東方影対録 ~Memory of the Opposite Story 作:zakky
-博麗神社/縁側-
[霊夢]
「さて、そろそろ行きましょうか」
[紫&魔理沙]
「どこに?」
[霊夢]
「昨晩のお返しに」
-[反転郷]紅魔館-
[ルナク]
「さて、そろそろ行ってくる」
[うつつ]
「どこへです?」
自身のクローンに服を着せながら尋ねた
[ルナク]
「いや、ちょっとミスしたかもしれないからその確認
何かあったら呼ぶ」
そう言うと窓から何処かに飛んで行った
[ミラ]
「どしtノー」
[うつつ]
「いえ、気にすることはありません」
[ミラ]
「それよりすごいね
このジダイのマホウって
翻訳魔法がこうも簡単で馴染みやすいなんて」
かけたばかりの翻訳魔法に驚いているようだった
-[幻想郷]輝針城-
[ルナク]
(あの時、魔理沙と昨夜は時空固定をしたからいいだろう
問題は霊夢だ
能力で全てから浮いた状態でリセットを受けた
紫もリセット範囲は全ての空間だから問題無いだろう
もしかしたら記憶があるかも知れない...そうだと厄介だな)
-迷いの竹林/上空-
[霊夢]
(とでも思っているはず
じゃないと行くだけ無駄)
[魔理沙]
「で、どこに行くんだよ」
[霊夢]
「輝針城よ
そこで今までのカリを返させて貰うわ」
-輝針城-
[ルナク]
「...やっぱりか」
ポケットの通信用の石でそれを伝えると
出せる最高の速度で紫へと突っ込んだ
-迷いの竹林-
[紫]
「...」
まるでスナイパーライフルに撃ち抜かれる様に
ルナクに捕まれ、空間を割って出来た
無の場所への割れ目に叩き込まれた
[霊夢&魔理沙]
「!?」
[ルナク]
「...輝針城にて待つ」
一言言い残すと自分も割れ目に入り
それを塞いでしまった
[魔理沙]
「紫!!」
[霊夢]
「...行くわよ!」
-[無の場所]-
[紫]
「ルナク
これはどういう事かしら?」
[ルナク]
「すまないね
今回は特に余裕が無くて
しばらく封印させてくれ」
スペル
ディメンショナルアンカー
グリッドアンカー
紫を時空と空間座標に縛り付けると
早々に無の場所を後にした
-[幻想郷]/輝針城-
輝針城の頂上、城で言う石垣の底面に着くと
見慣れた顔と首輪を着けた見慣れない顔の2人が立っていた
[霊夢]
「そのウサギは?」
[うつつ]
「私の部下です
今日が初仕事ですので上手く出来なくても許して下さいね」
[朧]
「おい、アイツら殺せば月に帰してくれるんだろうな?」
[うつつ]
「ええ、2人倒せればね」
[朧]
「軍人を
腰の刀とうさ耳の付いたメガホンの様な銃を構えた
[うつつ]
「御二方、こいつは残基1ですので
完全に殺さないで下さいね?」
[魔理沙]
「めちゃくちゃこっちを舐めておきながらそれを言うか?」
[うつつ]
「早く月に帰りたくてうずうずしてまして...
あ、私は手を出さないのでご安心を」
[朧]
「話が長い!!」
霊夢に斬りかかった
[魔理沙]
スペルカード
恋符「マスタースパーク」
朧にクリティカルヒットした
魔理沙:残機4
[魔理沙]
「は!?」
[朧]
「騙すような真似をしてすまないな
でも、手段を選んでいる暇は無いんでね」
[霊夢]
「確かにマスパを受けていた
でも後ろにいる...
魔理沙!相手は幻影系の能力持ちみたいよ!」
[魔理沙]
ラストワードスペルカード
彗星「ブレイジングスター」
彗星の如く朧に突進する
[朧]
スペル
「朧影-幻朧月睨(ルナティックレッドアイズ)」
撃った弾幕が消えたり現れたりを繰り返しながら
広範囲にばらまかれた
しかしそれをかき消しながら魔理沙は突き進む
[朧]
スペル
「三重弾斬-
3人に増えた朧が飛び上がってトンネルを作り
通過する魔理沙にほぼ同時に放った
斬撃と弾幕を3つずつ計18の攻撃を浴びせた
魔理沙:残機3
朧は1人に重なる様に着地すると
今度は霊夢に斬りかかった
[霊夢]
スペルカード
霊符「夢想封印」
[朧]
スペル
「四重斬撃-十層一重」
今度は10人に増え、9つの弾幕を相殺
残りの1人に4回の斬撃を一瞬にして与えた
[霊夢]
「それは人形よ?」
斬られた人形は大量の御札に戻り
地に朧を括りつけた
その直後に
どこからともなく9つの輝く弾幕が朧を襲った
[魔理沙]
「夢想封印!?」
[うつつ]
「だからあれほど慣れない能力を使うなと言ったのに」
[霊夢]
「能力?
やっぱりね
それでどんな能力かしら?」
[朧]
「絶対言わねぇ」
今にも死にそうなぼろぼろの体で
拘束から逃げようともがいた
[うつつ]
「世界はちょっとした事で未来が分岐します
朧の能力は分岐する未来を分岐させずに重ね
更に境界を曖昧にします
本来は同時に複数の事象を重ねる
ようはシュレディンガーの猫の状態を作り出す能力です
そして今は自爆で弾幕を防いだ9つ世界線を切り離したが故に
「この世界での9発は避けられた」
というように世界からの矛盾に対する修正が入り
夢想封印が再開された訳です」
ゆっくり朧に近づくと
その首をナイフで突き刺した
朧:残機0
[うつつ]
「さて、お帰り頂いたところで」
ポケットから1本の注射器を取り出した
[うつつ]
「次は私です」