東方影対録 ~Memory of the Opposite Story 作:zakky
第1話 異変
-[???]???-
気付くと見慣れた天井が見える
布団をしまい、服を着替え
朝食の準備をする
昨日の残りの味噌汁を温め
ご飯をよそう
[あうん]
「おはようございまーす」
[霊夢]
「おはよ
萃香とクラピーは?」
[あうん]
「見てないですね」
朝食を終え、縁側でお茶を啜る
木々の葉は生い茂りはじめ
すぐ夏が来そうな雰囲気を出している
[あうん]
「そう言えば今朝神社が壊れる夢を見たんですよ」
[霊夢]
「どんな風に?」
[あうん]
「霊夢さんが敵に吹き飛ばされて
神社を薙ぎ倒したんですよ」
[霊夢]
「...ん?
私は殴り飛ばされた夢を...あれ?
空間割って異空間に...?」
[あうん]
「こう、平和な日が続いてると
そろそろ異変が起きそうな気がしますね」
[霊夢]
「出来れば起きずに永遠にこんな日ならいいのに」
[魔理沙]
「おーい!」
[霊夢]
「来た」
魔理沙が箒に乗ってやって来た
[魔理沙]
「という訳で異変だ」
[霊夢]
「いきなり何を言い出したと思えば異変ですって?
何をふざけた事を、
見たところ何も起きてないじゃない」
[魔理沙]
「いや、今回は特殊で
幻想郷の住民全員が同じシチュエーションの夢を見たんだ」
[霊夢]
「異変なのそれ?」
[魔理沙]
「夢の異変ならドレミーのとこでも行ったら?」
[魔理沙]
「もうひとつあってな
全員が昨日の出来事を
痕跡があるだけで覚えてないんだ」
[霊夢]
「...そう言えば確かに今朝の味噌汁を作った記憶が無い...」
[魔理沙]
「という訳だ、行くぞ!」
[霊夢]
「めんどくさいわね...
あんたも行く?」
[あうん]
「お留守番してまーす」
-霧の湖-
[チルノ]
「きまったかー?」
[大妖精]
「やっぱり本人が決めた方がいいと思うんだけど」
[ルーミア]
「犬の名前を決めるわけじゃあるまいし」
[リグル]
「確かにね」
[ミスティア]
「あ、霊夢さんと魔理沙さんだ
この前のツケ覚えてますか?」
[魔理沙]
「...忘れてた、いくらだっけか」
支払い中の魔理沙を横目にチルノ達に目をやると
見慣れないショタっ子が居た
[霊夢]
「...この子だれ?」
[チルノ]
「今朝湖の近くで倒れてた
何も覚えてないらしいから名前をつけようと思って
ね、ポチ」
[ポチ?]
「えーっと...その名前だけは辞めてくれます?」
[大妖精]
「ルーミアちゃんとお揃いのリボンだから
やっぱり姉弟じゃない?
髪色も同じ金髪だし
目の色も同じ赤だし
あと姉弟って同じ能力か
対象的な能力っていうイメージある」
ショタっ子の髪に
ルーミアと同じ模様のリボンが結ばれている
[チルノ]
「という事はEXポチになれるってこと!?」
チルノがリボンを解こうと触れると
バチンという音が鳴り、火傷を負った
[ルーミア]
「私に兄弟居ないからね?」
(このリボン物凄い強力な封印解放対策がされてる
一体誰がなんの為に...)
[ミスティア]
「はい毎度!」
[魔理沙]
「どんだけ飲んだんだよ私...ん?
誰だこのちびっ子」
[チルノ]
「ポチ」
[ポチ?]
「だからそれだけは...」
[魔理沙]
「能力持ってるか?」
[ルーミア]
「私と真逆の能力」
[魔理沙]
「じゃあ...
イルミネーションからとって
ルーミネは?」
[ルーミア]
「いやいや、被ってるから」
[魔理沙]
「ならレミリアに決めてもらったらどうだ?」(確信犯)
[ミスティア]
「それは無しって事になったの」
[魔理沙]
「...ちぇ」