東方影対録 ~Memory of the Opposite Story   作:zakky

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第6話 幻想の崩壊

-迷いの竹林-

 

光球はレーザーと共に上昇してゆき

結界に達した

 

 

 

眩い閃光と爆風、爆音が空から響き渡る

 

[霊夢]

「結界が!」

 

閃光収まると博麗大結界に大きなヒビと穴が空いており

穴が崩れながら大きくなってゆく

 

[うつつ]

「烏天狗の皆さんが...」

 

ちりじりに逃げた天狗たちが1/4ほど透け始めた

 

[霊夢]

「紫と連絡がつかない」

 

 

 

-スキマの中-

 

[ルナク]

「大丈夫...か?」

 

体を修復しながらスキマの中に入ると

結界を維持していたはずの

紫、正邪、針妙丸、隠岐奈が気絶していた

 

[ルナク]

「しっかりしろ!

博麗大結界が崩壊し始めてるぞ!」

 

いくら声をかけても起き上がる気配がない

 

[ルナク]

(結界が砕け散った訳じゃない穴が空いてるだけ

一応効果は残ってる訳で

...穴?

 

 

 

...行けるか?)

 

 

 

-迷いの竹林-

 

[ルーミア]

「あんたなんて事を!!」

 

[光]

「だって邪魔だもん

この結界がなくなれば妖怪は消えるんだろ?」

 

[ルーミア]

「だからって」

 

[ルナク]

「幻想郷にとってお前が1番邪魔」

 

ヒカリの後ろに陣取る

 

[光]

「あん時のロリか」

 

[ルナク]

「我が名はルナク・トワイダウン

幻想郷の妖怪賢者にして均衡と調和を守りし者」

 

[光]

「...ちょっと待て

対が2人?」

 

[魔理沙]

「私は力を借りてるだけだぜ?」

 

[光]

「...やっと理解した

で、妖怪賢者とやら

確か我々管理者が幻想郷に3人居ると

結界が砕けるんだろ?」

 

[ルナク]

「そこは大丈夫

もう穴空いてるから」

 

[光]

「ああそうかい

言っとくが植物の名前じゃないぞ!」

創造的破壊

落星群「メテオストライク」

 

地球の重力が届くギリギリの高さに大量の隕石を生成する

 

[ルナク]

スペル

結界「ミラーシールド」

 

リボンを外し鏡の結界を張る

 

[光]

「バカめ」

 

空に無数の隕石が見え始めた時に気づいた

それらが自分に向けられてない事に

 

[光]

「妖怪賢者ってのは幻想郷を守る妖怪なんだろ?

じゃあそれを守れなかった時の屈辱は

見ものだろうなー」

 

 

無数の隕石が地面にぶつかり

爆音が鳴り響く

 

 

と思いきや隕石が破壊したり

方向を180度変えたり

停止したりしだした

 

[ルナク]

「残念

幻想郷舐めんな」

 

各地の強者達によって隕石群が無効化された

 

[光]

「それなら受け止めた奴らをどうにかしようか」

管理技法

神性集合命令(光)

 

幻想郷中から無数の神が光の元に集められてゆく

 

[加奈子]

「幾ら全ての光の命令でもこれは受けられない!」

 

[隠岐奈]

「...はっ!

ここは!?」

 

[早苗]

「私も神判定ですか!?」

 

集まったはいいが神々は光への攻撃を開始する

 

[ルーミア]

「今のうちに!」

管理技法

神性集合命令(闇)

 

先程の集合がかからなかった神々が集まる

 

[光]

「バカ!あっちだよ敵は!!」

 

[お空]

「私たちは幻想郷の敵を倒す!

...あれ?

私って神様だったっけ?」

 

 

 

 


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