東方影対録 ~Memory of the Opposite Story 作:zakky
-[反転郷]魔理沙の家-
[魔理沙]
「降りたところが私の家だとは」
[霊夢]
「そろそろ紫が来ると思うんだけど...」
[紫]
「悪いわね、わざわざ止まって貰って」
紫がスキマから出てきた
[霊夢]
「誰にやられたの?」
[紫]
「うつつによく似た別人
飛べない見たいよ」
[霊夢]
「じゃああの偽うつつね」
[魔理沙]
「飛べないのにあの高さ、あの速度に追いつくなんて
まるで瞬間移動でもしたみたいだな」
[紫]
「多分瞬間移動だと思うわ
一瞬の内に現れたもの
で、四重結界とルーミア達のバリアを
すり抜けて攻撃して来たわ」
[霊夢]
「貫通攻撃ね」
[紫]
「違う、「すり抜けて」よ
刃だけ体内に送り込まれて内側からやられたの」
[魔理沙]
「となると転移系の能力か...なんか寒くない?」
気がつくと辺りに霜が降り始め
魔理沙の家は後ろ半分が凍りついていた
[霊夢]
「...この方向は」
[紫]
「霧の湖ね」
[魔理沙]
「氷って事は、チルノか」
[霊夢]
「でもチルノはルーミアの家にいるはずじゃ」
[紫]
「攫われた?」
[霊夢]
「とりあえず行けば解るわね」
3人は霧の湖へと向かった
-[反転郷]霧の湖-
[チルノ]
「あ、霊夢に魔理沙!」
[魔理沙]
「なんでお前がここにいるんだ?
ルーミア達はどうした?」
[チルノ]
「あの後遊んでたら足元がピカーって光って
気づいたらここにいた」
[紫]
「精霊の召喚かしら?」
[霊夢]
「ただの妖精攫いでしょ」
[チルノ]
「なんでもいいや
とりあえず暇だから、あそぼ?」
スペルカード
凍符「パーフェクトフリーズ」
大量の弾幕が放たれ、それらが凍りついた
[魔理沙]
「なんか密度濃くないか?」
[霊夢]
「確かに濃いわね」
凍りついた弾幕が移動を始めた
[魔理沙]
「まあ避けれ無くはないな」
[チルノ]
「流石は魔理沙達
アタイの弾幕を避けるとはやるな!」
パキパキと音を立てて
背中の氷の羽が成長してゆく
[チルノ]
「喰らえ!アタイの新必殺!」
凍符「超絶対零度」
チルノを中心に空気が凍りついてゆく
[紫]
結界「熱と寒の境界」
チルノの温度を上げ
冷気を止めた
[チルノ]
「ずるいぞ!!」
[紫]
「しょうがないじゃない
今急いでるんだから」
羽をパキパキ鳴らしながら再びスペルを発動させる
[チルノ]
スペルカード
凍球「スノーボールアース」
霊夢達の頭上に巨大な雪玉を大量に作り出し落とした
[霊夢]
「お空を思い出すわね」
[魔理沙]
「確か...メガフレアだっけか
うん、似てる」
既視感からか、軽々と避けてゆく
[チルノ]
「...寒い」
雪玉の雨が止み、チルノが呟いた
[魔理沙]
「え!?」
[チルノ]
「ま...魔理沙...寒い...」
地に足をつけ
体をぷるぷる震わせているそれを心配し
魔理沙はチルノのもとへ降り立った
[魔理沙]
「...なんかいつもより冷たいな」
[チルノ]
「...あ...助け...て...」
チルノの羽は既に1つ1つが自分の身長を超えていた
[魔理沙]
「大丈夫か?」
[霊夢]
「魔理沙!逃げて!!」
心配そうにする魔理沙に向けて霊夢が危険を知らせた
[魔理沙]
「!?」
[チルノ]
「...っ!」
突然羽が砕け散った
[チルノ]
「!?...」
チルノの目は輝きを失い
その場に倒れた
[紫]
「妖精が...自然死した?
ありえないわ...」
[霊夢]
「一体何が...」