東方影対録 ~Memory of the Opposite Story 作:zakky
-[反転郷]紅魔館/地下牢-
[正邪&針妙丸]
「おかえりー
出してー」
[ルナク]
「あと3日な」
[正邪&針妙丸]
「えー」
[正邪]
「ところで昨晩の閃光はなんだったんだ??」
[ルナク]
「あれか?
あれはちょっとした異変だ」
[正邪]
「もしかして永琳がまた?」
[針妙丸]
「それとも空?」
[ルナク]
「いや、俺の身内」
[正邪]
「闇と影と来たら、次にくるのは」
[針妙丸]
「光!?」
[ルナク]
「おっとそこまでだ
それ以上深追いするな?」
[正邪&針妙丸]
(図星だな)
[正邪]
「で、どうすんだ?」
[ルナク]
「霊夢達にシバいてもらう」
[正邪]
「私らは?」
[ルナク]
「あと3日な
それよりうつつ」
不意打ちで手の甲を爪で引っ掻いた
[うつつ]
「いてっ!」
[正邪]
「どうしたいきなり!?」
[ルナク]
「うわぁ...やっぱカラスの血は苦手だな」
爪に着いた血をペロリと舐めた
[うつつ]
「気に触りますね...ところでどうしていきなり
私の血を?...おおおおぉぉぉぉ...鳥肌が」
[ルナク]
「今晩は私がスープを作るね」
[うつつ]
「やめて...あれ?...でも...ん?」
うつつがひとりでに混乱し始めた
[正邪]
「お前何をした!!」
[ルナク]
「大丈夫だ、味方が増えるだけだ
2人目のな」
[正邪]
「は?」
ルナクはスキマから蠢くずた袋を取り出し投げ捨てた
[???]
「ん゛!!」
[ルナク]
「紹介しよう!
玉兎のオボロくんだ!!」
袋の紐を解くと
白いうさ耳が生え、縄で縛られた男が出てきた
[オボロ]
「んんんんーーー!!!!!!!!」
[ルナク]
「うるさい」
[うつつ]
「玉兎...鈴仙さんと同じ月のウサギですよね?」
[ルナク]
「そう」
オボロの口に咥えさせていた布を外した
[オボロ]
「おい!!
痛いじゃないか!!
ってここは...地球か!!」
[ルナク]
「あたり
さて、就職祝いに漢字の名前をあげよう」
[オボロ]
「就職祝い? 誰のだよ」
[ルナク]
「君の執事就職祝い
先輩はこの地獄鴉の娘な」
[オボロ]
「地獄の!? け...穢れの塊じゃないか!!」
芋虫のようにクネクネと逃げ始めた
[ルナク]
「オボロ君、君には朧月の「朧」の字をあげよう
まあ、前から俺や月のお偉いさんには
そう呼ばれていたかもしれないが
これで正式に君の名前は漢字になった訳だ
では改めて、よろしく「夜月 朧」」
[朧]
「残念だな
直ぐに月から救出部隊が来る
お前らはそこで終わりだ」
[ルナク]
「いや、来ないよ」
[朧]
「...は?」
[ルナク]
「だって月の王に二度とこちらから侵略しない代わりに
君を貰ったんだから
逆にお迎えが来たら月の都は消滅することになるぞ」
[朧]
「...」
朧は全ての行動を止め、放心状態になった