東方影対録 ~Memory of the Opposite Story   作:zakky

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第14話 自機経験者

-[反転郷]輝針城/最上部-

 

[うつつ]

「5対1とか卑怯すぎません?」

 

[紫]

「しょうがないじゃない

幻想郷が1度滅んだんだもの

もう二度と起きないようにしておかないと」

 

[霊夢]

「という訳で

本気で行くわよ」

 

全員がうつつを囲い込み

戦闘態勢に入った

 

[うつつ]

「流石は自機経験者」

 

咲夜と妖夢が不意打ちをした

 

[うつつ]

「残念」

 

しゃがんで避けたうつつはポーチから

ナイフを2本取り出した

 

[霊夢]

「あのナイフ何本あるの!?」

 

咲夜と妖夢は呪いがかかったナイフを警戒し

大きく距離をとった

 

[うつつ]

「4本です

つまり未使用はあと3本ですね

ちなみにこの呪いが発動した場合

残機が無効化されるらしいのでご注意を」

 

全員が警戒する中

 

うつつは1本を紫に投げ

もう一方を霊夢に投げた

 

[霊夢]

「...」

 

ナイフが霊夢に当たると

霊夢の表面に白と黒の砂嵐が発生した

 

[うつつ]

「!?」

 

[紫]

「よそ見禁止」

 

正邪にやったようにスキマで回収し射出した

 

[うつつ]

「予想通りです」

 

飛んでくるナイフの柄をつかみ

勢いを殺すことなく咲夜に投げつける

 

[妖夢]

「覚悟」

 

武器を持たないうつつに一瞬で間合いを詰た

 

[早苗]

「危ない!」

 

うつつはポーチから最後のナイフを取り出す

それに反応し少し間をとった

 

[妖夢&うつつ]

「...」

 

[霊夢]

「5対1

ナイフも2対1

勝ち目はない、降伏しなさい

今なら殺さず正邪と同じ刑にしてあげるから」

 

霊夢と咲夜は呪いのかかったナイフを構えた

 

[咲夜]

「動くのなら

このナイフで貴女を切るわよ?」

 

妖夢は刀を収め

数歩下がった

 

[魔理沙]

「ただいまー

これどういう状況」

 

[霊夢]

「おかえり、いま...」

 

霊夢が魔理沙に説明している途中で

うつつが何かを語り出した

 

[うつつ]

「...能力を暴走させ自壊に追い込む呪い

それは分かってると思いますが

その呪いは私の能力にどのような影響を

及ぼすと思いますか?」

 

[紫]

「全て自分を殺すように道具を使ってしまう

もしくは暴走と使いこなすで中和といった所かしら?

...まさか!?」

 

[うつつ]

「さあ、どうなるでしょうね」

 

手に持ったナイフを自分の腕に突き刺すと

全員が不安と期待が入り混じった様な複雑な感情で

うつつに視線を向け始めた

 

[うつつ]

「矛盾の先に待つのは調和、混沌、消滅のどれか

貴女たちの運はどの結果を呼ぶ?」

 

見た目だけでは何が起きているか分からない

何があっても良いように準備をする

 

[紫]

「この様子だと消滅ね」

 

[うつつ]

「...」

 

妖夢に投げるため普通のナイフを取り出す

 

ナイフに触れた瞬間にそれの無限の使い方が

頭の中になだれ込んでくる

 

それらを出来るだけ無視し、投げた

 

[妖夢]

「...降伏しないというわけですね」

 

 

 

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