原理だ?
隊服の設定に椅子と茶を入れたのか?
『ふむ・・二番が・・・3ですね。どうですか寺島さん?』
『流石だな。あたりだ』
『よしっ!』
いや、当ててんじゃねーよ!
『「「「唯我」」」」』
あれはなんだ?俺にはわからん。
「はい、アレは・・・利き茶ですね」
技名とかはないのか。
『えっと、利き茶っていうのは?』
「茶道を嗜む人たちの中で行われる、
お茶の出来や種類を楽しむためのモノ
ですね」
いや、それは知ってる。
「ただし外道魔王がしてるのは、ただの
利き茶ではありません。目隠しをして
お茶を飲んで、違う挿れ方をした同じ
茶葉のお茶を当てるという、恐ろしい
までに繊細な味覚と嗅覚・さらにお茶の
知識を求められる超上級者の遊びですよ」
『「「「「それは凄いけど!」」」」』
単純に凄いけどな!だが問題は
なんで利き茶してんのかって事だろ?
『あ、もしかしてあの利き茶にも何か深い意味が?』
意味か。今までの経緯を考えれば、東さんたちの
視線を集めることか?
そうすることで八号への注意を逸らすって
可能性も無いわけでは無いよな。
「いえ、アレは試験小隊としての
試験項目の確認でしょう」
ん?試験項目の確認?
「唯我、その・・・確認とは?」
「はい、今回は戦闘状態における
トリオン体の感覚への干渉を
コンセプトにしているようですね」
『感覚・・・ですか?』
「あぁ。最初と二戦目は視覚と聴覚
三戦目は触覚と平衡感覚か?
それで今回は味覚と嗅覚と言うわけか」
「そうです。さらにアレは・・・」
他にも意味が有ると?
『はっ?ぶべっ!!』
む?
『え?あぁ!!二宮隊長、緊急脱出です!!
何もないところでいきなり頭を割られての
緊急脱出!一体二宮さんに何があった?!』
いや、それもそうだが!
「「「外道!二宮(さん)に恨みでもあるのか?!」」」
ニノミヤサンハドボドボダ
寺島さんのオーダーですからね
シカタナイネ!ってお話