東方影対録 ~Memory of the Opposite Story 作:zakky
-迷いの竹林-
[うつつ]
「ルナク様!!」
落下地点に向かうと倒れているルナクを見つけた
[魔理沙]
「嘘だろおい!」
[うつつ]
「やっぱり無理ですよね
ルナクは今管理者としての血統を失っています
なのに管理者に立ち向かうなんて」
[霊夢]
「あんた正気!?
死んでるのよ?」
[うつつ]
「死んだだけじゃ無いですか
ほら、そんな事言ってる間に
後ろに幽霊が」
ばっ!と後ろを振り返ると
おばけと言えばこのポーズ
という格好でルナクが立っていた
[ルナク]
「う...うらめしやー
って言うか人を勝手に殺すな
まあ死んだけどな
...妖精舐めんな!!!!」
[魔理沙]
「心配して損した」
[ルナク]
「冷たいなぁ」(´・ω・`)
[うつつ]
「で、次の手は」
[ルナク]
「万策尽きた
詰み
無理ゲー」
[霊夢]
「は!?」
[ルナク]
「血統戻せれば行けると思うが...
俺の師匠の転生体は何処にいるやら」
[うつつ]
「代償に血統を捧げると閻魔に宣言しちゃったそうで」
[霊夢]
「代償?」
[うつつ]
「転生した後も一緒に過ごせるように
阿求の様に転生し続けて欲しいと閻魔様に言ったところ
その負荷を減らすために条件を下げ
何らかの手段での意思疎通可能
記憶の保持無し
血統を代償にする
という契約らしく」
[魔理沙]
「探しようが無いな」
[うつつ]
「でも
ルナク様の近くで生まれる
生まれつき非種族的な能力持ち
という特徴が有るそうです」
[ルナク]
「能力持ちになる理由は俺の血統
即ち管理者の血統が少量入るからだ
大体は何かしらを扱いこなす系の能力になる
今の所、候補として上がってるのが
ありとあらゆる物を使いこなす うつつ
魔法を使いこなす 魔理沙
文字を読みこなす 小鈴
この3人で
共通点は能力と俺が幻想郷に来てから生まれた奴
他の候補は色んな理由で除外」
[魔理沙]
「私は努力で得た能力持ちなんだが」
[ルナク]
「...じゃあ除外」
[魔理沙]
「魔法ならパチュリーやアリスも」
[ルナク]
「パチュリーは親さんとは会ったことあるが
生まれた時は国単位で離れていたし
アリスは魔界生まれで離れすぎ
ついでに白蓮やらももっと昔に生まれてる」
[魔理沙]
「というかこの前、過去の記憶一部戻るとか
昔の大罪かなんだと
何やらフラグが立ってるうつつで確定じゃね?」
[ルナク]
「...つまらん娘だな、霧雨さん」
[魔理沙]
「悪かったな
つまらない女で」
[霊夢]
「それで、戻し方は?」
[ルナク]
「血液の摂取」
[魔理沙]
「今やれ」
[ルナク]
「...鴉の血って不味いから余り舐めたくない」
[うつつ]
「...」(¬_¬)
[ルナク]
「ハイハイやりますよ」
注射器と消毒液、ゴムチューブを創造して採血を始める
[魔理沙]
「...なんでお前が創造出来るんだ?」
[ルナク]
「最初に言ったろ
俺の能力は有と無を操る能力だって
注射器の存在を無から有にしたんだよ」
うつつの腕に針を刺し
血を抜いてゆく
[うつつ]
「相変わらず注射は怖いですね」
[ルナク]
「そういえば昔から注射嫌いだったな」
流れ弾に当たる事無く採血を終えて
注射器から針を外す
[ルナク]
「さて」
スキマから紅茶セットを取り出して
カップに血と紅茶を混ぜる
[魔理沙]
「そのスキマって紫のと繋がってるの?」
[ルナク]
「繋がってない
繋げられるけどね...不味っ!」
[うつつ]
「何故か気にさわりますね...」
身体全体に鴉と地獄鴉の血統が駆け巡り
細胞一つ一つのDNAが組み直され
全身にゾワゾワした感覚が...
ゾワゾワと...あれ?