東方影対録 ~Memory of the Opposite Story 作:zakky
-迷いの竹林-
[ルナク]
「落ち着け
取り敢えず今は」
スペル
能力付与「道具を扱う程度の能力」
うつつに元々の能力を付与する
それが式によって強化され元通りに戻った
[ルナク]
「後の事は終わったら考えよう
ちなみに俺が死ぬと解除されるから気をつけろ
復活したら戻るがな
じゃ!」
一直線でヒカリとルーミアの所に飛んでいった
[霊夢]
「...ごめん、お茶持ってない?」
[魔理沙]
「私もお願いするぜ」
[うつつ]
「確か...」
スキマを開き水筒を取り出す
[うつつ]
「はいどうぞ...なんですか?
その「お前も使えるんかい」という目は
そりゃ使えますよ、藍さんと同じ式神ですから
と言うか前にも使いませんでしたっけ?」
[霊夢]
「式なら使えるってのはおかしいんじゃ...
そんな事よりさらに暑くなってない?」
[魔理沙]
「夜が来ないのがこんなにきついとは...
ますます痛感したぜ」
[うつつ]
「無理そうなら夜サイドに行きましょうか
多分寒くて倦怠感が来ますが日焼けしませんし...あ」
[魔理沙]
「日焼けは日焼け止め(八意製)使ってるから大丈夫」
[うつつ]
「...貸してください」
[霊夢]
「つけ忘れちゃったか」
[うつつ]
「はい...」
[ルナク]
「力復活!!
いざ参る!!!!」
管理技法
全投影-対象:光
ヒカリの力、能力、姿全てを自分に投影し
相手と対になる力量を得た
[ルナク]
「これで勝てないが負けない
しかしこちらには味方がいる
1対2なら勝てる!」
影で槍を作り出し構えた
ヒカリは相当な距離をとり
遥か遠くから狙撃を始めた
[ルーミア]
「力、戻ったのかしら?」
[ルナク]
「ようやくな」
矢を弾きながらヒカリの方へと飛んで行く
[ルナク]
「...追っても無駄な気しない?」
[ルーミア]
「確かに、あっちは光速移動するんだしね
でもアンタは光速移動できるんじゃ」
[ルナク]
「...出力は元に戻ったんだけど
光の能力使ってもリミッターかかって上手く扱えない」
[ルーミア]
「所詮は光と闇に作られた格下だからかしら?
でも少なくとも私は私達を止めれる機能を付けた筈よ?
どうやるかは知らないけどね」
[ルナク]
「欠陥じゃね?」
[ルーミア]
「不満があるなら殺して二号機作っても良いわよ?」
[光]
「ケンカすんなや」
幾つもの光の筋が集まり、ヒカリの形にまとまった
[ルナク]
「かかった!!」
ルナクから影の触手が大量にのび
光をガッチリと絡めとって
地面に落とし固定した
[光]
「何故だ!!
影はどこにも」
[ルナク]
「服のスキマは影で満たされてるぞ?」
[ルーミア]
「そして影は一種の闇でもある」
影の触手から闇の触手が生え厳重にヒカリを包んだ
[光]
「残念だったな!」
次元昇華
[ルナク]
「残念だったな!」
スペル
「ディメンショナルアンカー」
次元を超えて逃げようとするヒカリの存在を
微妙に発光する透明な鎖で
[ルナク]
「チェックメイト
大人しく降参しろ」