東方影対録 ~Memory of the Opposite Story 作:zakky
-[反転郷]輝針城/最上部-
[妖夢]
「...降伏しないというわけですね」
刀でナイフを弾き間合いをつめる
[うつつ]
「うぅ..ああああああぁぁぁぁ!!!!」
うつつの叫びと同時に口から火炎が放たれた
[妖夢]
「くっ...」
再び距離をとった
[紫]
「これは、地獄鴉の種族的な能力ね」
生まれて初めて出した炎の吐き方
その調整の仕方、防御、攻撃、様々な使い方が
脳内に押しかけてくる
[妖夢]
「炎ですか、刀で振り払えない分厄介ですね」
情報量が多すぎて脳が追いつかない
使い方のイメージで目の前が度々染る
激しい頭痛で常に飛びそうな意識を
どうにかつなぎ止める
出来るだけ不要な情報を抑えようとすると
そのやり方が流れ込む
[うつつ]
「はぁ...はぁ...」
[紫]
「目が虚ろになってるじゃない
もう意識を保つのがやっとなんじゃないかしら?」
妖夢が飛び込み斬りかかった
それをナイフで受け流し
咲夜に妖夢ごとぶつける
[霊夢]
スペルカード
霊符「無双封印」
輝く無数の霊力弾を躱す
[魔理沙]
スペルカード
恋符「マスタースパーク」
夢想封印で狭められている行動範囲を
綺麗に覆う様に光線が放たれた
[うつつ]
スペル
模倣「マスタースパーク」
マスパに関する情報をつむぎ合わせ模倣し相殺する
[妖夢]
ラストスペルカード
人鬼「未来永劫斬」
[うつつ]
スペル
見合「未来永劫斬」
妖夢の筋肉の動きから行動を予測させられ
それに合わせてナイフを振るう
[妖夢]
「え...攻撃を見て対処するなんて...」
[うつつ]
「うぅ...」
更に頭痛が激しくなり意識が朦朧とし始めた
半身が麻痺を起こしたせいで
手からナイフがずり落る
更には鼻血が大量に吹き出し始めた
[霊夢]
「...ほっとけばば勝手に倒れてくれるわ
とりあえずミラっていう子を回収してから次に行くわよ」
霊夢の言葉で全員の戦闘態勢が解かれた
[うつつ]
「ま...まてぇ...」
(脈が異常に早い...血圧も上がりすぎてる
しかも半身麻痺...脳の血管でも破れたのか?
だとしたら確実に助からない...
死ぬなら、最期にせめて1人だけでも
残機のひとつでも巻き添えに...)
余計な情報が冷静さを失わせ
自壊させる方向に行動させ始める
[魔理沙]
「ルナクの奴どこにいると思う?」
[霊夢]
「私の感が正しければ...?」
後ろの方で大きな魔力を感じた
[ミラ]
「この魔力、うつつちゃんやる気なんだ...」
うつつは大きな右手を振り上げ
魔力を込めている
[うつつ]
「せめて...」
右手は魔力の溜めすぎで赤く発光し静電気を纏っている
その場の全員が見ただけでやばい事が分かった
[霊夢]
スペルカード
夢境「二重大結界」
[紫]
スペルカード
境符「四重結界」
うつつは右手を振り下ろし地に拳を叩きつけた
[うつつ]
「対城焼却」