東方影対録 ~Memory of the Opposite Story   作:zakky

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第15話 自機経験者2

 

-[反転郷]輝針城/最上部-

 

 

 

[妖夢]

「...降伏しないというわけですね」

 

刀でナイフを弾き間合いをつめる

 

[うつつ]

「うぅ..ああああああぁぁぁぁ!!!!」

 

うつつの叫びと同時に口から火炎が放たれた

 

[妖夢]

「くっ...」

 

再び距離をとった

 

[紫]

「これは、地獄鴉の種族的な能力ね」

 

生まれて初めて出した炎の吐き方

その調整の仕方、防御、攻撃、様々な使い方が

脳内に押しかけてくる

 

[妖夢]

「炎ですか、刀で振り払えない分厄介ですね」

 

情報量が多すぎて脳が追いつかない

使い方のイメージで目の前が度々染る

 

激しい頭痛で常に飛びそうな意識を

どうにかつなぎ止める

 

出来るだけ不要な情報を抑えようとすると

そのやり方が流れ込む

 

[うつつ]

「はぁ...はぁ...」

 

[紫]

「目が虚ろになってるじゃない

もう意識を保つのがやっとなんじゃないかしら?」

 

妖夢が飛び込み斬りかかった

 

それをナイフで受け流し

咲夜に妖夢ごとぶつける

 

[霊夢]

スペルカード

霊符「無双封印」

 

輝く無数の霊力弾を躱す

 

[魔理沙]

スペルカード

恋符「マスタースパーク」

 

夢想封印で狭められている行動範囲を

綺麗に覆う様に光線が放たれた

 

[うつつ]

スペル

模倣「マスタースパーク」

 

マスパに関する情報をつむぎ合わせ模倣し相殺する

 

[妖夢]

ラストスペルカード

人鬼「未来永劫斬」

 

[うつつ]

スペル

見合「未来永劫斬」

 

妖夢の筋肉の動きから行動を予測させられ

それに合わせてナイフを振るう

 

[妖夢]

「え...攻撃を見て対処するなんて...」

 

[うつつ]

「うぅ...」

 

更に頭痛が激しくなり意識が朦朧とし始めた

 

半身が麻痺を起こしたせいで

手からナイフがずり落る

 

更には鼻血が大量に吹き出し始めた

 

[霊夢]

「...ほっとけばば勝手に倒れてくれるわ

とりあえずミラっていう子を回収してから次に行くわよ」

 

霊夢の言葉で全員の戦闘態勢が解かれた

 

[うつつ]

「ま...まてぇ...」

(脈が異常に早い...血圧も上がりすぎてる

しかも半身麻痺...脳の血管でも破れたのか?

だとしたら確実に助からない...

死ぬなら、最期にせめて1人だけでも

残機のひとつでも巻き添えに...)

 

余計な情報が冷静さを失わせ

自壊させる方向に行動させ始める

 

 

 

[魔理沙]

「ルナクの奴どこにいると思う?」

 

[霊夢]

「私の感が正しければ...?」

 

後ろの方で大きな魔力を感じた

 

[ミラ]

「この魔力、うつつちゃんやる気なんだ...」

 

うつつは大きな右手を振り上げ

魔力を込めている

 

[うつつ]

「せめて...」

 

右手は魔力の溜めすぎで赤く発光し静電気を纏っている

その場の全員が見ただけでやばい事が分かった

 

[霊夢]

スペルカード

夢境「二重大結界」

 

[紫]

スペルカード

境符「四重結界」

 

うつつは右手を振り下ろし地に拳を叩きつけた

 

[うつつ]

不可能攻撃(インポッシブルスペル)

「対城焼却」

 

 

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