東方影対録 ~Memory of the Opposite Story   作:zakky

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第18話 裏方

-博麗神社-

 

[正邪&針妙丸]

「ばれたーー!!!」

 

急いで掃除機の電源を入れ

そばを漂っていたお餅の様なものを吸い込み

瓦礫にあった鏡に飛び込んだ

 

[紫]

「まちなさい!!」

 

鏡を起こして能力で鏡の世界に行こうとする

 

[鏡に写った紫]

「ちょいまち」

 

その姿はだんだんと服の色が反転してゆく

 

[紫]

「なんでこないのよ!!!」

 

[ルナク]

「事態は把握している

これでも裏から色々してたんだがな」

 

[紫]

「表で色々しなさいよ!!」

 

鼻をグズグズ言わせながら紫が叫ぶ

 

[ルナク]

「まず裏でやっていた事について

大妖精の回収,保護

魔理沙の強化

霊夢の回収

それに伴った博麗大結界の制御

人里への流れ弾の相殺

以上」

 

[紫]

「思ったよりやってるのね...

 

関心してる場合じゃないわね

ところで

いくつか訳の分からない事をしている様だけど...」

 

[ルナク]

「大妖精の保護は

もしも光の手に渡ったら全精霊が敵対する事になる

それ対策

今は反転郷に居る

 

魔理沙の強化は

そうしないと魔理沙は

基本的に彼奴に攻撃が通らないから

まあ激しい怒りと悲しみで暴走してるけどね

 

博麗大結界の制御は霊夢の代行

うつつを人間に変化させて博麗の血統を付与した

現在の博麗の巫女は実質うつつという事になる」

 

 

[紫]

「勝手に博麗の巫女にしないでよ

というか地獄鴉を人間に?

博麗の血統を付与?」

 

[ルナク]

「一応俺、妖怪賢者の一員だからそのけんげんで...ね?

後は言った通り血統を弄った

因みに霊夢の霊体はこちらで回収して

然るべき時に然るべき事をする

彼岸行きはないから安心しろ」

 

[紫]

「じゃあ魔理沙には何をしたの?」

 

[ルナク]

「俺という存在を付与した

つまり、現時点で全ての影である者は

2人居る事になるな

正確には違うから魔理沙はそっちで活動出来る」

 

[紫]

「そんな事せずに自分が行けば良いじゃないのよ」

 

[ルナク]

「この場には既に全ての管理者が2人も

ただでさえその狭い空間にいるんだから

空間がが歪みに歪んで

博麗大結界の維持が大変なんだ

 

試しに...」

 

ルナクは鏡から人差し指だけを出した

 

「バキイイィィィィ!!!!!!」

 

爆音と共に博麗大結界に大きな亀裂がはいる

 

[ルナク]

「な

言った通りだ

今から修復に向かうが

魔理沙にこれを」

 

ルナクは液体の入った注射器を渡した

 

[紫]

「これは?」

 

[ルナク]

「魔理沙の力を中和する薬だ

存在の付与は消えないが安定するはずだ

後は本人次第だが...魔理沙ならいける」

 

そう言い残すと鏡からルナクが消え

普通の鏡へと戻った

 

[光]

「そこの妖怪!

がら空きだぜ!!」

 

大量の光の槍が紫を襲った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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