東方影対録 ~Memory of the Opposite Story 作:zakky
-[月の裏]豊かの海/拠点-
翌日...
ルナクは紫の姿で登場した
[ルナク]
「こんにちh」
[朧]
「撃てー!!」
またもや一斉射撃が始まる
[ルナク]
「あのー...」
銃撃による土煙を立てながら朧へと近づく
[朧]
秘術
朧月幻視(ろうげつげんし)
朧が2人に増え左右からルナクに切り掛る
ルナクは右から来る上段切りを躱し
左から下段薙ぎ払いをする朧の顔面を蹴り飛ばす
[朧]
「ぐふっ...」
(何故だ...なぜどちらが本物か分かるんだ...)
朧は大きく飛ばされた
[ルナク]
「なんで分かるんでしょうね?
それより
能力は弱いですが貴方も波長を操れるのですね...
ですが鈴仙には敵いません」
ルナクは鈴仙に変身した
[ルナク]
模符「幻朧月睨(ルナティックレッドアイズ)」
全方位に銃弾型の弾を発射するが
その弾は途中で消える
次に円状に中弾を広げながら生成してゆく
そして消えていた銃弾型の弾が再び現れ発射される
[朧]
「くっ...なぜ先輩の能力を...」
朧は最初こそ被弾していたが徐々に被弾が減ってゆく
[ルナク]
「それは私の正体に関係します
貴方が知るべきことではありません
まあ力の片鱗は見ることになるでしょうけど」
ルナクは攻撃を止め、
再び始まった銃撃を受けながら都へと進む
[朧]
「敵に背を向けるな」
朧はルナクの胸を後ろから剣で貫いた
[朧]
「戦う上での鉄則だ」
胸を紅に染めたルナクは歩みを止めた
[朧]
「お前の敗因は
己の力にうめぼれ注意を怠ったこと
能力に頼り過ぎたことだ」
[ルナク]
「...」
[朧]
「過去の自分を恨むんだな」
ルナクは腕のリボンへと手をかけた
[ルナク]
「残念」
[朧]
「!?」
心臓を貫いたはずの相手が
ニヤリと不気味に笑いながらこっちを見てきた
[ルナク]
「1つの教えてやろう
お前の敗因は相手に有効な殺り方を知らない事だ」
[朧]
「なんだと!?」
ルナクはリボンを半分解いた
するとおかしな羽が生え、輪郭がよどむ
[ルナク]
「俺はこの程度では死なん」
身の危険を感じた朧は剣を引き抜き、数メートル下がる
[ルナク]
6色「色彩乱斬」
ルナクの周りに生成された
紅青緑白黒灰色の6つのクリスタルから
光の刃が生成される
そしてそれぞれが別の方向から切りかかる
[朧]
「久々の戦ってるって感じだよ」
[ルナク]
「前に妖怪が攻めて来た時
能力故に成長し過ぎてしまい
日課の訓練では成長どころか維持すら出来なくなった
という感じか?」
朧は斬撃を受け止めながら答えた
[朧]
「そうさ、お陰でなまっちまったよ」
朧はどんどんルナクへと近付いて行く
[ルナク]
ラストワードスペルカード
「極彩乱斬」
結晶の数が20に増えた
[朧]
「ラストワードって事は全力攻撃って事だな
これでも一応スペルカードルールとやらを
独学で調べてたんだよ」
朧は結晶が増えてもなお攻撃を弾き続ける
[ルナク]
「埒が明かないから次行くぞ!!」
ラストワードスペルカード
核熱「テラケルビン」
紅い結晶に神力をチャージして
超高温の光線を放った
朧は光線を大きく避けた
[朧]
「アッツ!!」
剣は光線には当たらなかったものの
先端が高温に炙られて溶けてしまった
[朧]
「何だこのデタラメな熱さは!」
光線の通り過ぎた地面は熱で蒸発し吹き飛ばされた
朧は二丁のルナティックガンを取り出す
[ルナク]
ラストワードスペルカード
異変「間欠泉異変-末期-」
ルナクは手のひらを掲げ、小さな太陽を作り出した
[朧]
「貴様!何を!」
[ルナク]
「哀れ、月は新たなる灼熱地獄に生まれ変わる
穢れなき地に地獄を!!」
そして太陽を月面に叩きつけた
着地点を中心に地面が溶けてゆく
[朧]
「総員退避!!」
兵士達が逃げてゆく中
地面は溶け続け大きな溶岩湖が出来上がった
[ルナク]
「うひゃー...地面が真っ赤だ」
豊かの海の拠点が溶岩に溶けてゆくなか
[朧]
「うわぁー...あぶねー...」
朧は空中に逃げていた
[ルナク]
「お前、飛べるんだな
てっきり焼き玉兎になって
美味しく頂けるかと」
[朧]
「俺を食うとか物騒だな
残念ながら飛べるぜ」
[ルナク]
「それじゃあ都に行くとするか」
[朧]
「!?」
ルナクは高速で都に向かって飛び始めた
朧も負けじとしばらく追い続ける
[朧]
「待て!!行くな!!」
[ルナク]
「では待ってやろう」
ルナクの姿が消えた
[朧]
「一体何がしたいんだよ...」