東方影対録 ~Memory of the Opposite Story   作:zakky

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第8話 妖精錬成

-迷いの竹林-

 

絶縁結界が解除されると

周りには動けなくなった神達が転がっていた

 

[静葉]

「敵、排除...」

 

[穣子]

「排除...」

 

[魔理沙]

「こいつら早苗よりカタコトだな」

 

[早苗]

「酷い怪我...」

 

[うつつ]

「いたいた

皆さん!陽動を開始して下さい

時間は5分程ぐへぇ!!」

 

頭と足を飛び蹴りされて強制的に側転させられた

 

[うつつ]

「弾幕を使用する神は今の所いないので

距離を取らないといたたたたたた!!!

関節!!決まってるって!!」

 

[魔理沙]

「じゃあいってきまーす」

ラストワードスペル

彗星「ブレイジングスター」

 

竹を蹴散らかしながらどこかに向かって行った

 

[うつつ]

スペル

突符「バードストライク」

 

魔理沙程派手では無いが

捕まらない為に速度を出して逃げ惑う

 

[霊夢]

「...私は護衛かな?」

 

 

 

[ルナク]

「さて、始めますか」

 

精霊、現在は力が弱まり妖精になっているが

縄文弥生時代の日本では神以上の勢力を持っていた

 

その体は純粋な自然エネルギー結晶体で

死ぬと辺りの対応する自然から復活する

 

もし生きている精霊に他の自然エネルギーを混ぜた場合

相性が悪いと肉体が崩壊し良い場合はエネルギーを弾く

 

それなら結晶化中に混ぜれば良いのでは?

一か八かで行動に移す

 

まず闇,影,然属性以外の自然系属性の結晶に

魔力を流し込み帰ってくるエネルギーを

それぞれ一点に集中させる

 

エネルギーの玉が出来るとその中で妖精が成長を始めた

ここで闇エネルギーを供給するエネルギーに混ぜる

 

1部の妖精が拒絶反応を起こすが無視して続ける

 

[ルナク]

「なんか非人道的な実験してる気分だな...」

 

並行してリーダーとなる闇妖精の生成を開始する

闇エネルギーの玉に然エネルギーを追加する

 

影エネルギーの玉はそのまま放置する

 

暫くエネルギー供給をしていると

闇エネルギーを混ぜた妖精の体に変化が起きる

いつもの姿に黒い文様が浮き出始めたのだ

 

[影精霊]

「...おやすみ」

 

[ルナク]

「起きなさい」

 

普通に生成した影妖精が先に誕生した

 

[影妖精]

「お菓子ちょうだい!」

 

[ルナク]

「後でな」

 

他の妖精達が次々誕生してゆく

そして最後に闇妖精が生まれた

 

[ルナク]

「OK、後は精霊化するだけだけど...」

 

ハーフサイズの闇の結晶を複製してそれぞれの結晶と共に

妖精に持たせる

 

[チルノ]

「...なにこれ」

 

[炎妖精]

「さあ?」

 

[ルナク]

「えーっと...

精霊王の力を与えられし闇妖精よ

今力を取り戻し、精霊となれ」

 

オリジナルの闇結晶と然結晶を持った闇妖精に源力を注ぐと

変異が始まった

それに釣られるように変異が他の精霊に連鎖してゆく

 

[影精霊]

「また用?」

 

[闇精霊]

「何これ!?何これ!?」

 

妖精の改造に成功した

 

[ルナク]

「えー...精霊諸君

ルーミアが上にいるのでそちらに行くように

では行動開始!」

 

 

 

 

 

[ルーミア]

「こちら側の神は殆ど残ってないか...ん?」

 

下から13人の精霊達が上昇して来たので慌てて構えた

 

[闇精霊]

「ルーミア!」

 

[ルーミア]

「これは?」

 

[闇精霊]

「詳しい事はこの手紙を」

 

貰った手紙に目を通す

 

[ルーミア]

「OK、理解した

じゃあ闇に堕ちし精霊(バーサークフェアリー)出動!!」

 

[精霊達]

「バーサーク!?」

 


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