東方影対録 ~Memory of the Opposite Story 作:zakky
-迷いの竹林-
絶縁結界が解除されると
周りには動けなくなった神達が転がっていた
[静葉]
「敵、排除...」
[穣子]
「排除...」
[魔理沙]
「こいつら早苗よりカタコトだな」
[早苗]
「酷い怪我...」
[うつつ]
「いたいた
皆さん!陽動を開始して下さい
時間は5分程ぐへぇ!!」
頭と足を飛び蹴りされて強制的に側転させられた
[うつつ]
「弾幕を使用する神は今の所いないので
距離を取らないといたたたたたた!!!
関節!!決まってるって!!」
[魔理沙]
「じゃあいってきまーす」
ラストワードスペル
彗星「ブレイジングスター」
竹を蹴散らかしながらどこかに向かって行った
[うつつ]
スペル
突符「バードストライク」
魔理沙程派手では無いが
捕まらない為に速度を出して逃げ惑う
[霊夢]
「...私は護衛かな?」
[ルナク]
「さて、始めますか」
精霊、現在は力が弱まり妖精になっているが
縄文弥生時代の日本では神以上の勢力を持っていた
その体は純粋な自然エネルギー結晶体で
死ぬと辺りの対応する自然から復活する
もし生きている精霊に他の自然エネルギーを混ぜた場合
相性が悪いと肉体が崩壊し良い場合はエネルギーを弾く
それなら結晶化中に混ぜれば良いのでは?
一か八かで行動に移す
まず闇,影,然属性以外の自然系属性の結晶に
魔力を流し込み帰ってくるエネルギーを
それぞれ一点に集中させる
エネルギーの玉が出来るとその中で妖精が成長を始めた
ここで闇エネルギーを供給するエネルギーに混ぜる
1部の妖精が拒絶反応を起こすが無視して続ける
[ルナク]
「なんか非人道的な実験してる気分だな...」
並行してリーダーとなる闇妖精の生成を開始する
闇エネルギーの玉に然エネルギーを追加する
影エネルギーの玉はそのまま放置する
暫くエネルギー供給をしていると
闇エネルギーを混ぜた妖精の体に変化が起きる
いつもの姿に黒い文様が浮き出始めたのだ
[影精霊]
「...おやすみ」
[ルナク]
「起きなさい」
普通に生成した影妖精が先に誕生した
[影妖精]
「お菓子ちょうだい!」
[ルナク]
「後でな」
他の妖精達が次々誕生してゆく
そして最後に闇妖精が生まれた
[ルナク]
「OK、後は精霊化するだけだけど...」
ハーフサイズの闇の結晶を複製してそれぞれの結晶と共に
妖精に持たせる
[チルノ]
「...なにこれ」
[炎妖精]
「さあ?」
[ルナク]
「えーっと...
精霊王の力を与えられし闇妖精よ
今力を取り戻し、精霊となれ」
オリジナルの闇結晶と然結晶を持った闇妖精に源力を注ぐと
変異が始まった
それに釣られるように変異が他の精霊に連鎖してゆく
[影精霊]
「また用?」
[闇精霊]
「何これ!?何これ!?」
妖精の改造に成功した
[ルナク]
「えー...精霊諸君
ルーミアが上にいるのでそちらに行くように
では行動開始!」
[ルーミア]
「こちら側の神は殆ど残ってないか...ん?」
下から13人の精霊達が上昇して来たので慌てて構えた
[闇精霊]
「ルーミア!」
[ルーミア]
「これは?」
[闇精霊]
「詳しい事はこの手紙を」
貰った手紙に目を通す
[ルーミア]
「OK、理解した
じゃあ
[精霊達]
「バーサーク!?」