東方影対録 ~Memory of the Opposite Story 作:zakky
-[反転郷]輝針城/最上部-
[うつつ]
「5対1とか卑怯すぎません?」
[紫]
「しょうがないじゃない
幻想郷が1度滅んだんだもの
もう二度と起きないようにしておかないと」
[霊夢]
「という訳で
本気で行くわよ」
全員がうつつを囲い込み
戦闘態勢に入った
[うつつ]
「流石は自機経験者」
咲夜と妖夢が不意打ちをした
[うつつ]
「残念」
しゃがんで避けたうつつはポーチから
ナイフを2本取り出した
[霊夢]
「あのナイフ何本あるの!?」
咲夜と妖夢は呪いがかかったナイフを警戒し
大きく距離をとった
[うつつ]
「4本です
つまり未使用はあと3本ですね
ちなみにこの呪いが発動した場合
残機が無効化されるらしいのでご注意を」
全員が警戒する中
うつつは1本を紫に投げ
もう一方を霊夢に投げた
[霊夢]
「...」
ナイフが霊夢に当たると
霊夢の表面に白と黒の砂嵐が発生した
[うつつ]
「!?」
[紫]
「よそ見禁止」
正邪にやったようにスキマで回収し射出した
[うつつ]
「予想通りです」
飛んでくるナイフの柄をつかみ
勢いを殺すことなく咲夜に投げつける
[妖夢]
「覚悟」
武器を持たないうつつに一瞬で間合いを詰た
[早苗]
「危ない!」
うつつはポーチから最後のナイフを取り出す
それに反応し少し間をとった
[妖夢&うつつ]
「...」
[霊夢]
「5対1
ナイフも2対1
勝ち目はない、降伏しなさい
今なら殺さず正邪と同じ刑にしてあげるから」
霊夢と咲夜は呪いのかかったナイフを構えた
[咲夜]
「動くのなら
このナイフで貴女を切るわよ?」
妖夢は刀を収め
数歩下がった
[魔理沙]
「ただいまー
これどういう状況」
[霊夢]
「おかえり、いま...」
霊夢が魔理沙に説明している途中で
うつつが何かを語り出した
[うつつ]
「...能力を暴走させ自壊に追い込む呪い
それは分かってると思いますが
その呪いは私の能力にどのような影響を
及ぼすと思いますか?」
[紫]
「全て自分を殺すように道具を使ってしまう
もしくは暴走と使いこなすで中和といった所かしら?
...まさか!?」
[うつつ]
「さあ、どうなるでしょうね」
手に持ったナイフを自分の腕に突き刺すと
全員が不安と期待が入り混じった様な複雑な感情で
うつつに視線を向け始めた
[うつつ]
「矛盾の先に待つのは調和、混沌、消滅のどれか
貴女たちの運はどの結果を呼ぶ?」
見た目だけでは何が起きているか分からない
何があっても良いように準備をする
[紫]
「この様子だと消滅ね」
[うつつ]
「...」
妖夢に投げるため普通のナイフを取り出す
ナイフに触れた瞬間にそれの無限の使い方が
頭の中になだれ込んでくる
それらを出来るだけ無視し、投げた
[妖夢]
「...降伏しないというわけですね」