東方影対録 ~Memory of the Opposite Story 作:zakky
-[反転郷]輝針城-
[妖夢]
「不意打ちとは卑怯な」
全員が戦闘態勢に入った
[うつつ]
「分が悪いですね
絶対勝てないじゃないですか」
[正邪]
「人数多いのも卑怯じゃ」
[妖夢]
「...」
[うつつ]
「あ、正邪さん伝言です
これを使ってくれ
だそうです」
正邪の縄を掠めるようにナイフを投げた
[正邪]
「...これって」
全員がそのナイフを見た時に何かを感じ取った
[魔理沙]
「エンチャント...では無いが」
[霊夢]
「なにかが付与されてるわね」
正邪は全員が警戒しているナイフを取ると
うつつの元に移動した
[正邪]
「...これがあのナイフか」
[うつつ]
「使うなら指示通りにお願いします
それでは」
うつつは来た方へと戻って行った
[正邪]
「...いい事教えてやろう
このナイフは呪いがかかっててな」
[妖夢]
「止まりなさい
さもないと」
再び針妙丸に刃を向けた
[正邪]
「...」
忠告を無視して妖夢の元へ歩みを進める
[妖夢]
「仕方がない」
妖夢は針妙丸に刃を突き刺した
[妖夢]
(相手が動揺しているうちに!)
[正邪]
「で?」
[早苗]
「いくら天邪鬼でも...」
[正邪]
「それ、身代わり人形なんだが」
妖夢の刀に刺さっていたのはただの人形だった
[正邪]
「なんにも喋んないからバレると思ったけどなー」
[紫]
「...どうりで一言も発しない訳ね」
正邪はナイフを振りかぶり
紫へと投げた
[紫]
「何をするかと思えば」
紫はナイフをスキマで受け取り
そのまま正邪に向かって射出した
[正邪]
「ぐっ!」
ナイフが正邪の腹に刺さると
何かの波動が発生した
[正邪]
「...計画通り
見てろよ貴様ら
これがお前達の未来だ」
所々正邪の色が反転しだした
[紫]
「...これが想定内?」
[正邪]
「これが指示通りの使い方だ」
正邪の声が裏返り始めた
[正邪]
「このナイふには能力を暴走させル力がアル
自制ガ効かなくナツて
自分能力によッテ自らが侵サれてゆク」
身体中が所々様々な反転を始めた
[邪正]
「!!だみし楽かるなうど」
その言葉を最後に正邪の存在の有無がひっくり返った
[霊夢]
「...私達の未来?
冗談じゃないわよ」
[早苗]
「一体どういう事です!?」
[紫]
「正邪は正邪自身の能力に殺されたという事よ
しかもその呪いの解析は不能
対処法なしよ」
[妖夢]
「魂すら残ってませんね
ところで針妙丸はどこへ」
[咲夜]
「知らないわ
とりあえず先に進みましょう」
-[反転郷]輝針城/最上部-
[魔理沙]
「最上部がお城と地面の接点だった所だなんて
最上部なのか最下部なのか分かんなくなってくる」
[うつつ1]
「私もさっぱり」
[うつつ2]
「空が上なので最上部ですよ...多分」
最上部へたどり着くと
そこには2人の妖怪が立っていた