東方影対録 ~Memory of the Opposite Story 作:zakky
-見覚えのある場所-
[うつつ]
「...ねえ
#####って国の言葉で#の事を####って言うの
そこから取って名前は##ってのはどうかなぁ?」
[オッドアイの少女]
「...いいと思いマス
気に入りまシタ」
-何処かの大きな家-
[紫の目をした夫人]
「############...
洒落た事するわね
あとは####の花...え!?」
-何処かの広い地下室-
[オッドアイの少女]
「何度飛ばしたら気が済むの?」
[うつつ]
「しょうがないじゃない
それが私の魔法なんだもの
##が戻って来なくなるまで続ける気よ?」
[オッドアイの少女]
「しょうがない!
さっさと決めよう!!」
-何処かの役所の壁の外?-
[うつつ]
「全員の紙とロープを取って
早く!」
-町だった瓦礫から離れた場所-
[オッドアイの少女]
「早く!!」
[紫髪の青年]
「####!!
頼む!!辞めてくれ!!!!!」
-町だったものから数百メートル離れた野原-
[オッドアイの少女]
「##!!
しっかりしろ!
###に一緒に行くんだろ!!
##ーーー!!!!!!」
-何処かの川原-
[うつつ]
「は!?...」
気づくと霧のかかった川原に居た
生き物の音が全くせず、
陽気な鼻歌が時々聞こえるのと
ちょっと離れたところで水子の霊が
楽しそうに石を積んでいる
[うつつ]
「ここは...今のは...夢?」
[小町]
「まだ若いのに...残念だったね
人生を1番謳歌してそうな年齢で死ぬのは
確かキミは...新しい妖怪賢者の式神の...えーっと
ゆうつちゃんか」
[うつつ]
「うつつです
貴女がここに居るという事は此岸ですか
つまり私は死んだのですね...」
[小町]
「...!!
アンタちょっとまっててくれ」
死神は、急いで船に戻り漕ぎ出した
[うつつ]
「私を乗せずに...そういえば6文持ってたかな?」
[小町]
「おまたー」
乗せ忘れに気づいてすぐに帰って来たと思ったら
閻魔様を乗せて帰ってきた
[映姫]
「ご苦労様、すぐに戻ります」
[うつつ]
「普通私が向こうに行きません?」
[映姫]
「貴女は少し特殊なのです
夜羽うつつ、ここに来て思い出したでしょう
500年程前の出来事を」
記憶を探るも、一切思い出せない
[うつつ]
「...全然思い出せません」
[映姫]
「おかしいですね、死んでいるのなら思い出せ...!?
小町!」
[小町]
「ハイハイなんでしょ」
[映姫]
「この人死んでませんよ?」
[小町]
「え!?」
あたりを静寂が包んだ
[うつつ]
「よかった...」
[映姫]
「すみませんでした
この死神がよく見なかったせいでこんな事に」
[うつつ]
「いえいえ、安心しました
6文持ってなかったので」
[小町]
「よかった、ってのはそっちの意味かい!」
[映姫]
「ところでここに来るまでに何か見ましたか?」
[うつつ]
「そういえば何か他の人の記憶の断片の様な...
夢のような...」
[映姫]
「その中で出てきた人の名前を覚えていますか?」
[うつつ]
「いえ、名前らしき所全てがノイズが入った様に
聞き取れませんでした」
[映姫]
「ならばよろしい、元の場所にお戻りなさい」
-[スキマの中]-
[正邪]
「針妙丸の妖力対策も頼む
このままじゃ糖尿病まっしぐらだ」
目が覚めるとスキマの中に寝かされていた
[ルナク]
「そうだなー...クリスタルは貸せないし...
魔力を貯められるペンダントあげるわ
あとは大きい状態になれば振るのも簡単になるだろ」
[針妙丸]
「起きたよ!」
一斉に私の方に振り向いた
[ルナク]
「痛いところは無いか?」
[うつつ]
「強いて言うならものすごくお腹が減ってます」
[ルナク]
「自然治癒力をはね上げれば
傷を治すためにエネルギーを使う
そう考えれば普通か...
待ってろ、何か持ってくる」
[うつつ]
「料理は勘弁してください!
ロクな事にならないので」
[ルナク]
「ん?なんでだ?」
[正邪]
「美味いじゃんかルナクの作る飯は」
[うつつ]
「...そう言われれば確かに
なんでだろう、不意に塩やオリーブオイルを
山ほどかけてしまう気がして」
[ルナク]
「...そんなわけないだろ?」