東方影対録 ~Memory of the Opposite Story   作:zakky

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第13話 チェックメイト

-迷いの竹林-

 

[ルナク]

「落ち着け

取り敢えず今は」

スペル

能力付与「道具を扱う程度の能力」

 

うつつに元々の能力を付与する

それが式によって強化され元通りに戻った

 

[ルナク]

「後の事は終わったら考えよう

ちなみに俺が死ぬと解除されるから気をつけろ

復活したら戻るがな

じゃ!」

 

一直線でヒカリとルーミアの所に飛んでいった

 

[霊夢]

「...ごめん、お茶持ってない?」

 

[魔理沙]

「私もお願いするぜ」

 

[うつつ]

「確か...」

 

スキマを開き水筒を取り出す

 

[うつつ]

「はいどうぞ...なんですか?

その「お前も使えるんかい」という目は

そりゃ使えますよ、藍さんと同じ式神ですから

と言うか前にも使いませんでしたっけ?」

 

[霊夢]

「式なら使えるってのはおかしいんじゃ...

そんな事よりさらに暑くなってない?」

 

[魔理沙]

「夜が来ないのがこんなにきついとは...

ますます痛感したぜ」

 

[うつつ]

「無理そうなら夜サイドに行きましょうか

多分寒くて倦怠感が来ますが日焼けしませんし...あ」

 

[魔理沙]

「日焼けは日焼け止め(八意製)使ってるから大丈夫」

 

[うつつ]

「...貸してください」

 

[霊夢]

「つけ忘れちゃったか」

 

[うつつ]

「はい...」

 

 

 

[ルナク]

「力復活!!

第三勢力(妖怪賢者)ルナク・トワイダウン

いざ参る!!!!」

管理技法

全投影-対象:光

 

 

ヒカリの力、能力、姿全てを自分に投影し

相手と対になる力量を得た

 

[ルナク]

「これで勝てないが負けない

しかしこちらには味方がいる

1対2なら勝てる!」

 

影で槍を作り出し構えた

 

ヒカリは相当な距離をとり

遥か遠くから狙撃を始めた

 

[ルーミア]

「力、戻ったのかしら?」

 

[ルナク]

「ようやくな」

 

矢を弾きながらヒカリの方へと飛んで行く

 

[ルナク]

「...追っても無駄な気しない?」

 

[ルーミア]

「確かに、あっちは光速移動するんだしね

でもアンタは光速移動できるんじゃ」

 

[ルナク]

「...出力は元に戻ったんだけど

光の能力使ってもリミッターかかって上手く扱えない」

 

[ルーミア]

「所詮は光と闇に作られた格下だからかしら?

でも少なくとも私は私達を止めれる機能を付けた筈よ?

どうやるかは知らないけどね」

 

[ルナク]

「欠陥じゃね?」

 

[ルーミア]

「不満があるなら殺して二号機作っても良いわよ?」

 

[光]

「ケンカすんなや」

 

幾つもの光の筋が集まり、ヒカリの形にまとまった

 

[ルナク]

「かかった!!」

 

ルナクから影の触手が大量にのび

光をガッチリと絡めとって

地面に落とし固定した

 

[光]

「何故だ!!

影はどこにも」

 

[ルナク]

「服のスキマは影で満たされてるぞ?」

 

[ルーミア]

「そして影は一種の闇でもある」

 

影の触手から闇の触手が生え厳重にヒカリを包んだ

 

[光]

「残念だったな!」

次元昇華

 

[ルナク]

「残念だったな!」

スペル

「ディメンショナルアンカー」

 

次元を超えて逃げようとするヒカリの存在を

微妙に発光する透明な鎖で四次元(この次元)に縛り付けた

 

[ルナク]

「チェックメイト

大人しく降参しろ」

 


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