東方影対録 ~Memory of the Opposite Story 作:zakky
-迷いの竹林-
光球はレーザーと共に上昇してゆき
結界に達した
眩い閃光と爆風、爆音が空から響き渡る
[霊夢]
「結界が!」
閃光収まると博麗大結界に大きなヒビと穴が空いており
穴が崩れながら大きくなってゆく
[うつつ]
「烏天狗の皆さんが...」
ちりじりに逃げた天狗たちが1/4ほど透け始めた
[霊夢]
「紫と連絡がつかない」
-スキマの中-
[ルナク]
「大丈夫...か?」
体を修復しながらスキマの中に入ると
結界を維持していたはずの
紫、正邪、針妙丸、隠岐奈が気絶していた
[ルナク]
「しっかりしろ!
博麗大結界が崩壊し始めてるぞ!」
いくら声をかけても起き上がる気配がない
[ルナク]
(結界が砕け散った訳じゃない穴が空いてるだけ
一応効果は残ってる訳で
...穴?
...行けるか?)
-迷いの竹林-
[ルーミア]
「あんたなんて事を!!」
[光]
「だって邪魔だもん
この結界がなくなれば妖怪は消えるんだろ?」
[ルーミア]
「だからって」
[ルナク]
「幻想郷にとってお前が1番邪魔」
ヒカリの後ろに陣取る
[光]
「あん時のロリか」
[ルナク]
「我が名はルナク・トワイダウン
幻想郷の妖怪賢者にして均衡と調和を守りし者」
[光]
「...ちょっと待て
対が2人?」
[魔理沙]
「私は力を借りてるだけだぜ?」
[光]
「...やっと理解した
で、妖怪賢者とやら
確か我々管理者が幻想郷に3人居ると
結界が砕けるんだろ?」
[ルナク]
「そこは大丈夫
もう穴空いてるから」
[光]
「ああそうかい
言っとくが植物の名前じゃないぞ!」
創造的破壊
落星群「メテオストライク」
地球の重力が届くギリギリの高さに大量の隕石を生成する
[ルナク]
スペル
結界「ミラーシールド」
リボンを外し鏡の結界を張る
[光]
「バカめ」
空に無数の隕石が見え始めた時に気づいた
それらが自分に向けられてない事に
[光]
「妖怪賢者ってのは幻想郷を守る妖怪なんだろ?
じゃあそれを守れなかった時の屈辱は
見ものだろうなー」
無数の隕石が地面にぶつかり
爆音が鳴り響く
と思いきや隕石が破壊したり
方向を180度変えたり
停止したりしだした
[ルナク]
「残念
幻想郷舐めんな」
各地の強者達によって隕石群が無効化された
[光]
「それなら受け止めた奴らをどうにかしようか」
管理技法
神性集合命令(光)
幻想郷中から無数の神が光の元に集められてゆく
[加奈子]
「幾ら全ての光の命令でもこれは受けられない!」
[隠岐奈]
「...はっ!
ここは!?」
[早苗]
「私も神判定ですか!?」
集まったはいいが神々は光への攻撃を開始する
[ルーミア]
「今のうちに!」
管理技法
神性集合命令(闇)
先程の集合がかからなかった神々が集まる
[光]
「バカ!あっちだよ敵は!!」
[お空]
「私たちは幻想郷の敵を倒す!
...あれ?
私って神様だったっけ?」