東方影対録 ~Memory of the Opposite Story   作:zakky

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第11話 ひっくり返って

-[反転郷]輝針城-

 

 

[妖夢]

「不意打ちとは卑怯な」

 

全員が戦闘態勢に入った

 

[うつつ]

「分が悪いですね

絶対勝てないじゃないですか」

 

[正邪]

「人数多いのも卑怯じゃ」

 

[妖夢]

「...」

 

[うつつ]

「あ、正邪さん伝言です

これを使ってくれ

だそうです」

 

正邪の縄を掠めるようにナイフを投げた

 

[正邪]

「...これって」

 

全員がそのナイフを見た時に何かを感じ取った

 

[魔理沙]

「エンチャント...では無いが」

 

[霊夢]

「なにかが付与されてるわね」

 

正邪は全員が警戒しているナイフを取ると

うつつの元に移動した

 

[正邪]

「...これがあのナイフか」

 

[うつつ]

「使うなら指示通りにお願いします

それでは」

 

うつつは来た方へと戻って行った

 

[正邪]

「...いい事教えてやろう

このナイフは呪いがかかっててな」

 

[妖夢]

「止まりなさい

さもないと」

 

再び針妙丸に刃を向けた

 

[正邪]

「...」

 

忠告を無視して妖夢の元へ歩みを進める

 

[妖夢]

「仕方がない」

 

妖夢は針妙丸に刃を突き刺した

 

[妖夢]

(相手が動揺しているうちに!)

 

[正邪]

「で?」

 

[早苗]

「いくら天邪鬼でも...」

 

[正邪]

「それ、身代わり人形なんだが」

 

妖夢の刀に刺さっていたのはただの人形だった

 

[正邪]

「なんにも喋んないからバレると思ったけどなー」

 

[紫]

「...どうりで一言も発しない訳ね」

 

正邪はナイフを振りかぶり

紫へと投げた

 

[紫]

「何をするかと思えば」

 

紫はナイフをスキマで受け取り

そのまま正邪に向かって射出した

 

[正邪]

「ぐっ!」

 

ナイフが正邪の腹に刺さると

何かの波動が発生した

 

[正邪]

「...計画通り

見てろよ貴様ら

これがお前達の未来だ」

 

所々正邪の色が反転しだした

 

[紫]

「...これが想定内?」

 

[正邪]

「これが指示通りの使い方だ」

 

正邪の声が裏返り始めた

 

[正邪]

「このナイふには能力を暴走させル力がアル

自制ガ効かなくナツて

自分能力によッテ自らが侵サれてゆク」

 

身体中が所々様々な反転を始めた

 

[邪正]

「!!だみし楽かるなうど」

 

その言葉を最後に正邪の存在の有無がひっくり返った

 

[霊夢]

「...私達の未来?

冗談じゃないわよ」

 

[早苗]

「一体どういう事です!?」

 

[紫]

「正邪は正邪自身の能力に殺されたという事よ

しかもその呪いの解析は不能

対処法なしよ」

 

[妖夢]

「魂すら残ってませんね

ところで針妙丸はどこへ」

 

[咲夜]

「知らないわ

とりあえず先に進みましょう」

 

-[反転郷]輝針城/最上部-

 

[魔理沙]

「最上部がお城と地面の接点だった所だなんて

最上部なのか最下部なのか分かんなくなってくる」

 

[うつつ1]

「私もさっぱり」

 

[うつつ2]

「空が上なので最上部ですよ...多分」

 

最上部へたどり着くと

そこには2人の妖怪が立っていた

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