東方影対録 ~Memory of the Opposite Story   作:zakky

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第5話 超高速の妖怪拐いと月兎

-博麗神社/縁側-

 

[霊夢]

「さて、そろそろ行きましょうか」

 

[紫&魔理沙]

「どこに?」

 

[霊夢]

「昨晩のお返しに」

 

 

-[反転郷]紅魔館-

 

[ルナク]

「さて、そろそろ行ってくる」

 

[うつつ]

「どこへです?」

 

自身のクローンに服を着せながら尋ねた

 

[ルナク]

「いや、ちょっとミスしたかもしれないからその確認

何かあったら呼ぶ」

 

そう言うと窓から何処かに飛んで行った

 

[ミラ]

「どしtノー」

 

[うつつ]

「いえ、気にすることはありません」

 

[ミラ]

「それよりすごいね

このジダイのマホウって

翻訳魔法がこうも簡単で馴染みやすいなんて」

 

かけたばかりの翻訳魔法に驚いているようだった

 

 

 

 

 

 

 

 

-[幻想郷]輝針城-

 

[ルナク]

(あの時、魔理沙と昨夜は時空固定をしたからいいだろう

問題は霊夢だ

能力で全てから浮いた状態でリセットを受けた

紫もリセット範囲は全ての空間だから問題無いだろう

もしかしたら記憶があるかも知れない...そうだと厄介だな)

 

 

-迷いの竹林/上空-

 

[霊夢]

(とでも思っているはず

じゃないと行くだけ無駄)

 

[魔理沙]

「で、どこに行くんだよ」

 

[霊夢]

「輝針城よ

そこで今までのカリを返させて貰うわ」

 

 

-輝針城-

 

[ルナク]

「...やっぱりか」

 

ポケットの通信用の石でそれを伝えると

出せる最高の速度で紫へと突っ込んだ

 

 

-迷いの竹林-

 

[紫]

「...」

 

まるでスナイパーライフルに撃ち抜かれる様に

ルナクに捕まれ、空間を割って出来た

無の場所への割れ目に叩き込まれた

 

[霊夢&魔理沙]

「!?」

 

[ルナク]

「...輝針城にて待つ」

 

一言言い残すと自分も割れ目に入り

それを塞いでしまった

 

[魔理沙]

「紫!!」

 

[霊夢]

「...行くわよ!」

 

 

-[無の場所]-

 

[紫]

「ルナク

これはどういう事かしら?」

 

[ルナク]

「すまないね

今回は特に余裕が無くて

しばらく封印させてくれ」

スペル

ディメンショナルアンカー

グリッドアンカー

 

紫を時空と空間座標に縛り付けると

早々に無の場所を後にした

 

 

 

 

 

-[幻想郷]/輝針城-

 

輝針城の頂上、城で言う石垣の底面に着くと

見慣れた顔と首輪を着けた見慣れない顔の2人が立っていた

 

[霊夢]

「そのウサギは?」

 

[うつつ]

「私の部下です

今日が初仕事ですので上手く出来なくても許して下さいね」

 

[朧]

「おい、アイツら殺せば月に帰してくれるんだろうな?」

 

[うつつ]

「ええ、2人倒せればね」

 

[朧]

「軍人を無礼(なめ)るなよ」

 

腰の刀とうさ耳の付いたメガホンの様な銃を構えた

 

[うつつ]

「御二方、こいつは残基1ですので

完全に殺さないで下さいね?」

 

[魔理沙]

「めちゃくちゃこっちを舐めておきながらそれを言うか?」

 

[うつつ]

「早く月に帰りたくてうずうずしてまして...

あ、私は手を出さないのでご安心を」

 

[朧]

「話が長い!!」

 

霊夢に斬りかかった

 

[魔理沙]

スペルカード

恋符「マスタースパーク」

 

朧にクリティカルヒットした

 

魔理沙:残機4

 

[魔理沙]

「は!?」

 

[朧]

「騙すような真似をしてすまないな

でも、手段を選んでいる暇は無いんでね」

 

[霊夢]

「確かにマスパを受けていた

でも後ろにいる...

魔理沙!相手は幻影系の能力持ちみたいよ!」

 

[魔理沙]

ラストワードスペルカード

彗星「ブレイジングスター」

 

彗星の如く朧に突進する

 

[朧]

スペル

「朧影-幻朧月睨(ルナティックレッドアイズ)」

 

撃った弾幕が消えたり現れたりを繰り返しながら

広範囲にばらまかれた

 

しかしそれをかき消しながら魔理沙は突き進む

 

[朧]

スペル

「三重弾斬-三層一重(さんそうひとかさね)

 

3人に増えた朧が飛び上がってトンネルを作り

通過する魔理沙にほぼ同時に放った

斬撃と弾幕を3つずつ計18の攻撃を浴びせた

 

魔理沙:残機3

 

朧は1人に重なる様に着地すると

今度は霊夢に斬りかかった

 

[霊夢]

スペルカード

霊符「夢想封印」

 

[朧]

スペル

「四重斬撃-十層一重」

 

今度は10人に増え、9つの弾幕を相殺

残りの1人に4回の斬撃を一瞬にして与えた

 

[霊夢]

「それは人形よ?」

 

斬られた人形は大量の御札に戻り

地に朧を括りつけた

 

その直後に

どこからともなく9つの輝く弾幕が朧を襲った

 

[魔理沙]

「夢想封印!?」

 

[うつつ]

「だからあれほど慣れない能力を使うなと言ったのに」

 

[霊夢]

「能力?

やっぱりね

それでどんな能力かしら?」

 

[朧]

「絶対言わねぇ」

 

今にも死にそうなぼろぼろの体で

拘束から逃げようともがいた

 

[うつつ]

「世界はちょっとした事で未来が分岐します

朧の能力は分岐する未来を分岐させずに重ね

更に境界を曖昧にします

本来は同時に複数の事象を重ねる

ようはシュレディンガーの猫の状態を作り出す能力です

 

そして今は自爆で弾幕を防いだ9つ世界線を切り離したが故に

「この世界での9発は避けられた」

というように世界からの矛盾に対する修正が入り

夢想封印が再開された訳です」

 

ゆっくり朧に近づくと

その首をナイフで突き刺した

 

朧:残機0

 

[うつつ]

「さて、お帰り頂いたところで」

 

ポケットから1本の注射器を取り出した

 

[うつつ]

「次は私です」

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